
隣の市にある動物病院に行くために、電車に乗った。関西に帰省するために特急は何回か利用したけれど、県内での移動のために電車に乗るのは、昨年4月にこちらに来て以来初めてだ。
途中でJR土讃線からくろしお鉄道に乗り入れる「快速電車」なんだけど、ご覧のとおりの1両編成。中はガラガラ。中吊り広告もない。単線だから、途中の駅でながーい電車待ち。うーむ、なんとものどかだ。
写真ではとんでるけど、電車の後は真っ青な空。そう、高知は空がでかい。だって、高い建物が全然ないんだもの。JR高知駅の駅舎なんて、これが高知県の玄関口? と絶句するほどしょぼい。
無理もないよね。県土はこんなに広いけど、人口は神戸市の半分あまりしかいないんだから。
おかげで、銀行や郵便局に行っても、ほとんど待たされることがない。いらちの私にはありがたいけど、高知市の中心街に住んでいてこれだから、やっぱり高知は元気がないなーとしみじみ感じる。
実際、私がこれまでに会った高知の人からは、何度か「高知は貧乏県じゃきに」「貧困県ながよ」という言葉を聞いた。
「そんなこと言うから、ますます貧乏神がとりつくんちゃう?」と私は思う。
「貧乏県じゃき」と聞くたびに、「はあ~、そうやね」「そしたらしゃーないね」とこちらまでどんどんテンションが下がってしまうではないか。
ずっと前「幸福になりたければ、幸福の仮面をかぶりなさい」と言ってくれた人がいたけれど、私はこの言葉が好きだ。
見栄でも楽しそうな顔をしていれば、自然に気持ちも前向きになるし、誰だって暗い顔をした人より、明るい人に近づきたいと思うだろう。
そうそう、もう一つ好きな言葉がある。「願えば叶う」。どうせなら、楽しそうな顔をして、「願えば叶う」と心に念じつつ、お気楽に生きていきたい。
あれれ、話がどんどん別の方にいってしまったけれど、そんなわけで、今日は高知で初めて電車に乗って、動物病院へ行った。なぜ行ったかはまた後日。
用事を終えて駅に向かうと、ちょうど電車が出たところだった。次の電車が出るのは30分後。やれやれ長い電車待ちだ。
「どこまで行くが? 高知? ホームは寒いからここのベンチで待ってるほうがいいき」
と何も聞いてないのに、親切に駅員さんが話しかけてくれる。いいねいいねー。お金はなくても、駅舎はしょぼくても、人の温かさがあるやん!
でも、やっぱり次からは、車で行こうっと。