株式投資の成果を考えるうえで、最も現実的な指標は、
税金を引いたあと、実際に使える配当金です。
年間でいくら手元に残るのか。
月に直すといくらになるのか。
その配当を得るために、どれだけの資産が必要なのか。
この記事では、税引き後ベースで、FランクからSSSランクまでを整理します。
Fランク|税引き後・年間配当0〜1万円(月間0〜約830円)
投資を始めたばかりの段階です。
税引き後で年間1万円を得るには、税引き前では約1.25万円の配当が必要になります。
その場合の投資元本の目安は、
利回り3%で約42万円、4%で約31万円、5%で約25万円です。
生活への影響はありませんが、配当投資の入口として重要な位置づけです。
Eランク|税引き後・年間配当1万〜5万円(月間約830〜4,200円)
配当が「お金として返ってくる」と実感できる水準です。
税引き後5万円を得るには、税引き前で約6.25万円の配当が必要です。
必要な投資元本は、
3%で約210万円、4%で約160万円、5%で約125万円。
サブスク代や通信費の一部を配当で払える感覚が出てきます。
Dランク|税引き後・年間配当5万〜20万円(月間約4,200〜1万6,700円)
配当が家計に影響を与え始める段階です。
税引き後20万円の配当には、税引き前で約25万円が必要です。
元本の目安は、
3%で約830万円、4%で約630万円、5%で約500万円。
固定費の一部を配当でまかなえる水準になります。
Cランク|税引き後・年間配当20万〜50万円(月間約1万6,700〜4万1,700円)
副収入としてはっきり認識できるゾーンです。
税引き後50万円の配当を得るには、税引き前で約62.5万円が必要になります。
投資元本は、
3%で約2,080万円、4%で約1,560万円、5%で約1,250万円。
多くの個人投資家が最初の目標にしやすい水準です。
Bランク|税引き後・年間配当50万〜100万円(月間約4万1,700〜8万3,300円)
生活が明確に楽になるラインです。
税引き後100万円の配当には、税引き前で約125万円が必要です。
元本の目安は、
3%で約4,170万円、4%で約3,130万円、5%で約2,500万円。
配当が心理的な支えになります。
Aランク|税引き後・年間配当100万〜300万円(月間約8万3,300〜25万円)
月に10万円前後以上の配当が安定して入る状態です。
税引き後300万円の配当には、税引き前で約375万円が必要になります。
投資元本は、
3%で約1億2,500万円、4%で約9,400万円、5%で約7,500万円。
準セミリタイアが現実的になる水準です。
Sランク|税引き後・年間配当300万〜600万円(月間約25万〜50万円)
配当が生活費の柱になります。
税引き後600万円の配当を得るには、税引き前で約750万円が必要です。
必要な資産規模は、
3%で約2億5,000万円、4%で約1億8,800万円、5%で約1億5,000万円。
労働収入への依存度は大きく下がります。
SSランク|税引き後・年間配当600万〜1,000万円(月間約50万〜83万円)
完全な配当生活が成立する水準です。
税引き後1,000万円の配当には、税引き前で約1,250万円が必要です。
元本の目安は、
3%で約4.2億円、4%で約3.1億円、5%で約2.5億円。
利回りよりも安定性が最優先になります。
SSSランク|税引き後・年間配当1,000万円以上(月間約83万円以上)
資産家クラスです。
数億円規模の金融資産を前提に、配当は資産戦略の一部になります。
この段階では、増やすことより、守りながら維持することが主眼になります。

本当に目指すべきゴールはどこか
考えるべきなのは、
「税引き前でいくら配当があるか」ではありません。
税引き後で、月にいくら使えるかです。
月5万円で安心できるのか。
10万円で十分なのか。
20万円あれば働き方を変えられるのか。
配当投資は、夢ではなく数字の設計です。
まずは、自分にとって意味のある税引き後の月間配当額を決めること。
そこから逆算するのが、最も現実的な進め方です。
次回は
・月10万円配当を現実的に作るルート
です。お楽しみに。



