もぐのすけヒンカーン

製造業の知識を共有しています

コアツール 用語集(APQP・FMEA・SPC など)

📌 この記事でわかること

  • コアツール全体の役割と関係性

  • 各ツールで頻出する重要用語

  • IATF審査で見られるポイント

  • 「書類作成で終わらせない」考え方


コアツール 用語集

■ コアツール

自動車業界で品質を作り込むための必須手法群。
APQP / FMEA / SPC / MSA / PPAP を指す。


■ APQP(先行製品品質計画)

量産前に品質を確保するための計画活動。
「後追い対策」を防ぐための考え方。


■ 工程フロー図

製品が作られる流れを可視化した図。
FMEAや管理計画の基礎資料。


■ FMEA(故障モード影響解析)

起こり得る不具合を事前に想定し、対策する手法。
RPNだけで判断するのはNG。


■ 特別特性

安全・法規・機能に影響する重要項目。
図面・FMEA・管理計画で一貫管理が必要。


■ SPC(統計的工程管理)

工程の安定性を数値とグラフで管理する手法。
管理図の意味理解が重要。


■ MSA(測定システム解析)

測定結果が信頼できるかを評価する手法。
測定誤差を無視した品質管理は成立しない。


PPAP(生産部品承認プロセス)

量産品が要求を満たしていることを示す承認資料。
提出タイミングと内容が重要。


■ 管理計画(コントロールプラン)

工程ごとの管理方法を定義した文書。
FMEAとの不整合は指摘されやすい。


■ 再発防止

問題の根本原因を除去する活動。
IATFでは「仕組み化」が求められる。


まとめ:特に重要なコアツールについては他の記事で解説しようと思います。その他気になる点があれば下記まとめから探してみてください。

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IATF16949 用語集(自動車業界・初心者向け)

📌 この記事でわかること

  • IATF16949で必ず出てくる専門用語の意味

  • ISO9001との考え方の違い

  • 審査・現場・客先対応で困らない基礎知識

  • 「名前だけ知っている」状態からの脱却


IATF16949 用語集

■ IATF16949

自動車産業向けの品質マネジメントシステム規格。
ISO9001をベースに 自動車業界特有の要求 を追加した、より厳格な規格。


■ 顧客特別要求事項(CSR

自動車メーカーごとに定められた 独自ルール
IATFでは規格要求よりも優先されるため、最重要ポイント。


■ コアツール

自動車業界で必須とされる品質管理手法の総称。
APQP / PPAP / FMEA / MSA / SPC の5つを指す。


■ APQP(先行製品品質計画)

量産前に品質を作り込むための計画手法。
設計~量産までを段階的に管理し、トラブルを未然に防ぐ。


PPAP(生産部品承認プロセス)

量産品が顧客要求を満たしていることを 証明・承認 する仕組み。
提出書類の不備は不適合になりやすい。


■ FMEA(故障モード影響解析)

起こり得る不具合を事前に洗い出し、対策する手法。
IATFでは「形式だけのFMEA」は厳しく見られる。


■ MSA(測定システム解析)

測定器や測定方法が 信頼できるか を評価する手法。
測定誤差を把握せずにデータ管理はできない。


■ SPC(統計的工程管理)

工程のばらつきを統計的に管理し、異常を早期に検知する手法。
管理図の理解はIATFの基本。


■ 工程能力(Cp・Cpk)

工程が規格内で安定して製品を作れる能力。
IATFでは数値基準を求められるケースが多い。


■ 特別特性

安全・法規・機能に重大な影響を与える重要な特性。
図面・FMEA・管理計画で一貫した管理が必要。


■ 管理計画(コントロールプラン)

工程ごとの管理方法を明確にした計画書。
FMEA・工程フローとリンクしていないと不適合になりやすい。


■ 再発防止

不具合の 根本原因を除去 し、同じ問題を二度と起こさない活動。
「応急処置」で終わると評価されない。


■ 変更管理

工程・材料・設備・図面などの変更を管理する仕組み。
未承認変更は重大不適合につながる。


■ 内部監査(プロセス監査)

