先日手に入れたハイブリッドイヤホン「Ken01(Daruma Audio製)」を結構気に入ってまして、最近は寝る前にKen01で音楽を聞いてから寝ることが多いです。
新しく手に入れたからってのもあるんですが、ピヤホンも持ってるのにあえてKen01で聞く理由は
耳に収まりやすい形状で耳の外への飛び出しが少なく、素材がレジン樹脂で軽くて装着感がいい
ピヤホンに比べてドラムを始めとして全体の迫力が抑え気味なので寝る前にちょうどいい。
の2点です。
ピヤホンシリーズを所持し出した2019年から最近までイヤホンはほぼピヤホンで通してきたので、久しぶりに他のイヤホンを使うことでピヤホンについても改めてわかることがあってとても面白いです。
Ken01
有線ピヤホンとの違いとKen01を聴き込んでいった印象
Ken01のクラファンのページにイヤホンチューニングにおける周波数特性のタイプ分けとして、①フラット型、②ドンシャリ 型、③かまぼこ型という表現があるのですが、Ken01は「ややドンシャリ 寄りのフラット型」とされています。ピヤホンシリーズは基本的にドンシャリ 寄りだと感じるので、そもそもの方向性が違うようです。
筐体のハウジング素材も有線ピヤホンシリーズはアルミ合金削り出しに対し、Ken01はレジン樹脂(WEB上ではABS樹脂とありますが、同梱された説明書にはレジンと記載されています。翻訳上の差異かもしれません)、ドライバー構成も基本的に1DDの有線ピヤホンシリーズに対し、Ken01は1DD+2BA構成です。
有線ピヤホンシリーズは迫力があり、特に5などはライブ感の再現性などが非常に優秀な製品です。普段そういうイヤホンに耳が慣れているせいか、Ken01を最初に試聴機で聴いた時はどうしても比べてしまうので迫力が物足りないような印象を受けてしまったのですが、聴き込んでいくと中高域の音がくっきりして分離感が高く、音空間も広く感じられること、ボーカルとコーラスや他楽器のアンサンブルの表現も聴き心地が良いことがだんだんと分かってきました。(※あくまで個人の感想です)
かといって低域が出てないわけではなく、鳴るところはちゃんと鳴っているので山中さわお 「あの花はどこに咲いている」なんかも楽しく聞けます。ただ、有線ピヤホン5で感じるような「深い低音」いわゆるサブベースを感じるような深みのある低音体験はそもそも求めるところではないという印象があります。(これはフラット型であったり、ハウジングがレジンであるところに起因しているような気がします)なので全体的な音のバランスはいいなと感じています。
全体的に音がスッキリしていてタイム感がはっきりしているので、打楽器やギターの粒立ちやリズム感がタイトに鳴って音を把握しやすい感じがあります。
(この辺りは出力インピーダンス が25Ωあるのでその辺りも若干作用しているのかなと思っています)
耳の形にフィットしやすい形状です
リケーブルしてみた
ここまでは付属のケーブルでの印象で、試聴機を試しに有線ピヤホンで採用されている3.5mmケーブルに交換してみるとこの特徴が隠れてしまい合わないなと感じました。
つまりは有線ピヤホン付属のケーブルはドンシャリ 傾向にあるイヤホンと相性がいい、ということだと思います。
手持ちにNICEHCK SnowWings 2pin 4.4mmがあったのでリケーブルしてみると悪くないけどどちらかというとバランスケーブルにしないほうがいいように感じたので、SoundsGood Blue Flame 2pin 3.5mmを試してみることにしました。こちらはたくさんのイヤホンやケーブルなどをレビューされているゆーきさんがSNS でKen01に組み合わせていらっしゃったのでレビューなども参考にさせていただき購入しました。
付属のケーブルよりも全体的に質感が向上し、聴き心地が上がったように感じたので気に入っています。付属のケーブルに比べると低域と中域がやや前に出てくるので高域が若干奥に行く気がしましたがこちらの方が聴いていて気持ち良い音質に感じています。
SoundsGood Blue Flame 3.5mm
わかりにくかもしれませんがとても綺麗な紫で反射光が青く入ります
コネクター 部はメタリックグレー系っぽい黒
Ken01は右が紫で左が黒なのでケーブル色ととてもよく合います
余談(周波数的なチューニングについての雑感)
Ken01と有線ピヤホン5を聴いて感じるようになったんですが、どちらも音は好きなんです。有線ピヤホンじゃないと聞こえない音もあるし、Ken01の方に美しいなぁと感じる響きもある。有線ピヤホンの持つ迫力はやはり低域を押し出している部分があって、その部分と引き換えに少し引っ込んで感じる要素だってあるんだってことは、わたしにとっては新しい発見でそれがとても楽しい。
この辺りってイヤホンに限らずEQ(イコライザー )を触ってると感じる調整の難しさと同じことなんだろうなと思ったりして。(ベースアンプのEQいじるの苦手なんですよね)
どこかを持ち上げればどこかが引っ込んで聞こえたり、調整が悪いとブーミーになったりもこもこした音になったりする。いい音って一体なんなんでしょうね。奥が深い。
わたしにとっては今回買ったKen01も、ずっと愛用している有線ピヤホンもどちらも聴いてて楽しい音で、でもその質感には違いがある。
同じ音源なのに聞こえ方が変わって、でもそれが楽しめるなら、もうそれで十分だなぁって思います。
いやしかし、イヤホンとリケーブルって、沼ですね。
しばらくは沼から遠ざかっておかないと笑
スペック表
■駆動方式:ダイナミック型及びバランスドアマチュア 型ドライバー
によるハイブリッドタイプ
■ドライバー:ダイナミック型 x 1基、バランスドアマチュア 型 x 2基
■ドライバーサイズ:記載なし
■再生周波数:20Hz - 20kHz
■出力インピーダンス :25Ω
■音圧感度:104db ±3dB (付属説明書には104db/mWと記載)
■筐体材質:ABS樹脂+メッキ加工 (付属説明書にはresiningと記載)
■ケーブル素材:OCC(高純度単結晶銅)
■ケーブルコネクター :0.78mm 2pin
■ケーブルプラグ:3.5mm