M's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

キハチにて、家族揃ってのディナー

最近、家族揃ってのディナーをキハチで行うことが多い。

ふだん会う機会が少ない子供たちの近況を聞くのは、やはり楽しい。それぞれ好きなアーティストやアイドルのライヴに出かけているようみたいである。

車好きの長男はマニュアルシフトの欧州車(左ハンドル)に乗って、さまざまなところに出かけている。

そして意外なことに、次男が同僚に誘われて、ゴルフの打ちっ放しに行き始めたらしい。へぇー。

僕も 17年前にゴルフを始めた時は、そのまま続けるかわからなかったので、中古のアイアンセットを買ったものだった。どうやら僕のクラブセットのお下がりに関心があるようだ。なるほど。それは僕にとっても、7年以上使っているアイアンセットをアップデートするいい理由になるかもしれない…。

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とにかく楽しい!石田組クリスマス・コンサート(ミューザ川崎シンフォニーホール)

2025年のクリスマス・イヴ。艶のある音が美しいヴァイオリニスト、石田泰尚がプロデュースする弦楽合奏団、石田組クリスマス・コンサートに出かける。

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今回、召集されたメンバーは次の通り:

曲目

--- 休憩 ---

--- アンコール ---

通常のクラシック音楽の曲に加えて、ロックや映画音楽を松岡あさひ編曲の弦楽アンサンブルで聴くのが楽しい。編曲のオーケストレーションが、さらに進化して、弦楽らしい合奏の美しさを引き出すものになっている気がする。

この日発売された石田組の CD に入っている曲が、プログラムには入っていない。

…と思っていたら、アンコールで「ローズ」(ベット・ミドラー)と「クリスマス・イブ」(山下達郎)が演奏された。泣ける。

とにかく楽しいクリスマスのスペシャルコンサートだった。めでたしめでたし。

…と言いたかったのだが、唯一、残念だったことがある。演奏中に近くの席で小声で隣の友人と話をする人がいたのだ。ツェッペリンやディープ・パープルの時ならともかく、パッヘルベルの静かな美しい演奏中に話をするとは!石田ファンということで、ふだんのクラシック音楽を聴く客層とは異なる雰囲気のシニアな女性が多かったが、その中にはクラシック音楽のコンサートでは当然のマナーを守ることができない客がいるということか…。

近所のファミレスでクリスマス・メニューのディナーとして、200g超のステーキを堪能した。

藤田真央&キリル・ゲルシュタイン:まるで1台のピアノであるかのような美しいピアノ・デュオ(ミューザ川崎シンフォニーホール)

一時期追っかけていたこともあったけど、もはやほとんどチケットを取ることができない藤田真央のコンサート。神奈川芸術協会「夜ピアノ」シリーズに登場するので、「夜ピアノ」6公演全日のチケットを購入することで、ようやく聴くことができた。

現在の師匠であるキリル・ゲルシュタインとの共演、ピアノデュオ・リサイタルである。寒い週末、ゴルフに行かず、体調を整えて備えた。

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2台ピアノは双方が主張し合って、ただうるさいだけの演奏になることもあるが、この2人に限ってはそんな心配は全くない。2台のピアノがまるで一台であるかのように、息のぴったりあった美しい演奏に酔いしれた。2人の奏でる音の粒立ち、グルーヴ感がまったく同じ方向を向いている。

何と言えばいいのだろう。ただ美しい音色が、自然のまま、そこにある感じ。どちらかがリードしたら、もう一方がそれに応える。その応酬を、何の気負いもてらいもなく、余裕でやっている。

曲目(★=連弾 無印=2台ピアノ):

  • シューベルト :創作主題による8つの変奏曲 変イ長調 D 813 Op.35 ★
    • 第1奏者:キリル・ゲルシュタイン / 第2奏者:藤田真央
  • シューマン :アンダンテと変奏曲 変ロ長調 Op.46
    • 第1ピアノ:キリル・ゲルシュタイン / 第2ピアノ:藤田真央
  • ラヴェル:ラ・ヴァルス
    • 第1ピアノ:藤田真央 / 第2ピアノ:キリル・ゲルシュタイン

