まつたけ秘帖

イケメン全方位!独断と偏愛に満ちた映画&ドラマ日記じゃ!

時の扉たたいて~♪

 ⭐️⭐️⭐️「ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行」

 不思議なレンタカー会社で車を借りたデヴィッドは、友人の結婚式で出会ったサラと共に、カーナビに導かれる先々にあるドアを開く。ドアの向こうにあるそれぞれの過去と未来へ、二人は足を踏み入れるが…

 コリン・ファレルマーゴット・ロビー、人気スター競演のファンタジーロマンス映画です。コリンは佳作「アフター・ヤン」に続いてのコゴナダ監督作品出演となりました。

 アフター・ヤン同様、今作もちょっと不思議な世界観と雰囲気の、優しくセンチメンタルな映画となっていました。かなりファンタジックにも。不思議なドアを開けて過去・現在・未来を行き来するデヴィッドとサラ、二人とも全然驚いたり怯んだりせず、気軽にタイムトラベルを楽しんでましたが。私には怖くて無理だわ~😅あのレンタカー会社は何だったのか、なぜ二人があんな体験をできたのか、あのドアの仕組みはどうなってるのか謎だらけなのですが、まあファンタジーにそんな疑問を抱くのはヤボというものでしょう。

 非現実的すぎるファンタジーは苦手なのですが、カーナビに導かれてたどり着くドアのある場所とか、いろんな種類のドアとか、オズの魔法使いみたいなセットの自然風景とか、ユニークな設定とシーンが目に楽しかったです。過去に行くと、そのまんまの姿で当時の自分として周囲に見られる、というのも面白かった。

 過去の失敗や後悔を見つめ直して今を、未来を生きるというテーマは、私にも刺さるものがあるのだけど。私は過去の自分や置かれていた状況を、今さら目の当たりにしたくないです。なので、ドアは開きません(笑)。二人の家族との愛は、決してお涙ちょうだいではないのだけど、感動狙いなウェットさが何となく感じられて、ドライな私はあまり心地よくなかったです。

 コリン・ファレルマーゴット・ロビー、二人ともすごくチャーミングでした。コリンもすっかりシブいイケオジになりましたね~。やせていると、すごくスマートで男前。大人の男だけど、悲しそうな瞳とかシャイな笑顔などには、女心をキュンとさせる少年っぽい可愛さがあって素敵。アフター・ヤン同様、ちょっとだけ脱ぐシーンあり。熟年セクシー♡

 「バービー」以来久々に見たマーゴット、相変わらず派手な顔。すごい美人だけど、夜道でばったり遭遇したら怖い顔かも。美女だけど、サバサバしていて明るく、いいひとオーラがあって好感。ファッションも個性的でした。コリンとの大人のラブコメな掛け合いが楽しい。二人が歌って踊るハイスクールミュージカルシーンが好き。レンタカー会社の社員役で、人気ドラマ「フリーバッグ」のフィービー・ウォーラー・ブリッジも出演してます。もう一人の社員のおじさん(おじいさん?)は誰?かと思ったら、名優ケヴィン・クラインだった。生存確認できてうれしかったです😊

 ↑ イケオジ驀進中のコリン、新作のTVシリーズ“Sugar”では、熟年私立探偵役みたいです。早く観たい~(^^♪

踊るBL

 ⭐️⭐️⭐️「10DANCE」

 ラテンダンス日本チャンピオンの鈴木信也は、スタンダードダンス世界2位の杉木信也から、究極のダンス競技“10ダンス”出場に誘われる。杉木の挑発に乗り、彼とペアを組んでトレーニングを始める鈴木だったが…

