50代 “今更”を“今だから”に変える生き方

旦那の依存症発覚、別居、資格勉強そして副業。時間がないからマネジメント力全開ですべて同時進行。

静かに強いチームのつくり方

50代になると、人との関わり方に少しずつ“余白”を持てるようになります。若い頃のように、勢いだけで突き進むことはもうしません。むしろ、誰がどんな役割を果たせる人なのか、静かに観察する力が身についてきます。

チームというのは、人数が多ければいいわけではありません。上手く機能するのは9人まで。 それ以上になると、小さな声が埋もれてしまうからです。50代になって振り返ると、声が大きい人ばかりが目立つチームよりも、静かな人の存在が丁寧に扱われている集まりのほうが、長く続き、安心感がありました。

そして、どんなチームにも“リーダー的な存在”は生まれます。その人がチームをどう扱うかで、雰囲気はまったく変わります。誰一人置いていかない、そこにいる全員に存在価値を感じさせること。 それができるリーダーのもとでは、人は自然と力を発揮します。

特に大切なのは、主張の少ない人へのまなざし。 声が小さい人ほど、場を整える役割や、困ったときに静かに支えてくれる力を持っています。気づかれにくいだけで、その価値はとても大きい。

50代の私たちは、もう「自分が前に出て主張しなければならない」と無理をする必要はありません。自分の意見は、誰かの言葉として広がっていけばそれでいい。 チームは“私”だけで成り立つものではありません。

そして不思議なことに、普段は静かな人でも、必ずチームを助ける瞬間が訪れます。 その時を待てるかどうかで、大人のチームワークは成熟していきます。

ビジネスでも家庭でも、友人関係でも、50代の生き方は“競争”ではなく“調和”。
「あなたがここにいてくれてよかった」
そう思える場所をつくれる人のそばには、自然と温かい人たちが集まるものです。

日常を味方にする ― 1年後の自分は、今日の積み重ねで決まる

50代になると、時間の流れが急に速くなったように感じませんか?
気づけば1年があっという間に過ぎていき、「来年こそは変わりたい」と思ったまま、同じ毎日を繰り返してしまう。

人によっては今までの頑張りに過信して将来をも預けてしまい、現状に柔軟に対応できなくなってしまっている人、もしくは自分の限界を感じ諦めモードの人もいるかもしれません。
でも、本当は1年後の自分をつくるのは、特別な出来事でも大きな挑戦でもなく、“今日の過ごし方” そのものなのです。

大切なのは、日常を味方にすること。

たとえば、5分スクワットをする。
たった5分。でもその5分を笑う人ほど、何年経っても何も変わりません。
50代の体は、やらなければ確実に落ちていきますが、少しでも動かせば必ず応えてくれます。
膝が鳴っても、太ももが重くても、5分だけの頑張り1週間で体の感覚は変わり、1ヶ月後には鏡の中の自分が変わります。

私は寝る前の1分間プランクを始めて3週間ほど経ちました。一日の終わりは体力、気力的にきついのですが、そこを踏ん張ることで少しずつ体幹がしっかりしてきました。

次に、5分の呼吸を意識する時間をつくること。
50代は心の荷物も多い年代です。家族の問題、仕事の責任、健康の不安…。
しかし、深くゆっくりと呼吸するだけで、脳が“安心していい”とサインを出します。
整った呼吸は、心の整理整頓にもつながり、余計な怒りや不安が減っていきます。

そして、朝は感謝の言葉とともに起きること。
「今日もありがとう」
この一言は、ただの精神論ではありません。
脳は“感謝している対象”を探し始めるため、否定よりも肯定に意識が向きます。
50代の女性が持つしなやかな強さを、日常の中で自然と引き出してくれる習慣です。

最後に、夕食は自炊にする。
完璧な料理でなくていいのです。野菜を切る音、湯気の匂い、味付けを調える感覚――
こうした“手をかける時間”は、あなた自身の心と体を整える行為です。
外食では得られない「自分を大切にする感覚」が、ゆっくりと戻ってきます。

