未熟なカメラマン さてものひとりごと

gooブログから引っ越してきました

盛況だった!2025明治ごんぼう村フェスティバル 岡山県井原市芳井町花滝

訪問日:令和7(2025)年12月7日(日)11時ごろ

 

 

井原市明治地区(*1)で毎年開催されている、明治ごんぼう村フェスティバルに初めて足を運びました。毎年12月の第1日曜日に、ごぼうの収穫を感謝して開催されています。

国道313号から、案内板を目印に山道をどんどん登っていくと、眼下に山並みの素晴らしい眺望が開けてきます。とても井原市内とは思えません。

時刻は11頃、会場から帰る人でしょうか、前方からどんどん車が下りてきます。このとき開催時間(8:30~13:30)を把握していなかったので、もう終わりごろかと少々不安を感じながらの運転でした。

11時22分ごろの会場の様子

ずらりと並ぶ明治のごんぼう

いろいろな大きさのごんぼう

とっくり芋と、くり芋

会場の明治ごんぼう村ふれあい広場の駐車スペースは、多くの来場者の車で埋まっていました。とにかく天気がよかったので何よりです。主催者、関係者の方々もほっとされたことでしょう。会場では、野菜の販売のほか様々な出店やステージイベントが催されていました。

 

フィリッピンの皆さんのテント

ポーズをとってくれてありがとう

こんなものが売られていました

 

販売されているもの

ごんぼう村特産のゴボウを初め、ジャガイモ、サトイモ、トックリイモ、クリイモ、ハクサイ等新鮮な高原野菜が展示即売されています。お手頃な価格で購入できるのがありがたいですね。高原で採れたおいしい野菜は、冬の鍋料理にぴったりです。

 

グルメ屋台

グルメ屋台もずらり。明治ごんぼうをふんだんに使ったごんぼう汁、ごぼううどん、そしてごんぼう丼と、さまざまなごんぼう料理を楽しむことができます。また焼き鳥や和菓子など市内の有名店も協力出店、キッチンカーもあってし場を盛り上げています。休憩所もいくつか用意されていてゆっくり味わうこともできます。

 

業者の出店です

業者の出店

キッチンカーも花を添えます

イベント

鳴滝太鼓の演奏や子ども神楽等のステージイベントもあります。訪問時は備中神楽が上演されていました。

子ども神楽が演じられていました

備中神楽は国指定重要無形民俗文化財です

ステージ 鳴滝太鼓が披露されたようです

明治のごんぼうとは

ところでタイトルにある「ごんぼう」とはもちろんゴボウのことで、明治地区のゴボウは、この地域特有の粘土質の赤土畑で栽培され、じっくりと育つことで、木の枝のように太くて繊維がきめ細かく柔らかい、そして香りが高く、日持ちが良い、といった特性を持っているそうです。

しかし、栽培環境は厳しく、急斜面の畑で栽培され、大型機械が使用できないため、収穫作業は重労働です。また、ゴボウは連作に弱いため、輪作が必要(4~5年に1度)で、生産量は年々減少しています。それでも、その希少性と高品質から、需要が高まっており、特産物として評価されています。

 

*1 井原市明治地区とは

明治村(めいじむら)《1889(明治22年)に発足➡1954(昭和29年)廃止》が、岡山県後月郡にありました。現在の井原市芳井町花滝・芳井町種・芳井町佐屋・芳井町池谷・芳井町井山・芳井町片塚にあたり、これら一帯を総称して明治地区と呼んでいます。

ということで、現在、明治という地名は正式には井原市に存在しません。

井原市立明治小学校(芳井町種)も2008年に芳井小学校に統合されました。

井原市の古刹・高山寺を訪ねて 美しい露盤宝珠とツワブキの群生 岡山県井原市高屋町

訪問日:令和7(2025)年12月2日(火)

 

高山寺ツワブキがそろそろ見ごろではと、久しぶりに高屋町の高山寺(こうざんじ)を訪ねました。国道313号の高屋町の交差点から北方面に経ヶ丸を目指し、緩い勾配の山道をくねくね走ること10分。いちご狩りで有名な、すど観光農園のビニールハウスが見えたらすぐです。