 制作のニュースを聞いた時から、首をろくろ首にして公開を待っていた作品。BL、しかもカップリングが竹内涼真と町田啓太!二人とも大好きな俳優なので、驚喜と期待もハンパねぇ!日本でも最近、BL映画やドラマがたくさん作られるようになってますが、ちょっと粗製乱造気味というか、イケメンにイチャイチャさせときゃOK!みたいなのばかり。起用されたイケメンも、ほとんどが誰?な、ほぼ無名の子。当然演技も学芸会。見た目も韓流アイドルもどきのビミョーな子が多い。そんな日本のBL映画・ドラマの現状にあって、人気も見た目もそこそこレベルではない、今をときめく人気俳優である涼真くんと啓太くんがBL!は、私にとっては結構な事件なのです。30代の人気俳優がガチBL、というのも日本では稀有。そんな待望の作品が、やっと観られる!寂しいクリぼっちにはうってつけの、素敵なプレゼントとなりました😊

 とはいえ。これまで世界各国のBL映画やドラマを食い散らかしてきた者としては、邦画のBLには正直期待は薄い。どーせ大したことないんだろうな、と思いながら観たのですが。涼真も啓太も、予想以上に頑張ってた!ダンスシーンはもちろん、ラブシーンもがっつりねっとり絡んでました(^^♪キスとか、かなり激しくてディープだったし。あれでセックスしないとか、ありえん!大胆な性愛シーンは、やっぱりありませんでした。がっかりだけど、まあそれが邦画の限界でしょう。邦画にしては頑張ったほうかも。 

 イケメンが激しく切なく惹かれ合い求め合う、その演出は腐心を上手に突いてました。男同士のドキ!キュン♡なシーンは美しくドラマティックに撮られていて、腐女子ではない涼真&啓太ファンも楽しめるはず。女子受けを狙い過ぎて、返って滑稽になったシーンも多々あり。二人が初めてチューする電車のシーンとか、スウィート&ファンタジックすぎ。東京の電車では、あんな飾り付けしてるの?キスに夢中になってる間は、車両がずっと無人だったのも笑えた。あと、鈴木の家周辺とか酒場とか、いったいここはどこ?日本じゃないだろ?!な、ラテンな環境もかなりツッコミポイント。

 2時間弱の映画なので仕方ないとは思うけど、すごい急ピッチな展開。二人の間に生じて燃える複雑な想いとか、男同士の愛の葛藤や苦悩とかが、もっと濃密に細やかに描かれていたらという物足りなさはあった。禁断の同性愛って感じも全然しませんでした。

 でもまあ、BLに関してはそんなの想定内。W主演の竹内涼真と町田啓太のチャレンジと新境地、素晴らしいヴィジュを堪能できるだけで、もう御の字な映画です。二人とも、あたらめてイケメン、いや、大人のいい男になったな~と惚れ惚れ。30代前半とか、男優にとっては見た目も演技も最高になれる年頃。若造でもない、おっさんでもない、今が盛りの二人が、その男ぶりの姸を競って圧巻!

 まずカツオ、じゃない、涼真。ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」で絶賛されてから間髪入れず、風貌も役も演技もガラリと鮮やかに変えて。そこにはもうカツオはいなかったのが、ちょっと寂しかったけど、役者だな!との驚嘆も。とにかく彼、どんな姿になってもカッコいいですね~。金髪もラテンなファッションも似合ってた。やんちゃな言動も可愛く、『チンコ押し付けてくる』とか『相手を舐めてしゃぶってイかせる』とかいった卑猥な台詞も、自然にカッコよく。じゃあつくでは肉体美を封印してましたが、今回はこれでもか!とばかりに脱ぎまくり。ムキムキではない、ダンサーらしいしなやかな肢体を作り上げてました。お尻も大胆に披露。見た目の美しさだけでなく、静と動どっちの演技も巧み。彼ってもしかしたら、スゴい役者なのかも。とにかく最近の彼からは、同世代の人気アラサー俳優には負けられない、頭ひとつ抜けてやる、という野心と気概を感じます。

