ボードゲームと馬と

ゲームの感想とか馬の話とか

2025年の紅白を見て思った。近代J-POPは「コンテクストの圧縮」の歴史なのかも

明けましておめでとう。紅白歌合戦をぼんやりと見ながら、気づいたことを記す。
長いオタクの一人語りにどうか付き合ってほしい。

きっかけは朝ドラの主題歌が流れた瞬間だ。僕の好きなハンバートハンバートが歌う歌に、「ばけばけ」のシーンが背景として流れていく。

https://www.youtube.com/watch?v=D8tUa4dTLMk

僕は全くドラマをみてないけど、出演者たちが泣いているのが印象深かった。これ、きっと「ばけばけ」を見ている人は、歌詞の一言一言をドラマと重ね合わせているんだろうな、と。毎朝毎朝、主人公の人生に寄り添って同じ曲を聞かされ続けることって、実はとんでもないコンテクスト(文脈)の刷り込みなんじゃないだろうか。

きっと第1週に聴く主題歌と、激動の人生を乗り越えた第20週に聴く主題歌は、物理的には同じ音波でも、脳内で再生される意味合いが全く違う。半年分の「物語の厚み」が、たった数分の楽曲に乗っかる。これはいわば、楽曲そのものの強度だけでなく、付随する物語の総量で殴り合う「コンテクスト量の勝負」になっている。

現代のヒット曲は、この「巨大な文脈をいかに短時間の楽曲に圧縮するか」という技術競争の歴史として読み解けるのではないか。その変遷を整理してみたい。

1. インターネット前夜の、ラジオの集約性の話

時代を少し遡って、好きな曲に触れておく。中島みゆきの『ファイト!』。フォークソングも落ち着いて、シティポップが流行ったり、ブルーハーツとかのパンクと同じ頃の歌。『ファイト!』がすごすぎて吉田拓郎が別の曲『永遠の嘘をついてくれ』をお願いした話とかは各人ググってくれ。いやみんなもうAIに聞くからググらないのか?今でも竹原ピストルがCMソングとして歌ってるよね。すごい曲だ。


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ファイト!

ファイト!

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『ファイト!』(1983年アルバム収録)がなぜあれほど人を抉るのか。それは、この曲がラジオ番組に届いた「中卒で仕事をもらえなかった女の子」「駅で見たことを誰にも話せなかった人」「田舎から出られなかったエピソード」といった、名もなき個人が受けた具体的な痛みを、圧縮して歌詞に取り込んでしまったからではないだろうか。抽象的な「頑張れ」ではない。誰にも見向きもされず、冷たい水の中で震えている「個人の悔しさ」を抽出している。

サビで放たれる「ファイト!」は、ふるさとや温かい場所を離れ、冷たい都会(社会)という激流の中で必死に泳ごうとする、今の私たちに向けられた承認かもしれない。

理不尽な現実に押し潰されそうな時この曲が効くのは、それが単なる綺麗な言葉ではなく、「お前の震えを知っているぞ」という、孤独な闘いへの深い共感と肯定が込められているからだろう。この曲がインターネット以前にあったというのがやっぱり衝撃で、ラジオというメディアが、いかに個に近いマスであったのかを象徴した曲だよねとも思い、最初に触れた。

 

2. 「時代の気分」を圧縮した90年代ドラマ

そこから90年代に入ると、ヒット曲は「テレビドラマそのもの」と不可分になる。その象徴が小田和正の『ラブ・ストーリーは突然に』(1991年)だ。


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東京ラブストーリー』の重要な局面で、印象的なギターのカッティングが鳴り響く。あの瞬間、視聴者の脳内ではリカとカンチの恋模様だけでなく、「東京で暮らすことの憧れ」や「都会の恋愛の切なさ」といった、当時の空気感すべてが一気に解凍されていたのではないだろうか(知らんけど)。

曲が圧縮していたのは、特定の個人というよりは、「トレンディ」と呼ばれた華やかな時代の気分そのものだったのかもしれない。イントロが流れるだけで高揚感が蘇る一種の条件反射を利用した、見事な圧縮技術。このあとバラエティのシーンなどで、執拗なほどこのコンテキストがこすられ続けるため、ちゃんと見ていないような我々世代も、曲のほうはよくしっていたりする。すごいことだよね。繰り返されれば繰り返されるほどその効力が強くなってくやつ。クリスマスに必ず山下達郎がリフレインされるのもおんなじ仕組みだよね。

3. 「時間と成長」を圧縮するドキュメンタリー

近年爆発的に増えたのが「オーディション番組発」のヒット曲だ。BE:FIRSTやNiziU、ME:I、JO1といったグループがこれに当たる。最近だとHANAかな。


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彼らの楽曲が圧縮しているのは、数ヶ月にわたる過酷な選考過程という「時間」そのもの。視聴者は、合宿での衝突、流した涙、脱落していった仲間の想いといった、放送で共有された膨大なドラマをすでに知っている。だからこそ、デビュー曲を聴いた瞬間に、その数ヶ月分のドキュメンタリーが一気に脳内で再生される。

これは最初に触れた「朝ドラ方式」の短期集中型と言えるかもしれない。

楽曲自体のクオリティもさることながら、そこに「彼らがここまで歩んできた道のり」という重厚な文脈が乗っかることで、ファンにとっては単なるポップソング以上の、人生の賛歌として響く。

「推し」という感情は、この「共有された時間の圧縮」から生まれる熱量のことなのかもしれない。一緒に成長を見守ること自体が、謎の一体感を生むんだよね。毎週、毎回、更新を待ちながら見ていくその時間経過も含めて人生と一体化してしまう。そういえば仕事の、大学のちょっとつらかった時期、彼ら彼女らにすごく背中を押されたなって。それがすべて楽曲に乗ってくる。
これってシステムごとK-POPからの輸入だよね?そう思うと音楽産業でかの国が世界をリードしつつあるのも納得というか、この蟲毒みたいな空間を余すところなく見せていく手法も含めてすごいなと。練習動画みたいなダンス動画がめちゃくちゃアップされてるのもこの文化だよね。いち早く日本に輸入した日高さんも頭いいなと思いますね。

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4. 「物語の構造」を圧縮するアーティストYOASOBI

