SYLVESTER AND THE MAGIC PEBBLE

『ロバのシルベスターとまほうの小石』ウィリアム・スタイグWilliam Steig作 瀬田 貞二 訳 評論社 刊
絵本『ロバのシルベスターとまほうの小石』を、初めて今年読みました。
「夏休みのある雨の日に、シルベスターは、きみょうな小石を見つけました。もえるように赤く光っていて、ビー玉のようにまん丸でした。」
ロバのシルベスターはその赤い小石が、身につけて願えば望みがかなう魔法の石だと気づきます。
父さんと母さんがどんなに驚くだろうかと、何を願おうかあれこれ考えながら、家への道を急ぎますが、途中で腹を空かせたライオンに出会ってしまいます。
魔法の小石を持っているのですから、ライオンをチョウチョにもタンポポにも出来たし、それこそ消してしまうことも、自分が家にとび帰るようにも願えたのです。
でもシルベスターは慌てふためいて「ぼくは岩になりたい」と言って、岩になってしまうのです。
すぐそばに魔法の小石が転がっていても、「岩」のシルベスターにはひろうことも出来ません。
その時のシルベスターの絶望感といったら!
帰ってこない子供を必死で探すお父さんお母さん。同じ場所をなんども探し、同じ相手になんども聞いて。
でもそれがひと月もたつと、二人には出来ることがなくなってしまいました。
きっと恐ろしい事故のせいで、もう二度と息子には会えまいと話し合いました。
暮らす張り合いのない、つらい毎日。
シルベスターの方はと言うと、時が経ち起きていても望みがないし、永久に岩のままだろうから、いっそ岩になりきろうと思って、それっきり眠ってすごすようになりました。
日が暮れて、夜が明けて、秋が来て、冬が来て、春が来ました。
・・・この先、興味のある方は続きを是非読んでみてくださいね。
写真の花束は、送別用のものです。新しい道を歩かれても、どうかずっと幸せに。
そんな絵本を作ってみたいと願いました
有難うございます。なんとなく進むイメージを持てたようで感謝致します。

