
クラプトンとエルトンとの関係ってあまり取り沙汰されないです。The WhoのTommyに一緒に出ていたとか、ダイアナ妃絡みのコンサート(Prince's Trust)で同じステージにいた事ぐらいしか認識が無いのですが、ドミノス時代にUSツアーで一緒だったみたいで結構古い知り合いですね。1988年の日本での25周年ツアーではElton Johnはゲストでクラプトンに同行しています。その翌年1989年には"Two Room"というElton JohnとBernie Taupinのソング・ライターコンビへのトリビュート・アルバムに参加しBorder Songを収録しています。これはなかなかうまかったです。
その後Elton Johnは自身のアルバム”The One”の収録曲として”Runaway Train”を吹き込みます。クラプトンはボーカル・ギターで共演しております。
クラプトンは1992年の復活ツアーをUKから始まって北米へと春と秋にまわるのですが、その隙間をぬってElton Johnとのジョイント・コンサートを行います。これはステージで一緒に曲をやるというのではなく各自のセットを演奏すると言うもの。(Double Billということです)
6月18日から8月29日までの間にUKと欧州大陸で12公演行っています。UKではWembley Stadiumで6月26,27,28日の3公演でした。当然アルバートホールの様なキャパでは小さすぎるので、スタジアムが使われました。音響に不満はありますがやむなしです。
このジョイント・コンサートの経緯は分りませんが、両名名義のシングル”Runaway Train”は6月に発表されていますし、5月に封切された映画「Lethal Weapon3」に使用されていましたので、そのあたりのプロモーションの意味もあるのかなとおもいます。
ちまたではどっちがトリを取るのだろうと話題になっていました。結果ウェンブリー3日間では最初の2日間はクラプトンがトリ、3日目はエルトンがトリでした。私は初日にいけました。
最初の2日間はエルトンのセットの最後にクラプトンだけギターを持って出てきて「Runaway Train」を共演し、その後はクラプトンのセット開始というパターンです。
セット・リストは2月のアルバート・ホールと一緒ですが、Before You Accuse MeではBonnie Raittが飛び入りでした。
このウェンブリー・スタジアムでのクラプトンが映ったRunaway TrainはElton JohnのMVとして使われました。当たり前といえばそうですがクラプトンがギター奏でればその曲の空気ががらっと変わります。
またこの曲の使われたLethal Weapon3にはStingとClaptonの共演曲”It's Probably Me"も使われています。85年にUKのTVドラマ"Edge Of Darkness"の音楽を担当して以来、コンスタントに映画音楽にも携わっていた頃です。