さて、山道を走行中、山側の裾にモミジの紅葉がとても美しい場所を目にしました。ほんの一角ですが、思わずきれいと、車を停め撮影させていただきました。

空き地の奥に小さな山小屋のような建物がありました。落葉樹の木々に埋もれるように佇むそのさまは、まさに自然と一体化しています。

道路から少し入ったところ

小さな山小屋のような建物がありました

美しいモミジの紅葉です

ちょうど見ごろでした

高山寺

すど観光農園の向こうに見える本堂屋根の如意宝珠の金飾りが、光に反射しとてもきれいに輝いて見えました。

駐車場に着くと山側の斜面にひと際赤く紅葉した小さな木を発見。ハゼでしょうか。

岡山県重要文化財に指定されている鐘楼(山門)の鐘を仰ぎ見ながら境内に入ると正面に見えるのが本堂です。

高山寺を訪れて毎回感心するのが、その清潔さです。境内はとてもきれいに管理されていて、ごみ一つなく雑草1本も生えていません。手水舎の水盤もきれいに磨き上げられ水も透き通っています。龍の口からわずかに落ちる水は幾重にも丸い模様を作っています。

そして境内の一角に見えるのが高さ3mもあろうかという季節の花、皇帝ダリアです。

 

高山寺天平3(731)年に行基菩薩により開基したと伝えられています。真言宗大覚寺派の別格本山の寺院です。国指定の重要文化財不動明王座像、地蔵菩薩立像が安置されています。

駐車場脇の斜面に紅葉した小さな木 発色が素晴らしい ハゼでしょうか

高山寺 山門

岡山県指定の重要文化財 室町期の鐘楼の鐘

広くはありませんが、整然と並んでいる境内の建物

古そうな石のレリーフ

本堂 方形の屋根です

屋根を飾る美しい露盤宝珠 露盤の上に伏鉢そして火焔宝珠

高山寺の露盤宝珠
方形屋根では、隅棟が集まる屋根の頂部は、雨仕舞のために何か置く必要があります。このため考えられたのが露盤で、石製・銅製・瓦製などがあります。古いものは飾りの無い簡単なものですが、のちに装飾を兼ねるものが作られるようになりました。すなわち建物を荘厳にするものであるとともに、それ自体建物の一部となっています。
高山寺の露盤宝珠は、水煙付(火焔部=火の炎を図案化したもの)で唐草文の透かしが入っています。骨組みは金メッキのように見受けられます。避雷針の突針付きです。
どこか備中神楽の天照大神の冠(かんむり)のようにも見えました。

 

旬の花 皇帝ダリア

とてもきれいに管理されている手水舎

本堂に掲げられた大乗山の扁額


ツワブキは、ちょうど本堂の裏側でモッコクの下に自生しています。モッコクは、樹齢350年と言われる県下最大級のもので、その幹の途中からは、ヘラクレスのような筋肉隆々とした枝が何本も出ています。支える竹の数も多く、それらが一体となってとても大きく感じます。

教育委員会が市の天然記念物に認定したのが、昭和35年ですから、もう400年といっても過言ではないと思います。

ツワブキは、密集して生えていますが、残念ながら見ごろは過ぎていました。モッコクの花が咲くのは、6月から7月ごろ。甘い香りに誘われてミツバチなどたくさんの虫たちが羽音を立てて飛び交います。

 

高山寺の裏山 針葉樹が屏風のようにそそり立っています

巨大なモッコク 県下最大級だそうです

幹の途中から伸びる太い枝

モッコク下の地面を彩るツワブキの群生

残念ながら見ごろは過ぎているようでした

国の重要文化財を保管する宝物庫

経ヶ丸を下り帰途に就きます

帰りに、大池と神戸池の晩秋の山を見て帰りました。

大池(西江原町

神戸池(西江原町

 

広島県の紅葉の名所 光信寺を訪ねて 残念ながら見ごろ過ぎ 広島県神石高原町

訪問日:令和7(2025)年11月17日(月)

 

知人から紅葉が素晴らしかったとの情報を得て、初めて神石高原町の光信寺を訪ねました。井原の自宅から1時間ほど。こんな近くにこのような紅葉の名所があったとはつゆ知りませんでした。

山門前の駐車場から境内に入ると、カエデ類(モミジ)がたくさん植栽されていて見事な景観でしたが、残念ながらどれも見ごろは過ぎているようでした。

受付で入館料500円を払うと、一人の若い僧が、建物内を案内してくれました。

 