 そして、啓太くん。彼はほんとハンサム。イケメンだけどヘボいアホ顔な涼真と違って、啓太は一瞬たりともブサイクに見えない完璧な端正さ。その気品と優雅さは、あたかもどこかの国の王子さま。麗しすぎる紳士っぷりでしたが、涼真に比べるとちょっと分が悪かったかも。鈴木より、杉木のほうが複雑で難しい役ですし。啓太くんがあまりにも優しそう、いいひとっぽいので、鈴木を翻弄し傷つける杉木の悪魔的な冷徹さを表現しきれてなかった感がなきにしもあらず。たまに演技がかなりぎこちない時もあったり。涼真と違って啓太は全然露出なし。それもインパクトに欠けてしまった要因。

 BLよりも、ダンスのほうに力が入ってたように思えました。「国宝」もだけど、ドラマがちょっと薄口になった分、イケメン二人の舞踏は濃密で華麗!二人とも、想像を絶する猛練習をしたんだろうな~。役者さんって、やっぱスゴいわ。二人の息がぴったりで楽しそうなラテンダンスが好き。

 ↑ 涼真くんは早くも今月から主演の連ドラ「再会」がスタート。啓太くんも池井戸センセイ原作のドラマに出演。今年も活躍を期待(^^♪

 

 

2025年my cinema lifeを総括する

 

 皆さま、Comment allez-vous?2025年もいよいよ明日で終わり。年の瀬で何かと気ぜわしくお過ごしのことでしょうか。

 さて。今年もたくさんの映画、ドラマを観ましたね~。でも加齢とともに集中力と行動力が低下し、観る本数も減少傾向にあるように実感しております😨今年はどんな映画を劇場まで観に行ったのか、振り返ってみますと…

 

 1月 トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦

 2月       ー

 3月 アノーラ

 4月 エミリア・ペレス

 5月 ウィキッド ふたりの魔女

 6月 国宝 

 7月 ババンババンバンバンパイア

 8月       ー

 9月       ー

10月 宝島

    アイム・スティル・ヒア

11月       ー

12月       ー

 え?!8本?!うそやろ…😨このブログ開始以来、ワースト記録ではなかろうか。こんなんで映画ファンと名乗っていいわけない。今年は暑かったり体調を崩したりで、気軽に映画館へ足を運べませんでした。かといって、家で配信映画をガンガン観てたわけでもない。映画やドラマを楽しむには、まず心身が健康でないといけないんだな~と、あらためて思い知る今の私です。

 おこがましいとは存じますが、2025年マイベスト映画、男優女優を発表(^^♪

 

 my best movie in 2025

1位 サブスタンス

 こんなトンデモ映画、なかなかお目にかかれません。衝撃と刺激が強すぎる極上のゲテモノ映画。無難なポリコレ映画にうんざりしてる私には、拍手喝采するしかない傑作です。

 

 2位 トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦

 往年の香港映画ファンを驚喜させた、ノスタルジックかつ斬新な内容とアクション。ハンパない没入感、一瞬たりとも退屈しなかったです。善も悪も、男たちがみんな個性的で魅力的なのも素晴らしかったです。

 

3位 アイム・スティル・ヒア

 この映画で描かれた軍事軍事政権下のブラジルが、強権的で独裁的なリーダーばかりの今の大国の現状とカブって、恐怖と不安を抱かずにはいられません。怖いけど、お涙ちょうだいに陥らない感動も出色の名作です。

 

my best actor in 2025

1位 吉沢亮 「国宝」「ババンババンバンバンパイア」

 驚異の大ヒット、その立役者となった吉沢くん。今年はやはり彼の年と言ってよいのではないでしょうか。あのやらかしも、すっかりなかったことにしてしまいました。個人的にも国宝の彼よりも、バババの彼のほうが好き。

 

2位 セバスチャン・スタン 「アプレンティス ドナルド・トランプの創り方」

              「顔を捨てた男」

 初のオスカー候補となるなど、大躍進の年となりました。渾身の名演を披露した2作品で、壮絶な役者魂の持ち主であることを、あたらめて知らしめたセバスチャンです。

 