これらはすべて、特別な技術やお金は必要なく、今日からできることばかり。
けれど 365日続けば、人生レベルで変わります。

未来は突然変わるのではなく、
“今日の5分”をどう使うかで静かに形づくられていく。

日常を味方にできる人は、年齢を重ねても輝き続けます。
1年後、「続けていてよかった」と思える時が必ず来ます。
まずは今日の小さな一歩を、大切にしてみませんか。

女性首相誕生に思うこと ― 縦の時代から横につながる時代へ

日本は初の女性首相が誕生し、社会の風向きが変わり始めたとより一層感じざるを得ません。
長い間、女性が上に立ちづらかったのは、努力不足ではなく、媚びなければ上に行けない縦の社会構造 が何百年も続いてきたからです。力のある者が頂点に立ち、その他は従う―そんな世界で多くの人が生きてきました。

でも今回の女性首相誕生は、まるでこの既存世界に投げ込まれた小さな石のようです。
静かに、しかし確実に水面を揺らす一投です。


時代はもう、縦ではなく横でつながる社会へ

かつては縦の社会を築き上げることで、
企業も国家も、大きな業績を成し遂げてきました。
上の指示に従い、全体で動くからこそできた偉業も確かにあります。

しかし今は、時代が変わりました。

技術の発達によって、個人ができることは劇的に増えた。

・ネットで世界中にビジネスを発信できる
・個人でブランドを立ち上げられる
・好きなこと・得意なことを仕事にできる
・同じ趣味や価値観の人を、地球の裏側でも見つけられる
・SNSを通じて、自分の言葉で人とつながれる

これらはすべて、10年前には考えられなかったことです。

今は 「組織に属していないと何もできない時代」ではありません。
個人が力を持てる時代に変わったのです。


力とは“従う力”ではなく “自分で考える人力”

時代の追い風を一番活かせるのは、
実は女性だと私は思っています。

なぜなら―
今求められている力は、縦社会で必要だった“従順さ”ではなく、
自分で考え、自分で選び、自分で動く力 だからです。

インターネットは、学びたい人に無限の教材を与えてくれます。
自分の言葉を持っている人には、世界中から共感者が集まってきます。
もう、上に媚びて場所をもらう必要はないのです。

これからの時代に必要なのは、
横に広がるネットワークを自分で作れる人力です。


横でつながる世界は、女性の時代をつくる

縦の社会では、上に気に入られるかどうかが生死を分けました。
でも、横の社会では違います。

・価値観
・共感
・同志
・相性
・好きなこと
・得意なこと

こういった“人間本来の尺度”でつながることができます。

これは女性が本来得意としてきた領域です。
もちろん男性でも同様のことが言えます。役職を得ることを目的としている時代は変わりつつあります。本質も見抜き、そこに邁進することが出来る人こそリーダーとして集団を導く力を発揮できる時代です。

もう媚びて引き上げてもらう時代ではありません。
横でつながり、共に高め合う時代が来ています。


女性首相誕生はゴールではなく、時代の入口

この出来事は単なる歴史的ニュースではなく、
“縦から横へ”という社会構造の転換点を示しています。

自分で学び、自分で考え、
ネットで仲間を見つけ、力を合わせる。

そんな女性が増えれば、
社会は自然と変わっていきます。

女性首相誕生は、
その未来の扉が開いたことを示す合図のように感じるのです。

なくならないものを探して

何を追い求めて生きているのか。
その答えは、人によって違います。
でも―「自分の心が本当に欲しているもの」こそが、誰にとっても正解です。
周りの期待や常識に合わせるのではなく、
自分の内側の声を丁寧に聴くこと。
そして素直な心を持つことが、人生の方向を見つける最初の一歩なのかもしれません。

役職や肩書は、時間が経てば消えていくもの。
子どももやがて自分の道を歩み、そっと巣立っていく。
お金も、一瞬の安心をくれるけれど、心の隙間を完全に埋めてくれるものではありません。