駐車場から山門へ

光信寺山門 周辺のモミジに圧倒されます

青空に紅葉の赤が映えます

秀嶺山光信寺

落葉したモミジ もみじ祭りは11月9日までで見ごろは過ぎていました

山門から境内を歩き受付に向かいます

山門から境内へ 期待が膨らみます

広い境内 正面が本堂です

境内の美しい紅葉です

山も秋色です

大きな建物が並びます 本堂、庫裏、書院

庫裏 本来の受付はこちらのようです

書院 受付です

もみじ祭りのちらし 10月25日から11月9日となっていました

 

(見 所)

・本堂裏側の枯山水庭園 重森三玲の流れを組む人の作庭だとか

・本堂から見るモミジの紅葉、床面を赤く染め上げる幽玄の世界

・150人が一度に座禅体験ができる西日本最大級の禅堂

・浴室の湯船に映る紅葉

・食堂のテーブルに映る紅葉

 

秀嶺山 光信寺とは

臨済宗永源寺派に属する寺院だそうですが、実は建てられてからまだ30年ほどしか経っていないそうです。当然檀家はなくて、拝観料、座禅などの体験料、研修や合宿の施設利用料などがその主なる収入でしょうか。

敷地はとても広く、管理が大変だと思いました。

 

いよいよ建物内に入る

庭園(枯山水を除く)は、足立美術館を作庭した中根金作氏の監修だそうです。しかし長い年月の間、放置しておくと、意図しない実生の植物がどんどん増えて、当初の設計とは随分様変わりしてしまうそうです。(この場所での本来の植生なのですが)

 どこか沼隈の「神勝寺・禅と庭のミュージアム」に似ていると思いました。念のため伺ってみるとやはり同じ常石グループの経営だとわかりました

 本堂を初め、これだけの構築物を設置するのに、いったいいかほどの資本が投入されたのでしょうか。

 

渡り廊下から見る紅葉

建物を繋ぐアップダウンの渡り廊下 両側からモミジの紅葉が迫ってきます

ガラス窓越しに見る紅葉

右も左も秋色一色

異次元の世界 本当にきれいです

建物内を見学

格調高い和室

見事な調度品 いたるところに螺鈿の模様

立礼台 釜にしゅんしゅんとお湯が沸いていました

福山藩の絵師 藤井松林の六曲一隻の屏風

堂本印象の弟子・大島祥丘の龍の絵 ガラスが反射してなかなかきれいに撮れません

坐禅の設え 多目的スペース 宿坊でしょうか

外の様子 青空と山が絵になります

門の外がご覧の景色

禅堂 約150人が一度に座れる西日本最大級の坐禅

窓の外はご覧の美しい景色 瞑想には不要かも

中庭のモミジの紅葉がスゴイ

渡り廊下の両側にモミジが迫る

見ごろのモミジ 枝の張りが美しい

ガラス窓越しの燃える赤

連なるモミジの紅葉

樹形が繊細で美しい

ややアップで撮影

中もすごいが外もすごい

浴槽の湯舟に映る秋景色

浴室(男性用)の脱衣所

やはり見ごろは過ぎているようでした

こちらは女性用湯舟

 

(抹茶体験)

 建物内を見学のあと、折角なので抹茶をいただこうと思いました。茶碗は10碗ほど用意されていて自由に選ぶことができます。干菓子も自分で選び、小盆にのせて別室へ。するとさきほどの僧が立礼棚で、抹茶を入れて待ち、どうぞ点ててくださいと勧められます。

ここからセルフですが、私も上田宗箇流の末席に身を置く身、柄杓で釜から熱いお湯を入れ、いつもの調子で点てさせてもらいました。体験とはつゆ知らず、でもその中でいろいろお話ができ、また情報も知り得てよかったと思いました。

 

名椀の展示もありました

体験コーナーの外もご覧のような見事な景色

抹茶を入れていただく

窓から見る山景色 なんだか癒されます

本堂周辺の紅葉を見る

お蕎麦、抹茶がいただける食堂 団体さんでも大丈夫

落ち葉で赤く染まった地面

庭園を横から見る

石庭が見えてきました

本堂横から境内を見る

モミジが床に映りそう

正面から

左方面

右方面を見る

どこから見ても美しい

枯山水庭園(石庭)を鑑賞

角ばった石が使われているのが特徴とか

とても美しい景観 重森三玲の流れを組む方の作庭とか 

苔と石

紅葉と石庭

別角度から

背後の山も秋色

(そばをいただく)

いいおつゆの匂いがしてきて、そば大好きの私としてはとても気になっていました。11時からの受付でもう少し時間があったので見学や撮影などで時間を調整し、なんとかその時間に合わせることができました。