3位 テレンス・ラウ 「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦

 信一~♡男たちの熱い死闘の中で、際立っていたイケメンぶり。日本でも新規のファンをたくさん獲得したのではないでしょうか。長く交際していた恋人と今年ゴールイン、幸せボケで仕事が守りに入っちゃわないことを祈りばかり。

 

 その他にも、「アノーラ」のマーク・エイデルシュテイン、「スンブ 二人の棋士」のイ・ビョンホン、「ノスフェラトゥ」「ボーイ・キル・ワールド 爆拳壊界流転掌列伝」のビル・スカルスガルド、「国宝」の横浜流星、「宝島」の妻夫木聡、「ウィキッド ふたりの魔女」のジョナサン・ベイリー、「ワン・バトル・アフター・アナザー」のレオナルド・ディカプリオ、「端くれ賭博人のバラード」「ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行」のコリン・ファレル、「10 DANCE」の竹内涼真町田啓太、といった面々が、花も実もある役者ぶりで魅せてくれました。

 

my best actress 

1位 デミ・ムーア 「サブスタンス」

 一体どーしちゃったの?!と、唖然ボーゼンとなってしまった大怪演。まさに女優生命を賭けた大博打。それに勝利して、見事に復活を遂げたデミさんです。彼女みたいな恐れ知らずの非ポリコレ女優、尊敬せずにはいられない!

 

2位 マーガレット・クアリー 「サブスタンス」

 彼女もデミに負けず劣らずなブっとびっぷりでした。あんなにきれいで可愛いのに、よくぞあそこまでヨゴレまくったな~。今や最も新作が楽しみな女優さんのひとりです。

 

3位 フェルナンダ・トーレス 「アイム・スティル・ヒア」

 毅然とした不屈さが、とにかくカッコよかった。キレイカワイイだけな羊頭狗肉女優とは違う、内面の美しさや強さ、知性を演技でリアルに表現できる彼女みたいな女優さんこそ、真の女優と呼ぶのでしょう。

 

 その他には、「アノーラ」のマイキー・マディソン、「エミリア・ペレス」のカーラ・ソフィア・ガスコンゾーイ・サルダナ、セレーナ・ゴメス、「ウィキッド ふたりの魔女」のシンシア・エリヴォアリアナ・グランデが、その美しさと果敢な演技で強い印象を残してくれました。

 

 今年もお世話になりました!来年も皆さまとご一緒に、よりいっそう豊かで楽しいcinema lifeを送れたらとI wish!またすぐにお会いしましょう!よいお年を~(^^♪

 

オットケー!ソウルの夏⑤

 ソウルに来て、まだ一度もまともなお店で食事してない!今夜こそは!な意気込みで、再び夜の街へと繰り出す。目指すはネットで知ったレストラン、慶州食堂。有名な店みたいで、観光客のみならず韓流スターも来店するとか。紹介記事の焼肉が美味そうだったので、ここで食べるのはマスト!と思い定めてた店です。でも、また彷徨い歩いて、結局見つけられなかったらどうしよう。こんなにも目的地にたどり着けなかった海外旅行、初めて。不安にかられつつも、これでまたダメだったらもう海外旅行は二度としない!な悲壮感をもって、地下鉄に乗り上水という駅を目指す。

 何度か乗り換えて(結構遠かった)、上水駅に到着。若い人でにぎわう街って感じ。スマホを見ながらお店を探します。あわわ、また見つからない😨この辺のはずなんだけどな~おかしいなあ~と、何度も同じ道を行きつ戻りつしてたら、あ!あった!

 すごくわかりにくい、狭い路地に店はありました。日も暮れて暗くなってたので、なおさら発見しにくかった。でも、ついに!M子やジミーと抱き合って歓喜。さあ、いざ入店!

