
ゲーミングPCでゲームを楽しんでいる最中に、動作が急に重くなったり、画面がカクついたりすることはありませんか?
タスクマネージャーを確認して「ディスク使用率が100%」に張り付いているなら、それが元凶です。
ディスク使用率が100%の状態は、ストレージ(SSDやHDD)がデータの読み書きで限界を迎えているサインです。
そのまま放置すると、ゲームのロード時間が長くなるだけでなく、OS全体の動作が不安定になり、最悪の場合は故障につながるリスクもあります。
この記事では、ゲーミングPCでディスク使用率が100%になる原因と、初心者でもできる具体的な対処法を徹底解説します。
1. なぜゲーミングPCでディスク使用率が100%になるのか?
原因を特定するために、まずは何がディスクを圧迫しているのかを知る必要があります。
主な原因
- Windows標準機能(SysMainやSearch)の暴走
- バックグラウンドでのWindows Updateやアプリの更新
- ウイルス対策ソフトのスキャン
- 仮想メモリの設定ミス
- ドライバーの不具合、または古いバージョン
- ストレージ(特にHDD)の物理的寿命・故障
まずは、**「Ctrl + Shift + Esc」**を同時に押してタスクマネージャーを起動してください。「プロセス」タブの「ディスク」列をクリックして、どのアプリやサービスが数値を押し上げているかを確認しましょう。
2. 【初級編】まずはこれから!すぐに試せる基本の対処法
設定を変更する前に、まずは以下の簡単なステップを試してください。
① PCの再起動
「何を当たり前のことを」と思うかもしれませんが、**PCの再起動(シャットダウンではなく「再起動」を選択)**は非常に有効です。一時的なメモリの不整合や、バックグラウンドでスタックしていたプロセスがリセットされ、ディスク使用率が正常に戻ることが多々あります。
② バックグラウンドアプリの終了
SteamやDiscord、ブラウザ(Chromeなど)が裏で重い処理を行っている場合があります。特にゲームの自動アップデートが走っているとディスクを占有します。不要なアプリは右クリックで完全に終了させましょう。
③ Windows Updateの完了を確認
Windows Updateが途中で止まっていたり、裏でダウンロードが続いていたりするとディスク負荷が上がります。
- 「設定」>「Windows Update」を開き、**「最新の状態です」**と表示されるまで更新を適用してください。
3. 【中級編】Windowsの設定を見直して負荷を軽減する
Windowsには便利な機能が多数搭載されていますが、ゲーミングPCにとっては「おせっかい」な機能がディスク負荷の原因になることがあります。
① 「SysMain(旧Superfetch)」を停止する
SysMainは、よく使うアプリをメモリに事前ロードして起動を速くする機能ですが、これがディスクに過剰な負荷をかけることが有名です。
- 「Windowsキー + R」を押し、services.mscと入力して実行。
- リストから**「SysMain」**を探し、右クリックして「停止」を選択。
- さらに右クリックで「プロパティ」を開き、スタートアップの種類を**「無効」**に変更。
② 「Windows Search」のインデックス作成を停止する
ファイル検索を高速化するための機能ですが、ゲーム中にインデックス作成(ファイルの目次作り)が始まると、ディスク使用率が跳ね上がります。
- 先ほどの「サービス」画面で**「Windows Search」**を探します。
- SysMainと同様に、サービスを停止し、スタートアップの種類を**「無効」**にします。
- 注意:これを無効にするとエクスプローラーでのファイル検索が遅くなりますが、ゲーム性能を優先するなら無効化が推奨されます。
③ ピアツーピア(P2P)配信の無効化
Windows Updateを他のPCと共有して高速化する機能ですが、これが裏でディスクとネットワークを消費します。
- 「設定」>「Windows Update」>「詳細オプション」>**「配信の最適化」**を開く。
- **「他のPCからのダウンロードを許可する」**をオフにする。
4. 【上級編】システムとドライバーの最適化
ソフトウェアの深い部分に原因がある場合の対処法です。
① 仮想メモリの設定を最適化する
物理メモリ(RAM)が不足した際、ストレージの一部をメモリとして使う機能ですが、設定が適切でないとディスク使用率が100%になる原因になります。
- 「システムのプロパティ」>「詳細設定」タブ>「パフォーマンス」の「設定」をクリック。
- 「詳細設定」タブ>「仮想メモリ」の「変更」をクリック。
- **「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」**のチェックを外す。
- システムドライブ(Cドライブ)を選び、**「システム管理サイズ」**に設定して「設定」ボタンを押す。
② ストレージコントローラーのドライバー更新
特に古いマザーボードを使用している場合、SATA/NVMeコントローラーのドライバーが古いと、データの転送に不具合が生じることがあります。
- デバイスマネージャーから「記憶域コントローラー」を確認し、最新のドライバーをメーカー公式サイトからダウンロードしましょう。
③ ディスクのクリーンアップとエラーチェック
- エクスプローラーでCドライブを右クリック>「プロパティ」>**「ディスクのクリーンアップ」**を実行。
- 「ツール」タブの「エラーチェック」で**「チェック」**をクリックし、ドライブに物理的・論理的なエラーがないか確認します。
5. 【ハードウェア編】物理的な要因を疑う
これまでの方法を試しても改善しない場合、ハードウェア側に問題がある可能性が高いです。
① HDDからSSDへの換装(最重要)
もし、あなたのゲーミングPCのOSが**HDD(ハードディスク)**にインストールされているなら、それが最大のボトルネックです。現代のWindows 10/11や最新のゲームは、SSDの使用を前提に設計されています。
② SATAケーブルの接触不良・故障
デスクトップPCの場合、マザーボードとストレージをつなぐケーブルが劣化していることがあります。
- 別のSATAポートに挿し直すか、新しいケーブルに交換して改善するか試してください。
③ ストレージの寿命を確認(CrystalDiskInfo)
無料ソフトの**「CrystalDiskInfo」**を使って、ストレージの健康状態を確認しましょう。
- 判定が「注意」や「異常」になっている場合は、いつ壊れてもおかしくありません。すぐにデータのバックアップを取り、新しいSSDに交換してください。
6. まとめ:快適なゲーミング環境を取り戻そう
ディスク使用率100%の問題は、多くの場合**「Windowsサービスの最適化」か「ストレージの物理的なアップグレード(SSD化)」**で解決します。
今回紹介したチェックリスト
- 再起動とWindows Updateを試す。
- タスクマネージャーで原因アプリを特定する。
- SysMainとWindows Searchを停止する。
- 仮想メモリの設定を「システム管理サイズ」にする。
- HDDを使っているならSSDへ換装する。
ゲーミングPCにおいて、ディスクの速度はFPS(フレームレート)の安定性やロード時間に直結します。一つひとつ手順を確認して、ストレスのない快適なゲーム体験を取り戻してください。
**「もっと詳しく、自分のPC構成に合わせたアドバイスが欲しい!」**という場合は、お使いのPCのスペック(CPU、メモリ容量、SSD/HDDの有無)を添えて、ぜひコメントやメッセージをくださいね。