IATFでは「プロセス重視」の監査が求められる。
帳票確認だけの監査はNG。


■ レイヤードプロセス監査(LPA)

階層ごとに実施する現場監査。
IATF特有の重要要求で、形骸化しやすい項目。


■ 是正処置(8Dなど)

問題解決のための体系的な手法。
「なぜなぜ分析」や再発防止まで含めて評価される。


■ 継続的改善

データに基づき、品質・効率・安定性を継続的に向上させる活動。
IATFでは「結果」が強く求められる。


まとめ:IATFではISOの内容も含まれているので、少しづつ覚えていきましょう。

またコアツールが重要になるので基礎は覚えておきましょう。

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ISO9001 用語集(初心者向け・実務がイメージできる解説)

📌 この記事でわかること

  • ISO9001で頻出する用語の意味

  • 規格要求と実務がどうつながるか

  • 審査・内部監査で指摘されやすい言葉の理解

  • 「言葉だけ知っている状態」からの脱却


ISO9001 用語集

■ ISO9001

品質マネジメントシステム(QMS)に関する国際規格。
「決めたことを守り、記録を残し、改善する」仕組みを組織に定着させることが目的。


■ QMS(品質マネジメントシステム)

品質を安定させるための 仕組み全体
手順書・規程・記録・教育・監査・改善活動などを含む。


■ プロセスアプローチ

仕事を「入力 → 活動 → 出力」の流れ(プロセス)として捉え、相互のつながりを管理する考え方。
ISO9001の中核となる概念。


PDCA

Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(確認)→ Act(改善)の改善サイクル。
ISO9001はこのPDCAを全体に組み込む構造になっている。


■ リスクと機会

品質問題が起こる 可能性(リスク) と、改善や成長につながる チャンス(機会)
ISO9001:2015から明確に要求されるようになった考え方。


■ 是正処置

発生した不適合の 原因を除去し、再発を防ぐ処置
「とりあえず直す」では是正処置にならない。


■ 不適合

要求事項(規格・社内ルール・顧客要求)を満たしていない状態。
製品だけでなく、手順違反や記録漏れも含まれる。


■ 文書化した情報

手順書・規程・帳票・記録など、管理が必要な情報の総称。
ISO9001では「文書」「記録」という言葉は使われない。


■ 内部監査

自社がISO9001の要求事項や社内ルールを守れているかを確認する活動。
三者審査前の重要なチェック機能。


マネジメントレビュー

経営層がQMSの有効性を評価し、改善の方向性を決める会議。
「形式的」になりやすいが、ISO上は非常に重要。


■ 品質方針

組織の品質に対する基本的な考え方。
現場で行動につながらない方針は意味がない。


■ 品質目標

品質方針を具体的な数値や期限で表したもの。
例:不良率低減、クレーム件数削減など。


■ 外部提供者

仕入先・外注先など、組織外で製品やサービスを提供する相手。
ISO9001では「仕入先管理」が重要視される。


顧客満足

顧客の要求がどの程度満たされているかの評価。
アンケート、クレーム分析、リピート率などで把握する。


まとめ:言葉がピンと来るまでは時間が掛かると思います、継続して続ける事で知らない間に覚えているので分からなくなったら見に来て思い出すの繰り返しをしましょう。

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QC・統計の用語集|品質管理に必須の統計・QC手法まとめ

品質管理(QC)では、測定データ・ばらつき・工程の安定性を扱うため、統計の考え方が欠かせません。しかし、専門用語が多く「難しそう」と感じる人も多い分野です。

ここでは QC検定・現場実務・品質保証で必須の統計用語を初心者向けにやさしく解説 します。


この記事でわかること

  • 品質管理・統計でよく使う用語の意味

  • QC七つ道具・工程能力・統計の基礎が理解できる

  • 図面・測定・工程改善にどう役立つかが分かる

  • QC検定3級〜2級レベルの基礎を押さえられる


● QC(Quality Control)

