
はじめに
名刺管理って、人類に残された大きな宿題だと思いませんか。長年「どうすればラクショーで整理整頓できるのか」と格闘してきました。かつてはEvernoteで管理していました。しかしEvernoteがダメなサービスになって、Obsidianに移行したものの、同じ方法は通用せず、名刺の山に再び埋もれてしまいました。
そんな中、LLM(大規模言語モデル) を取り入れたことで、ようやく突破口を見つけました。本記事では、その過程と、現在のワークフローをご紹介します。
Evernote時代からの転換
ScanSnapでスキャン、Evernoteに放り込み、ノート名に名前、タグにヨミを付けて検索性を確保する。
かつてはそれで十分でした。しかしObsidianでは同じやり方がしっくりこない。 理由は明確でした。
Evernote時代の「なんとなく回る仕組み」は、Obsidianになって機能不全を起こしたのです。
名刺管理が難しい本当の理由
問題は単に「画像のアップロードが面倒」なだけではありません。
- 画像アップロードとリンク生成の煩雑さ。
- 名刺が両面か片面か、縦長か横長かなど、処理時の小さな判断が多いこと。
- 手間をかけても、参照するのはほとんどなく、おそらく5%以下。
これらが複合し、名刺管理は「やる気を奪う作業」になっていました。
要は「ゴミをきれいに並べるのは面倒」ということ
解決策:LLMとCLI
そこでLLMを利用した自作CLIツールをつくりました。
やりたいのは「名刺を受け取ったら、すぐデジタル化してObsidianに入れる」。実装した機能は以下です。
- 名刺画像からLLMが情報を抽出(氏名・会社・連絡先など)。
- Obsidian用のMarkdownノートを自動生成。
- 名刺画像をクラウドにアップロードし、ノートに埋め込み。
- 会社名+氏名で一目でわかるファイル名を生成。
- CLIファイラ
nnnと連携し、ファイル選択から即実行。
実際の動作

スキャンしてツールを実行するだけ。あとはObsidianにドラッグドロップするだけ。
開発のステップ
- 画像から情報を抽出する
llmコマンドを作る。 - シェルスクリプト化して、ファイル名生成や画像埋め込みを追加。
nnn連携でワークフローを効率化。- 最後にエラーハンドリングや環境固定を行い、安定化。
道具を作り込むことで、名刺管理という「苦行」が、数秒で済むラクショータスクに変わりました。
実際のコードや開発ステップ詳細は、下記記事をご覧ください:
おわりに
この仕組みで、名刺管理はもう悩みの種ではなくなりました。むしろ誰か早く名刺をくれ。
受け取ったら即スキャン、即デジタル化。 「名刺をどう扱うか」という人類への宿題に、一歩を踏み出せました。
もし同じように悩んでいるなら、LLMとCLIの組み合わせを試してみてください。 名刺が、「掃き溜めからツルを見出すデジタル資産」に変わるはずです。