 韓屋をモダンかつ落ち着いた感じにリノベーションした店内。若い人たちで賑わっていました。でもすぐに席にはつけました。たどり着いた達成感で、ほとんど祝賀気分。お金も体重も気にせず、思いっきり食うぞ!そんな時にぴったりな食事といえば、やはり焼肉です。人気メニューである、サムギョプサル(豚バラ肉)、モクサル(豚ロース)、マトン(羊肉)をプレートで提供する、コギサンハンという焼肉セットを注文。

 運ばれてきた焼肉プレート、コギサンハン3人前。(↑画像は後でジミーが追加注文した2人前)。う、うまそー!!においといい、ジューシーさといい、空腹にはもうたまったものではありません。いっただきまーす!と、さっそくがっつく3人。どの肉もマシッソヨ~(*´▽`*)🐖!チェゴヤ~\(^_^)/🐑!間違いなくこの時が、今回のソウル旅行最高の時間でした(笑)。お肉の美味しさももちろんですが、ジミーにやっと美味しいものを食べさせてあげられたことが、私にとっては何よりも喜ばしかったです。ガツガツと豚肉を食ってるジミー、あまりにも幸せそうなので、共食いだね(^^♪なんてイヤミは言わないでおきました。店内はおしゃれできれい、味も最高、値段もリーズナブル。もしいつかソウルを再訪できたら、絶対また行きたい店です。

 満足満腹!満ち足りた気分で、3人は店を出ました。地下鉄に乗り、明洞へ向かいます。夜の明洞は、昼間以上の大にぎわい。いろんな店を冷やかして歩きます。ジミーは屋台でチャプチェ(春雨の炒め物)を買い食い!焼肉たらふく食ったばっかなのに、よく食うな~。見てるだけでこっちは吐きそうに😨

 日本が誇る100均ショップ、ダイソーも大盛況でした。日本のダイソーにはない商品もたくさんあって、見ているだけでも楽しい。つい調子に乗って、パックとかお菓子とかいっぱい買ってしまった。すごい数の客、レジに並んで清算を済ませるまでのほうが、ショピングより時間がかかってしまいました。

 宿に戻るともうクタクタ、明朝の帰国のため早く床につきました。次回はいよいよ(やっと?😅)最終回じゃ(^^♪

 계속(to be continued)

 

 

恐怖!BL断ちオペ

 ⭐️⭐️⭐️「Lilies Not for Me」

 20年代のイギリス。ゲイの小説家オーウェンは、親友の医師フィリップと恋人関係となる。しかし、同性愛を病気と見なすフィリップは、ある手術を自身とオーウェンに施そうとするが…

 悲しくも美しいBL映画かと思いきや…ホラーでサイコな内容とシーンに衝撃&ドン引き!😨こんな戦慄と恐怖、久々かも。映画の出だしは、友情のラインを越えて結ばれる青年ふたりの恋が切なくも幸せに描かれていて、この先どんな試練が彼らを待ち受けているのだろうと、薄幸BLが大好きな私はワクワクしながら見守っていたのですが…ん?え?は!?な急展開に目がテン。うそやろ!?ヤメテー!!と、繰り広げられる地獄絵図に目を覆いたくなりました。

 同性愛が罪、罪悪とかたく信じられていた時代、どれほどのゲイが自信と誇りをもって自分のセクシャリティを受け入れられたことでしょうか。現代の感覚だと、いや、当時だってフィリップが実行したことは、狂気の沙汰以外のなにものでもないのですが、中にはフィリップみたいに罪悪感や自己嫌悪から逃れるための危険な賭け、一縷の望みと見なすゲイもいたんだろうなあ。それほど差別や偏見が厳しく残酷だったのでしょう。とはいえ。あんなことして本当にゲイじゃなくなると信じて疑わないなんて、ヤバすぎるでしょ😨