けれど―
自分という“支柱”があれば、その隙間は静かに埋まっていきます。

その支柱は、特別なものではありません。
たとえば、
・朝のコーヒーを丁寧に淹れる習慣
・心が落ち着く場所を持つこと
・「ありがとう」と素直に言える人間関係
・自分の感情を日記に書き出す時間
そんな小さな気持ちの確認をする→行動する の積み重ねが、自分の中心を支える力になっていきます。

他人の評価や社会の枠に寄りかからず、
「自分はどう在りたいか」という軸を育てる。
その安定感こそ、何ものにも代えがたい強さです。

人とのつながり、仕事の喜び、愛情や思いやり――
それらは流れの中で形を変えていきます。
けれど、「自分という存在をどう生きるか」という根は、どんな時もなくならない。

そしてその根を強く、しなやかに育てるのは、やはり素直な心です。
心がねじれず、無理に飾らず、自分の感じたことをそのまま受け止められるとき、
人は初めて自分の本当の支柱に触れるのだと思います。

その支柱を感じられるようになると、
“追い求める”ことから、“自分を埋める”生き方へと変わっていく。
それは静かで、けれど確かな幸福の形です。

夢見ること、憧れること -自分スペース-

「憧れる」という気持ちは、きっと人生の中で一番素直で、あたたかい感情だと思います。
それは誰かをうらやむことではなく、「あんなふうになりたいな」「あんなの欲しいなぁ」と心の奥が静かに動く瞬間。
その小さなときめきを、大切にしたいのです。

最近の私は、「とにかくやってみよう」と思うようにしています。
完璧じゃなくていい。
憧れの暮らしに少しでも近づけるように、まずは真似をしてみる。

たとえば、小綺麗な部屋で、好きな香りのアロマを焚いて、
お気に入りのカップでコーヒーを飲む。
それだけで、ほんの少し気持ちが整って、
“理想の自分”がすぐそこにいるような気がします。

これまで私は、やりたいことを「いつか」「そのうち」と遠回しにしてきました。

家族のためとか、周りの人のことをやってからって考える癖がついているんです。

でも最近思うのは、その「いつか」は、待っていてもやってこないということ。誰も持ってきてはくれない。もしそれがあるとしたら声を大にして自分からアピールすること。
やはり夢は、自分から行動した人のところへ静かに近づいてくるのだと思います。

だからこそ、今は思うのです。
小さくてもいい、自分だけのお城を作ろう。ずっとマイホームが欲しかった私はずっとタイミングを待っていました。けどそれは来ませんでした。
それは立派な家ではなく、
自分が心からくつろげる小さな空間。
お気に入りのものだけを置き、
好きな音楽を流し、好きな香りを漂わせる。

そこが「私のマイホーム」になる。
そんな小さな夢をひとつずつ叶えていくことが、
これからの生き方の軸になりそうです

感情のエネルギーを味方にするということ

人は歳を重ねるほど、「好き」よりも「嫌い」の感情のほうが強く残ることがあります。
これは、ただ意地が悪くなるわけではなく、過去の経験から「危険を避けよう」とする脳の働きが強くなるからです。

そしてそれは、「嫌い」が強いのではありません。
嫌いな対象へ向けて発生しているエネルギーの量が大きいのです。

たとえば、あなたにもお気に入りのマグカップや、来ていて着心地がいい服というものがあると思います。
その物自体が特別なのかもしれませんが、それよりも大きな要因は、それに触れてきた時間、安心していた瞬間がその物に染み込んでいるのです。単にお気に入りというポジティブな感情かもしれませんね。

物にもエネルギーは宿りますが、人や動物といった“生命ある存在”は、もっと強いエネルギーを放っています。

だから、人と人とのあいだで交わされる感情は、ときに相乗的に膨らみます。

  • 誰かと笑い合うと、喜びはよりあたたかく広がる

  • しかし、相手に嫌悪を抱くと、必要以上に心が疲れてしまう

ここで、身近な例を挙げましょう。

夜中に「嫌いな物」(なんでもいいです。嫌いな食べ物や好みでないインテリアなど)のことを思い出して眠れなくなることは、あまりありません。
でも「嫌いな上司」のことは、気がついたら頭の中に居座っていたりします。

これは嫌いな上司が“人”という大きなエネルギー体だからです。
こちらが反応してしまうのです。

では、どうすれば心が持っていかれないのか?

