どうする ALS  

         59歳でALSと診断された。定年退職まで、あと8ヶ月の頃だった。 ALSとともに4年目に入った。 その間に呼吸器が付き、手足が動かなくなった。 これからどうするのか…  日々の感情や考えを綴っていきたい。

3話 紅葉 

部屋の窓から我が家の紅葉が見える。少し前までは、枝だけで寒々しかった。
4月中旬から一気に葉が開いた。「ぼうぼう」と表現できる程に暑苦しい。

ぼうぼうに葉が開いた

植木屋さんに剪定に入ってもらった。
窓から作業の様子を眺められるが、職人からも私の様子が見える。
ブラインドを下ろし、「チョキンチョキン」心地よい鋏の音に耳を傾け聞き入る。


この紅葉とは30年の近い付き合いだ。
春になると一気に葉が芽吹く。夏の暑さに耐えて、晩秋には真っ赤に色づき、僅かのあいだ人目を楽しませる
そして、さり気なく散っていく。

枝だけになった紅葉は、冬の寒さを耐え忍び、また春には新たな枝を伸ばし復活する。
毎年、何とも思わなかったが、凄いことだ。

紅葉の如く、ALSでも、また復活できる日が来て欲しい。

進行の抑制より、元の身体に戻せる治療の開発を望んでいる。
医学の進歩を切に願う。

さっぱり涼しげになった