ここからが本題。本題に来るまでに何時間かかったのか。

ドキュメンタリー番組の流行よりは少し前からかもしれない、2010年代後半から「物語」そのものを高密度に圧縮する技術革新が起きたと思っている。SAOとリサの組合せのように、偶然メガヒットしたアニメのOPが名曲だったみたいなパターンはあれど、このコンテキスト生成を人工的に繰り返し生成可能にしたシステムは大発明で、そしてこの発明がストリーミング音楽=現代のミュージックシーンを制したと感じている。


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象徴的なのはYOASOBI。「小説を音楽にする」というコンセプト自体が、最初からコンテクストありきの設計だ。リスナーは曲を聴きながら、背後にある物語を読み解くことで、短時間で深い没入感を得る

僕自身の聞いてきた曲でいうと、BUMP OF CHICKENの「K」とか「ラフメイカー」とかが”はしり”だったのかもしれないが、これに一点集中し意図的に繰り返し生み出して、その後バシバシと「アニメ要約路線」でも再生産可能にしたシステムが本当に秀逸だと思うんだよね。Ayaseの音楽センスがすごかったもちろんあるけどそれ以上に、この発明がやっぱりすげーんだなと。


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代表曲はやっぱり『夜に駆ける』だろうか。それとも「推しの子」を圧縮した『アイドル』かな?


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僕が好きなのは、「葬送のフリーレン」を圧縮した『勇者』もなんだけど、

なんの前情報もなく『群青』を聞いたとき、あまりにも「ブルーピリオド」すぎて声が出たのを覚えてる。AYASEの圧縮力がぼくの脳内の漫画の引き出しと音楽そのものをバチバチと結び付けてしまった気がして震えたよ。*4


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5. 「物語圧縮の覇者」米津玄師

もうひとり、「物語圧縮」の覇者とも言える人がいる。みなさんご存じ米津玄師。『Lemon』がドラマ「アンナチュラル」の死生観を昇華したように、彼の楽曲は作品への解像度が異常に高い。「チェンソーマン」主題歌『KICK BACK』などでも見られるように、原作が持つ物語やテーマを、イントロから最後の余韻まで余すところなく3分間の楽曲に高密度で圧縮して届ける。チェンソーマン読みながら自分ならどんな曲つけるか考えてたって話すごくない?
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そして、僕が彼の曲で一番すきなのは『BOW AND ARROW』。

理由としてはもちろん、もととなった「メダリスト」じたいが好きというのがある。知らなかったところからアニメ見ているうちに待ちきれなくなって漫画全巻買ってしまうというめっちゃオタクあるあるを久しぶりにやった。その好きな作品を、をものすごい切れ味で(それこそ弓から放たれた矢のように飛ぶいのりちゃん=主人公の教え子が見えるほどに)、司=主人公の視点から1曲で描き切っている。これ書きながら知ったんだけど、ジャケのいのりの絵、米津が書いてるのすごすぎだろ…。

そして作者との対談で、米津がこの圧縮についてかなり意識したコメントを残しているのが興味深かったので載せておく。

基軸として、オープニングとエンディングがあるアニメで言えば、オープニングを作る時は物語の「要約」、エンディングを作る時は「余韻」っていう風に最低限決めてはいますね。…(中略)…子どもの頃に観ていたアニメとか頭の中でふと思い出したりすると、断片的な映像が流れていく後ろで薄っすらと主題歌も流れていたりするんですよ。逆に何かのきっかけで主題歌だけを聴くと、そのアニメ映像がパッとフラッシュバックしてきたりもする。主題歌ってそういうあってもなくてもいい外部的なものだけど、だからこそ物語やキャラクターに対する視聴者の体験みたいなものを強く委託されるような機能があると思うんですよね。そう考えると、すごく気を使うし、台無しにしちゃいかんなとも思う。それこそ変な曲にしてしまったら、頭の中で思い出した時に後ろに変な曲が流れるような感じになるだろうから、観た人たちの中には美しい記憶として長く残ってほしいなと。そういう気持ちは強くあるかもしれません。

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羽生結弦とコラボしたPVもめちゃくちゃよいので見てほしいんだけど。彼がOP作ったときから、フルコーラス作ったときで、もはや全く違う曲を作り上げているところにも注目してほしくて2つ貼っておきますね。両方見て差分を感じてほしい。

①アニメ版


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②楽曲PV


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米津だと映画館で初めて聞いた「M八七」とか、あまりにかっこよすぎた映画「ガンダムジークアクス」の『Plazma』の使われ方とか、それだけで記事にしたい曲が数多あるが、別の機会に譲ろう。でもPlazmaは初めて聞いたとき脳裏がバチバチしたよね。ガンダムが主人公とはじめてシンクロする起動シーンで使われるとか、オタクの本望すぎるだろ。知らんけど。*6

6. 昔からある、季節や人生の瞬間を圧縮する手法+α

これが王道というか、昔からある恋の歌的な手法なんだけど、去年から今年にかけて、Mrs. GREEN APPLEの『ライラック』にはやっぱり触れておかなきゃと感じている。TikTok的な媒体でも売れに売れたことに加えて、個人的にも2023年くらいからVtuberにはまってにじさんじ甲子園を見てしまっているというのも重なって、強い「青春感」「甲子園感」が圧縮されすぎているわけですわ。


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今回アニメ『忘却バッテリー』の主題歌として、彼らが圧縮したのは「青春のキラキラ」と「ドロドロ」の同時出力。爽快なギターロックの中に、学生時代の苦味や後悔といった負の側面も縫い込むことで、「青春の二面性」をパッケージングしている。ミセスって「小・中学生くらいの子の歌」ってイメージだったんだけど、だんだん大人になって高校生を歌ってる感じで、そういう意味でも”ライラック以降”のミセスはひとつステージが上がったのかなって知らんおじさんとして勝手に感じています。

日本においてほとんどの人が共通して持ってるものって「高校時代」までなわけで、そういう意味でも一億総中流じゃなくなって、愛や恋も多様化してしまった現代において、強く共通の意識を呼び起こせるものって、もう「青春」くらいしかないんじゃないかと思っている。だから、ミセスが王道の王道である技術で青春を圧縮したのは、これが売れた理由のもっとも大きな部分だったんじゃないかなって。もうみんなそれこそ紅白見ない人も多いし、テレビというマスを見なくなってしまった現代において、ちゃんとマスの最大公約数を絞り出したことがすごいよ。RADが18祭で作った「正解」とかも、同じ論理に当てはまる気がしてる。