--- 休憩 ---

  • ブゾーニモーツァルトの「ピアノ協奏曲第19番」の終曲による協奏的小二重奏曲
    • 第1ピアノ:キリル・ゲルシュタイン / 第2ピアノ:藤田真央
  • ラフマニノフ:交響的舞曲
    • 第1ピアノ:藤田真央 / 第2ピアノ:キリル・ゲルシュタイン

--- アンコール ---

シューマンのようにそれぞれが交互に主旋律を奏でていく曲もあった。その流れからの、ラヴェルのラ・ヴァルスは圧巻だった。

その多くが舞曲というプログラム構成も楽しかった。

いつもだったら、のそのそとステージに現れる真央くんも、師匠と一緒の時は、ちゃんと速足!そんなことに感動していたら、同じ感想の批評を見つけてしまった。

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藤田真央のソロ・リサイタルは、2027年1月に計画されている。チケット、取れないんだろうなぁ。

藤田真央を聴くために「夜ピアノ」のチケットを買ったのだが、新しいピアニストの出会いが楽しい。イゴール・レヴィットハオチェン・チャンの演奏には心を揺り動かされた。

来年の「夜ピアノ」も楽しみである。

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神田明神、聖橋:末広町から小川町まで歩く

末広町で仕事を終えた後、神田小川町の新しいオフィスまで歩く。

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途中、神田明神裏参道を発見。せっかくなのでお参りすることにした。

情報処理学会の初詣は、例年、神田明神なので、その予習のようなものである。

表参道からお参りした体で、写真を並べてみる:

裏参道から入ったおかげで、本堂の背後にいくつもの鳥居があるのに気づく。「境内末社めぐり」とのことである。

神田明神をあとにして、聖橋へ。

聖橋の「聖地巡礼」というと、最近では新海誠監督の映画『すずめの戸締り』らしい。しかし僕のようなシニアにとって、聖橋と言えば、さだまさしの「檸檬」)である。もちろん当時は今でいう「聖地巡礼」という概念はなかった。

檸檬」の作詞は、近くにあるレモン画翠の喫茶店で行われたらしい。僕は悪友に連れられて、駿台予備校の近くにあった「レモン パートII」に行ったことをよく覚えている。今はお洒落なイタリアン Trattoria Lemon になっている。学会の旧オフィスが、この隣にあった。

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聖橋から、裏通りを真っ直ぐ下ると、新オフィスに辿り着く。

イゴール・レヴィットのダイナミックな表現に圧倒され、魅了された(ミューザ川崎シンフォニーホール)

新たなピアニストとの出会いが楽しみな「夜ピアノ」シリーズ。ジャン・チャクムルハオチェン・チャンと来て、3回目となる今回は、イゴール・レヴィットのリサイタルである。もちろんイゴール・レヴィットの名前は知っているが、生の演奏を聴くのは初めて。始まる前からとても楽しみにしていた。

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曲目・演目

いや、シューベルトソナタ第21番の最初の音から、惹きつけられた。美しい。粒が揃っていて和音が綺麗。美しさと不穏さが同居したような第1楽章から、一音も聞き逃すまいとなった。前半は抑えめ、後半は一気に加速して、そのメリハリの効いた演奏により、この大曲があっという間であった。

これだけでも聴きにきた甲斐があったと思ったのだが、後半のシューマン、そしてショパンソナタ第3番と、どんどん予想を超えてくる表現で、圧倒されていった。音の強弱のダイナミック・レンジの広さはいうまでもなく、緩急で聴衆を惹きつける。

ショパンをリサイタルで演奏するのは初めて、というのも驚きだが、それは今までに聴いたことのない独自の演奏だった。特に第3楽章のラルゴ。こんなにゆったりと美しく弾くとは!ピアニスト自身も、その美しい音色を心から楽しんでいるように見える。この第3楽章の後だけに、第4楽章のスピードと大きな音がドラマティックであった。

