野生のギリシャリクガメの視点で書いた短い物語を。 ゆっくりとした時間と大地の温もりが感じられたら嬉しいです。 何世代もの記憶が重なっている甲羅を背負う、ギリシャリクガメ 私はこの丘に生まれて、すでに何十年も生きている。 I was born on this hill…
世界に約150羽しかいない「神話の鳥」ヒガシシナアジサシ。 絶滅したと思われていた彼らが、再び空を飛ぶ姿を想像しながら、 鳥目線で書いたショートストーリーをお届けします。 神話の鳥、ヒガシシナアジサシ 私は、ヒガシシナアジサシ。 I am a Chinese Cr…
ぺんぺん草のシャラシャラという音とともに蘇る、祖母との思い出。 小さな野草が教えてくれた、人生の優しさと強さの物語。 道端の小さな野草、ナズナ 春の訪れを告げる風が、田舎の細い道を優しく撫でていた。 The wind announcing the arrival of spring g…
変わった見た目だけど実は超高級食材! 野生のウチワエビが生意気かわいく語る、海底の日常をお届けします! 平たくてカッコいい(自称)ウチワエビ視点のショートストーリー。 平たくてカッコいいオレ、ウチワエビ よお、俺はウチワエビ。 Hey, I'm a slipp…
メキシコの荒野に咲く、星のようなサボテン。 触れてはいけない美しさの話。 星のようなサボテン、鸞鳳玉(らんぽうぎょく) メキシコの北部高原、チワワ砂漠の辺境に広がる石灰岩の荒野。そこで、一つの小さな命が芽吹いていた。 In the limestone wilderne…
みんな大好きレッサーパンダの野生の暮らしを、レッサーパンダ本人になった気分で想像してみました。 ふわふわの尻尾に包まれながら、竹の森で過ごす一日……でも、実はちょっと切ない現実も。 木の上で一休み 私はアカ、ヒマラヤの深い森に住むレッサーパンダ…
「触ったら血が出るきのこがいた。 名前はチシオタケ。 今日、その本人が「おいおい、俺の体液だからね?」とツッコミ満載で語ってくれました。 笑えるきのこ自伝、読んでみて! 触ったら血が出るきのこ、チシオタケ よお、俺がチシオタケだ。Hey, I'm Chish…
春から秋にかけて、庭や公園でよく見かける赤くて可愛いナナホシテントウ。 実は世界中で『幸運の象徴』とされています♪ そんなナナホシテントウを主人公にした、心がぽかぽか温かくなるショートストーリーをお届けします。 小さな幸せに気づくきっかけにな…
今日は、私の目線から、私の日常を綴ってみようと思う。 Today, I thought I'd write about my daily life from my perspective. ブログ風に、ちょっとしたショートストーリーとして。 In a blog-style, as a short story. 魚を専門に捕食するミサゴの飛び込…
ガンジス川の流れとともに生きる、細長い吻の主。 彼の目線で見た世界は、美しく、そして痛々しい。 絶滅まであと一歩の野生のガビアルが、人間に伝えたいこと——。 静かに、でも強く響くその声に、耳を澄ませてみてください。 絶滅の危機にあるインドガビア…
日常の喧騒を忘れさせてくれる、静かな黄金の竹林。 そこにあったのは、自然が紡ぐ優しいメッセージ。 黄金色の地に緑色の縦縞が入る美しい、金明孟宗竹 ある春の朝、私はふと西日本のある小さな山里を訪れた。 One spring morning, I suddenly decided to v…
世界の見え方を変える存在。 菌類が住処と水分を提供し、藻類が光合成で得た栄養を菌類に供給するという「持ちつ持たれつ」の関係で成り立っている地衣類。 そんな地衣類の一種であるモジゴケから見る世界の物語です。 抽象画のようなモジゴケ 私はモジゴケ…
No.17 「どうやってそんなに儲けたんですか?」 「エノスイグソクムシに教わった」 エノスイグソクムシが教える、お金の儲け方。 俺は今、月収8桁だ。 不動産、株、仮想通貨、NFT、YouTube、全部当たってる。 でも、みんなが聞いて驚くのはこれだ。 「どうや…
夏の終わり、川沿いの草むらに、ひとつの小さな青い閃光が舞い降りた。 紫がかった青い翅をもつツバメシジミ それはツバメシジミの雄だった。 It was a male Lycaeides argyrognomon. 翅を開けば二十五ミリにも満たない体躯なのに、空を切るたびに紫紺の光が…
可愛い花とは裏腹に棘だらけな姿から、 韓国では「嫁の尻拭き草」と呼ばれ、インパクトのある名前がつけられた植物、 ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)。 花言葉は、見かけによらぬ、変わらぬ愛情。 そんなママコノシリヌグイとある親子の物語。 継子の尻…