外に近いテーブル席でいただくことにしました。黒いテーブルにモミジの紅葉が映りそうで、そばと合わせていい写真が撮れるのではと思ったからです。

ざるそばは繊細で美味、本当においしかったです。巻きずしも付いていてありがたい組み合わせだと思いました。

一番外に近い席 モミジがテーブルに映ると予想しこの場所に決めました

大正解 映えます

光信寺そば とてもおいしかったです

帰りに

最後に、鐘楼で鐘を突き、家内安全を祈願して光信寺をあとにしました。

遠くに見える未知の建物

鐘楼「願いをこめて ご自由にお突きください」とあったので家内安全を祈願して心を込めて突かせていただきました 

山門を出る

来年は、もう少し早く見ごろの時期に訪ねたいと思い、スマホのカレンダーに、早速11月3日光信寺とスケジュールを入れました。

福山市内でもまだまだご存じない方が多いと聞きました。

神勝寺に続き、光信寺も広島県の紅葉の名所に違いないと思います。来シーズンぜひ訪ねて見られてはいかがでしょうか。

オレンジに赤が加わると燃える赤となる! 田中苑・楷の木の紅葉 岡山県井原市

訪問日:令和7(2025)年11月14日(金)

 

井原市を代表する紅葉の名所、田中苑(でんちゅうえん)の楷の木(かいのき)、すでに見ごろを過ぎているのは分かっていましたが、先日の夕方、ちらりと見かけた際、まだ鑑賞に堪うる美しさを保っていることに気づきました。10mを超える高木、その存在感は半端ではありません。

折角なので、早めに出直して撮影しようと思っていましたが、勤務日や気象条件の関係でなかなか折り合わず、この日まで延びてしまいました。

田中苑の楷の木 まだまだ見ごろが続いています

 

10mを超える高木です 発色が素晴らしいです

赤にオレンジが加わることによって燃える赤となる

尾道柿園で柿の実のカーテンを見た帰りに立ち寄りましたが、いつ見ても田中苑の楷の木の発色は素晴らしいと思います。

太陽の光を受けて、赤に近いオレンジはまるで燃えるようで、青空に映えいっそう際立って見えます。ただ見ごろも終盤のためか、その多くがすでに落葉して密度はそれほどでもなく、少し歯抜けの印象を与えているのも否めません。

木の下の芝生の表面は落ちた葉でカーペットのように埋め尽くされています。

 

緑~黄緑~黄色~オレンジ~赤 とそのグラデーションが素晴らしい

 

(実は、紅葉しているのは表面のほんの一部分)

楷の木の葉は笹の葉のような配列をしており、その枝ぶりはとてもやさし気な印象を与えています。

実は、燃えるように赤く紅葉しているのは、陽が当たる部分のみで、北側と内側は黄色や黄緑色一色の世界。外からは想像もつきません。この情報を知り得るのは、実際に訪ねた人だけです。

この内側の葉は最終的に緑色が黄色に変色した段階で、赤く色づくこともなく落ちてしまうようです。

それにしても美しいのは、その紅葉の変化です。赤い部分、黄色の部分、緑の部分とそのグラデーションは、まさに七変化、言葉に表せないほど見事です。

 

内側に近いところ オレンジと黄色のコンビネーションが素晴らしい

 

笹の葉のような形状 優し気な印象を与えています

北側の部分と向こうに茶室・不老庵

透けて見える黄色 形状がよくわかります

真下から見上げる楷の木 黄色一色、外部からは想像もつきません

この辺りは淡いオレンジ一色

井原市平櫛田中美術館とのコラボ

池に浮かぶ落ち葉 形と色がおもしろい

池のコイ 痩せていますね

美術館建物に映る青空と田中苑の紅葉

芝生を覆う楷の木の落ち葉 いろんな色が見えます

写真を撮り合う観光客 


この時季は、田中苑、全体が紅葉し、鏡獅子のブロンズ像、茶室不老庵一帯が秋色に包まれています。

ベンチで、紅葉を眺めながら、お弁当を食べる人、鏡獅子の周りを取り囲む池のコイを眺めながら声を掛けるご婦人たち。

平和な日本、平和な井原市を象徴する、穏やかな昼下がりの情景です。

「ね、空が近いでしょ!」「ほんとだ!」晩秋の秋を彩る柿の実のカーテン 尾道柿園 広島県尾道市御調町菅

訪問日:令和7(2025)年11月14日(金)

