奈良公園周辺の夜間拝観へ、夫とおでかけしました。
官民共催のイベント「秋夜の奈良旅2025」です。
数年前から毎年この時期に実施されているそうで、今年は世界遺産5社寺(春日大社/興福寺/薬師寺/唐招提寺/元興寺)が参加。私たちが訪れた日は、春日大社/興福寺/元興寺が対象でした。

世界中の人々が訪れる県下最大の観光地でありながら、神社仏閣も周辺の飲食店も、ほとんどが17-18時には閉店してしまう奈良公園。
街灯も乏しくて、日没後はほぼ真っ暗でした(笑)
公衆トイレで夫を待っている間、通路脇にある岩のそばでスマホをいじっていたら、その岩が突然動いてびっくり。岩だと思っていた塊はうずくまって寝ていた鹿でした。すでに角切りされているので、暗闇で丸くなられると鹿っぽさが消える…。
私が離れた後、同じ位置で立ち止まった男性に「足元のそれ鹿です」と伝えたら「うわっホンマや」ってリアクションが返ってきました。そんな状況です。
よくよく見ると公園のあちこちで鹿が丸くなっています。なんとも表現できない鳴き声で遠吠え?しているのも聞こえて、ひとりで来ていたらちょっと心細くなったかもしれません。
最初に春日大社へ。
いつも通る参道がいきなり通行止めでした。案内板もなく戸惑っていると、同じイベント目的で来たという女性二人が声をかけてくださって、連れていってもらえることに。ペンライト持参で足元を照らしながら歩かれていたので、老眼の私はとても助かりました。夜間拝観は車で来訪するルートだけを開放しているようです。駐車場から境内に入りました。すんなり見学できると思いきや、けっこうな行列が。40分ほど並んで、幻想的に輝く万灯籠を楽しみました。特別参拝料700円。
続いて興福寺へ。
夜間参拝は東金堂のみで、今年の「秋夜」イベントから初参加だそうです。
すべて国宝/重文クラスの仏さま21体がライトアップされていて、ド迫力でした。当然ながら写真撮影はNG。外観だけでも撮ろうとしたけれど、フラッシュを忘れて失敗…なぜか地面がブキミな緑色に写っています。拝観料は大人500円。
最後に元興寺(がんごうじ)へ。
奈良公園を出た西側「ならまち」エリアにあるお寺。
蘇我馬子が建立した日本最古の仏教寺院「飛鳥寺」が平城遷都に伴って移転し、現在の寺号へ改められたそうです。ご本尊は智光曼荼羅という掛け軸。宝物館で国宝の五重小塔を拝見できます。はじめて参拝したので御朱印もいただきました。拝観料700円、朱印代500円。
左 / 東金堂 右 / 元興寺
おまけで頭塔(ずとう)もご紹介します。
奈良時代に造られた土塔で、ピラミッドふうの史跡。
僧侶の首塚伝承が名称の由来なのですが、発掘調査からその事実はないそうです。夜間拝観イベントの前に時間調整のため訪れましたが、日没と重なって思いがけず面白い写真が撮れました。奈良市内の住宅地とは思えない異国感(笑)
すぐ近くのギャラリー「あーとさろん宮崎」さんが管理人を代行。休業日以外の10-17時に直接訪問すれば、入口の鍵を開けてガイドもしてくださいます。料金は大人300円。
ならまちで買物や食事もしたのですが、文字数が多すぎるので割愛します。
夜間拝観の感想としては、「このイベントをメインに旅行するほどではない」です。正倉院展などで奈良に来たついでに、タイミングが合えば…っていう感じ。今年は紅葉が遅れていて、秋らしい鹿の写真を撮るにも早すぎました。
個人的には頭塔のほうがインパクトあるかも。