| 月城かなと主演といえば・・の2番手どころを務めてきた永久輝せあの成長ぶりも。 |
| 前回の「ルパン3世」の新公主役で男役としての強さと華と押し出しがグッと出てきた気がする本公演同様、意外にも男臭い源太でした。 |
| 本役望海さんの源太は果てしない優しさの中に深い強さと思いを秘めた子供の頃からどこか成熟している人物 |
| と見えますが、永久輝源太はもっと若い男らしさが随所にほとばしって、それが子供の頃の隔ても屈託もない様から立場が変って再会した時の微妙な感じ(立派になった紀之介と主従関係にあることを受け入れづらい気持ち)や泉を間に挟んだ時の自分のものであると主張したいオスのサガのようなものがにじみ出て、より対立が鮮明になったような。故に、お互い言葉を尽くして解り合おうとする場面、どうしようもなく立場に縛られた晴興と自然の理から導かれた解決策を提示する源太の互いの主張は理解できてでも相いれないこともわかるという切なさの構図が鮮明になっていたような・・・。 |
| 丸太で死闘を尽くし、なおかつあきらめない源太が命がけで来ていることを察する背中合わせの場面の緊迫感、互いに良く理解し仲むつまじく幼少期を過ごした時間と同じ女性を愛した男達の真剣勝負、という全てが凝縮されたその一瞬の後、晴興は真剣を手に決着をつける決意をするのですね。 |
| れいこひとこと二個イチで雪組若手スター街道を驀進中の2人の関係と時間全てが、電光が走るようなこの瞬間に煌めいて見えました。新人公演はまさに「時分の花」をみるものと実感した舞台でした。 |
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| 本役咲妃さんの泉は、前回の「ルパン」新公でコケティッシュな錬金術師の助手の娘役(本役有沙瞳)を表情豊かに演じたチャーミングな彩みちるちゃん。 |
| 子供時代の勝気な様と母となってからのしみじみと落ち付いた風情がしっかりとセリフで演じ分けられていて咲妃さん同様、とても上手。ちょっと残念だったのが、晴興に抱きしめられての表情が、もともと和顔の童顔なこともあるかとは思うのですが、能面のように味気なかったこと・・・。まぁ、れいこちゃん(月城)が濃くて美しいお顔で心のままに表情を変えてくるのでそれとの対比では・・ということもありますし、まだ研3、99期生と若くての初主演なのでそれは求めすぎというものでしょう |
| その有紗瞳ちゃんは大湖せしるさんのお役、美貌の才女、エキセントリックなところもありつつ、理知的に夫 晴興を支える高貴な姫、貴姫ですが、持ち前の愛嬌がほの見える、才女といっても冷徹なそれではなく、人々を驚かせて楽しむいたずらっ子のようなユーモアを解する女性かな、とも思え。 |
| それだけに晴興を助けるために申し出た縁談、と言う流れ、田舎育ちながらも独自の視点で心のままに発言する晴興にただその美貌に興味をもっただけでなく、心の通じるものを感じて・・の本気での申し出だったように思えました。 |
| それなのに夫となった晴興は泉を思って貴姫を避け続けるのですから気の毒ですね。 |
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| この公演の影のMVPは2人。 |
| 1人は多分満場一致で英真さん役徳川吉宗を立派に務めたウマすぎる研4、98期生真條まからくん。 |
| 良く通る声で位の高さ、厳しさ、人としての大きさ、晴興への期待と愛情全てを現して見事の一言。 |
| 「心中恋の大和路」の蜆売り役でその一声であの子ダレ?と客席を沸かせただけのことはありますね。 |
| 今すぐ専科入りしても大丈夫なレベルです。 |
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| 後1人は研5、97期叶ゆうりくん。幕臣から悪童までどこにでもいる七面六脾の大活躍。 |
| で、どの場面でもしっくりとそれらしくみえ、なおかつモブに沈みきらない絶妙のポジションで存在感もあるという。 |
| 彼女も今後が楽しみな人です。 |
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他にも表情がくるくると変り、お芝居が好きなんだな~と思わせる、桜路薫くんにも注目。
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あと、場面では夜鷹の場面の娘役が、ここ、本役でも豪華な面々なのですが、ほっそりとした美女ぞろいで芝居も上手く、惹きこまれした。TOP娘役咲妃みゆちゃんはここで出ていましたね。眼福な場面でした。
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