ポイントは、その人を「人」として扱いすぎないことです。

言い換えると、
その上司を「感情のぶつかり相手」ではなく、
オフィスに置いてある“オブジェ”だと思うのです。

  • そこにあるだけ

  • こちらにエネルギーは飛んでこない

  • そこに意味を持たせない

もちろん、仕事上の会話や連絡は普通に行います。
ただし、相手に対して余計な心の反応を起こさないということです。

これは冷たくするという意味ではなく、
自分のエネルギーを無駄に差し出さない工夫です。

サーモグラフィを想像してください。
目に見えなくても、体は常に熱を放っていますよね。
それと同じように、人の感情も細胞の活動とともに、常に発され続けています。

こちらが反応しなければ、そのエネルギーは自分に戻ってきます。
そして再び「自分のために使える力」へ変わっていきます。

  • 優しさも

  • 共感も

  • 愛情も

  • そして、静かに境界線を引く冷静さも

すべては 自分のエネルギーをどう扱うか で決まるのです。

最後に

人と人は、目には見えなくても、常に何かしらの影響を与え合っています。
だからこそ、

・どこに心を向けるか

・そして、誰にエネルギーを渡すか

これは、自分で選んでいいのです。

感情は、奪われるものではありません。
使いこなすものです。

それが、感情のエネルギーを味方にするということ。

遣り甲斐を持つこと、すべき課題を持つこと

やるべきことに追われながら、気づけば一日が終わっている。
そんな毎日を過ごしている女性は、きっと多いのではないでしょうか。

家族のためにタスクをこなし、自分のことはいつも後回し。
あるいは仕事はしていても、「お金を稼ぐこと」だけが目的になってしまい、
会社に通う以外のことを考える余裕がなくなっていませんか。

私自身も、子どもたちのために生活費を稼ぐべく、
男性社会の中で理不尽を感じながらも日々を乗り越え中。
そして、単調に流れていく時間の中で、
少し先の未来を見据えて歩いています。

資格取得に向けた勉強と、その準備としての副業。

朝5時に起きて、一人デスクに電気を灯し資格勉強のテキストを開く。

2年間の夜間学校が終わった今「いつかこの資格を取ってやる」と

テストのその日まで毎朝自主勉強をする。

そんな小さな積み重ねが、私の進む方向を少しずつ照らしてくれる、

と信じて。


資格を手にしたあとは、今の仕事の時間を少し減らし、
副業の比重を増やしていくつもりです。
なぜなら、誰かが「私」を必要としてくれるその瞬間こそが、
きっと何よりの遣り甲斐になると知っているからです。

そしてそれは子育てをしてきてからこそ得られた価値観と、

子育てのゴールを見据えた新たなスタートを切るためです。

そして「すべき課題」とは、そこにたどり着くまでの道のりであり、
一歩ずつ進むための小さなタスクのこと。
ときにプレッシャーを感じることもありますが、
その少しの緊張感こそが、生きるうえで良いスパイスになるのだと思います。

人が幸せを感じる瞬間は、人から褒められたときかもしれません。
けれど、50代を迎えると気づくのです。
本当の幸せは、自分で自分を認められるかどうかだということに。

流行りのものにすぐ飛びつくことが少なくなっているのなら、
それは、自分の中に価値の基準がしっかり根づいてきたということ。
そのプロセスこそが、「自分にとって本当に大切なものは何か」を
見つめ直す、いわば価値の確認作業なのだと思います。

そして、そんな日々の中で
「よく頑張っているね」と素直に自分を褒めてあげられること。
そこにこそ、本当の幸せがあるのだと感じます。

遣り甲斐が心に灯りをともすように、
課題はその灯りを絶やさずに燃やし続けるための燃料のようなもの。
どちらもあってこそ、日々が少しずつ輝きを増していくのかもしれません。