メロウ・コーヒーショップ

周年イベントのDMが届いていたので、しばらく顔を出せていなかったコーヒーショップへ豆を買いに行った。

いつもコーヒー豆の調達は夫の担当なので、わたしは紅茶の係なのだけどね。

 

「あ、エメさん!お久しぶりっす」

「シロくんも。元気にしてた?」

「エメさんの顔見れたんで絶好調っす」

「かわいいこと言うじゃんー」

 

アラサーのバリスタ、シロくんは、塩顔の、おそらく若い女子に人気のモデルだか俳優だかに似ている好青年で(ちょっとチャラいんだけど)、彼目当てのお客さんも多いんじゃないかな。

彼がこの店で働き始めて間もない頃、練習中のカプチーノの試飲をオーナーに頼まれたのが縁で仲良くなった。

 

「なんかまた”愛人み”増しましたね」

「なにそれ、わたしもう主婦なのよ。愛人じゃなくて夫人なんだってば」

「ですね。全然生活感ないんで、人妻なの忘れがちっす」

「うん、覚えててね」

 

わたしはこういう軽いセクシートーク(?)ができる男子は嫌いじゃなくて、むしろ貴重な人材だと思ってるんだけど、昨今はセクハラと言われてしまうんだろうか、、なんて考えながら。

 

頼んだ豆を待ってるあいだ、店内を観察していると、ママ友と思しき主婦のグループがカフェスペースでお茶していて、なにやら”不倫”ネタで盛り上がっている様子。

 

トレンドだもんね、今。

 

もし旦那が不倫してたらどうする?という内容で、その主婦たちは皆が口をそろえて、

 

許さない!

ありえない!

即離婚!

慰謝料取りまくる!

相手の女も苦しめてやる!

 

という剣幕で、わたしは肩身が狭くなる想いでしたが、、(不倫してないんだけどね)

 

プロのワーカーの女性とか、ワンナイトの1回きりだったらギリ許せるかもしれないけれど、心まで持ってかれてるぐらい好きとか、元カノを今でも好きとか、そういうのは絶対許せない、という意見もございますね。

 

でもさ、本気で他の女に惚れてても、ちゃんと家族の元へ帰ってくるというのではだめなのかしら。家庭を良好に継続する意思があってもだめなのかしら。

なんていうか、それも愛だと思うんだけど。

 

1回でも他の女の体に触れた口や手で、挿れた***で、この家の敷居を跨ぐな、気持ち悪い、ということでしょうか。

結婚前の分はノーカウントに出来ても、だめなのね。

 

では、本気で他の女に惚れてても、プラトニックであればギリOKでしょうか、どうでしょう。

深く心が繋がってる方が逆にイヤなパターンもあるのか。

そういうのって、セカンドパートナーとかって呼んだりするんだっけ。

 

まあ、とにかく物騒な世の中なので、気をつけないといけないなと思った次第です。

LINE流出、ちょっとこわいね。

 

「お待たせっ」

「ねえシロくん、不倫したことある?」

「エメさんのオファーならよろこんで♪」

「言うと思ったわ。笑」