今日、書いておきたいこと

自分の人生を、少しずつ振り返りながら言葉にしています。

人に寄り添える自分でありたい

「30年間、自分が信じてやってきたことは間違っていたのか」
長年、取引先のご主人を支えてきた奥様が、電話の向こうで涙声になった。
人を雇うということが、昔のあたりまえでは通用しなくなっている中での葛藤だった。

電話を切ってからも、彼女のことが気になって仕方がなかった。
翌日、お気に入りのお菓子を手に、彼女を訪ねた。
電話ではよく話しているけれど、会うのはまだ二度目。
突然の訪問に彼女は驚き、「来てくれてうれしい」と涙目になった。
仕事の話やたわいのない話をしているうちに、少しずつ笑顔が戻っていった。

私は仕事柄、人と話す機会が多い。
つい自分の話が多くなってしまい、相手の言葉をきちんと聞けていないのではないかと、いつも気になっていた。
そんなとき、知人に言われた。
「おしゃべりな人って人の話を聞かない人が多いけど、○○さんは話をよく覚えているよね」
その言葉に少し救われた気がした。

最近になって、誰かの話を聞いていると自然に寄り添う言葉が出るようになった。
年齢を重ねたせいか、心の柔軟さを取り戻したようにも思う。
自分の気持ちが穏やかであれば、相手の痛みを自分のことのように感じられる。

まだまだ未熟なところもあるけれど、
そんな自分の変化に、今日は小さな花丸をあげたい。