 

この時期になると、撮影してみたい衝動に駆られるのが、広島県尾道市御調町菅(みつぎちょうすげ)にある尾道柿園の柿の実のカーテンです。実は11月2日にもお邪魔しましたが、何と柿棚に掛かっていたのは全体の3分の1ほど。いっぱいに掛かるのは今月の中旬ときき出直したものです。

尾道柿園には、このところ毎年出かけていますが、テレビや、HPで紹介されているような素晴らしい景観に出会えるのはなかなか難しいものがありました。

ということでこの日はどうかと恐る恐る現地に到着するとなんと大正解でした。しかも午後から順次室内に取りこんでいくとのことでしたので、ぎりぎりのところで間に合ったことになります。

尾道柿園まで180m やっと一台が通れるほどの道幅です

集落を散策すると、昔の面影がそのまま残っていて、まさに昭和の原風景を見ることができます。

 

とても大きな柿 上丸柿のようです

菅野地区 とても小さな集落です

ススキがとても美しく見えました

一つだけ残った柿の木 木守柿(こもりがき)といって必ず、1個や2個残すそうです。それを鳥たちが食べ、種を落とす。そこから芽が出て新しい柿が育つ。そして、それらが循環していく、遠い昔からの言い伝えだそうです。

花壇のシルバーリーフ いつもきれいにしてあります

御調町菅(みつぎちょうすげ)にある菅野地区は、その数わずか7世帯ほど。まさに限界集落と言えるかもしれません。そんな中、尾道柿園の創業者である先代の社長宗康司(むねやすし)さんが柿農家の地元に帰り、お正月飾りの串柿で栄えた、かつてのこの地域を以前のように再び柿で盛り上げようと一念発起。地元の仲間と協力して法人を立ち上げたのでした。」

菅野地区はこんなところ 美しい山並みが続きます

「菅野地区は、干し柿の天敵である霧の影響を受けない標高300mの山頂、一日中、日当たりが良く風が突き抜け昼夜の寒暖差が大きい。そんな理想的な干し柿づくりの風土条件が揃っています。」

やっと出会えたフルにかかった柿の実のカーテン

やや下手から見る柿の実のカーテン 青い空に映えます

この付近が駐車所スペース 柿の里みつぎ町の幟がたっています

 

やや右方面からもう一枚

 

どの民家の軒先にも干し柿が見えます 青い空に秋らしい雲

この向こう右側が作業場です

まず、柿の実を撮影するためスタッフの方に了解を得ようと、庭先で一人だけイスに座って外を眺めながら食事中のご婦人に声を掛けました。

「写真、撮らせてもらってもいいですか?」

「はい、どうぞ」と返事をいただき、

「今日は天気がよくて気持ちいいですね」と声を掛けると、

「こんないい天気なのに、中で食べるのはもったいないです」と返事。

(他の皆さんは、室内で食事中のようでした)

 

皮むき作業が一段落したように見えたので、「もう今年の作業は終わりですか?」と尋ねると、午後から徐々に室内に取り込むとのことでした。さらに一定期間乾燥させ、出荷するということでしょうか。

陽射しを受けて板戸にくっきりシルエットが映っています

斜面の段差を利用して効率よく陽射しが当たるよう設計されています

 

20個をひもで結び干し場に吊します。屋外で2週間、屋内で2週間干すと渋みが抜けた上品な甘さの干し柿が出来上がります。

いつも元気そうな2匹のヤギ

渋が抜けて甘味が伝わってくるようです

 

食べたい!と思うのは私だけでしょうか

オレンジ色のカーテン 整然としてとてもきれいです

干し柿に囲まれて 甘い香りが伝わってくるようです

 

五段の柿棚 何とかカメラの視界に入りました

 

最後にもう一枚だけ

 

撮影を終え、礼を言うと、

空に目をやりながら「ね、空が近いでしょ!」と声を掛けられました。

何という素晴らしい表現と感性なのでしょう。

なるほど、建物越しに見上げると、紺碧の青空がとても近くにあるように感じられて納得がいきました。

「ほんとだ、近いですね!」

 

不思議と空が近くに感じられます

尾道柿渋工房にて

 

干し柿用の西条柿を一帯に栽培し、干し柿やその加工品、柿渋や柿酢などの商品販売、カフェや柿渋づくり、柿入りピザ作りの体験施設として、また工房をイベント会場やレンタルスペースとして貸し出すなど、外部から人を呼び込んで新たな賑わいを創出しています。」

