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心にズッシリ… スーパーファミコン「鬱ゲー」傑作選10選 ~あの頃のトラウマをもう一度~

皆さん、こんにちは! スーパーファミコン(以下、スーファミ)と聞くと、どんなゲームを思い浮かべますか? 『スーパーマリオワールド』のような明るく楽しいアクション、『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』のような壮大な冒険RPGなど、キラキラした思い出がたくさん蘇ってくるのではないでしょうか。

しかし、そんな光り輝くスーファミソフトの中にも、プレイヤーの心にズッシリと重たい何かを残していく、いわゆる「鬱ゲー」と呼ばれる作品たちが存在したのです。今回は、美しいドット絵や心に残るBGMとは裏腹に、そのストーリーや展開で私たちに衝撃を与えた、忘れられないスーファミ鬱ゲーを10本厳選してご紹介します。

「鬱ゲー」と一口に言っても、その定義は様々です。悲劇的な結末を迎えるもの、登場人物が報われないもの、世界観そのものが暗く重苦しいもの、そしてプレイヤーに倫理的な問いを突きつけてくるものなど…。これから紹介するゲームたちは、もしかしたらあなたの心に新たなトラウマを刻み込むかもしれませんが、それと同時に、単なる「面白い」だけでは語れない、深い魅力を持っている作品ばかりです。

1. ライブ・ア・ライブ (1994年 スクウェア)

LIVE A LIVE(ライブアライブ) -Switch

オムニバス形式で様々な時代の主人公たちの物語が描かれるRPGです。それぞれのシナリオは独立しているように見えて、実は…。特に「中世編」の主人公オルステッドの物語は、スーファミ屈指の鬱展開として語り継がれています。信じていた者に裏切られ、全てを失い、絶望の淵に立たされる彼の姿は、多くのプレイヤーに衝撃を与えました。他のシナリオにも、人間のエゴや悲哀を感じさせるものが多く、全体を通して考えさせられる作品です。

  • どんなゲーム?: 原始編、SF編、現代編など、異なる時代と場所でそれぞれの主人公が活躍するRPG。各シナリオは短編で遊びやすいのも特徴です。
  • ここが鬱!: 何と言っても「中世編」。王道ファンタジーかと思いきや、友情、愛情、信頼といったものがことごとく踏みにじられ、主人公が絶望的な状況に追い込まれていきます。終盤の展開は、まさに悪夢
  • プレイフィール/考察: 当時、この展開を予想できたプレイヤーは少なかったでしょう。他のシナリオにも、功夫編の師匠の死や、SF編の閉鎖空間での疑心暗鬼など、心にズンとくるエピソードがあります。しかし、それらを経て最終編で全ての物語が一つに繋がった時のカタルシスもまた、このゲームの大きな魅力です。

2. タクティクスオウガ (1995年 クエスト)

スクウェア・エニックス(SQUARE ENIX) タクティクスオウガ リボーン -Switch

シミュレーションRPGの金字塔として名高い作品ですが、そのストーリーは非常に重厚かつシビアです。民族紛争を背景に、理想と現実の狭間で苦悩する主人公デニムの選択が、仲間たちの運命を大きく左右します。どのルートを選んでも誰かが不幸になったり、救われない結末が待っていたりすることも。選択の重さと、戦争の無情さを突きつけられる作品です。

  • どんなゲーム?: クォータービューのマップでユニットを動かして戦うシミュレーションRPG重厚なストーリーと、プレイヤーの選択によって物語が分岐するマルチシナリオ・マルチエンディングが特徴です。
  • ここが鬱!: 選択肢によって仲間が永久に離脱したり、敵対することになったりするのは日常茶飯事。特に有名なのは、ある作戦で非戦闘員である同胞を虐殺するか否かの選択を迫られる場面。どちらを選んでも後味の悪さが残り、プレイヤーに倫理的な問いを投げかけます。ストーリー全体を通して、戦争の悲惨さや人間の醜さが描かれています。
  • プレイフィール/考察: プレイ中は常に緊張感があり、一つ一つの選択に重みを感じました。章の合間に語られる歴史や情勢も非常に作り込まれており、否応なしに物語の世界に引き込まれます。救いのあるエンディングもありますが、そこに至るまでの道のりは決して平坦ではありません。

