住めば都

地方移住したアラフィフ主婦のひとりごと

明けましておめでとうございます

2026年になりました。
自宅で夫婦ふたりだけの静かなお正月。
町内の氏神さまへ初詣に行ったくらいで、テレビを見ながら食べてばかりの、のんびりした三が日を過ごしました。もちろん体重と体脂肪もしっかり蓄えております。
おせちもお雑煮も美味しくいただいたので気にしません。私ったらまーた伸びしろ増やしちゃったな~☆くらいの気持ちで、今年も体型維持に精進いたします。
今日からジム通いを再開しましたが、まー体が重い重い(笑)


暖かい部屋で新年を迎えること。
湯気の向こうに家族がいること。
ふかふかのベッドで眠れること。
贅沢はできなくても、人並みな生活に満足しています。
平和な国、平和な時代に、自分の居場所がある幸せを。


さしあたって目標みたいなものもないし、見栄を張ったり背伸びしたりしない私の日常を、今年もマイペースに綴っていこうと思います。
おしゃれでキラキラしたブログが多いなか、こんな地味で目立たない「住めば都」へ訪れてくださるごく少数の皆さまに、心から感謝いたします。


最後にうまの写真を添えて。
橿原考古学博物館にいる、私の推しのコです。



2026年が皆さまにとって実りある年になりますように。
本年もよろしくお願い申し上げます。

 

 

2025年をふりかえって

早いもので今年もあと僅か。本当に一年があっという間ですね。
ここまで書いて一年前の記事を遡ってみたら、一言一句まったく同じ書き出しで笑ってしまいました。我ながら芸がなーい、進歩もなーい。


何はともあれ、今年も無事に終えることができそうです。
たくさん運動して、たくさん食べて、苦手な運転をがんばって、県内の神社仏閣めぐりを楽しみました。ここでの生活も二年目に入って、ますます奈良県が大好きになっています。
ジムも映画もお参りも基本的にひとりぼっち。寂しさよりも対人関係のストレスがないほうが心穏やかでいられます。《ソロ活》中心の自由気ままな日々が来年も続きますように。
もちろん夫婦喧嘩はたくさんしました~。
たまにサツイがわくこともあるけれど(笑)、今の生活があるのは彼のおかげで、素直に感謝しています。この場を借りて、夫よ、いつもありがとう。


近場の居酒屋でささやかな忘年会をしました。
去年も串カツでした。我が家は年末しか串カツ食えんのかい。

年末年始は例年どおり自宅でのんびり過ごすつもりです。


皆さま、今年もお疲れさまでした。
地味に生きるアラフィフ主婦の日常ブログをお読みいただき、ありがとうございます。
よいお年をお迎えください。

 

 

《ソロ活》當麻寺と参道グルメ

葛城市にある當麻寺(当麻寺)。たいまでらと読みます。
半年前にNHK「新日本風土記」菩薩が来た道の回で放送された、真言宗と浄土宗並立の寺院です。藤原鎌足の曾孫にあたる中将姫がこの地で出家し、一夜で織りあげたと伝わる当麻曼荼羅がご本尊。夫が不在のチャンスに行ってみました。


私が訪れたのは今月上旬。
参拝客もまばらな境内を落ち葉が彩り、見納めの紅葉が美しかったです。
まずは本堂/金堂/講堂を拝観できる共通券を購入し、貸切状態でお参りしました。建物も安置されている仏さまも国宝・重文揃いで、かつての隆盛が偲ばれます。あごひげのある四天王像は他にないそうで、とてもダンディなお顔立ちでした。
境内は想像以上に広く、エリアごとに拝観料が必要です。
私は奥院の庭園のみ散策させてもらいました。こちらの阿弥陀堂の前から、東塔(奈良時代)と西塔(平安時代)を眺めることができます。どちらも国宝で、創建時のまま二基揃って現存しているのはここだけだそうです。古刹と呼ぶに相応しい立派なお寺でした。

 

参道に戻ってお目当てのお蕎麦屋さん「薬庵」へ。
前日から新そばを楽しみにしていました。店主さんの拘りが感じられる、香りものどごしも抜群な更科そば。濃いめのつゆも関東育ちの私好みで、久々に美味しいお蕎麦をいただきました。腹ペコだったのでふろふき大根と蕎麦餅も追加~。車じゃなかったら日本酒で一杯やりたかった(笑)
大根にかけた味噌がびっくりするくらい美味しくて、お土産に購入しました。