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一方で、ミセスの青春と似て非なる感覚なんだけど、特定の物語を持たずに「季節の記憶」を圧縮したのがヨルシカ。入道雲、自販機の音、夜の匂い。それらの五感情報と喪失感をセットにすることで、「存在しないはずの夏の記憶」を私たちの脳内に捏造する。「物語」ではなく「感覚」の圧縮。これもまたものすごい発明で、ヨルシカを聞くといつでも夏のにおいがするんだよね。これヤバいわけですよ。ヨルシカに嗅覚がやられちゃってる。


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一番好きなのは歌は『春泥棒』。春吹雪で桜が散り、あの春から夏に向かって移りかわっていく様が、そんなの見たこともないはずなのに勝手に脳裏に描かれてしまう。フラッシュバックしていく人生か恋の終わりみたいな。すごい曲だよな。

5. 物語へのカウンターとしての「個人の地獄」

そして今、2024年から2025年にかけて、巨大な物語の圧縮とはまた別の、新しい流れも生まれ始めている。こっちのけんと『はいよろこんで』や、サカナクション『怪獣』のヒットだ。この2曲に共通するのは、アーティスト個人のメンタルヘルスの不調(内なる怪物)」を、ダンスチューンに圧縮している点だ。

『はいよろこんで』は、双極性障害のSOSやモールス信号を、コミカルな「ギリギリダンス」で包んだ。


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『怪獣』は、うつ病からの復帰と、創作という業を背負って生きる覚悟を、踊れるファンクで包んだ。


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真面目に語りすぎれば重すぎて誰も聴かないような「個人の地獄」を、あえて一番踊れるビートに圧縮して出力する。これは、アニメやドラマといった「外部の物語」に依存せず、再び「個人の切実な実体験」を武器にする戦い方だ。かつてのラブソングのような甘い共感ではなく、「俺は今にも壊れそうだが、とりあえず踊ろうぜ」という、生存のためのダンス。

同じダンスチューンでくくると、先ほども取り上げたミセスの『ダンスホール』もけっこうこの文脈にあると思っていて、何度も聞いているとあまりにもネガティブな言葉選びが多いことに気づくんだよね。そのまんまだとつらいから、この世をダンスホールだとおもって踊り明かそうみたいな。


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物語消費が極まった現代において、こうした生々しい個人の叫びが、一種のカウンターとして機能し始めているのかもしれないなとか思ったり思わなかったり。それはそうとして、ミセスとサカナクションの収録現場比較動画は面白かったね。

7.個が巡って、また個に帰ってきた

J-POPの歴史を振り返ると、ちょっとした円環構造が見えてくる。

  1. 愛とか恋とか、マスの共通の奴
  2. 個人の痛み中島みゆき
  3. 時代の気分とかマスの共通の奴(東京ラブストーリー
  4. 成長の記録(BE:FIRST・ME:I)
    物語の構造(YOASOBI・米津玄師・ヒゲダン・ミセス)
  5. 青春とか夏とか、マスの共通のやつ
  6. 個人の地獄(こっちのけんと・サカナクション

略図はちょっとざっくり書きすぎてるけど許して。

80年代、中島みゆきがラジオというメディアを通じて掬い上げた「個人の切実な痛み」が、ドラマやアニメといった「巨大な物語」の時代を一周し、2025年の今、形を変えて再び「個人の地獄」として戻ってきた。ように感じる。

かつては歯を食いしばって耐え抜く『ファイト!』だったものが、現代では軽やかにステップを踏む「ダンス」になっているのはならではというか、今っぽい包み方だよね

そろそろ、「なろう系」「無双」とかに代表される「個の無双感」とか「個による個だけのための気持ちよさ」とか、そっちの時代の気分をとらえた何かが出てきたりすんのかなとか、これももう古くて、Zとかα世代といわれる別のところに時代の気分があったりすんのかなとか、考えると尽きない。

8.まとめ的なやつ

情報過多な現代において、私たちは無意識のうちに「音」ではなく「意味の密度」を消費している。これが結構意図的に日本人の全オタク化というか、無意識化にコンテクストを消費させられてる感覚というか、時代の変化とそれにマッチした手法を感じたねという話でした。
近年の歌、転調しまくっていて情報圧縮に慣れた我々をメロディ側でも逐一刺激し続けなきゃいけない話とかも同じ文脈にあるかも。メロディ側はマジでお作法の話が別でありそうすぎて書けないや。近年で一番好きなメロディはVaundyの『怪獣の花唄』かな。


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なんかこうAIがパーソナル化したサービスをだんだんと提供しはじめている昨今、この「マスをどう個に落としこむか」「個をどうやって切り出してマスに昇華するか」が次の時代なテーマになってくるような気がしていて、ここに新しい圧縮手法をもたらした者こそが新たなミュージックシーンを制するのかなとかもやもや考えてる。曲は同じなのに、耳に入る瞬間にその人好みに調整されるような何かがそろそろ出てきそうじゃない?わかりませんが。

お付き合いありがとうございました。

 

*1:中島みゆきのほうは権利的に大丈夫そうなのが見つからなかったので竹原ピストルのほうをのせとく。満島ひかりがCMでも歌ってるけど、FNS歌謡祭かなんかで語りながら歌ってる動画もいいから、気になる人は探してほしい

*2:余談だけど、一緒に成長を見守ることの熱量ってものすごくて、馬主とか一口馬主とかに狂っちゃう人が多いのは、この熱量が人工的に毎年毎年生み出せるからだと思うんだよね。

marulimo.hatenablog.com

*3:動画はコロナ禍で全世界がikuraが歌うますぎることを知ったFirstTakeのやつ

*4:世界三大「ブルー」漫画については、ブログ書きかけのままずっと下書きにしまってあるから、またちゃんと書くね。

*5:余談だけど、キックバックの中の「努力 未来 A BEAUTIFUL STAR」って歌詞、モー娘。そうだ!We’re ALIVE』からの引用なんだね。突如25年前が押し寄せてくる事実にめっちゃ驚いたわ。

*6:また「ガンダム水星の魔女とYoasobiとガンダムジークアクスと米津」でも書けそうなきがするのでそれはそれで温めておく。

*7:ついでににじさんじ甲子園の動画を紛れ込ませる

*8:本筋ではないけど、その個の理解されなさを「チ。」のアニメにぶつけてきてるのは、あまりにもハマりがよすぎてびっくりした

【Amazonブラックフライデー】今年買ってQOLがあがったやつ8選【2025】

こんちは。 始まってるっすねAmazonブラックフライデー。 なんかここ2年くらいでいきなり文化として定着させようとしてる感ない?ブラックフライデー。 各所がなんにもない11月にイベントを用意して安売りしてくれるのは助かる。 一方で、ここが一番安いからここまで待つかみたいな思考も生まれて機会喪失にもなりがちだよね。 というわけで年末年始書く予定だったAmazonで買ってよかったものでも書いたのでどうぞ。