おいしい飲み物がいただけます

このあと柿渋工房(お店)に立ち寄りました。天気がいいのでテラスへの出口がオープンになっていました。

いつものように、コーヒーと柿のセットを注文し、穏やかな時間を過ごします。

店長(宗八重子社長)はとても気さくで話上手な方です。

干し柿は、自然が相手なので苦労しますと、いろいろ難しい点を教えていただきました。

おいしい干し柿が作られるのはこのような苦労があってのことだと、よく理解できました。

 

しゃれた店内 とても落ち着いて素朴な雰囲気に癒されます

テラスへのガラス戸がオープンになっていました

 

せっかくなので珈琲と干し柿のセットをいただきました

アップで 信じられないくらいの甘さです

天井も柿渋でコーティングされています 防腐、防虫の効果があるそうです

 

美しい柿のディスプレイ

アンガールズ山根さん揮毫の短冊 柿食いにここまで来ようみつぎ町 先日テレビの取材があったそうです

アート展の開催中でした レトロ感覚の人物画 大好きです

アート展のチラシ 会期終了までもう少しあります

商売繁盛 きてね~

 

苦節?3年目、やっとフルに掛かった柿の実のカーテンに遭遇することができました

当日は、アート展が開催されていてユニークな作品が展示されていました。

標高300m、来訪者は多くなく、ゆったりと過ごすには最適な隠れ家的場所です。

一度訪ねてみてはいかがでしょうか。

 

追記 前回11月2日の様子です

まだ3分の1ほどしかかかっていませんでした

むぎたての吊るし柿 青い空とのコントラストが鮮やかです

瑞々しさが伝わってくるようです

大型の扇風機で風を当てています

最後までご覧いただき有難うございました。

岡山県浅口市寄島町の観光名所を訪ねて 岡山県の名勝・龍城院庭園とアッケシソウ自生地

訪問日:2025年10月27日

 

地元紙・山陽新聞に龍城院庭園が岡山県の名勝に指定されたとの記事を目にし、日本庭園大好きの私としては、じっとしてはいられませんでした。

天台宗名刹・龍城院庭園は昨年一度訪ねましたが、このような立派な日本庭園があるとはつゆ知りませんでした。

また、アッケシソウも気になっていました。今月いっぱいが紅葉の見ごろと聞いていたので合わせて訪ねることにしました。

 

龍城院庭園

松林の参道を抜け、山門を入ると境内を掃除されていた女性の方から、「おはようございます」と声を掛けられました。つづいて「庭園はご覧になりましたか?」私も「これからです。楽しみに参りました」と声を返しました。

本堂の横を抜け小さな門を潜ると、庭園が姿を見せました。池の手前付近にはネットが張られていました。おそらく鷺などから鯉を守る為でしょう。視覚的に少し残念な気がしました。

正面に廻ると、池の対岸に大きな石組が配置されています。枯れ滝を表現したものだそうですが実に見事でした。

笠岡市にも最近、国の登録記念物に指定された清水氏庭園があります。成立は別としてよく似ているように感じました。

 

天台宗宗祖伝教大師最澄の高弟、慈覚大師(円仁)により承知5年(838)の開基とされています。

駐車場の案内板 道がカーブしているので脇見運転は非常に危険です

南無阿弥陀仏と刻まれた存在感のある石碑

阿弥陀堂

浅口市教育委員会による龍城院の紹介文です

参道 カイヅカイブキの並木です

山門

掲示板にあった山上億良の一首

龍城院境内の案内図

龍城院庭園の案内図

境内の大きなイチョウの木

とても太い幹です

広い境内

本殿

 

いよいよ庭園に入ります
 

  今春、県名勝にされた庭園が一般公開が始まり、多くの観光客らが足を運び、風情ある園内の散策を楽しんでいる。11月3日まで と山陽新聞に紹介されていました。

 

  最大の見どころは、池に面した斜面付近に設けられた豪壮な「枯滝」。水を使わず石組みの配置だけで滝の流れを表現しています。

  池泉座観式(ちせんざかんしき)の庭園で作庭は阿波徳島嵯峨派の庭師与兵衛、江戸時代の伽藍の再建整備に伴い現在の形に整えられたようです。

庭園への入り口

本殿を背に庭園を見たところ

三尊石

見事な枯滝の景観

三段落ちの滝

ソテツ

建物にあったカエデのガラス戸

鐘楼を望む

背後に広がる福井山を借景にしています

タヌキ像

本堂を裏側から見たところ

石が多用されています

池に張り出す松の枝

苔がびっしり

石の上の鯉

 