少し離れた当麻寺駅の近くには、ご当地名物「中将餅本舗」があります。
商品はあんころ餅のみという潔さ。赤福よもぎバージョンなのですが、個人的には赤福より美味しいと思います。休日は行列覚悟で。午後は完売してしまうこともあるので、當麻寺へお参りする前に買っておくことをおススメします。

 

 

今回かかった費用
 當麻寺拝観料     1000円
 奥院庭園入場料      300円
 朱印代             500円
 薬庵ランチ+お土産代     2950円
 中将餅8個入          900円
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 合計            5650円

 


番組で紹介された「練供養」は4月14日催行。
生きたまま極楽浄土へ迎えられた中将姫の伝説を再現した法要で、千年以上の歴史があるそうです。(たいへん不謹慎な説明ですが)菩薩さまのコスプレをした信徒さん25人が、境内に設置された120mの花道?をお渡りになります。来年は私も見に行ってみたいと思いますが、夕方の行事なので行けるかどうか…。無料駐車場がある奥院周辺は、昔ながらの古いお屋敷が建ち並び、ちょっとした美観地区のようでした。

 

 

《ソロ活》映画「ナイトフラワー」

二人の子供を育てるシングルマザーで、ドラッグの売人になる夏希役に北川景子さん。
ボディーガードから家族同然の存在となっていく格闘家、多摩恵役に森田望智さん。
どちらもイメージとかけ離れた役どころで、公開前から楽しみにしていました。


便座でだらしなく寝落ちしたり、カラオケで「深夜高速」を歌ったり。オープニングからはじめて見る北川景子さんが新鮮でした。
物語前半は、夏希家庭の生活苦の描写がひたすら続きます。
無料だと思っていたバイオリン教室の月謝を、小学生の娘・小春が路上演奏して自ら工面していたことを知る場面。そして廃棄された餃子弁当を拾ってきて、子供たちと食べる場面。
母親としての惨めさ、不甲斐なさが痛いほど伝わる、印象的なシーンでした。


多摩恵役の森田望智さんも、文字どおり体当たりの熱演。
半年かけて食事管理と肉体改造に取り組み、7kg増量して撮影に臨んだそうです。デリヘル嬢をしながら格闘家として成功することを目指す多摩恵。作中ほとんど笑顔を見せない彼女が、夏希や子供たちと過ごす時間だけ表情を和らげていきます。
格闘技の試合のシーンは素晴らしかったです。血まみれになって闘う迫真の演技で、むき出しの闘争心が圧巻でした。ふたり揃って今年の報知映画賞、主演&助演女優賞をW受賞されています。


夏希の顧客で薬物中毒になった女子大学生が死亡したことで、仮初めの幸せが綻びはじめました。警察の摘発を免れるため、ドラッグの元締めから用済みとみなされてしまうのです。
貧困から子供を救いたくて犯罪に手を染めた母親と、裕福でも希薄な家族関係のすえに娘を喪った母親。愛だけでも、金だけでも、人は幸せになれない。
そして違和感だらけのあのエンディング。
一見ハッピーエンドのようですが、やはりバッドエンドだったのだろうと私は解釈しました。原作は未読です。
反社や闇バイトが社会問題とされる昨今。違法に稼いだ金で我が子を育てたところで、めでたしめでたしとはならないでしょう。多摩恵の幼馴染の青年があっさり殺されていたので、ドラッグ密売の実行犯である夏希と多摩恵を生かしておくほうが不自然です。終幕のあれは亡き夏希たちの残留思念、魂が望んだ幸福の残滓だったのではないかと思います。
夏希が働いていたスナックの店名が楽園だったような…。ラストでは夜しか咲かないはずのナイトフラワーが昼に花開いていました。

 

 

