口内の清潔も守ろう◎

要介護者への欠かせない介助作業の一つ

口腔ケアの不足が生み出す様々な症状

口腔ケアが不十分になると、要介護者の健康状態に様々な悪影響が生じやすくなります。
口腔内は細菌が繁殖しやすい環境であり、清掃が行き届かないと歯周病や虫歯の進行を招きます。
特に歯周病は、歯を支える骨が溶ける病気であり、重度になると歯が抜け落ち咀嚼機能が低下します。
その結果、食事の際に食べ物をしっかり噛めなくなり、栄養摂取が困難になるまたは食事が細くなることで低栄養に陥るリスクが高まるのです。

さらに、口腔内の細菌は口の中だけの問題に留まりません。
最も警戒すべきは誤嚥性肺炎のリスク増大です。
口腔内の細菌を含む唾液や食べかすが、誤って気管に入り込む誤嚥を起こすことで肺に細菌が感染し、肺炎を引き起こします。
要介護者は嚥下機能が低下していることが多いため、口腔内の細菌数が多いほど誤嚥性肺炎の発症リスクと重症度は高まり、生命を脅かす事態につながります。

また、口腔内の不潔な環境は口臭の原因となるだけでなく、味覚の低下を引き起こすこともあります。
舌の表面に付着する細菌や食べかす(舌苔)が増えると食べ物の味が感じにくくなり、食欲の減退を招く可能性があります。
食欲不振は低栄養状態をさらに悪化させ、全身の免疫力の低下にも直結します。
免疫力が低下すると、風邪やインフルエンザなどの感染症全般にかかりやすくなるという悪循環となります。
適切な口腔ケアは、これらの口腔内の問題を防ぎ、食べる喜びを維持し、全身の健康を守るための予防医学的アプローチとして要介護者にとって非常に重要なのです。

要介護者向けの口腔ケアの方法について

要介護者への口腔ケアは、口内を清潔に保ち様々な疾患を未然に防ぐために重要な介助作業です。
特に高齢者は加齢によって唾液の量が減り、口内が乾燥した状態になっているので、口腔ケアは必須です。
しかし、手順を誤るとかえって状態を悪くしてしまうので、口腔ケアを行う際には十分に注意を払いましょう。

要介護者に対する口腔ケアは、口内の洗浄が重要な作業です。
まず最初にうがいを行って、口内に残っている食べかすなどの大きな汚れを取り除きます。
入れ歯を取り外すことも忘れずに行い、うがいができない場合は介護用のスポンジ歯ブラシなどを使って汚れを取り除きます。
次に、介護用の軟毛ハブラシを使って歯のブラッシングを行います。
この際、力を入れ過ぎるとけがをするおそれがあるので注意が必要です。

歯磨きの他に、舌や頬の内側のブラッシングも一緒に行います。
口内の汚れは粘膜にこびり付きやすいので、口内用のガーゼを使って拭き取ります。
要介護者が虫歯や歯周病を患っている場合は、歯科医師などの専門医に相談するのが賢明と言えるでしょう。
虫歯や歯周病の判断も、自分で安易に行わないようにします。

入れ歯の洗浄も入念に行う必要がありますが、歯ブラシを使うと傷が生じてしまうので市販の入れ歯洗浄剤で汚れを取り除きます。
ブラッシングの後は、口内をゆすぐために再びうがいを行います。
自力でうがいができない要介護者に対しては、吸水性に富んだ口内用ガーゼなどを使います。
口内を清潔にしておくと様々な疾患を防ぐことができるため、手間をかけてでも清潔にしておくことが大切です。


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