 何がヤバすぎるかって、まずフィリップが自分のアソコを素人のオーウェンに手術させたこと。そのオペシーンがゲロゲロ(死語)すぎて、見ている間も後で思い出しても吐き気が。心臓が弱い人にはこの映画、絶対おすすめできません。あれでよしんばノンケになれたとしても、あんな無謀な手術は後遺症や心身に消えない傷を残すはず。実際にも当時は強制的な精巣移植手術が、たくさんの同性愛者に施されたとか。障害者への旧優生保護法とかもですが、人権や生命を軽視するにもほどがある非情で残忍な仕打ちが、当たり前のように実施されていたなんて、信じられない信じたくないおぞましさです。医療施設でオーウェンが強いられるゲイ矯正治療も非道すぎ。

 悪夢の手術に至る前のオーウェンとフィリップのBLは、かなり腐のツボをつくものとなっています。二人が想いと欲望を抑えている様子は、もどかしくも切なくて。プロレスごっこでくんずほぐれつになり、はっとなる表情とか。屋外で行水後、全裸で見つめ合う様子とか。ついに!な展開にもドキドキ、愛し合うシーンは、ほどよくリアルで官能的。結ばれた夜が明けた朝、ベッドで眠るフィリップの頬を優しく撫でるオーウェン。そんなオーウェンの体に目を閉じたまま手をまわし、そっと抱き寄せるフィリップ。なにものにも代えがたい幸せがそこにあったのにと、残念でなりません。

 前半の美しいBL同様、中盤からのサイコドラマも、なかなか秀逸。とにかくフィリップが狂ってます。ドナーが現れた!と浮浪者を殺して精巣を摘出したり😨手術をしてノンケになったはずなのに、オーウェンへの愛執は消えず、親密になるオーウェンとチャーリーに嫉妬、あの手術を使って復讐のように二人を破滅させるなど、フィリップのマッドドクターっぷりが怖すぎ、それがもう一周回って笑えるほど。オーウェンも、あんなにフィリップのことを愛してたのに、性愛関係がなくなった途端フィリップへの気持ちが冷めて、ぽっと出のチャーリーとすぐ恋に落ち、フィリップの目の前でイチャイチャ、あげくはフィリップを用済み扱いするとか、ずいぶんなクズ野郎。でもそれがゲイの悲しい性っぽくてリアル。ラストのオチも、なかなかよくできていました。オーウェンとフィリップ、まさに呪われた運命って感じ。

 3人の青年を演じた俳優たちの、ポリコレ・コンプラまみれな無難さを一蹴するかのような、大胆で果敢な演技に驚嘆、感服!日本の若い俳優には絶対不可能な仕事。オーウェン役の俳優、どっかで見たことあるな~と思ったら、あ!「ぼくたちのチーム」の主役の子だ!アイルランド出身のフィオン・オシェイ、地味かわいい。ぜんぜん女っぽさとかキャマっぽさはないけど、男って感じでもない中性的なところが演技を越えてる感じ。彼自身もたぶん?

 フィリップ役のロバート・アラマヨは、人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」にも出ているイギリス俳優。ぜんぜんイケメンでも美男子でもないけど、顔にも演技にも見る者を引き込む強烈でディープなインパクトが。将来スゴい役者になりそう。チャーリー役は、ドイツ俳優のルイス・ホフマン。彼はイケメン!優しそうで爽やか。イギリス人を演じられるほど英語が流暢。それにしても。あんなにも自由で自信にあふれていたチャーリーでさえ、フィリップの悪魔のささやきに屈してしまうなんて。絶望的な救いのなさ。3人とも脱ぎっぷりがハンパないです。アソコとか当たり前のようにボロンポロンと出してました😅

 舞台となったイギリスの村の風景が、男たちの狂気と愛憎を浄化するかのように、美しく清冽。私もお金があったら、あんな美しく閑静な田舎でひっそり暮らしてみたいわ~。

 