《ソロ活》源氏物語絵巻

徳川美術館で開催された特別展「国宝源氏物語絵巻」を観てきました。
約半年ぶりに名古屋へ。久々のソロ活です。


並びました。
平日13時に入館したのですが、常設展の入口で20分、蓬左文庫で15分、本館の入口(前列鑑賞待機列)にいたっては、なんと60分待ちの大行列。
退館したのは16時だったので、滞在時間の半分は並んでいたという…。立っていられなくなったお年寄りが数人、絵巻を観ることなく脱落していきました。
それでも前列鑑賞に拘って正解でした。
平安時代後期に作成された源氏物語絵巻。修復されたといっても、絵画は褪色や絵の具の剥落が著しく、ほとんどかすれてしまっている絵もありました。
姫君の黒髪の一筋ひと筋や、十二単の繊細な柄合わせなど、前列でじっくり見なければ、原本の格調高さを実感できなかったでしょう。
そのオリジナルを現代画家が復元模写した作品も展示されていて、もとはこんなに色鮮やかな絵巻だったのかと感嘆しました。
物語部分のかな文字も流麗で美しく、内容はほとんど読めませんが(笑)、間近で見比べたからこそ絵巻ごとに異なる筆跡であることが分かります。
紫式部が生きた時代から150年経った頃の作品だそうです。当代きっての絵師や書家たちを動かし、現代の私たちをも魅了するほど贅を凝らした絵巻を作らせたのは誰だったのか。そして数百年の間にどれほど多くの「いとやんごとなき」身分の人々が、この絵巻を眺めたのか。
興味は尽きません。

 

ちなみに常設展は完全スルーしています。
蓬左文庫の企画展「尾張家臣団」では、14代将軍・徳川家茂が愛用したとされる脇差「来国光」が初公開されました。将来的に重文以上に指定されるかもしれない、貴重な刀です。
関東に住んでいた頃から徳美には何度も訪れているけれど、展示期間が短い今回は過去イチ混雑していました。源氏物語絵巻の人気の高さを、改めて思い知りました。


バスで名古屋駅へ戻る頃には、日が暮れて肌寒かったです。
名鉄百貨店で買物をした後、名古屋めし代表「矢場とん」さんへ。こちらでも20分並びました。
平日夕方ながら店内満席の大繁盛。味噌カツ丼とビールをいただいて、本日のソロ活終了です。全席指定の特急で2時間、行きも帰りも相席なしでリラックスできました。


今回かかった費用
 近鉄特急往復     8400円
 メーグルバス往復     420円
 徳川美術館      1600円
 矢場とん          1800円
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 合計          12220円

 


芸術の秋に大満足した、名古屋日帰り旅でした。

 

 

夜の奈良公園へ

奈良公園周辺の夜間拝観へ、夫とおでかけしました。
民共催のイベント「秋夜の奈良旅2025」です。
数年前から毎年この時期に実施されているそうで、今年は世界遺産5社寺(春日大社/興福寺/薬師寺/唐招提寺/元興寺)が参加。私たちが訪れた日は、春日大社/興福寺/元興寺が対象でした。


世界中の人々が訪れる県下最大の観光地でありながら、神社仏閣も周辺の飲食店も、ほとんどが17-18時には閉店してしまう奈良公園
街灯も乏しくて、日没後はほぼ真っ暗でした(笑)
公衆トイレで夫を待っている間、通路脇にある岩のそばでスマホをいじっていたら、その岩が突然動いてびっくり。岩だと思っていた塊はうずくまって寝ていた鹿でした。すでに角切りされているので、暗闇で丸くなられると鹿っぽさが消える…。
私が離れた後、同じ位置で立ち止まった男性に「足元のそれ鹿です」と伝えたら「うわっホンマや」ってリアクションが返ってきました。そんな状況です。
よくよく見ると公園のあちこちで鹿が丸くなっています。なんとも表現できない鳴き声で遠吠え?しているのも聞こえて、ひとりで来ていたらちょっと心細くなったかもしれません。


最初に春日大社へ。
いつも通る参道がいきなり通行止めでした。案内板もなく戸惑っていると、同じイベント目的で来たという女性二人が声をかけてくださって、連れていってもらえることに。ペンライト持参で足元を照らしながら歩かれていたので、老眼の私はとても助かりました。夜間拝観は車で来訪するルートだけを開放しているようです。駐車場から境内に入りました。すんなり見学できると思いきや、けっこうな行列が。40分ほど並んで、幻想的に輝く万灯籠を楽しみました。特別参拝料700円。

 