ガジェット系から、家事系、ゲームまで。基本的にQOLアゲでまとめてみた。 シチュエーションがハマれば使える。

Anker Nano Charger (20W) USB-C

まずはこれ。地味だけど、無いと困るやつ。

iPhoneやガジェット類が増えると、どうしても家のいろんな場所で充電したくなる。 去年紹介した65WのやつがPC充電とかも使えてめちゃ便利なんだけど、一方で大量に買うには少し高い。 そこでこのナノチャー20W。とにかく安い、そしてめっちゃ小さい。 デカい充電器を並べて刺すと隣のプラグと干渉してなかなか刺せない、みたいなイライラが一切ない。 500円玉サイズなのに最大20W出力なので、iPhoneの充電スピードもまあまあ。 百均で買うやつだといきなり発熱しないかドキドキするけど、Anker製品買っときゃ保証も長いしまず安定だろということでコレ。 ブラックフライデーの1290円がたぶん一年で一番安いので買うべき。

お金が有り余ってるならこれも一つあるとよい

Anker MagSafe対応 モバイルバッテリー (MagGo)

「ケーブルを挿す」という行為がダルいため、あってもいい。 背面に磁石でピタッとくっつけるだけ。 ケーブルがカバンの中で絡まることもないし、充電しながらスマホを操作してもコードが邪魔にならない。

  • ケーブルレスで荷物が減る
  • スタンド代わりになるので、充電しながら動画が見れる
  • 磁力が強いので、カバンの中で外れにくい

特に「スタンド機能」が優秀で、カフェで作業する時のスマホ置き場としても。持ち歩くならこれかな。

スマホが熱くなるのと、スマホカバーを選ぶっていうのは難点かなー。

KEEPTIME ワイヤレスモバイルモニター 15.6インチ

今年のベストバイ候補。 「ケーブルレス」で使えるモバイルモニター。 なかなか充電ケーブルも含めたケーブルレスでこの値段はないんすよ。今までもサブモニターは使ってたけど、ケーブルのごちゃつきがストレスだった。これはバッテリー内蔵&ワイヤレス接続ができるので、机がごちゃつかない。 * 配線不要で設置 * 他人にプレゼンするときとかに別の場所にポンとおける * リビングやカフェでもデュアルディスプレイ環境が作れる 一度この「自由さ」を味わうと、優先よりはこれになっちゃう。 リュックに入れて運んだり、コタツで作業したい人にも。 iPhoneのミラーは基本できるんだけど、なぜかできない機種?もあってそこだけが不満かなー

Ring Indoor Cam (第2世代)

「留守中の家、大丈夫かな?」という漠然とした不安を、数千円で解消してくれたのがこれ。 屋内用の見守り・セキュリティカメラ。 監視カメラって「常に見られている感」があって少し抵抗があったが、物理的なプライバシーカバーが付いているのが良。 在宅時はカバーをスライドして閉めておけばOK。 • コンパクトでどこにでも置ける(圧迫感なし) • 外出先からスマホで部屋の様子をサクッと確認 • 双方向通話ができるので、留守番中の家族やペットへの声掛けもOK。 うちみたいに猫がいる家庭は、自動給餌器、複数トイレ、このカメラの3点セットでネコがいても1-2泊なら旅行行けるようになった感ある。 小中学生の子供がいるなら帰宅確認用としても優秀。旅行中の万一のセキュリティ対策とかね。 「安心」を買うという意味では、コスパガジェットかも。 今見たら2680円で安すぎてわろた。

Anker Soundcore V20i (Open-ear)

「長時間イヤホンをしてると耳が痛くなる…」という悩みを解決してくれたやつ。 耳を塞がないオープンイヤー型のイヤホン。 カナル型(耳栓型)と違って圧迫感がないので、3〜4時間のオンライン会議が続いても大丈夫。 * 耳にかけているのを忘れる軽さ * 外の音が聞こえるので、宅配便や家族の声に気づける * 音質もAnkerらしくクリア 「ながら聴き」や「Web会議」には最強。 しいていえば、喧騒の中で小さい音の曲とかを聞こうとするとちょっと聞きづらいので、「少しも聞き漏らしたくないけど外がうるさい」みたいな場面では使わないこと。 最初眼鏡と干渉するかなと思って躊躇してたけど、そんなに気にならない。 マジでよかったため、落とすのを見越して2セット買った。 え、4,490円か、もう一個買う…?

パナソニック ラムダッシュ PRO 5枚刃

身だしなみ系で一番の投資対効果を感じたのがこれ。 これまで就活時からの安いやつを10年以上使ってて、吟味に吟味を重ねてこれに変えた。 5枚刃のパワーは言うほどわかってないけど、朝の髭剃りはちょっと楽しみになった。 けっこう深剃りができるため、夕方になってもジョリジョリしないのはいいかも。

  • お風呂剃り対応のものもある
  • 自動洗浄機付きでメンテが楽

マジでこのメンテ部分の手間が大きくて、毎日ここで時短できるのは本当に大きい。QOL直結アイテム。 勝手に洗っておいてくれるの清潔感あってマジで助かる。洗浄音はちょっとうるさいので、洗浄は昼間とか家に人がいない時とかにやってる。 髭剃りは正直多すぎて選ぶのが大変なんだけど、性能高めでコスパがちょうどおりあうのがここら辺。 セールで24,040円か。買った当時より安くて悔しい。

[山善] コンプレッサー式 除湿機

地味だけど、生活の快適度を底上げしてくれたのが山善の除湿機。 「部屋干し」することがある派にはおすすめ。 コンプレッサー式なので、電気代を抑えつつ強力に除湿してくれる。 ジメジメした梅雨時期はもちろん、冬の結露対策や、お風呂上がりの脱衣所乾燥にも。 * 洗濯物がシンプルに早く乾く * 部屋のベタつきがなくなる * コンパクトで場所を取らない 水が勢いよくたまるので、夏場は結構な頻度でかえてた。 たぶんいま季節的に逆だからめっちゃ安く買えてると思う。 いや、5パーオフか。そんな安くもないわ。またGWセールで会おう