製造現場の工程を安定させ、ばらつきを減らし、不良を少なくする活動。
数値データを使って工程を“見える化”するのがポイント。


● ばらつき(Variation)

同じ条件で作っても寸法などの値が散らばる現象。
製造の世界では「ばらつきの管理=品質管理」といえるほど重要。


● 平均値(Mean)

データの中心を示す代表値。
平均だけを見るとばらつきが隠れてしまうので注意。


標準偏差(σ)

データのばらつきの大きさ。
標準偏差が小さい=工程が安定している。


● 母集団・標本

母集団:全体
標本:そこから取り出した一部
製造業では「全部は測れないため、サンプルで判断する」という考え方が必要。


● 管理図(Control Chart)

工程が安定しているかを見るグラフ。
UCL/LCL(管理限界線)で異常を検知できる。

種類の例:

  • Xbar-R管理図

  • p管理図、np管理図

  • c管理図、u管理図


● 特性要因図(さかなの骨)

不良原因を「人・設備・材料・方法・環境」などに分類して整理する図。
QC七つ道具のひとつ。


パレート図

不良の種類や原因を“多い順”に並べて、対策の優先順位を見える化する図。
「80%は20%の要因で起きている」パレートの法則がベース。


ヒストグラム

データの分布(偏り・山の数)を見るグラフ。
加工条件の不安定さ・異物混入・刃具摩耗などに気づける。


● 散布図

2つのデータの関係性を確認する図。
例:温度と寸法の関係など。


● 回帰分析

散布図の関係を数式で表す手法。
工程改善・成形条件最適化に役立つ。


● 工程能力指数(Cp、Cpk)

工程が図面の公差内にどれだけ収まっているかを示す指標。

  • Cp:ばらつきの大きさだけを見る

  • Cpk:平均値のズレも考慮する

IATF16949では Cpk1.33以上 を求められるケースが多い。


● 信頼区間(Confidence Interval)

測定した値から、真の値がある範囲を推定する考え方。
QC検定では頻出。


● 検定(Hypothesis Testing)

「違いが本当にあるのか」を統計的に判断する手法。
t検定などが代表例。


● サンプリング検査

ロットから一部を抜き取って品質を判断する方法。
全数検査が不可能な場合に使う。


● 抜取検査(AQL検査)

Acceptable Quality Level(許容品質水準)に基づく判断法。
ロットの合否を決める。


● MSA(測定システム解析)

測定器のばらつき・人のばらつきを評価する手法。
自動車業界では必須(GR&R解析など)。


● FMEAとの関係

FMEAでリスクを評価する際、
発生頻度や検出率の根拠として統計解析が必要


● QC七つ道具

  1. パレート図

  2. 特性要因図

  3. 管理図

  4. ヒストグラム

  5. 散布図

  6. チェックシート

  7. 層別

初心者が最初に覚えるべきツール群。


● 新QC七つ道具

  1. 親和図

  2. 系統図法

  3. マトリックス図法

  4. アローダイアグラム

  5. PDPC

  6. マトリックスデータ解析

  7. 連関図

問題解決や企画段階で使う思考ツール。


まとめ:QC道具を使えるとデータを他人に見せる時に分かりやすいツールを持つことができます。

・QC検定を取ってなくても覚えれば使うことは可能です

・必要に応じて道具の使いどころをチョイスしましょう

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品質保証の用語集|初心者でも分かる品質保証の基礎用語まとめ

品質保証(QA)は製造業・サービス業のどちらでも欠かせない仕事ですが、専門用語が多く“とっつきにくい”と感じる人が多い分野です。

ここでは、品質保証に関わる人が必ず知っておきたい用語を初心者向けにやさしく解説します。
新入社員・異動者・未経験からQAに挑戦する方にも最適です。


この記事でわかること

  • 品質保証の仕事で頻出する専門用語の意味

  • 現場・書類・顧客対応でよく使う用語の理解

  • ISO9001やIATF16949につながる基礎知識

  • QC検定の勉強にも役立つ“品質の共通言語”


