Ramblin' On My Mind

エリック・クラプトン、ブルース。。。いろいろ

Gotta Hear This ~聴けこの一曲 #11 That's How Strong My Love Is/O.V. Wright

今日のこの一曲はサザン・ソウル永遠のラブソング”That's How Strong My Love Is"です。ゴスペルグループに居たOV Wrightの世俗世界でのデビュー曲でメンフィスのGoldwaxレコードから64年に発表されました。曲はRoosevelt Jamison作、レジェンド・ギタリストClarence Nelsonがバックをつけます。

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多くのカバーが存在しますが、まずOtis Reddingを避けて通れないです。” The Great Otis Redding Sings Soul Ballads "に収録されていますが、65年にシングルカットされビルボードR&Bヒットチャート18位までのぼっています。レコーディング時期もおそらくOV Wrightのすぐ後ぐらいではないかと思います。曲はRoosevelt Jamisonのクレジットのままですが一部歌詞を付け加えています。マーケット上ではOVのバージョンはかすんでしまいました。バンドはBooker T& MGs。ギターはもちろんCropper 大佐です。

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そして海の向こう英国でオーティスのすぐ後同じ65年にThe Rolling Stonesが吹き込んでいます。歌詞、アレンジ共にOV WrightではなくOtisのをカバーしています。なんと早くカバーしたことか、目の付け所が違います。LPでは”Out Of Our Heads"という初期の名盤に収録されていますが、それから38年後2003年のツアーで演奏した曲の出来がはるかに良いです。ミック・ジャガー恐るべし。

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もう一曲こちらはデトロイトの歌姫Laura Leeのバージョン。71年シカゴのChessレコードを離れてデトロイトのHot Waxから発表された物。歌詞的にはOVをフォローしています。

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そしてロンドンのやんちゃSteve Marriott率いるHumble Pieも吹き込んでいます。ソウルフルです。

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ブルーズン・ソウルの巨人Little Miltonの名唱も聞き逃せないです。83年Westville Prisonという収容所でのライブ。

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アーティストによって微妙に歌詞が違いますが”That's How Strong My Love is ~俺の愛はこんなに強い"のコーラスになる前の”たとえ話”が何パターンか出てきます。OVのとOtisのを網羅するとこんな感じ。

”もし僕が太陽なら
愛であらゆる場所を明るく照らしてあげる
太陽が沈んだあとは
君に僕がここにいるってわかるように
月になって照らし続けるんだ

 

もし僕が陸に打ち上げられた魚でも
君が手を握ってくれるなら そこにとどまるよ
嵐を呼ぶ風にだってなるけれど
君を家まで送るときには そっと止むんだ

 

僕は涙に沈む柳の木になろう
君が来たときには その涙の中で泳げるように
そして涙が消えたあとは虹になって
その色で君を包み あたためてあげる

 

僕は深く広い海になろう
君が流す涙をすべて受け止めるよ
嵐が去ったあとのそよ風になって
君の瞳を乾かし すべての愛を注いであげる

 

皆さん必死で口説いています。