
兵庫県小野市には、午後3時を過ぎると次々と人が集まる国宝の寺があります。
極楽山 浄土寺です!
そりのない直線の屋根が特徴の浄土堂(国宝)は、大仏様(だいぶつよう)建築。中は、組み上げられた朱色の柱がそのまま見える構造で、今で言う「吹き抜け」式。
これは、東大寺南大門と同じ建築様式で、全国にこの2ヵ所しか残っていません。
ここは、東大寺を復興した重源上人が全国7ヵ所に建てた別所の一つなのです。
お堂の中央には、高さ5.3mの阿弥陀如来、両側には観音菩薩と勢至菩薩。(国宝)
仏師・快慶が造ったもので、全身を金箔で覆われていました。
ここであることに気づきました。参拝客は三尊の前に腰をおろし、帰る気配がありません。
私も隣に座って待ってみることにしました。 ・・・午後3時半ごろのこと・・・
背後から入る西日が床から天井に反射して三尊を照らし、わずかに輝いたのを感じました。
これぞ極楽浄土への誘いなのでしょうね。この仕掛けには感服しました。
※日差しが強い夏(特に7~9月)の方がよく見られます。夏は午後5時、冬は午後4時まで。