品質保証(QA)で必須の用語一覧

● 品質保証(QA:Quality Assurance)

品質を「作り込む仕組み」をつくり、製品・サービスが要求を満たすよう 事前に予防 する活動。
検査ではなく“仕組みづくり”が本質。


● 品質管理(QC:Quality Control)

製造現場で工程を安定させ、ばらつきを抑え、不良を減らす活動。
QAが仕組み、QCが現場という関係。


● 不適合(Nonconformity)

規格・仕様・要求事項に合っていない状態のこと。
一般的に「不良」とほぼ同じだが、書類や記録の不備も含む。


● 是正処置(Corrective Action)

不適合が発生した原因を分析し、再発しないように仕組みを変えること
IATF16949では深い原因分析が求められる。


● 予防処置(Preventive Action)

不具合が起きる前に、リスクを見つけて対策すること。
リコール・クレームを減らすための“先手の活動”。


● 苦情・クレーム(Customer Complaint)

顧客からの不満、不具合情報。
QAは調査・分析・回答・再発防止まで一貫して対応する。


● 変更管理(Change Management)

図面変更、材料変更、工程変更、人変更などの“変更”を管理すること。
IATFでは「顧客承認」が必要なことも多い。


● 流出防止(Outflow Prevention)

不良が次工程・顧客へ流れないようにする仕組み。
特別検査、工程内チェック、ゲート検査なども含む。


● 工程監査(Process Audit)

作業手順と実作業が一致しているかを確認する監査。
ISO9001でもIATFでも必須。


リスクアセスメント(Risk Assessment)

工程・変更・設備・外注などに潜むリスクを事前に評価する活動。
「重大度 × 発生頻度 × 検出力」という考え方がFMEAで使われる。


サプライヤー管理(Supplier Management)

協力会社の評価・監査・改善指導を行う活動。
品質保証の仕事の中でも負荷が高い領域。


● 品質目標(Quality Objectives)

企業が達成すべき品質に関する数値目標。不良率、クレーム件数、原価低減など。


● 品質計画(Quality Plan)

その製品・工程でどのように品質を確保するかをまとめた計画書。
APQPや各種コントロールプランにつながる。


● 是正要求・改善要求(CAR / PAR)

監査で見つかった不備に対して、改善策を求める文書。
QAはこれを発行する側でもあり、対応する側でもある。


● QMS(Quality Management System)

ISO9001が示す品質マネジメントシステムのこと。
企業全体で品質を管理する“仕組みの枠組み”。


● 外観検査基準書

外観のOK/NGの基準を定めた書類。
品質保証は顧客と調整し、現場が判定しやすい基準を作成する。


PPAP(生産部品承認プロセス)

自動車業界で使われる量産前の品質保証プロセス。
提出書類とサンプルの承認が必要。


● コントロールプラン(Control Plan)

工程ごとに「何を」「どう測って」「どう管理するか」をまとめた文書。
QC工程表をより詳細にしたもの。


● 品質保証部(QA)と品質管理部(QC)の違い

  • QC:現場の工程管理、不良削減、測定

  • QA:仕組み、顧客対応、監査、変更管理、再発防止
    と役割が違う。


まとめ:専門用語を使って話す事が多々あるので、メモなど取りつつ覚えていきましょう。

・最初の一年は聞いて覚えて二年目から使えるようになっていきます

・覚えるコツはありませんが興味を持つことが重要です

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品質管理の用語集(初心者向け・実務で使える保存版)