3. 真・女神転生II (1994年 アトラス)

真・女神転生2 SFC

荒廃した未来の東京を舞台に、悪魔と戦い、時には交渉して仲魔にするという独特のシステムで人気のRPGシリーズの2作目です。前作以上にダークで退廃的な世界観が特徴で、神や悪魔、そして人間のあり方について深く問いかけてきます。主人公は記憶喪失のコロシアムチャンピオン。彼の出自には大きな秘密が隠されており、物語が進むにつれて衝撃的な事実が明らかになります

  • どんなゲーム?: 悪魔を使役して戦うRPG。LAW(秩序)、NEUTRAL(中立)、CHAOS(混沌)という属性の概念があり、プレイヤーの行動によって物語の展開やエンディングが変化します。
  • ここが鬱!: メシア教とガイア教という二大勢力の対立が激化する中、主人公はどちらの勢力にも利用され、翻弄されます。救世主として期待されながらも、その裏では非人道的な計画が進行しており、知れば知るほど絶望的な気分に。登場人物たちも一癖も二癖もある者ばかりで、誰もが何かしらの闇を抱えています。
  • プレイフィール/考察: 独特の悪魔デザインやBGMも相まって、終始不穏な雰囲気が漂っています。どのエンディングも完全なハッピーエンドとは言いがたく、プレイヤーに「これで本当に良かったのか?」という問いを残します。しかし、そのダークさが逆に強烈な魅力となっている作品です。
真・女神転生2 SFC

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4. バハムートラグーン (1996年 スクウェア)

バハムート ラグーン

ドラゴンを育成しながら戦うシミュレーションRPG。美しいグラフィックや音楽も魅力ですが、このゲームを語る上で外せないのが、主人公の幼馴染でありヒロインでもあるヨヨの存在です。彼女の言動は時にプレイヤーの神経を逆なでし、その心変わりの様は「鬱ゲー」と言われる大きな要因の一つとなっています。

  • どんなゲーム?: ユニットを指揮して戦うシミュレーションパートと、ドラゴンを育成するパートが特徴のRPG。ストーリーは一本道ですが、キャラクターの感情の機微が丁寧に描かれています。
  • ここが鬱!: 序盤、敵国に囚われたヒロイン・ヨヨを救い出すために主人公たちは奮闘します。しかし、救出された彼女は敵国の将軍に心惹かれており、その想いを隠そうともしません。主人公の献身的な想いが一方通行に終わる様は、多くのプレイヤーにやるせない気持ちを抱かせました。NTR(寝取られ)展開と評されることも。
  • プレイフィール/考察: ヨヨの言動には賛否両論ありますが、ある意味で非常に人間らしいキャラクターとも言えます。戦争という極限状態の中で、人の心が移ろいやすいことを描いているのかもしれません。ただ、感情移入してプレイしていると、なかなかに精神的にくるものがあります。ドラゴン育成は楽しく、ゲームシステム自体は秀逸です。

5. フロントミッション (1995年 スクウェア)

フロントミッション ザ・ファースト:リメイク - Switch

「ヴァンツァー」と呼ばれる人型機動兵器をカスタマイズして戦う、シミュレーションRPGです。近未来の紛争を描いており、戦争のリアルさや人間ドラマが重厚に描かれています。主人公の婚約者が任務中に行方不明(後に敵として現れる)になるという、いきなりヘビーな展開から物語は始まります。

  • どんなゲーム?: 兵器であるヴァンツァーのパーツを組み替えて自分だけの機体を作り、戦場を戦い抜くシミュレーションRPG。ストーリーは、巨大な国家間の陰謀に巻き込まれていく傭兵部隊の物語です。
  • ここが鬱!: 婚約者の死の真相を追う主人公ですが、その過程で戦争の醜さ、汚い策略、そして仲間たちの死を目の当たりにします。特に、ある重要キャラクターの死に様は衝撃的で、多くのプレイヤーの記憶に刻まれています。全体的に暗く、救いの少ない物語が展開されます。
  • プレイフィール/考察: 兵器のカスタマイズは非常に楽しく、戦略性の高いバトルも魅力的です。しかし、その一方でストーリーはシリアスで、戦争の非情さを容赦なく描いています。ハッピーエンドとは言い難い結末も、このゲームのテーマ性を際立たせているのかもしれません。

