民俗あれこれ(葬送編)
旧月ケ瀬村の村行事の下見調査に向かう道すがら、尋ねた大和郡山市の番条町。 そう、気になっていた4月5日に見た環濠際にあった弔い花の件、を尋ねてみたくなったから車を番条町に向けた。 車を停めたそこからすぐ近くにある環濠。 4月5日に見た同じ場に…
所用で伺った大和郡山市の番条町。 昨年の令和元年5月11日。 当日は、奈良県立民俗博物館主催の「国際博物館の日」記念プログラム講演会があった。 大和民俗公園内施設にある旧萩原家住宅の茅葺屋根の全面葺き替え作業をしておられた茅葺職人さんの講話だ…
かーさんの叔母さんにあたる女性が逝去された。 何度となく病に伏してはまた立ち上がる。 かーさんの母親は叔母さんよりも先に亡くなっている。 我が家の子どもたちがまだ小さいことだったからもう30年以上になる。 その母親の妹になる叔母さんが亡くなっ…
取材させていただいた各地域のお礼に撮らせてもらった写真を渡すべくあちらこちらを廻っていた。 田原本町の矢部で2件の行事。 天理市の庵治町も2件。 その一つに庵治町旧木之本のゴウシンサンがあった。 主催者の一人であるKさんから、初物の自家栽培フ…
庵治町の行事やカンピョウ干しを拝見して次なる町で出かけようとした。庵治町集落の中央を南北に抜ける街道は古代の官道。下ツ道である。地蔵さんを抜けて南下する。細い水路に沿った車路がある。そこを南下していた。その水路は北に向かって流れる水路。や…
昼食を摂っていた場の向こう側に何かがある。 作業小屋の角の処に花を立てていた。 花は甕のようなものに入っている。 白いものもある。 なんとなくオヒネリのように思えた。 これは何だろうか。 近づいてみればカンビールやワンカップの酒もある。 たぶん・…
天理の病院に入院しているときに判った訃報。河南町に住む叔父が80歳で亡くなったとおふくろが伝えてくれたが、どうすることもできない。葬儀は身内だけの家族葬で行われたと聞く。退院直前におふくろが伝えた四十九日の法要の日程。そのころであれば、リ…
風景写真家のYさんがとらえた注連縄写真。 田んぼの神さんなのか、それとも・・・。 正体を確かめたくて出かけた奈良市別所町。 朱塗りの鳥居付近に立ててあった注連縄は七・五・三。 両脇はススンボ竹だ。 近くの農具倉庫を修理していた村人は何度かお会い…
平成二年に亡くなった祖母は92歳だった。平成元年の秋に大病を患った翌年のことだ。退院してから京都の病院まで見舞いに行った。年老いた祖母はそこに居た。動くこともできずに新しき年が明けたことを喜んでいた。それからしばらくした節句の月に病院から…
下笠間の六地蔵の傍らには番傘がある。 亡くなった人が雨に濡れないようにと置いている。 そこには先を六つに割いた竹筒。 ローソクを灯し供養するのだという。 (H21. 4.10 Kiss Digtal N撮影)
服忌が重なり日延べになった脇本春日神社の祭礼。 その服忌だったお家の外には白く螺旋状に描かれた竹棒一本が立てられていた。 真上には蝋燭が挿されている。 畑で仕事されていた老女に尋ねてみると、息子さんが亡くなりお墓に参る道の標木だとおっしゃり、…
早朝、小山戸の里に鉦を叩く音が聞こえてきた。 数人の一行は列をなして里道を歩いている。村の墓に向かう葬送の行列だ。 (H20. 4.20 Kiss Digtal N撮影)