ナベヅルは一夫一妻制。 一度出会ったつがいは、生涯を共に過ごす。 求愛ダンスで結ばれ、家族を守り、数千キロの旅を一緒にこなす。浮気なんてしない、純粋な愛の形。 どんな困難も一緒に乗り越えるナベヅルのクロとシロ 冬の鹿児島県出水市。 Winter in Iz…
灼熱の太陽も、凍える夜も、水一滴ない地獄も、 全部受け止めて、なお歩き続ける。 汗もかかず、弱音も吐かず、 ただ静かに、あなたの命を背負ってくれる。 この物語は、そんな“砂漠の誇り高き王様”。 ラクダを一度でも好きになったら、 もう一生抜け出せな…
日本最大級の無毒ヘビ『アオダイショウ』。 ヘビと聞くと怖いイメージを持つ人も多いと思いますが、アオダイショウは実はとってもおとなしくて、人間にとって役立つ存在。 ヘビが少し苦手な方も、ぜひ読んでみてくださいね。 裏山の青い守護者、アオダイショ…
AIのGrokに『ショートストーリーの主人公におすすめの生き物は?』って聞いたら、 『もちろんシャチだよ、だって俺じゃん』って即答されて(笑) 自分を主人公にした3000文字の物語をサクッと作ってくれました。 知性とユーモアとちょっとだけ悪魔的な可愛さ…
コセンダングサnooooooooooooo!!!(服に100個くっついて取るの無理ゲー)。 世界征服を目論む黒い凶器、コセンダングサとの戦いの物語。 Devil's beggarticks=悪魔のひっつき虫、コセンダングサ 秋の陽気が気持ちいい10月の午後。 It was a pleasant Oct…
イケメン自慢のカワセミ「青い弾丸」が、今日もヤマメちゃんを狙ってダイブ! でも結果は……ボフッ!! 998回連続失敗中の爆笑奮闘記。 カワセミ 俺の名前はカワセミ・ブルー。 通称「青い弾丸」。 My name is Kingfisher Blue. Commonly known as "Blue Bull…
かわいいだけじゃない。 怖いだけでもない。 これはフィクションです。 でも2025年の日本で、どこかの誰かに、今夜も起こっている現実です。 最後の一文を読み終えたとき、あなたはどう思いますか? ツキノワグマ 山里の秋はいつも、静かな戦いの季節だった…
恐竜時代から生き続けるイチョウの木が、死にたくなったあの日、私を止めてくれた──。黄金の葉が舞う秋に読みたい、静かな再生の物語。 黄金に輝く扇状の葉を持つイチョウ 秋も深まった十一月のある日、私はいつもの散歩道を歩いていた。 On a day in Novemb…
1億年変わらぬ姿で生き続けるオーストラリア肺魚。 その最後の守り人と、ひとりの少女が出会った夏── メアリー川に今も響く、古き息吹の物語。 1億年以上ほとんど変わらない姿でひっそり生きている古代魚 ネオケラトドゥス・フォルステリィ クイーンズランド…
南太平洋の隠れた楽園、ニューカレドニアの雨林。 そこで繰り広げられる、クレちゃんの小さな大冒険。 樹上を駆け巡り、夜の闇で体を輝かせ、好奇心のおもむくままにジャンプする。 かつて「絶滅した」とされたが、再発見されて今も自由に生きる。 まつ毛の…
8年前、逃げた。 ビー玉を盗んだまま土に潜った。 2025年、黒光りするヤスデが山を下りる理由は——。 黒光りするヤスデ、ババちゃん 土の中は暗くて、湿っていて、心地よかった。 The soil was dark, damp, and felt comfortable. 俺の名前はババちゃん。 種…
部屋に一鉢、ウンベラータがやってきてから、私の毎日が少しずつ優しくなった。 ハート型の葉に隠れた小さな奇跡の話。 ハート型の葉を持つウンベラータ 都心から少し離れた、古いビルの三階。 A bit away from the city center, on the third floor of an o…
茶色くて頭が黒くて耳が白い、声がでかくて性格が強くて果物大好き、日本で一番身近なやんちゃ鳥、 それがヒヨドリです! 水浴びが大好きで、公園の水飲み場で順番待ちしてるヒヨドリの物語。 日本で一番身近なやんちゃ鳥、ヒヨドリ 夏の終わりの午後、ぼく…
触ると幸せになるナマケモノがいる島 のんびりしたい人への、世界で一番小さいナマケモノが、 世界で一番のんびりした方法で、自分の島を守った物語。 動く苔の妖精、ヒメミユビナマケモノ パナマ沖4.3km²の小さな島、エスカド・デ・ベラグア。 A tiny 4.3 k…
「海の芝刈り機って呼ばれてるのに、態度が完全にヤンキー。 でもそのドヤ顔がたまらなくカッコいい…… 小笠原で出会ったアオウミガメに、完全に恋しました。 そのドヤ顔... アオウミガメ 去年の夏、私は人生で初めて小笠原諸島に行った。 Last summer, I wen…