ショパン・コンクールであれば、審査員の評価が分かれるような演奏なのかもしれない。「これはショパンじゃない」と言う人もいるのかもしれない。しかし、僕は間違いなくこのダイナミックでスケールの大きい演奏に魅了された。

そしてひとたびピアノから離れると、寡黙な渋いオジさんである。カッコいい。イゴール・レヴィットの演奏をもっと聴いてみたい。あっという間に好きなピアニストの一人になったのだった。

ベートーヴェンソナタ全曲は疲れそうだから、まずはブラームスあたりからかな?

僕の乏しい文章力では、その演奏を言葉にすることは難しい。帰宅の電車の中で、同じプログラムをザルツブルグ音楽祭で弾いた時の評論家の文章を見つけた。この3曲はいずれも「死」を意識して書かれたものだったことを、改めて噛みしめている。

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「NEGORO 根来ー赤と黒のうるし」展は、僕にはちょっと難しかった(サントリー美術館)

サントリー美術館で開催されている「NEGORO 根来ー赤と黒のうるし」展に行く。

そもそも根来とは?Webサイトから展覧会の概要を引用する:

中世に大寺院として栄華を極めた根來寺(和歌山県)で作られた質の高い朱漆器は「根来塗」と呼ばれて特別視されてきました。堅牢な下地を施した木地に、黒漆の中塗と朱漆を重ねた漆器(朱漆器)は、それ以前の時代から各地で作られてきましたが、江戸時代以降に「根来」の名で呼ばれるようになります。それらは、寺院や神社などの信仰の場で多数使われただけでなく、民衆の生活の中でも大切にされました。「根来」独特の力強く、しなやかな姿は、現代においても多くの国内外のコレクターや数寄者の心をとらえてやみません。

本展は、根來寺が繁栄を極めた中世の漆工品を中心に、その前後の年紀を有する品や伝来の確かな名品・名宝を一堂にご紹介いたします。中世に花ひらいた、日本を代表する漆の美を心ゆくまでお楽しみください。

使い込まれて行く中で、表の朱漆の下にある黒漆が出てくる。その赤と黒の味わいを楽しむということらしい。

ちょっと僕には難しい世界であった。

東京ミッドタウンのクリスマスの飾り付け。

そしていつものように HARBS でランチ。

車検を機に、レヴォーグ STI Sport の「キャラ変」を強化するソフトウェア・アップデートを行った

愛車レヴォーグ STI Sport が 5年目の車検を迎えた。

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代車はインプレッサレヴォーグと比べた時に、ステアリングの軽さ、遊びの大きさにちょっとびっくりした。

そして今回 6年目に入るのを機に「乗り心地を変えてみよう」と思い立ち、ドライブ・モード切り替えによる「キャラ変」を強化するよう、アクティブ・ダンパーのソフトウェアを更新。すなわち、Active Damper e-Tune を施した。

ドライブ・モードの Comfort はより「リラックスしてゆったりと」、Sport+ はより「操縦安定性を高めたスポーティな走り」を実現する減衰力制御を行うように変更したのである。レヴォーグ STI Sport はちょっとだけ software-defined な車なのである。

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僕は家族を乗せる時は、Comfort で走る。e-Tune の Comfort は、足回りを柔らかくして、ロール感は増えても、グリップ感を強化する。解説動画の中で示された上の図の違いを、果たして藤トモさんのように体感することができるだろうか?


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そう思ったのだが杞憂だった。Comfort モードで高速道路を走ってみると、継ぎ目の乗り越え方がスムーズで、同乗者にも好評だった。

さて次期レヴォーグのフルモデルチェンジは、2026年だろうか、2027年だろうか?フォレスターのように、水平対向エンジンにストロング・ハイブリッド S:HEV が搭載されるのだろうか?