6. MOTHER2 ギーグの逆襲 (1994年 任天堂/エイプ/ハル研究所)

MOTHER2 ギーグの逆襲

糸井重里氏が手掛けた独特の世界観が魅力のRPGポップでコミカルな雰囲気の中に、時折ゾッとするような狂気や、切ない物語が顔を覗かせます。特にラスボスであるギーグとの戦いは、その不気味なビジュアルやセリフ、そして戦いの結末を含めて、多くのプレイヤーに強烈なトラウマを残しました

  • どんなゲーム?: 現代的な世界を舞台に、少年ネスが仲間たちと共に地球を救うために冒険するRPG。ユニークなキャラクター、心温まるストーリー、そしてちょっとブラックなユーモアが特徴です。
  • ここが鬱!(というよりトラウマ): 全体的に明るい雰囲気のゲームですが、終盤の展開、特にラスボスのギーグの存在は異質です。理解不能な言葉を発し、おぞましい姿へと変貌していくギーグとの戦いは、生理的な恐怖を感じさせます。「いのる」コマンドを使い続けることでしか倒せないという展開も、ある種の無力感と切迫感をプレイヤーに与えました。
  • プレイフィール/考察: ギーグ戦は、当時の子供たちにとっては本当に怖かったと思います。可愛らしいキャラクターデザインとのギャップが、より一層恐怖を引き立てました。しかし、それがあるからこそ、エンディングで得られる感動もひとしおです。「鬱ゲー」とは少し毛色が違いますが、強烈なインパクトを残すという意味で選出しました。

7. エストポリス伝記II (1995年 タイトー)

★SFC「エストポリス伝記Ⅱ(EstpolisⅡ)」箱・取説付き/TAITO/スーパー/ロールプレイングゲーム/RPG/レトロゲーム/SUPER FAMICOM

「泣けるRPG」として名高い作品ですが、その感動の裏には多くの悲劇と犠牲が描かれています。特に中盤以降の展開は怒涛の鬱展開の連続で、主人公マキシムと彼を取り巻く人々の過酷な運命に涙したプレイヤーも多いでしょう。美しい音楽も、その悲劇性をより一層引き立てます

  • どんなゲーム?: 王道的なファンタジーRPG。主人公マキシムが仲間たちと共に、世界を脅かす「虚空島」の謎を追う物語です。謎解き要素やアクション性の高い戦闘も特徴です。
  • ここが鬱!: 序盤は比較的明るい雰囲気ですが、物語が進むにつれて、仲間たちの死や裏切り、そして主人公自身の残酷な宿命が明らかになります。特に、ある重要キャラクターとの別れは非常にショッキングで、多くのプレイヤーが涙しました。ヒロインのセレナが抱える秘密や、マキシムとの関係性も切なく、胸を締め付けられます。
  • プレイフィール/考察: ストーリーの完成度が非常に高く、キャラクターたちの感情描写も巧みです。鬱展開が多いですが、それらは物語をより深く、感動的なものにしています。「鬱」というよりは「悲劇」という言葉がしっくりくるかもしれません。それでも、プレイ後の喪失感はかなりのものです。

8. 天地創造 (1995年 エニックス)

天地創造 スーパーファミコン

クインテット三部作(『ソウルブレイダー』『ガイア幻想紀』『天地創造』)の最後を飾るアクションRPG地球の創造と文明の発展、そして生命の輪廻をテーマにした壮大な物語が展開されます。しかし、その結末はどこか寂しく、切ない余韻を残すものとなっています。

  • どんなゲーム?: 主人公アークが、荒廃した世界を再生していくアクションRPG大陸を復活させ、動植物を創造し、さらには人類の文明の発展を見守るという壮大なスケールが魅力です。
  • ここが鬱!: 世界を創造し、生命を育んだ主人公アーク。しかし、その行為そのものが、実はある大きな流れの一部であり、最終的に彼自身が世界から消えゆく運命にあることが示唆されます。エンディングの解釈はプレイヤーに委ねられますが、ハッピーエンドとは言い切れない、どこか物悲しい雰囲気が漂っています。
  • プレイフィール/考察: 世界を自分の手で創り上げていく過程は非常に楽しく、達成感があります。しかし、その一方で、主人公の存在意義や、生命とは何かといった哲学的な問いを投げかけられるような感覚も。美しいグラフィックや音楽が、その切なさを一層際立たせています。クリア後、しばらくぼーっとしてしまうような、そんな作品です。