📘 この記事でわかること

  • 品質管理の現場で頻出する用語を体系的に理解できる

  • QA/QC/測定/改善/工程能力/ISOなど横断的に整理できる

  • 転職や新人教育の基礎教材としてそのまま活用できる

  • QC検定受験にも必要な土台をまとめて学べる

  • 記事を読みながら必要なキーワードをすぐ調べられる


✨ 品質管理の用語集 200語

以下、カテゴリごとに並べています。


【1. 基本概念(QC・QA)】

  1. 品質(Quality)
    要求を満たす程度。図面・仕様書と比較される。

  2. QC(Quality Control)
    工程内での品質管理活動。

  3. QA(Quality Assurance)
    仕組みで品質を保証する活動。顧客対応・文書管理など。

  4. TQM(総合的品質管理)
    全社で品質向上をする取り組み。

  5. QMS(品質マネジメントシステム)
    会社全体の品質ルールの枠組み。

  6. 品質方針
    会社が掲げる品質の基本方針。

  7. 品質目標
    年度単位での品質改善目標。

  8. PDCAサイクル
    Plan-Do-Check-Actで回す改善の基本。

  9. 4M
    人、方法、材料、設備の4要素。

  10. QCD
    品質・コスト・納期の三要素。


【2. 不良・不具合関連】

  1. 不良(NG)
    規格に合わない状態。

  2. 不具合
    不良とほぼ同義。使う中での故障も含む。

  3. 欠陥
    安全上の問題につながる重大な不良。

  4. 不良モード
    不良の種類。

  5. 流出不良
    工程や検査を抜けて顧客へ流れる不良。最悪。

  6. 外観不良
    キズ・汚れなど目視で分かる不良。

  7. 寸法不良
    設計通りの寸法が出ていない状態。

  8. 機能不良
    作動しない・性能が出ない不良。

  9. 初期不良
    納品直後に発生する不良。

  10. 潜在不良
    使っているうちに発生する不良。

  11. 致命的不良
    安全性や機能に重大な影響がある不良。

  12. 重大不良
    使用に支障が出るレベル。

  13. 軽微不良
    性能に影響しないが見た目が悪い。

  14. 不良率
    不良数÷全数。

  15. 不良トレンド
    時間経過で不良が増減する傾向。


【3. 検査(IQC・IPQC・FQC)】

  1. 検査
    図面どおりか確認する活動。

  2. 受入検査(IQC)
    仕入れ部品の検査。

  3. 工程内検査(IPQC)
    製造途中でのチェック。

  4. 最終検査(FQC)
    出荷前の検査。

  5. 全数検査
    全部を検査する方法。

  6. 抜取検査
    一部をサンプルで検査する方法。

  7. 特性
    寸法・外観・性能などの検査項目。

  8. 受入基準
    合格・不合格の判断基準。

  9. 出荷判定
    出して良いか判断すること。

  10. 測定条件
    測定の温度・方向・環境の規定。


【4. 測定道具の基本】

  1. ノギス
    万能寸法測定具。±0.02mm程度。

  2. マイクロメータ
    高精度測定具。±0.001mm。

  3. ダイヤルゲージ
    ズレ・振れを測る。

  4. シリンダゲージ
    内径測定。

  5. 高さゲージ(ハイトゲージ)
    高さ・位置を測る。

  6. ブロックゲージ
    標準寸法の塊。校正に使う。

  7. ピンゲージ
    穴径チェック。

  8. リングゲージ
    外径の合否判定。

  9. トルクレンチ
    ボルト締付け力の管理。

  10. 表面粗さ計
    Ra/Rzを測る機械。


【5. 測定誤差の概念】

  1. 系統誤差
    常に同じ方向に偏る誤差。

  2. 偶然誤差
    バラツキによって出る誤差。

  3. 測定者誤差
    人が原因の誤差。

  4. 熱膨張誤差
    温度変化による寸法変化。

  5. 測定環境誤差
    湿度・振動・光の影響。


【6. 工程管理(SPC)】

  1. SPC(統計的工程管理)
    ばらつきを管理する手法。

  2. 管理図