アマノフーズ 減塩いつものおみそ汁セット

晩御飯のもうひと品に最強のやつ。無限に買ってる。 お湯を注ぐだけで、「作りたてのような茄子や豆腐の味噌汁」に。 フリーズドライの技術すごすぎるんよな。 減塩タイプを選んでいるので、とくに朝晩とか飲んでも気にならない。 * 具が大きくて満足感がある * 味が割と選べる * 忙しい朝や、夜食にも セールの時とかお正月とかにまとめ買いしてストックしてる。 これがあるだけで、食事の満足度が少し上がる。

PS5 モンスターハンターワイルズ

今年一番遊んだゲーム。いや、ゲームってもう見るものになってて長時間やるもんでもなくなってきてる中で生き残ってるモンハンがすごいというか。 『モンハンワイルズ』。 映像の美しさはもちろん、淡々と次のことに集中できる感じがよいですね。もうモンスターまでのオート移動なしには生きていけない身体になってしまった。モンスターをただ叩く気持ちよさに特化してきてるなーという感想。 今僕のタイムラインで流行ってるパワーウォッシュと同じで、その瞬間淡々とやっている仕事が気持ちいい、みたいなプレイ感を目指してるのを感じる。 PS5の性能をフルに発揮している感じがしてお得感がある。65Vのテレビを生かせてるなと思う素材の一つ。 年末年始のお供にぜひ。

まとめ:ブラックフライデー期間中じゃないと安くないので、終わったらこの記事のことは忘れてくれ。

以上、今年買ってよかったものでした。 割と「一度使ってしまうと戻れない系」が多いなと。 時短をして結局何してるかって言うと、去年より平均1時間くらい睡眠時間が増えてる気がする。 年齢もあるし寝ないとね。 みんな、寝な!(七瀬すず菜風) ほなまたねー

買ってよかったもの2024 生活・家電編

テレビっていうか壁を覆いつくす広いぴかぴかする板

一昨年くらいからサッカーを本気で見始めたため購入。大画面にもかかわらず張り付いてみてる。 最近はテレビも大きな画面を意識した画角と、スマホを意識した画角との意図が見えてきて面白いし、ズームアウトのときにほんとしっかり全体が見えるので大きさは正義すぎる。

当たり前だけどアニメ見るのも最高。ハイキュー劇場版とかMFゴーストの車とかを大画面で見るとかっこよすぎる。

例えば筋トレ動画を見るときとか、ダンスの練習をする機会があったとして、なるべく等身大の大きさの画面があると「真似」がうまくいきやすい。 画面が大きくなると画面の中の人間の大きさが自分に近くなってくるのは発見だった。VRゴーグルつけるのでもぜんぜんいいんだけどね。運動するにはまだ重いよね。

ハオウーロン

もはや今年のMVPと言っても過言ではないハオウーロン。 マンゴージュースはそこそこ好き、ウーロン茶もそこそこ好き、なのに二つをあわせた瞬間めっちゃ好きに変わる。 無限に飲んでる。後味があっさりなのがいいんだよな。

長らく在庫切れだったらしいんだけど、いまはサントリーの工場でレギュラーメンバー入りしたのか普通に手に入るので助かる。

コンパクトな炊飯器

前の炊飯器が壊れて、次はなんかすげえおいしく炊き上がるやつにするかと迷ったけど、結局同じものを買った。 おいそぎモード35分で仕上がる米がじゅうぶん美味しいんだよね。そもそも3合以上炊くこともないしな。手入れが簡単なのはメリット。

ちなみに、米はふるさと納税で無洗米を1年分買いこんでる。

3種全部入るキーケース

カギと、クレカと、現金が入ればもうそれだけ持っておけばいいかなって。 こいつにTile等の落としたらすぐ見つけられるユニットをくっつけておくと安心。いつでも落とせるいや落とすな。

食洗器対応のサーモス

僕はさまざまなところに水筒を忘れてくるため、あまり高いものは買えない。そんな中でも保温性にすぐれ、食洗器にも耐え、デザインに衒いもないこいつは気に入っている。 長らく同じ個体を使い続けていたが、先日めでたく置き忘れて新しいものを購入することに。

ちなみにこの水筒が横ポケにビタリ入る大きさのバックを買って、左に折り畳み・右に水筒を背負い続けて数年。 外でカフェラッテ飲むと200円くらいが最低ラインなので、家で朝コーヒーを飲むついでにこの水筒で牛乳とコーヒーを入れていくだけで1日500円くらい儲かる

安めのオフィスチェア

長時間の在宅作業。疲れないための椅子はあるだけで正義。僕も最近かったけど今安くなってて悔しい。買ってから気づいたけど、座面に何かこぼすと悲しいので座面カバーを同時に買うとよろし。 あと、床に傷がつくのでデスクマットみたいなやつもいるかな…。

これ買うときいろいろ見たけど、オフィスで無造作に置かれてるあの椅子ってめっちゃ高いんやな…。

無印のソープディスペンサー

| 無印良品

無印の自動のやつが2024に出たので購入。これまでのAmazonで買ってたやつだとどうしても液だれが気になっていたのをノズルの作りで見事に解決してた。 あと、泡の出る量を2段階で調節できるのも良き。使ってみてる限りは、中に入れる洗剤は泡ハンドタイプのやつなら別に専用のやつでなくともいけそう。

暖パン

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去年冬に買ったのがよくて、今年2枚さらに買い足した。 見た目スーツ感が少しあり、裏起毛でめちゃくちゃあったかい。当分これ以上はなさそう。 あと室内で最近ブロックテックパーカー来てるけどめっちゃあたたかくてよい。

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在宅時の快適さだけを求め続けた結果、マジで外でなくなってきてるの面白いよね。

なんとかここまでたどり着いた…。 やっとなんか書く気力が戻ってきたので、漫画・書籍編もいつか…書けるといいな…。

今週のお題「2024こんな年だった・2025こんな年にしたい」

2024買ってよかったもの ガジェット編

今年はいろんな振り返りちゃんとしていくぞの気持ち

ウルトラワイドモニター Z Z-Edge 湾曲ゲーミングモニター

いまのところ去年最高の買い物といって遜色ない、湾曲ウルトラワイドモニター。

うちには2画面運用しているやつもあるんだけど、そもそも1画面にすべてが収まるので安心感と充実感がすごい。 作業をするにあたって机は広いほうがよいという認識なんだけど、これ仕事における机ってモニタじゃんね。 Slackだってチームスだって、全部の会話を開きっぱなしにしておいて順次動いたところを返信していくだけでいいの最強では?? これに限らず、画面が広ければなんでもよいと思います。広さは正義。

