
28日の朝、大きなバケツ、と言うか鉢かな、にはられた水に薄氷が浮いているのを見つけました。水のなか、氷の下には水生植物なのかな、細い茎と小さな枯れた葉が透けて見えています。氷の表面は、山脈のようとは言わないですが、丘陵地帯のようなうねりがあります。風で波紋が立ったまんまに凍りついたのでしょうか。たしかに27日は寒くて風も吹いていました。逆光の位置に立って、近づいて氷を見るときらきら光って美しい。持っていたカメラにマクロレンズを付けて、少し近づいて、写真を撮りました。それが上の写真。
レンズには被写界深度と言うピントを合わせた距離から、その前後に、ピントが合っている距離範囲があり、それより前と後は、近くなればなるほど、遠くなればなるほど、像がぼけてきます。点は丸いぼけになります。スマートフォンに搭載されてるような小さなセンサーとレンズからなるカメラだとあまりぼけは大きくならない。画処理であとからぼけを大きく見せるようにスマートフォンのカメラが加工することはできるにせよ。フルサイズやAPSCなどの、スマートフォンに比べると大きなセンサーのカメラは、光学的にぼけが大きくなります。あるいは焦点距離は絞り値を使って、ぼけの大きさをコントロール出来ます。私の場合は、カメラ趣味の楽しみの、かなりの部分はこれです。この写真で向こうの方の輝点が丸くぼけてるのはそう言う理由です。
子供の頃、1960年代1970年代、冬はもっと冷えて、もっと厚い氷が張っていた。小学校に集団登校をするために集合場所に子供が集まった。そこにもバケツだったのかたらいだったのか、捨てられた缶からだったのか、氷がはっているところがあって、それをみんなでひっくり返して氷を取り出して遊んだことを覚えているが、氷は薄氷どころか、ちゃんと(記憶では)5mmか10mmかもっとずっと厚かった。もしかすると、記憶に刻まれたそういうとても寒かった日の記憶が敷衍して、あの頃の冬はいつも寒かったと覚えているのかもしれない。本当はいつもではなく、記憶にある日は特別に寒かったのかもしれないのだが。記憶というのは都合よく改ざんされるからやっかいだ。
ちょっと調べてみましたが、1℃程度の平均気温上昇は、この50年であったのかもしれない感じ。意外とちゃんと年単位のグラフなどが見つかりませんでしたが。きっとその冬でいちばん寒かった日の最低気温なんかを調べると、1℃以上の差があるんじゃないか、と・・・これもデータがない体感記憶なんですけど。