    工程の異常を見つけるグラフ。

  3. Xbar-R管理図
    寸法のばらつき管理。

  4. p管理図
    不良率の管理。

  5. 工程能力指数(Cp)
    バラつきの大きさ。

  6. プロセス性能指数(Pp)
    全体のばらつき。

  7. Cpk
    中心値からのズレを見る指標。

  8. 特性要因図(魚の骨)
    原因を整理する図。

  9. 散布図
    2つの関係を見る。

  10. ヒストグラム
    分布を確認。


【7. 図面・製図用語】

  1. 寸法公差
    許される寸法の幅。

  2. 幾何公差
    形状・位置の正確さの指標。

  3. 平行度
    2つの面が平行かどうか。

  4. 直角度
    90°であるか。

  5. 同心度
    中心が一致しているか。

  6. 位置度
    指定位置からのズレ。

  7. 面取り(C面)
    角を落とす加工。

  8. R形状(R部分)
    丸みのある角。

  9. 基準寸法
    もとになる寸法。

  10. ピッチ
    くり返し寸法の間隔。

  11. 逃げ加工
    干渉を防ぐ加工。

  12. 段差形状
    高さの違う部分。

  13. ボス形状
    出っ張り部分。

  14. ザグリ穴
    座ぐりのある穴。

  15. 皿穴
    皿ネジ用の穴。


【8. 表面粗さ・外観】

  1. 表面粗さ(Ra)
    平均的な粗さ。

  2. Rz
    凹凸の大きな粗さ。

  3. JIS粗さ記号
    ⌒の形の記号。

  4. 鏡面仕上げ
    高い光沢面。

  5. 梨地
    ザラザラした表面。

  6. ヘアライン仕上げ
    一方向のスジ模様。

  7. 旧記号▽
    粗さの簡易指定。


【9. 異常・変動】

  1. 工程異常
    設備やデータの異常値。

  2. 設備ばらつき
    機械性能の差。

  3. 材料ばらつき
    材料特性の不均一。

  4. 作業者ばらつき
    スキル差による影響。

  5. 環境ばらつき
    温湿度変化など。

  6. 突発異常
    突然起きる異常。

  7. 定常異常
    慢性的な異常。


【10. 改善(是正処置・再発防止)】

  1. 是正処置
    発生した不良の原因を除去。

  2. 再発防止策
    同じ不良を繰り返さない仕組み。

  3. 未然防止
    起きる前に防ぐ。

  4. 水平展開
    他工程へ横展開。

  5. 標準化
    ベストな方法をルール化。

  6. 作業標準書
    作業手順の文書。

  7. 教育訓練
    人のスキル向上。

  8. ポカヨケ
    ミスが起きても不良にならない仕組み。

  9. 3現主義(現場・現物・現実)
    現地で確認する考え方。

  10. 5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)
    現場改善の基本。

  11. なぜなぜ分析(5Why)
    根本原因を掘り下げる分析。


【11. ISO9001関連】

  1. ISO9001
    品質マネジメントの国際規格。

  2. 内部監査
    社内での仕組みチェック。

  3. 外部審査
    認証機関の審査。

  4. 文書管理
    手順書の整備。

  5. 変更管理
    設備・材料変更時の管理。

  6. 顧客満足
    顧客の期待を満たすこと。

  7. リスクベース思考
    リスクを事前評価する考え。

  8. 是正処置要求(CAR)
    不備があった際の要求文書。

  9. 品質マニュアル
    QMSの最上位文書。

  10. 記録の管理
    証跡を残す仕組み。


【12. IATF16949関連】

  1. IATF16949
    自動車業界向け品質管理規格。

  2. APQP
    新製品立ち上げ手法。

  3. FMEA
    故障モード分析。

  4. MSA
    測定システム解析。

  5. SPC
    工程能力管理。

  6. PPAP
    生産準備の提出資料。

  7. 工程監査
    工程の適合性を確認。

  8. 特別特性(CC/SC)