9. 学校であった怖い話 (1995年 バンプレスト)

学校であった怖い話

実写取り込みのグラフィックと、選択肢によって分岐する膨大なシナリオが特徴のサウンドノベルです。学校の七不思議を取材するために集まった生徒たちが語る怪談は、単に怖いだけでなく、人間の心の闇や狂気を抉り出すようなものも多く含まれています。バッドエンドも非常に多く、救いのない結末にゾッとさせられます

  • どんなゲーム?: 高校の新聞部の主人公が、七人の語り部から怖い話を聞くという形式のサウンドノベル。選択肢によって話の展開が大きく変わり、様々なエンディングを迎えます。
  • ここが鬱!: 語られる話の中には、幽霊や妖怪といった超自然的な恐怖だけでなく、いじめ、殺人、ストーカーといった人間の手による生々しい恐怖も多く含まれています。特に、一部のシナリオでは、主人公自身が悲惨な目に遭ったり、精神的に追い詰められたりする展開も。後味の悪いエンディングや、何も解決しないまま終わる話も少なくありません。
  • プレイフィール/考察: 実写のグラフィックが妙なリアリティを生み出し、恐怖を増幅させます。分岐が非常に多く、全てのシナリオを読もうとするとかなりの時間が必要ですが、それだけの価値のある濃密な恐怖体験ができます。人間の悪意や狂気に触れることで、精神的に疲弊することもあるかもしれません。

10. ダークハーフ (1996年 エニックス)

SFC スーパーファミコン ダークハーフ

魔王と勇者、二人の主人公の視点から物語が描かれる異色のRPG。特筆すべきは、魔王サイドでプレイするパートでは、人間を滅ぼすことが目的となる点です。人間側の主人公ファルコは、次々と魔王に滅ぼされていく仲間や故郷を目の当たりにし、絶望的な戦いを強いられます

  • どんなゲーム?: 人類を救う勇者ファルコと、世界を破滅に導く魔王の、二人の主人公の視点を交互にプレイしながら物語を進めるRPG。限られた時間の中で、それぞれの目的を達成しなければなりません。
  • ここが鬱!: 勇者サイドでは、魔王の圧倒的な力の前に、仲間たちが次々と命を落としていきます。必死の抵抗も虚しく、絶望的な状況が続きます。一方、魔王サイドでは、人間たちを蹂躙していくことになりますが、その行為に正義はなく、ただただ虚しさが募ることも。どちらの視点で見ても、救いのない展開がプレイヤーを待ち受けます。
  • プレイフィール/考察: 善と悪、二つの異なる視点から物語を体験することで、単純な勧善懲悪では割り切れない、複雑な感情を抱かせます。特に勇者サイドの無力感と絶望感は強烈で、プレイしていて辛くなるほど。システムも独特で、時間制限がある中で効率よく行動する必要があり、常に緊張感を強いられます。

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回は、スーパーファミコンの「鬱ゲー」と呼ばれる作品の中から、特に印象深い10本をご紹介しました。これらのゲームは、確かに暗く、重く、時にはトラウマになるような展開を含んでいますが、それと同時に、プレイヤーの心に深く刻まれるような強烈な物語体験を与えてくれます。

明るく楽しいだけがゲームの魅力ではありません。時には悲しみや怒り、やるせなさといった感情を揺さぶられることで、より深く物語に没入し、登場人物に共感することができるのかもしれません。そして、そういった体験は、時を経ても色褪せることなく、私たちの記憶に残り続けるのではないでしょうか。

もちろん、ここに挙げた以外にも、スーファミには数多くの名作、そしてプレイヤーの心を抉った作品が存在します。もしあなたがこれらのゲームをプレイしたことがあるなら、当時の思い出が蘇ってきたかもしれません。まだプレイしたことがないという方は、もし機会があれば、心の準備をしっかりとした上で、一度触れてみてはいかがでしょうか。ただし、プレイ後の精神状態には十分ご注意くださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。