今日は黒棒です。

SINCE1978。ベテランアイスクリーム。コクがあってさっぱりなチョコ味。これから何千年先までも食べ継がれることでしょう。
そう、さっぱり。さっぱりわからない話をしましょう。もはやほぼ誰も覚えていない、そんなこともあったね、な話。
かつて、ヴィンセント・ギャロが流行ったことがあります。俳優で、ミュージシャンや画家としても活躍していた、ヴィンセント・ギャロ。
このギャロが監督した映画『バッファロー'66』が、日本で空前のブームになったんですね。制作は1998年で、日本での公開はその翌年くらいでしたかね。
まあ空前のブームと言っても、大衆的な作品じゃないんで、興行収入がすごかったとか、そんなんじゃないんですけどね。芸術作品、ツウ好みの作品として、オシャレぶりたい一部の若者に、熱狂的に支持された、というのが正確なところです。
いや、それにしても、あのギャロブームはいったいなんだったんだろうと思うんですよ。なぜあれだけ支持されていたのだろうと。
僕も評判を聞いて観たんですけど、正直イマイチだったんですよね。で、なんかブームが去るのも早かったし、今となっては彼の名前を聞くことすらありません。すっかり忘れ去られているのです。
ブームのときは絵画展も開かれてましたし、次回作の『ブラウン・バニー』も、余波でヒットしてました。でも、そのあとプッツリと、ギャロの名前を聞くことはなくなったのです。
だから、今ふり返ってみると、あのブームはなんだったんだろうと思うんですよね。日本国内でギャロの作品が流通しなくなったというだけで、アメリカあたりでずっと活躍してはいるんでしょうけど。
なんかギャロの作品って、過激な性描写が多めでしたよね。性をあけすけに描けば、それだけでカッコイイって判断しちゃう人もいるから、そんなカン違いの支持も多かったんじゃないでしょうか。意地の悪い見方ですかね。
『バッファロー'66』のころって、単館上映が流行ってた時期でもありましたっけね?ありましたよね、単館ブーム。ミニシアター系とも呼ばれてましたっけ。とにかく単館の映画がオシャレで、シネコンの娯楽作品はダサい、みたいな。
『ラン・ローラ・ラン』とか、『トレインスポッティング』とかね。『マルコヴィッチの穴』もそうでしたっけ。
あと、『海の上のピアニスト』とか?違う?ついでに言わせてもらいますと、『ニュー・シネマ・パラダイス』は、キレイすぎて好きじゃないです。でも『明日を夢見て』は好き。あまり知られてない作品だけど。あ、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の話ですよ。
ラッセ・ハルストレム監督は、スウェーデン時代はよかったけど、ハリウッドに拠点を移してから凡庸になりました。『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』は名作です。
ほかにどんなんありましたっけ、単館の洋画。思い出せない・・・。誰か教えて!
いっときすごくて、邦画もなんかトガってたんですよね。浅野忠信と永瀬正敏W主演の『ELECTRIC DRAGON 80000V』とか、『けものがれ、俺らの猿と』とか。向井秀徳さんが、楽曲提供だけじゃなくて、デザインにもたずさわってた・・・。
あ!そういや鳥肌実ブームもあった!なつかしい!元気にしてんのか?鳥肌実。
フライヤーも、宣伝よりデザイン重視のものが多くて、よく集めてましたよ。今でも押し入れに眠ってます。今のフライヤーは見る影も・・・。
サブカル界隈だと「Quick Japan」も流行りましたね。3万字インタビューとかね。よく忌野清志郎さんの連載立ち読みしてましたよ。でも初期はマニアックカルチャー取り上げてたのが、生き残りを図るためか、徐々にマス向けのテレビネタにシフトしていきましたけどね。
いや、ホントなんだったんでしょうね。あのブームは。
すたれたあとはサッパリ聞かなくなるからブームって言うんでしょうけど、それにしても、なぜあそこまで流行ったのか。サッパリわかりません。あ、鳥肌実や「Quick Japan」じゃなくて、単館映画の話ですよ。
とにかくすごいすごいって騒ぎになってたから、僕もつられてよく観てましたけど、「面白かった作品は?」って訊かれても、これといってタイトル出てこないし、印象に残ってる作品も特にないんですよね。
ただ、熱だけはとにかくあったんです。あの熱は、いったいなんだったのか。
思い返すと謎でしかない、ヴィンセント・ギャロブームと、単館映画ブーム。
ひとつのオシャレとして消費され、流行が過ぎてからはすぐ忘れ去られた。あたかもファッションのごとし。
忘れ去られた流行、消費されたオシャレと言えば、「ちんかめ」も流行りましたよね。なんだったんだ、ちんかめ。チ◯コカメラの略?
「これなら脱いでいい」って女の子が陸続と現れて、類似の雑誌(と企画)が量産されていました。そして今、そんな素人ヌードブームは、きれいさっぱり忘れ去られているのです。
過ぎ去るからこそブームと呼ぶ。それはたしかにそうです。しかしここまで人々の記憶に残らず、思い出されることもないとは。
皆さんどうです?「あーなつかしい」ってなりました?
とにかく僕は、ギャロを面白いとは思わなかったし、当時多くの人々が、ギャロをカリスマのごとく持ち上げていたのが疑問でした。
ああ、すみません。悪く言いすぎですかね。あくまで好みの問題ですので。
ごく短い期間、熱狂的に支持されることもあれば、細く長く支持されることもある。
チョコレートアイスバーは細くて長い。何千年先までも長く続くのです。
前に話してたマンガの画像の再アップ、ようやく完了しました。さあ、思うさま読んでくださいませ!
見落としはない・・・はずです、たぶん。もし小さいサイズのままのマンガがあったら、コメント欄から教えてください。