ミニデスクトップPC  GMKtec G3 Plus

ミクツーでフォローしてるエンジニアさんが買ってたので買ってみた。 マジで快適。ちょっとしたことならこのくらいの価格でぜんぜんいけるんやな。 上記のモニターはラップトップの拡大画面用に買ったんだけど、これとりつけたらこれ用になってしまった。 今後メモリは大きめのに換装予定。

高速充電器 Anker Nano II 65W (PD 充電器 USB-C)

65Wに変えてしまったらもう戻ってこれんよ。 僕は携帯の充電をすぐ忘れてしまうタイプなので、 出がけに10分くらいで高速充電したい人間なんですよ。 これマジで速い。

年始のセールで -38% ¥2,790 とか言ってるのでバグですね。 持ってない人は全人類買うべき。

安めの携帯スタンド 

これ、上記の充電器と組み合わせて、キッチン等で使ってる。 何がいいって、無段階調節で画面の角度を変えられるのがとてもよい。 これでお気に入りのVチューバーの配信を見ながら洗い物ができる。

事前に家のいろんな箇所に設置しておくと、家庭内移動が苦ではなくなる。 百均のもけっこういいんだけど、段階調節機能がやはり1歩劣る。

携帯とイヤホン充電するやつ(アンカーマグネティックワイヤレスチャージャー)

携帯とイヤホンの同時チャージ。これマストなんすよ。 置き場所を決めておかないとね、なくすから。 で、この置き場所がそのまま充電器になってるのが最強ですよね?そういうことです。 上記の携帯スタンドが支店だとするとこれが本店って感じ。

重いので、持ち歩きじゃなくて家とか会社のデスク推奨。 ただこの重みによりどんな携帯をくっつけてどんな角度にしても倒れることがないというのは利点なんですよね。 最初はマジかよなんでこんな重いんだよと思ったけど、重い意味あったわ。

ワイヤレス充電できるイヤホン Anker Soundcore Liberty Neo 2

で、上のスタンドで充電するにはワイヤレス充電できるタイプが必要で、これを。 いまセールで -20% ¥4,792 なのでマジかよもういっこ買っとくかの気持ち。

イヤホンの外側部分に耳にフィットさせるための補助ゴムがついており、耳の形があう/あわないあるタイプなんだけど、一番小さい補助ゴムつけると僕はぴったりでよいです。お試しあれ。

Lenovoの赤ポッチありキーボード

1世代前の会社pcについてて、もうこれなしでは生きられなくなってしまった。 ちょっとマウスが遠くにあっても、ポッチをいじるだけでok。 当時は有線版を買ったんだけど、これ無線版でええやんというのが結論。

ProtoArc トラックボールマウス

僕はよくマウスをなくすので、なくす前提で格安マウスを購入。 これでどこに置いてきても、まあまた買えばいっかの世界で生きられる。

機能としての最低限は満たしているのでマジでこれでそんな困らん。 セールで3500円くらいになってたらいいね。

なくさない自信がある人は、ロジクールのやつのほうが段階調節がいいかんじにできるのでこっちかな

みなさんやってるとは思うんだけど、滑りが悪くなったなと感じたら、 ボール部分をかぽってとって掃除するとだいぶ滑りがよくなる

いろんなもん買いすぎましたね。 元気があったら生活編もまたアップします。

今週のお題「2024こんな年だった・2025こんな年にしたい」

ボードゲームの美しさって何から来てるのか

こんばんはまるぃもです。安定の遅刻。いや、一回遅れたら1週間くらい遅れるタイプの遅刻。本当ごめんなさい。

そんなに書くことないのになぜか毎年エントリーしちゃう...このアドベントカレンダーには登録したくなる何かが!ある!!!ぐらちゃん今年もありがとう!(馴れ馴れしめ)

https://adventar.org/calendars/10244

この記事は、 ボドゲ紹介 Advent Calendar 2024 の23日目の記事です!

実は会社にボードゲームがめっちゃ好きな人がいて、奇跡の出会いからボードゲーム部が発足した話を書こうと思ったんだけど、いったん特定をおそれて来年にしときます。

ボードゲームの美しさを考える

今年はいろいろ考えた結果、ボードゲームの中の「抽象化」に焦点をあてることにしました。 なんでかっていうと、やってる時にどのくらい快楽・快感があるかどうかとは別に、そのゲームにある「美しさ」みたいなものってどうやって評価したらいいかなと思ったから。

すでにされ尽くした議論かもしれないので、玄人の方は読み飛ばしてください。

テーマを理解した後にゲームをやって「うわー!美しい!!」って思うことありません??

今年、一番この美しさを感じたのは「ハーモニーズ」っていうゲーム(いや検索しづれえよ。もうちょいオリジナリティ溢れる名前にできんかったんか)なんですよ。めちゃくちゃいいのでみんな知ってても紹介させてください。

景色の模倣力

ハーモニーズのいいところ、それはコマの抽象化がめちゃくちゃうまいことです。

これとか見て欲しいんですけど、 小さな箱庭のなかに、 奥には岩場、手前には鬱蒼と繁る森、森から右奥の平原に出る前には池があり、その脇にはツリーハウスが佇んでいます。 ちなみに上の文をchatGPTに食わせたらこんな絵が出てきました。

まさにこんな感じの箱庭が想像できちゃいますよね。

脱線しましたが、ことほどさように、もしかしたらあるかもしれない現実の箱庭の景色をたった5×5程度の盤面と数色の木コマだけでハーモニーズは写しとっているなということが言いたかったわけです。 これだけだと表面的なので、もう少し考えてみました。

仕組みの模倣力

このゲームの得点要素として、生き物(小動物、微生物?)があります。生き物の発生過程にもポイントで、例えば平原の隣に水辺があるとフラミンゴが自然に集まってくるといったように、先に場を形成するとそれにあわせた生き物を生息させるとこができます。これって、実際にビオトープを使ったらそこに生き物が集まってくるのと同じですごく手触りがあって感覚的に納得感がある気がしてます。 現実を自分なりのフィルターで濾して濾して濾しまくったあとに、ちゃんと本質みたいな仕組みが残ってきているゲームをこそめちゃくちゃ美しいと思うんすよね。 現実(など)の構造をどのくらい簡易的なシステムに綺麗に落とし込めたか、につきると思うんだけど、これを「シンプルなのにめちゃくちゃそれっぽ」くできればできるほど美しさを感じるんだな、と。

面白さを礎としてもう美しさを競う時代にきている?

