
ようやく、彼の夢が叶う時がきた。
かれこれ、10年越し。
幼少期から機械関係に興味があり、
過去には通っている事業所で「仮払い機=草刈り機」の使い方を学び、その構造や2サイクルエンジンの仕組みに興味を抱き、地区の回覧版で環境整備があると知ると積極的にその腕前を試す日々を過ごされていたが…
でも、やっぱりしっくりこないようで、
彼は、
他の誰もが、もっていない「モノ」を手に入れたかった…
他の誰もが、操作できない「モノ」を操作したかった……
それが、彼の「生きる道しるべ」だと、いろんなモノにチャレンジされてきた。

山林から切り出した大木を運ぶ作業。
赤黄青に塗装されたガ〇ダムカラーの「林内運搬車ウインチキャリー」キャタピラの振動が心地よいんだよね。
そう嬉しそうに語っていた彼。
でも、もっと、「大きな重機」を運転してみたい。
という気持ちが膨らみ、畑の整地を行うたびに何度か事業所の職員さんと一緒に「憧れの重機」に触れる経験を積まれていた。
寝ても覚めても「憧れの重機」での作業をしたいという思いが日増しに強くなり、
ついに、その日がやってきた。
「憧れの重機」資格取得の教本。

「小型車両建設機械 整地用等3t未満」
津市「津市オペレータスクール」にて2日間の研修を受講。
座学では、

先生:「作動油タンクに取り付けられているエアブリーザーの役目は?」
彼 :「タンク内のオイルやチリを除去する!!」
先生:「正解!! よく学習してるね」
講義を聞いている彼の姿は「この資格を取りたい」と真剣そのものです。

答案用紙。
現場仕事に勤しみ、鍛えられてきた彼の指には、何も迷いがありません。
座学の後は、彼の本領発揮、実技研修。

他の受講生の方々が見守るなか、背筋をピンと伸ばして深呼吸。
張り詰めた空気感に、私も高鳴る鼓動を押さえつつ、
「がんばってねっ」と祈る気持ちで見守る。

スムーズにユンボを操作している彼に、
教官:「お~そう、そう。慎重に行けよー。自分の手足のように使わなあかんで。」
と腕組みされた教官の声が現場に響きわたります。

些細なミスもなく、無事に実技講習を終え、満面の笑顔の彼。
2日間、お疲れさま。(^▽^;)
『小型車両建設機械 整地用等3t未満』の運転特別教育修了証を無事に取得されました。

話は戻りますが、彼が入学した際の写真です。
この資格を取って、将来やりたいことは?と尋ねると
「将来の夢は…。この資格で働いて、一人暮らしがしたいっ。」
と満面の笑みで語ってくれました。
以上で今年のブログの最終投稿となります。
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月一の更新ではありますが、「地域で暮らす利用者さんのそれぞれの想い」を少しでもお伝えできればと、ブログをUPしてまいりました。
2025年もみなさまにとって、良い年になることをご祈念申し上げます。M(_ _)m
by.チャッピー