まずはじめに伝えておきたいのは、本作は「ほら、グロいでしょう?気持ち悪いでしょう?こういうの好きでしょう?」とキッズを釣るような、よくある子供騙しのグロゲーでは断じてないということ。
生理的嫌悪感を覚えるようなエグみのあるグラフィックばかりが注目されがちだけれど、本作の魅力はそんなものじゃあない。兎に角、信じられないほどに、徹底的にコズミックホラーな世界が作り込まれている。制作者の偏執的ともとれるほどのコダワリの数々は、こんなスペースにはとてもじゃあないが書ききれないよ(レビュー放棄)。
20260106現在、日本語によるテキストの提供はなし。英語にアレルギーのない者には是非ともおすすめしたい。いくつか例を貼っておくから、これらの文章がスンナリと頭に入ってくるようであれば問題なく楽しめるはず。
などと絶賛してはいるものの、実はぼくの好みに合わない点が3つほどあったりする。その辺りはスクリーンショットのあとに。





1つ目は全体を通して進行が時限式であり、真相を究明し問題を解決するまでの期日が設けられているという点。
とはいえ、リアルタイムにタイマーが進むというわけではなく、何らかのアクションを起こしたり、未知の部屋に入ったりすることで時間が進むタイプだ(既知の部屋に出入りしても時間は進まない)。
このシステムのせいで常に効率を頭に入れて行動する必要が生じるため、なんというかプレイ中にいまいちリラックスできない感じ。本作は「サバイバルホラーRPG」を銘打っているわけなので、制作者としては意図的にその緊張感を演出しているのだろうけれど、ぼくはあまり好きになれない。
2つ目は、戦闘回数やプレイヤー側の成長がコントロールされている点。
どういうことかと言うと、まず基本的に敵はリスポーンしない。したがって、ゲーム開始からクリアまでの戦闘回数が、制作者の想定した回数から大きく逸脱しないように作られている。
また、レベルアップによる成長も控えめであることから、RPGとは言っても好きなだけ敵と戦ってレベリングして……といった一般的なRPGではなく、「RPG的な戦闘を持つアドベンチャーゲーム」という感覚に近いかもしれない。
これに関しても制作者の意図はわかる。きっと、プレイヤー側が強くなりすぎたりせずに、最初から最後まで緊張感ある戦闘を楽しめるようにということなのだろう。
3つ目は、ノーマル以上の難易度を選択するとセーブできるタイミングに制限がかかるという点。
これね、サバイバルモード的なアレでよくあるけれど、セーブタイミングの制限というものは「プレイヤーの生活における難易度」であって、「ゲームの難易度」ではないよね。
例えば1時間プレイをしていてセーブできずに全滅したとする。そうするとぼくの人生における貴重な1時間がフイになってしまうわけで、「これは一体どういうペナルティーなんだよ」という気分になってしまう。
急な来客だとか急にうんこしたくなるとか日々の生活の中には色々とあるわけで、好きにセーブして中断させてくださいよと。このシステムについては「あまり好きになれない」などというオブラート表現は使わずに、はっきりと「嫌いだ」と言いたい。
ちなみに、イージーモードであれば任意のタイミングでセーブできる。急にうんこしたくなっても安心。

「3つも不満点があるのにおすすめなのかよ」と思うかもしれないが、逆に「3つも不満点があるにも関わらず、それらを補って余りある魅力がある」と捉えていただきたい。
ちなみに、今日時点でぼくは累計24時間ほどプレイしているけれど、まだお話は完結していない。恐らく初回プレイで30時間程度になるのではないかと予想している。
また、どっかの国のWikiを閲覧していたら、ぼくが出会っていない味方キャラクター(パーティーメンバー)がまだまだ存在することがわかった。さらにマルチエンディングであることも判明。これらのことから、ボリューム面でも問題はなさそう。
多少の英語力は求められるけれど、コズミックホラー的なものに惹かれるのであれば試してみるのも良いと思うよ。
おまけ
いずれ紹介記事を書くけれど、最近購入したこれらがとても良さげなので取り急ぎおすすめしておく。アーリーアクセスなので買って応援しようぜ!
最近のSteamは旧正月セールなるものも実施しているから、少し待てばお安く買えるよ!
おわり