何に驚いたって、ハーモニーズってBGGの評価8.0ついてるんすよね... https://boardgamegeek.com/boardgame/414317/harmonies

いやお前、めちゃくちゃ評価されとるやん... 俺が紹介せんでもええか...

じゃあ今年もお世話になりました。 来年もよろしくお願いします。 良いお年を👋

ハーモニーズ

今年遊んだゲーム2023(周回遅れ・前半)

まるぃもです。お久しぶりです。 3万年ぐらい遅れました。書き始めたのは公開日付より前なのに…おかしいな…。

adventar.org

この記事は ボドゲ紹介 Advent Calendar 2023 の23日目の記事です。ぐらちゃん今年もありがとおおおおおお。 前日に半分くらい書いたところで息絶えて(風邪をひいて)なんとか年内を目指している今です。→気が付いたら年明けどころか…

今年は全然ちゃんとレビューを書いてこなかったので、夏休みの宿題を片付けるがごとくゲームの一口感想コメントを並べていきます。 これも全部書こうとして死んだ節があるので、ピックアップしていこうという感じ。 風邪をひいたことで、夏休みの宿題ができなくて普通に3日後くらいに出したあのころを思い出しましたね。吐きそう。

1月

カムトゥギャザー

フェス会場をプロデュースして盛り上げたやつが勝ち! ワカプレ能力成長のめっちゃまとまってる系のやつ。 アートワークが最高で、出てくるミュージシャンみんなボドゲモチーフのやつなの。 これだけで最高。たしか数寄ゲームズから日本語訳付で出てた気がする。

カムトゥギャザー

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レディセットベット

草競馬がモチーフ。走り始めた馬を見て、我先にと馬に賭けていく。 早くいい場所に賭けたいけど、早くかけるとその馬の勝つ確率が下がる。 自動処理アプリとかもあったりして、ダイス目で馬が進んでくだけなのにめちゃくちゃ盛り上がる。 競馬モチーフというだけでも大好きなのに、ちょっとダイス目が偏っただけで、 こんなに短時間で盛り上がれるのズルだろ。めちゃくちゃ好き。

レディセットベット

すごろくやから来年には日本語版が出るらしいから買う。

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ウッドクラフト

ダイスを木に見立てて切るという発想が天才。 昨今の環境テーマ系なんだけど、だいぶこねくり回してる感じで好き。 使われないアクションの価値をブーストしてくれる独特なアクションボードは必見。 得点の部分が宝石の煌きシステムなんだけど、ちょっとギチギチに作りすぎたきらいはある。

ウッドクラフト

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クロッシングオーシャン

それぞれの大陸を定期的に行き来する船を就航させ、ものを運んでお金を稼ぐ。 トランスアトランティックのボードあり版なんだけど、 ボードがなかった時点では、船が大陸をつないでる感がなくてイマイチに感じたのに、 ボードがついてロンデルになっただけでこんなにも面白くなるなんて。 ゲルツずるい。いやすごい。とても好み。

クロッシングオーシャン

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2月

ディスコルディア

15体のワーカーを与えられ、すべてを最初に使い切った人が勝利。 あまりにも綺麗かつすっきりしたゲームで、重量級と思わせておいて中量級なのがめちゃくちゃ好き。 最近、拡張が出たんだけど出た瞬間売り切れたので、翌朝テンデイズさんに朝イチで買いにいったのはナイショ。早く遊びたい。めちゃくちゃ好き。

ディスコルディア

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オルレアン ドロー&ライト

ちゃんとオルレアンできるタイプの紙ペン。 ちょっと役職まわりが強すぎるきらいもあったが、オルレアンに必要なものを兼ね備えていた。 オルレアンが好きすぎるため、結局これも購入した。 でもまあまたオルレアンをやるんだろうなあって。

オルレアン ドロー&ライト

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ヒート

最高のレースゲームが作られてしまった。 当分これ以上は出ないよな、という出来。 特にギアチェンジしてブレーキをかけながらカーブを曲がっていく感じを、 まさかデッキ構築でここまで美しく表現できるとは思わなかった。 今年何度かやったけど、本当によくできてる。最高。

ヒート

一時期ぜんぜん手に入らなかったけど、やっと買えるようになった。

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村の人生 ビッグボックス

村の人生を遊びつくした者たちのための、村の人生最終形態。 人生っていうテーマを人生ゲーム以外で入れてきたの、マジですごいよね。 世代を重ねるって発想が改めてすごいなと。 拡張とかはある程度いれると味がまろやかになってよい。

村の人生

ビッグボックスって、持ち運ぶには大きすぎるんだよな…

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マイシェルフィー

棚を美しく並べた奴が勝ち! とったものを棚に並べるときに重力に逆らえないというギミックと、 タイルを入れていくと本当に棚に見えてくるというコンポーネントが最高なため、 ゲームのシステムがめっちゃ好きってわけじゃないのに、ちゃんと今もまだうちの棚におさまってる。 見た目がいいって最強。ボードゲームは見た目。いや嘘。

マイシェルフィー

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アティワ

ウヴェのワーカープレイスメントってどれも同じ味がするという意見もある。 でも、それってコーヒーが全部同じ味みたいなことを言うのと同じで、やっぱり大枠同じでもかなり好みはあるって。 そんななかでもめちゃくちゃ好きな味だったウヴェ。コウモリコマ可愛すぎるんだよな。 持ってないのですが、たぶん刷りすぎていまクソ安くなっているので買いたい。 棚に空きがないので放出したら買う。

アティワ

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3月

フェデレーション

宇宙を開拓しながら、宇宙連邦に議員を送り込み自分の貢献度を認めさせていくやつ。 めちゃくちゃ話題になってたかというとあれだけど、アクションの新しさとか自分に有利になるように議会操作していく感じとか、かなり好みだった。 まだ日本語版のアナウンスきてないの?この感触だとすでにアナウンスされててもおかしくないかと思いましたが。

フェデレーション

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バラージ ナイル拡張(全部入り)