続いて興福寺へ。
夜間参拝は東金堂のみで、今年の「秋夜」イベントから初参加だそうです。
すべて国宝/重文クラスの仏さま21体がライトアップされていて、ド迫力でした。当然ながら写真撮影はNG。外観だけでも撮ろうとしたけれど、フラッシュを忘れて失敗…なぜか地面がブキミな緑色に写っています。拝観料は大人500円。
最後に元興寺(がんごうじ)へ。
奈良公園を出た西側「ならまち」エリアにあるお寺。
蘇我馬子が建立した日本最古の仏教寺院「飛鳥寺」が平城遷都に伴って移転し、現在の寺号へ改められたそうです。ご本尊は智光曼荼羅という掛け軸。宝物館で国宝の五重小塔を拝見できます。はじめて参拝したので御朱印もいただきました。拝観料700円、朱印代500円。

左 / 東金堂   右 / 元興寺

 

おまけで頭塔(ずとう)もご紹介します。
奈良時代に造られた土塔で、ピラミッドふうの史跡。
僧侶の首塚伝承が名称の由来なのですが、発掘調査からその事実はないそうです。夜間拝観イベントの前に時間調整のため訪れましたが、日没と重なって思いがけず面白い写真が撮れました。奈良市内の住宅地とは思えない異国感(笑)
すぐ近くのギャラリー「あーとさろん宮崎」さんが管理人を代行。休業日以外の10-17時に直接訪問すれば、入口の鍵を開けてガイドもしてくださいます。料金は大人300円。

 

 

ならまちで買物や食事もしたのですが、文字数が多すぎるので割愛します。
夜間拝観の感想としては、「このイベントをメインに旅行するほどではない」です。正倉院展などで奈良に来たついでに、タイミングが合えば…っていう感じ。今年は紅葉が遅れていて、秋らしい鹿の写真を撮るにも早すぎました。
個人的には頭塔のほうがインパクトあるかも。

 

 

酒まつりと藤ノ木古墳特別展

毎年11月14日に催される酒まつり。
酒造りの神様・大物主大神(おおものぬしのおおかみ)を祀る大神神社(おおみわじんじゃ)へ、全国の蔵元からたくさんの関係者が参拝に訪れます。
新酒の仕込みがはじまるこの季節に、醸造の安全を祈願するのです。

 

しめやかな空気のなか祝詞(のりと)が奏上され、雅楽の調べにのせて4人の巫女が神楽「うま酒みわの舞」を奉納します。
昨年は御簾に隠れてほとんど見えませんでしたが、今年は舞う位置を拝殿の中央寄りに変更したようで、優美なお神楽が境内からもよく見えました。


先着順でふるまい酒がいただけるのを楽しみに、今年も夫婦で参じました。
昨年いただいたお酒をお正月のお屠蘇にしたら、一年間ほんとうに無病息災で過ごせたのです。これはご利益あるわ~ということで、奈良県に住んでいる間は我が家の恒例行事になりそうです。
今回いただいたお酒はこちら。

 


午後は橿原考古学博物館へ。
国宝・藤ノ木古墳出土品の秋季特別展「きらびやかに送る」を観るためです。
斑鳩町の住宅地に囲まれたこの古墳は、江戸時代まで墓守が置かれ、大切に管理されていたそうで、盗掘を免れた数少ない古墳として知られています。

 

1985年にはじまった発掘調査の結果、金銅製の冠や履物、馬具、刀剣など豪華な副葬品が大量に出土しました。これらの修理事業がひと区切りしたお披露目の特別展です。
常設されている出土品(すべて国宝)も合わせて一級品ばかり。装身具など復元されたレプリカも展示されていて、とても見応えがありました。

 

被葬者も謎めいています。
通常は一人のご遺体につき一つの棺が用いられるべきところ、藤ノ木古墳に安置されていた石棺からは、二人の成人男性が合葬されていたそうです。
築造推定年代と重なる「日本書紀」の記録から、587年に蘇我馬子に暗殺された穴穂部皇子(あなほべのみこ)と宅部皇子(やかべのみこ)ではないかといわれていますが、真相は闇のなか。1400年前の飛鳥時代に何があったのでしょうか。


その後はコメダ珈琲で遅めのランチ、最寄りのスーパーで晩ごはんの食材を買ってから帰宅しました(庶民)
秋晴れの穏やかな休日。
奈良の伝統や歴史に触れる、楽しい一日でした。