凸型の飛び石がおもしろい

岩に囲まれた池

小島の丘の上からの一枚

庭園を見た後、境内周辺を歩いてみました

鐘楼で鐘を突いてみようと思いました

鐘楼

とてもきれいな鐘です

納骨堂

境内の見事なソテツ

地蔵尊のお見送りを受け龍城院をあとにしました

アッケシソウ自生地 浅口市指定天然記念物

つづいてやってきたのが、アッケシソウ自生地です。駐車場は係員の方から誘導いただきました。テントが2張り、守る会の方でしょうか、黄色いジャンパーを着た方が何名か対応に当たっています。

残念ながらA地区の見ごろは過ぎているようでした。カメラで撮影していると横から「どこから来られましたか?」声を掛けられました。守る会の方でした。いろいろ丁寧に情報を教えていただきました。

守る会の会員数は40名ほどですが、実際に草刈りなど作業に参加できる人は10名ほどとか。遠くは福山市神辺町からも参加されているそうです。

アッケシソウ一年草ですが、一番の大敵は雑草だそうです。本州、唯一の自生地ですが、そのDNAを調べると韓国のものと分かったそうです。種が船に紛れ込んで偶然にも育ったのではという憶測。

このアッケシソウ、外国では食用にしているそうで、栄養のバランスも抜群だとか。

撮影なら近くで撮影できるC地区(150m先)がいいですよと教えられ、防波堤沿いの道を歩きましたが、天気がよいので実に爽快でした。

 

アッケシソウを守る会の方がお出迎えです

草原に立つ一本の木

A地区のアッケシソウ 残念ながら見ごろは過ぎているようでした

向こうに遊水池

西方面 

アップで見る

c地区に移動することにしました

堤防の上を歩いて行くことにしました。三ツ山は寄島の代表的景観です

遠くですがかすかに瀬戸大橋が見えました

堤防の上から見る受付付近

とてもさわやかです

下に降りて遊歩道を歩きます

C地区入口です

こちらはまだまだ見ごろでした

木道が整備され近くで見ることができます

遊水池と紅葉

青佐地区方面 青空がとてもさわやかでした

見ごろを過ぎているところも

陽を受けて輝く

東方面

アッケシソウのアップ

まだ青いところも

受付まで帰ってきました

訪問者が増えてきました。マイクで説明する守る会の方

  新エリアで繁殖確認

  浅口市教委は13日、アッケシソウが自生地内の新たなエリアで、約100㎡に繁殖しているのを確認したと発表しました。新たな発見は2009年以来に16年ぶりだとのことです。

鳥取県の旅 鳥取県立美術館と三朝バイオリン美術館を訪ねて

訪問日:2025(令和7)年10月17日(金)

 

華鴒大塚美術館友の会の美術展鑑賞旅行に参加させていただきました。今回の訪問先は鳥取県倉吉市に3月30日に開館した鳥取県立美術館と、三朝町のバイオリン美術館です。

前日まではっきりしない雨と曇りの天気でしたが、この日は何ということでしょう。朝から気持ちのよい青空が広がり、まさに行楽日和となりました。

参加者は事務局を含めて23名。西部観光の大型バスはとてもゆったりと座ることができました。

 

鳥取県立美術館)

 

緑の芝生、青い空に建物が映えます

鳥取県立美術館には、予定時刻の20分遅れで到着。館の前面には相当なスペースの芝生の広場があり、芝生の緑、白い近代的な建物と青い空のコントラストが見事でした。集合写真を撮ったあと館内へ。当日の展示は「The花鳥画」でした。団体客に対しての注意事項と案内を受けたあと、エスカレーターで3階に向かいます。

圧倒的な屏風絵を中心とする展示。次から次へとこれでもかというほど、続きます。作者については、伊東若冲、丸山応挙、鈴木其一を除いてほとんど知らない人ばかりでした。よくこれだけ集めたものと感心しました。

また、2階の会場で開催されていた、小松宏誠展「光と影のモビール けしきと歌」もとてもユニークで新鮮でした。眺めているだけでまるで海の底にいるような、山の中でさわやかな風に吹かれているようなそんな感覚を覚えました。風を当てたり、光を当てたりと、それに伴い動く造形物がとても幻想的な空間を醸し出していました。

