10月に入りアニポケも新展開に突入。現在放送中の『エピソードメガシンカ』に続いて、新章『ライジングアゲイン』の情報も先日公開されました。リコたちがブルーベリー学園に一時編入し、新たな修行に身を投じていくということで昨年の『テラスタルデビュー』と似たストーリーが展開されていくのでしょうか。あちらと同じでやや本筋はお休み感があるので、本格的に話を進めていってほしいところですね。(キービジュにフリードらしき後ろ姿も映っていますしそろそろ合流してほしい!)
それはそれとして、新章のOP&EDや新キャラについても触れておきたいところ。原作ゲームにも登場するブルーベリー学園の面々がアニメで動いている様を、上のPVで確認すると不思議と高揚感を覚えます。中でもキャスト情報としてひと際目立っていたのが……
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— 【公式】ポケモン情報局 (@poke_times) 2025年10月3日
ようこそ、僕のブルーベリー学園へ
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\\\シアノ校長 (cv.大和田伸也さん)///
タロの「そういうのよくないと思います!」
カキツバタの「ゆる~くいこうぜぃ」
も聞けます👇https://t.co/fsVSot6xr3#アニポケ pic.twitter.com/phZ11I2Kkf
まさかの大和田伸也さん出演決定。学園をまとめるシアノ校長として、ついにアニポケに出てくるようです。これまでも『ポケどこ(ポケモンとどこいく?)』などのバラエティに出演していましたが、とうとうアニメの声優として来たかと感嘆せずにはいられません。
大和田伸也さんといえば日本で知らぬものなき名俳優ですが、近年はポケモンのぬいぐるみと一緒に写真を撮ったりする「ぬい活」でも有名ですね。ゲームの実況配信を始めてからポケモンとの日々を楽しむようになり、いつしか公式でも引っ張りだこになるのですからすごい話です。(ゼニガメやクワッスなど、水御三家を中心に好きそうなのがまた微笑ましくてここすきポイント)70歳を超えてなお好きなものを見つけ善良で楽しんでいる、そんな大和田さんへのポケモンの想いにも期待が持てました。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
ポケットモンスター エピソードメガシンカ
第112話「ロイ ――修行」
というわけで新章の前にロイとウルトが主役の特別編がスタート!ライジングボルテッカーズ解散後ロイが如何にしてメガシンカを習得したのか、ウルトとの出会いも含めてついに明かされることとなりました。以前のビジュアルのロイに懐かしさを覚えつつ、初対面で早速ウルトと揉める様子に微笑ましいモノを覚えましたね。(ロイ以外ではウルトが小遣い稼ぎ&ヤミラミのご飯探しを兼ねてゴミ拾いをしているシーンが意外だったり)
そんな2人のメガシンカ修行ですが、何と言っても「マヨネーズ師匠」の強烈なキャラクターが印象に残りました。奇天烈な姿のせいでどうしても胡散臭く見えますが、メガシンカに関するレクチャーそのものは割と真っ当なのでやや混乱させられます。それでも彼が教えてくれた屋敷のことといい、ロイたちを翻弄しながらもこれがメガシンカに繋がっているのかもしれない……といった信用は抱いていいかもしれません。
あとはやはりというべきか、ルカリオが敵として立ちはだかるラストも見逃せません。以前からただ者ではないと思っていましたが、案の定ロイとウルトを一蹴するだけの実力を見せつけてきて仰天しました。それだけにロイはどうやってルカリオを認めさせたのか、実に気になるところでもあります。
私を喰べたい、ひとでなし
第2話「斜陽の獣と祭囃子」
現実の明るさを直視出来ない比名子と、彼女を食べたい汐莉の歪な関係が描かれた第2話。前回に続いて和気あいあいとした雰囲気と馴染めずにいる、比名子のどん底にまで落ちた感情に胸を締め付けられました。家族との思い出があるが故、お祭りですら楽しめない様子は深刻であることが否が応でも伝わってきます。彼女にとっては地に足がついた日々よりも、海に沈む最期の方が望みなのでしょう。誰かに手を引かれるシーンが多いのも、沈んでいる比名子を引き上げる誰かが必要とも捉えられますね……
それだけに比名子の健やかな成長を見守る汐莉に恐怖を覚えました。比名子を美味しく食べるために、彼女が人生を楽しむことを望んでいる様子はあまりにも残酷な仕打ちに思えます。死にたがりの少女に生きる活力を持たせてから食べる、なんて考えるだけでゾッとしますね。牛や豚と例えていたように比名子を家畜としてしか見ていない、そんな汐莉はまさしく人間とは違う価値観を持った怪物なのだと認識させられました。(あと妖怪たちが比名子を狙う理由として「美味しそうな匂いだから」と片付けている辺り、彼女に特別な力があるとかそういう話ではないのでしょうね)
主人公周りが美しくもグロテスクな様相を呈しているだけに、比名子の友人である「社美胡(やしろ・みこ)」の存在は貴重な癒し兼清涼剤になってくれました。前回の時点でだいぶやかましくて愉快な印象でしたが、汐莉相手にジェラシーメラメラで突っかかるシーンでよりコミカルで楽しいキャラクターに仕上がっていたと思います。比名子に祭りの誘いを断られたり現状不憫な役回りが目立ちますが、美胡には負けじと比名子の大親友として場を盛り上げていってほしいですね。
SANDA(サンダ)
第2話「飴と鞭とキスと刃と」
うーんこれはクソガキ!!と思わずにはいられないルームメイトに苦笑い。前回ラストで三田がサンタクロースだと知った「甘矢一詩(あまや・ひとし)」の行動に困惑しつつ、子どもたちに対する三田の評価にじわじわきてしまいました。甘矢に至っては後々目的が明かされるものの、割と愉快犯なところのせいで何とも言えない憎たらしさが感じられます。ここにきて本作が自分勝手で残酷な、全く可愛くない子どもたちの物語であることを実感しましたね。
そして世界観が同時に明かされることで、そんなクソガキを異常な大人たちから守るための戦いが始まることも理解出来ました。子どもの数が激減し蝶よ花よと育てられている一方で、思い通りにならない子を指導する学園の描写は如何にもディストピア染みています。学園長の「大渋一二三(おおしぶ・ひふみ)」はまさにその筆頭で、「トラウマゼロ教育」を掲げながら実態は子どもたちの支配とも取れるので恐怖しか感じません。(まぁ「おとといの夜なに食べた?」という質問を聞いて律義に思い出そうとする辺りは憎めませんが)
それだけに三田と視聴者の意思がドンドン合致していく気持ち良さもありましたね。良くも悪くも無邪気な子どもたちのために、自分なりのサンタクロースであろうとする三田の姿は中々にカッコよかったです。サンタが子どもの味方であることを改めて咀嚼しつつ、彼らの凸凹ながら安心感のある関係成立にスカッとなるラストでした。
大和田伸也さんでアニメと聞くと、個人的に思い浮かべるのは『ライオンキング』のムファサ。主人公の父親という配役を威厳たっぷりの吹き替えで見事魅せてくれたこともあり、大和田さんの演じるキャラ=風格漂う大物のイメージが付いています。それだけにアニポケのシアノ校長役を演じる際、陽気でノリのいい大和田さんが見られそうでその点でも結構楽しみですね。
ではまた、次の機会に。