今年は基本も再度プレイしたりもしたけど、改めてバラージってすごいボードゲームだ。 何度かプレイするとやはり勝つための道は限られてきてしまうけれど、ナイル拡張はその道をひとつ増やしている点において、かなりよい拡張といえそう。 水力発電っていうテーマがやっぱりかなり秀逸なんだよな…。

バラージ ナイル拡張

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アクロポリス

かなり綺麗にまとまっているタイプのタイル配置で、ボードゲーム特有の「立体感」をしっかり味わえる。 こんなにシンプルなルールと短いプレイ時間で、すっきりと美しいタイル連結ができていく感じ。やはりへクスって綺麗だ。 アズールをやったときにも思った「これ賞レース強そう」感。アスドール大賞も納得。

写真忘れ。

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4月

ファーナス 拡張 戦間期

ファーナスの拡張。 そもそもがシンプルなエンジンビルドなので、石炭で味が加わったのはよい拡張。最初から入っていてもいいレベル。 最近会社のボードゲームそこまでやってない人とゲームする機会があるので、「エンジンビルドってこういうジャンル」というのを味わってもらうために出したい。

ファーナス 戦間期
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デクリプト

デクリプト。あまりパーティーぽいゲームやらないがちなので、初プレイ。 相手に推測させないように、お互いが通じる暗号(クリプト)で仲間に順番を伝えつつ、相手チームの暗号を解読していく。 十分シンプルなんだけど、合間に出すにはちょっと長い感じなので、もっともっとシンプルな感じにしてほしかったかも。 チューリングマシンのほうが好きかなあ。。

デクリプト

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ラファミリア

ガチのエリアマジョリティみたいな感じで普段あまりやらないタイプなのですが、 マフィアの殴り合いかつチーム戦というテーマがけっこうあってて気心知れたメンバーとやるならぜんぜんありでした。 なにはともあれアートワークがめっちゃ綺麗なので所有欲はくすぐられますよね。

ラファミリア

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ドーフロマンティック

もうこれ4月にやってる時から「とるかもよ」「たしかにとりそう」みたいな話をしていた記憶があって、賞レースにのりますよという顔をしてましたよね。 スイッチで出てるゲームもやりましたが、ひとりでダラダラやるにもちょうどよかった。 でもやっぱり、みんなであーでもないこーでもない、わいわい雑談しながらやりたいゲームですね。 最初プレイしたときに「そうかまだへクスにはこんなにも可能性があるんだ」って思いました。 実はちゃんと続きがやれてないから、キャンペーンとしてやりたいのでほしい。買うか。まずは棚をあけてからだ。

ドーフロマンティック

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ザッツノットアハット

小箱で2023で一番衝撃を受けた。 こんな簡単な処理なのに、人間の脳ってこんな簡単にぼやけるんだっていう。認知のゆがみ。 デジャブ(というボードゲーム)で感じた衝撃を、もっと短時間に、もっともっとシャープにして直接脳に叩き込んでくる作り。 未プレイならぜひ味わってほしい。

ザッツノットアハット
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5月

南チグリスの旅人

このシリーズ、なんかどんどん複雑になっていってる気がする。 でもなんかこう、1回で食べきれない量の豪華な食事/複雑な味を並べてくることで、昨今の1回プレイして終わり的な風潮にあらがっているというか、 存分に遊びつくせと言われている感じがするのが好感がもてた。あと何回かプレイしなきゃ…。

南チグリスの旅人

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ダーウィンズ・ジャーニー

ルチアーニのアレ。 あまりにも評価が高い状態でプレイしたが、実はこちらは1手1手が重すぎていまいちのめりこめなかった。 こう、目指すところに対するアプローチがたくさんあるように感じられなかったせいかもしれない。 改めてヘビーゲーマーではなく”中量級ゲーマー”である自分を自覚。

ダーウィンズ・ジャーニー

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スタデューバレー・ボードゲーム

ゲームのほうのスタデューバレーをプレイする前にボードゲームもこちらをプレイした。 協力してそれぞれが釣りや鉱山夫となり、家を大きくしたり畑を耕したり、村人の要望をかなえていく。 のほほんとした村人の暮らしだけど、実は太陽がのぼっている時間は少なくて、1日でできることってあんまりないよなというのもわかる。

このあとゲームもプレイして、いやこれけっこう再現性高いなってこともわかった。 いつか家族でプレイしたい。いや手に入らんやろこれ…。

スタデューバレー・ボードゲーム

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ここまで書いたところでこれ一生終わらない感じがしたので、続きはまた書くってことでいったんアップします!待て次回!!!(あるのか…?)

ユニオンストックヤード Union Stockyards (2023)

 

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7.0/10

畜産加工業者になって、情勢の要求に応えながら自分の会社のブランド牛豚羊の名声を高めつつ拡大生産していく。

いろいろちょうどいいゲームズ、というのが最初の感想だ。
素直なワカプレと、シンプルなタイル配置。

余談だけど、先に土地を買うタイル配置って以前は見たけど最近あまり見ない気がする。現実をいかに圧縮してゲームに落とし込むかという過程で、「建物を建てる」と「土地を買う」は一緒くたにされがちなんだと思うけど、ここでは1手番使って土地を買うとだいぶ安上がりになるので効いてるルールだなと。

 

話がそれた。

このゲームのキモは「KDJサイズ」ってことに尽きると思う。
近年、大切にしている指標として「重すぎない重ゲ」があるんだけど、BGGでも3を切っているように、このゲームは重量級ではなく中量級だ。
ちょっとボードゲームに触ったことがある人なら知ってるワーカープレイスメントに、馬鹿でかい木コマを置いてSNS映えするタイル配置、イベントカードの塩胡椒感あるランダム感。
複雑すぎないルールに、あわせても1時間程度のゲームサイズ
初回のプレイ体験に強く配慮して、「あるマークを集めよう」みたいな、それなりの指針まで用意されている。
「このくらいがいいんでしょ」というKDJクラスのゲーム体験を露骨に狙ってきていて、めちゃくちゃ好感が持てる。
惜しむらくは、ネクストステーションロンドンにも感じたように、初回でいろいろ披露しすぎた結果1-2回でだいぶゲームの理解が進みすぎてしまう点だ。


円安などの影響もあり値段だけが可愛げがないが、どの会に持っていってもゲームの習熟度に関わらず満足できる、2023年の定番ゲームになりそう。

 

数寄ゲームズさんで8/2まで(今日までやんけ!)予約受注してるみたい。
届くのは11月なのか〜

sukigames.thebase.in

 

 

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