    安全に関連する重要特性。

  9. サプライヤ管理
    仕入先の監査管理。

  10. 継続的改善
    常に改善すること。


【13. トレーサビリティ】

  1. トレーサビリティ
    製品の履歴を追跡できる仕組み。

  2. ロット管理
    原材料〜製品までの追跡。

  3. シリアル管理
    個体番号での識別。

  4. 校正記録
    測定具の履歴。

  5. 製造履歴
    いつ・誰が・どう作ったか。


【14. 校正・計測】

  1. 校正
    測定具が正しいか確認する活動。

  2. 校正周期
    校正を行う間隔。

  3. 標準器
    高精度な基準器。

  4. 計測トレーサビリティ
    国家標準まで遡れること。

  5. 不確かさ
    測定結果の幅。

  6. ゼロ点調整
    測定前の初期化。

  7. 測定システム解析(MSA)
    測定システムの信頼性評価。


【15. 原価・工程関連】

  1. 歩留まり
    良品の割合。

  2. 手戻り
    不具合による作り直し。

  3. 製造リードタイム
    製造開始〜完成までの時間。

  4. 段取り替え
    次の製品を作るための準備作業。

  5. 稼働率
    設備が動いている割合。

  6. タクトタイム
    生産リズム。

  7. 生産能力
    最大の生産量。


【16. 設計・品質保証との関係】

  1. 品質要求
    設計が求める品質。

  2. 仕様書
    製品の条件。

  3. VE(価値工学)
    機能とコストを最適化。

  4. DFMEA
    設計段階のリスク分析。

  5. 工程変更
    工程の変更管理。

  6. 図面改訂(Rev)
    設計変更の記録。

  7. 工程能力不足報告
    図面の要求が厳しすぎる時に発行。


【17. 品質保証の文書】

  1. 作業標準書
    作業方法を記述した文書。

  2. 検査基準書
    検査方法を記述。

  3. 管理規定
    ルールをまとめた文書。

  4. 変更届
    材料・設備・工程変更の申請文書。

  5. 逸脱申請
    規格外品を使う際の申請。

  6. 試作報告書
    試作品の結果まとめ。

  7. 不良報告書
    不良の原因・対策を記録。


【18. 特性・性能】

  1. 硬さ
    押し込みに対する抵抗。

  2. 引張強さ
    引っ張りに対する強度。

  3. 耐久性
    長期間使用できるか。

  4. 耐食性
    サビへの強さ。

  5. 耐摩耗性
    摩耗しにくさ。

  6. 寸法安定性
    温度変化での影響。


【19. 外観判定】

  1. A級面
    外観が最も重要な面。

  2. B級面
    通常レベルの外観。

  3. C級面
    あまり見えない部分。

  4. ランク判定
    等級で評価。

  5. 光源条件
    外観検査での照明条件。

  6. 見本帳(マスター)
    外観の良否判断の基準。


【20. リスク・不具合解析】

  1. FMEA
    故障リスクの分析。

  2. RPN
    リスク優先度指数。

  3. FTA(故障の木分析)
    不具合原因を木構造で分析。

  4. DR(デザインレビュー)
    設計のチェック会議。

  5. 8Dレポート
    不良の再発防止のフォーマット。

  6. 5Why分析
    なぜ?を5回問う原因分析。

  7. パレート図
    重要項目を視覚化。


【21. クレーム対応】

  1. クレーム
    顧客からの不具合報告。

  2. 初動対応
    最初に行う緊急対応。

  3. 応急処置
    一時的な対策。

  4. 恒久対策
    根本的な対策。

  5. 再発防止
    同じ不良を繰り返さない。

  6. 三現主義
    現場・現物・現実で確認。

  7. 顧客監査
    顧客が行う監査。


【22. サプライヤ管理】

  1. 仕入先評価
    サプライヤの評価。

  2. 購買監査
    仕入先への監査。

  3. 供給能力
    サプライヤの生産能力。

  4. 初品審査
    最初の製品の審査。

  5. ロット保証