妖術強盗

 ⭐️⭐️「ティーヤイ ボーン・トゥー・ビー・バッド」

 70年代のタイ、バンコク。ティーヤイとルークが率いる強盗グループが逮捕される。彼らは護送中の列車から脱走し、再び犯行を重ね始めるが…

 タイのBLドラマ「KinnPorsche」で腐女子のハートを掴んだイケメン俳優、アポーことナタウィン・ワッタナキティパット主演のヴァイオレンス・アクション映画。

 アポー、やっぱいい男!端正な小顔、背が高くてスタイル抜群!男の色気も濃厚。東南アジアのイケメンって、カサカサしてる西洋人と違い、浅黒い肌に湿った艶があって色っぽいですよね~。若いけど(31歳)苦み走ったシブさもあるアポー。日本の同世代のイケメンとか、ほんと子どもっぽいと思います。それにしても。あんな男前強盗、いねーよ!あんな容姿じゃ、目立ちすぎて逃げ隠れできんわ。それはそうと…

 劇中、ほとんどサングラスをしてるアポーが、綾野剛に見えて仕方なかった😨グラサンとると全然似てないのだけど。ブラジルのイケメン俳優、ロドリゴ・サントロにちょっと似てる?と思いました。キンポルシェではこれでもか!とばかりに美しい裸体を見せまくってたアポーですが、この映画では露出なし。脱いでナンボの俳優だと思ってたので、そんなの必要ないだろ!的な強気なサービス封印には、ちょっとがっかり。まだセクシー路線卒業は早いぞ!

 色っぽい姿、演技は皆無。ただもう破壊的な大暴れをしているアポー。イケメンなので何をやっても絵になるのですが、ティーヤイのキャラが何かすごい中途半端なんですよね~。悲しい事情とか強い義憤を抱くアンチヒーローではなく、悪者や巨悪をギャフンと言わせる痛快なアウトローでもない、何の罪もない宝石店や銀行を問答無用に襲撃、邪魔者は容赦なく殺しまくる冷酷で凶暴な強盗なんですよ。なのでいっそサイコパスな犯罪者として、死と暴力にまみれた狂気の人生を冷徹に描けば、それはそれで面白くなってたはずなんだけど。ヘンに親友との絆とか、いい人な言動もしたりするので、話がヌルくなってしまってた。

 親友のルークとの友情も、描き方しだいでは切なく熱いブロマンスになったはずなのに。ティーヤイに女っけが全然ないので、ひょっとして?と無駄な期待をさせられたわ。ルークに女ができても、特に何の反応もないので拍子抜け。嫉妬から女を邪険に扱ったり追い出そうとしたり、といったイビツな愛憎が欲しかったんだよなあ。あんな恵まれたルックス、頭脳や度胸も人並み以上なのに、何で強盗を?まともに生きろよ~と思わずにいられませんでした。

 タイの底辺社会の絶望とか怨念とか、もっと掘り下げて描けていれば、ティーヤイの破滅に向かっての暴走も痛ましく見えたんだろうけど。銃撃戦やカーアクションは、もうありえないほどハチャメチャで、ほとんどコメディの域。ほぼ無法地帯なタイ、警察が韓国以上に無能で腐ってる。脱走、逃亡する時に妖術を使うティーヤイ。あんなタネと仕掛けのトリックが通用するとか、タイってどんだけ~(死語)でした。

 ルーク役の俳優も、けっこう可愛いイケメンでした。アポーの代わりに、彼がよく脱いでました。お尻も披露してた。ティーヤイ一味を追う刑事さんも、なかなか男前でした。悪人とか怪しい男とかも、無駄にイケメンだったような。まだ発展途上な風土の70年代タイの風景が興味深かったです。タイに行きたい!なシーンはほとんどなくて残念。

 ↑ ナタウィン・ワッタナキティパット、通称アポーは現在31歳。色気があって濃さが程よいのが、タイ産イケメンの魅力でしょうか。新ドラマの「Shine」もBLみたいです。楽しみ(^^♪

じゃあつく④~⑩ 愛をごちそうさまでした

 