The 花鳥画

期待が高鳴ります

 

お決まりの記念撮影です

3階に続くエスカレーター

六曲一隻の屏風 ほんとに見事で美しい

素晴らしい造形です

天井はこのような感じです

テラスを見る

2階企画室での見事な作品 光と風で動きを見事に表現しています

海の底にいるようです

1階フロアに飾られていた廃材を利用して作られた鳥

外に出てみました

別角度から見る美術館の建物

水鏡になった人工池

お散歩中のワンちゃんに出会いました。暑いので日陰で休憩

こちらはもうおばあちゃんだとか


(白壁土蔵群 町並み散策とお土産店めぐり)

観光案内所です

元帥酒造

昼食場所の日本料理「飛鳥」

(昼食)

昼食は、観光駐車場から徒歩数分の町並みの中にある、日本料理「飛鳥」というお店でいただきました。明治時代に建てられたこの建物はゆうに120年を超えているそうです。

到着すると、畳の2部屋にテーブルとイス席が用意され、料理もすぐに食べられる状態で並んでいました。ザ和食という感じで味は申し分ありません。また2階にも食事できるスペースがあるようで、木製の古い階段を上がってみたい衝動に駆られました。

純和風です。天ぷらがおいしかったです。

食事風景です。いかにも古民家という感じです。

隣りのお店「夢倉」もとてもいい雰囲気でした

 

玉川にかかる橋が印象的です

土蔵群を代表する景観です

絵になるショット

食事場所からすぐのところに、倉吉市打吹玉川伝統的建造物群保存地区があります。玉川沿いに白壁の土蔵が連なる懐かしくて壮観な景観を見ることができます。当日は平日ともあって観光客はまばらでした。瓦はいずれも赤い石州瓦で独特の統一感があります。食事場所でお土産を買うにはどこがよいかと尋ねたところ、赤瓦一号館を勧められました。

さすがに古い建物で、床は木製の板張りで歩くと音がしました。

ねぶたのような人形が奥に鎮座しており存在感があります。倉吉とねぶたの関係性について知りたい気がしました。

また、市内にフィギア生産の大きな工場ができた関係でしょうか、かわいいフィギアが棚に並んでいました。

赤瓦一号館 大きなねぶたのような照明入りの人形がありました

フィギア 制作会社の大きな工場があるそうです

 

板材を多用した歴史を感じさせる建物です

赤瓦五号館

町並みの中心を少しはずれたところに、一風変わったお寺がありました。山門のところにとても古びた年代物の電話機がありました。

試しに受話器を取ると「ツー」という音が聞こえ、何と現役だということがわかりとても驚きました。このあともう少し時間があったので、打吹公園まで足を延ばしました。

大蓮寺山門

山門前の弁天参道

中心部から少し外れていますが、大きな柳の木があって落ち着く町並みです

てらほおん とても古い電話機ですが現役です。受話器を取るとピーという音がしました

本堂はびっくりするような彩色の鉄筋コンクリート造り

研屋町児童遊園

さわやかトイレ横の人工池 鯉が泳いでいました

同じく カエル 迫ってくるようです

倉吉市の英雄 琴桜関のブロンズ像


(三朝バイオリン美術館)

三朝温泉街端の山裾にバイオリン美術館はありました。全国で唯一のバイオリンの美術館だそうです。受付を済ませるとすぐに係の方から詳しい説明を受けました。とにかくバイオリンの完成まで、相当な時間を要することがよくわかりました。バイオリンは使用しているとどうしても修理の必要が出てきます。そのため分解しやすいように接着剤は昔からにかわが使用されているそうです。

説明の後、演奏を聴くため2階のホールに移動しました。合掌づくりの空間はとても共鳴がよく、大きく響きました。演奏者は先ほど美術館の説明をいただいた方で、バイオリンの説明と、有名な曲を何曲か聞かせていただきました。

 

バイオリン美術館 正面玄関

パーツについて、詳しく教えて頂きました

素晴らしい生演奏 共鳴がなんとも素晴しい

積まれた木材 バイオリン用のものでしょうか

雪に強い合掌造りの建物です

こうして鳥取県の2館をめぐり、絵画と造形、そして演奏で十分芸術の秋を堪能することができました。

準備いただいた事務局、役員の皆さまに心よりお礼を申し上げます。