    ロット単位での品質保証。

  6. 品質協定
    ルールを取り決める契約。


【23. データ分析】

  1. 回帰分析
    数値の関係性を分析。

  2. 相関係数
    どれだけ関連しているか。

  3. 分散
    データのばらつき。

  4. 標準偏差
    ばらつきの指標。

  5. 中央値
    真ん中の値。

  6. 工程能力分析
    Cp/Cpkを用いた評価。


【24. 測定機】

  1. 三次元測定機(CMM
    高精度で形状を測定。

  2. 形状測定機
    溝・稜線などを測る。

  3. 硬さ試験機
    表面硬さ測定。

  4. 引張試験機
    強度測定。

  5. 工場顕微鏡
    微小欠陥の観察。

  6. X線CT
    内部欠陥の検査。


【25. デジタル化・AI】

  1. AI外観検査
    カメラ画像で自動判定。

  2. IoT監視
    設備データの自動収集。

  3. 品質データ解析AI
    不良予測・工程異常予測。


まとめ:品質管理は幅広く多彩な言葉を覚え、使用用途により使い分けます。

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校正・トレーサビリティの用語集|初心者向けにやさしく解説

この記事でわかること

  • 校正とは何をすることなのかが理解できる

  • JCSS・校正証明書・不確かさなど品質管理で頻出の単語がわかる

  • 測定値が「信用できる」状態とは何か理解できる

  • IATF/ISOで校正がなぜ重要なのかが分かる


◆ 校正・トレーサビリティとは?

● 校正(Calibration)

測定器が 正しい値を示すか確認し、必要に応じて調整する作業

例:
ノギスが本当に「100.00 mm」を測れているかを検証する。


● トレーサビリティ(Traceability)

測定値が 国家標準 → 基準器 → 測定器 のように
“どこまでさかのぼれるか” を保証する仕組み。

ポイント:
→ 測定値の信頼性を証明するために欠かせない。


【校正・トレーサビリティの主な用語】


● JCSS(Japan Calibration Service System)

日本の校正事業者認定制度。
校正を行う会社の 技術力・設備・手順が国に認められている 証拠。

→ JCSS校正は国際的にも通用する。


● 校正証明書(Calibration Certificate)

校正した結果を記載した正式文書。

  • 測定値

  • 校正日

  • 使用した基準器

  • トレーサビリティ体系

などを記録する。

製造業の監査で必ずチェックされる最重要資料。


● 満了日(Due Date / 校正期限)

測定器を次に校正しなければならない期限。

期限切れは IATF16949・ISO9001 で重大不適合 につながる。


● 不確かさ(Measurement Uncertainty)

測定結果に含まれる「どれだけの誤差の可能性があるか」を示す指標。

例:
100.00 mm ±0.02 mm
→ 不確かさが小さいほど信頼性が高い。


● 校正周期(Calibration Interval)

どれくらいの頻度で校正するかの期間。

  • 使用頻度

  • 測定器の精度

  • 過去の校正結果

  • 使用環境(油・熱・粉塵)

などで決める。


● 外観検査・動作チェック

校正前に測定器の状態を確認する工程。

  • 破損

  • 汚れ

  • ゼロ点のずれ

  • 測定圧の異常

などがないかを確認。


● 内部校正(社内校正)

自社内で測定器を校正すること。
ただし、

  • 設備レベル

  • 不確かさ計算

  • 校正手順書

  • 教育訓練

などが十分でないと監査で指摘されやすい。


● 基準器(Reference Standard)

校正用の「正しい値が決まっている測定器」。

例:

  • ブロックゲージ

  • 標準尺

  • 標準圧力計

基準器にも当然校正が必要。


まとめ:校正は全ての基準であり正しさの元でもあるから特に重要!

・トレーサビリティを確かな物にする

・適切な技能者が必要

 

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