「じゃあ、あんたが作ってみろよ」第4話から最終話まで観ました(^^♪

 

☆とり天

 カツオの故郷は大分。実家に戻って家族といても、まったく方言に戻らないところがスゴい。兄ちゃんのためにとり天を揚げるカツオ、とり天は大分が発祥の地なんですよね。また大分に行って食べたくなりました。お兄ちゃん役の人、誰?かと思ったら、塚本高史だった。すっかりおじさんになりましたね~。

☆パー子も心配

 椿さんの元カレ、林家ペー似の冴えない小男。ゴージャスな椿さんとは、かなり不釣り合いな感じ。

☆イケメン便器!

 新製品のトイレの誤作動で、便座に顔を挟まれるカツオ。あれ、今をときめくイケメン俳優がやるような演技じゃない。竹内涼真の思い切ったオバカ演技に拍手。でも、「ブレット・トレイン」でのブラッド・ピットVSウォッシュレットのほうが、おバカさは上。

☆小籠包

 すっかり料理に目覚めたカツオ、今度は小籠包に挑戦!買ったほうが美味しいし安上がり!と思ってしまう私😅

☆Fancy meeting you here

 スーパーや図書館、路上、あげくは同じ飛行機とか、偶然ばったりが多すぎるカツオと鮎美。元カレ元カノと、あんな風にしょちゅう出くわしてしまう街、住みたくない!

毒親たち

 別れたことを家族になかなか言えないカツオと鮎美。何で?!1話まるまるそれで引っ張って、いい加減うんざり。いい年した男女のすることとしては、かなり不自然。それにしても。鮎美の家族がイヤな連中ばかりで、カツオ親父がまともに思えたほど。カツオ親父も、今なら精神的虐待と咎められるような非道いこと、幼いカツオに言ってて笑えなかった。

☆踊るイケメン

 メキシカンパーティで踊るカツオ、可愛かった!10ダンスが楽しみ!

☆官能の握り飯

 鮎美の作ったおにぎりを食べるカツオ、食べながらの息づかいが何かエロい!愛の行為の最中みたいだった。

☆おにハラ

 カツオにパワハラ、おにハラ(無理やりおにぎりを食べさせられた)されたと訴え、カツオを休職に追いやる後輩社員。あんな若者ばかりで、ほんと社会生活もやりにくくなるばかり。よく事情を調査せず、一方的にカツオに責めを負わせる会社も何だかなあ。

☆それにしても豪華なマンション

 どんどんハイレベルになっていくカツオの料理。手間ひまかけた料理よりも、常にピカピカなキッチンのほうが、私には驚異。私なんか、簡単なキーマカレー作っただけでもうグッチャグチャよ😅

☆幸せな選択

 ラスト、カツオと鮎美が選んだ道は、ある意味すごいハッピーエンドのように、私には思われました。支配したい、頼りたいな共依存を、やっと脱したような爽快感がよかったです。

★総括

 竹内涼真が可愛かった!カッコよかった!それだけ!なドラマでした😊涼真くん、前から好きでしたが、イケメンなだけでなく、いい役者!と初めて(笑)思いました。あのヘボいアホ顔は、やっぱコメディ向きですね。いい役に恵まれると、いい俳優はやっぱ輝けるのです。たくましくもスマートな長身、何を着ても似合う(白い肌着でさえ、おしゃれに見えた)清潔感あるファッショナブルさといい、毎回ほれぼれするようなイケメンぶりでもありました。まったく脱がなかったのは減点(笑)。

 料理も毎回楽しみでしたが、仕事が終わって帰宅して、あんな立派な美味しい料理を作る気力とヒマ、よくあるな~と苦笑も。

 ↑ 来週、ついにNetflixの「10DANCE」が配信!来月1月からは、連ドラ「再会」もスタート!まさに涼真がゆく!な加速っぷりですね!せっかくの高い演技力、美しいカラダなので、もうちょっと大人な役や演技にも今後は!と期待してます(^^♪