
今年一番感動したシーン、ケニアのサバンナで見た野生のライオン(本文とは関係ありません)
はじめに
皆さん、こんにちは。
今年も沢山見ていただきまして誠にありがとうございます。
基本的には備忘であり、おもねることなく書いてはいるものの、アクセスが少ないとやはり少し寂しいと感じることもありました。一年の区切りに際して、改めて来訪頂きました皆様に感謝を申し上げたく存じます。
貴重なお時間を無駄にしないよう、今後ともより簡便・明瞭な書き方を志向して参る所存です。
さて。
2019年の12月から始めました本ブログ、満6年を迎えることとなりました。改めて、有難うございます。
上にも書きましたが、皆さまの貴重なお時間を頂いてるのであれば、できるだけシンプルな書きぶりを目指して綴って参りたいと思います。そこに多少の誤解や語弊はあるかもしれませんが、大きな欠点が無ければそこにはかかずらわず、ポイントを絞って参りたく思います。
他方、引き続き美しい文章にも憧れはあります。優先順位は高くはありませんが、アンテナは引き続き降ろさず、自らの糧にできたらなあと思います。
今年の読書は170冊くらい
結構読みましたね。
今年は自分中計を作るべく、「今後どうすべきか」のヒントを中心に渉猟して参りました。
両親が高齢ということもあり、老後・死・認知症に関する書籍を多く読みました。またセカンドライフを考えるにあたって、自己啓発・生き方の本みたいなものも相応に読みました。効率化や自動化、部下の育成についてのビジネス系も結構読みました。
知的好奇心でいうと歴史の本は今年は余り読めず、代わりに聖書の通読をずうっと続けていた感じです。聖書は2026年の初頭にはフィニッシュする予定。
読書の大半は文芸でしたが、余りテーマも決めずドンドン読む感じでした。なんというか、もう少し方向感のある読書を2026年はしたいと思います。
そんなこんなの本年の読書ですが、以下9つのトピックにて振り返ります。
1. 読み直し(コンプリート)シリーズ(伊坂幸太郎、村上春樹)
どちらも大好きな作家さんです。
伊坂幸太郎氏については2023年は17作品、2024年は12作品、そして2025年は5作品を読みました。
伊坂氏の奇想天外なツイストや根の良い悪人?みたいな造形が好きで、いつ読んでも面白いと感じます。また、倫理的な疑問を投げかけているような作風も多く、そうしたところも好きな要因の一つです。
今年読んだ中では『逆ソクラテス』が良かった。
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もう一つの好みの村上春樹氏。
いつもスかしている「僕」を苦々しく眺めつつ、ああいう風に生きれたらどうなのかな?と羨望の混じった嫉妬とともに夢想しつつ読む読書。
2024年は7作品、2025年は8作品を読了。
今年読んで改めて胸にズンときたのは『1Q84』ですかね。
人を思い続けるということの重さ、脆さ、強さ、儚さ、そうしたことを考えさせてくれる作品だったと思います。妻とあと10年?20年?何年共に居れるのかは分かりませんが、私の「青豆」たる妻を守っていきたいなあと感じました。
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2. 生き方の参考本:『DIE WITH ZERO』『限りある時間の使いかた』『東大八年生』
仕事の方が結構落ち着いてきており、転勤も異動もないものですから(そもそも窓際みたいなものですし)、ワークライフバランスでいうとライフに比重を置くべく、幾つかの本を渉猟しておりました。
国民年金(一人分)の資金を妻とシェアしてゆく老後には恐怖しかなく、お金の不安が後をたたない状況でしたが、『DIE WITH ZERO』を読んで考えがかなり変わりました。
必要な資金を或る程度溜めることは必要ですが、『今』をもっと考えられるようになった良書だと思います。周囲にもおすすめしました。
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同じように『限りある時間の使いかた』にも感銘を受けました。
本当に当たり前ですが、時間は有限です。いっくらバケットリストを作ったとしても、それをこなす時間はあるのか? そういう話をしてくれる本です。
いま建築の本を読んでいますが、予算があって叶えたい希望もある。予算内に希望を収めるならば、希望に優先順位をつけて下位の希望を切るしかない。そのような当然すぎる話を人生のスケールで淡々と諭してくれた作品です。
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もう一つ、『東大八年生』もなかなか良かった。
人間生きてて辛いのは、実は世の中(つまり他人)の価値観に縛られているからではないでしょうか? 筆者は自分の価値観と人生を紡いで、切り開き、生きていらっしゃると思います。子どもたちに真似されたら親としてはキツイですが、でも最後に幸せと本人が感じるならばそれが一番良い人生。私自身だってこれくらい自由に生きたいし生きるつもりでいます。
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3. 死に方の参考書:『透析を止めた日』『母さん、ごめん』『介護未満の父に起きたこと』
両親が80オーバー。海外に居るものの、両親をどうやって看取るか。私たち夫婦も50オーバー。お互いにボケの兆候?みたいなものを見つつあるなか、どうやって死やボケを迎えるかは親の問題のみならず、私自身の問題でもあります。
で。末期がん患者以外だと緩和ケアが受けられない現実を教えてくれたのが『透析を止めた日』。透析についても存じ上げませんでしたが、キツイ治療であることも学びました。在宅死の困難など、多くの学びがありました。
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うちは父が認知症ですが、遠くない将来、自分もそして妻も認知症になると考えています。その時どう対処するか。耳年増になりすぎても良くないかもしれませんが、ある程度情報収集しておくことでスムーズな認知?につなげてゆきたいということで笑。
『 母さん、ごめん』は、読みやすい筆致で、本人の追い詰められ具合が淡々と描かれています。突然母親や妻がボケたら? そういう状況を想像しながら読める良書。
『介護未満の父に起きたこと』はジェーン・スー氏のエッセイ。認知症には至っていないものの老年の親を遠隔で見守るのは容易なことではありません。工夫とテクノロジーと試行錯誤で構築では現在のベストを参考にしたいです。
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4. 文芸・エンタメ:『カササギ殺人事件』
エンタメ関係ですと、これが一番印象に残りました。
なお、こちらは2019年の本屋大賞(翻訳部門)受賞作品。
劇中劇、オマージュミステリ、等々、ミステリの玉手箱のような作品だったと思います。
私は劇中劇は結構好きで、ここまで大々的に劇中劇になっているのはなかなかないかなあ、と感じた次第です。訳も読みやすくて良かった。
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5. 英語:”The Finkler Question”
こちらは2010年の英国ブッカー賞受賞作品。
英語力が無くて、端々まで文意が汲めませんでしたが、それでも感じるユーモアと洒脱さ。
人間はないものねだりをする生き物。なのに、その夢が叶ったらすぐに飽きてしまう。夢の実現が人生の歯車を狂わせるという皮肉を、シニカルにならない程度にユーモアを込めて描いたのが本作。
『ユダヤ人になりたい』と願いそうなった主人公。結果あんまり幸せでないかも、っていう話。
昇進したい、金持ちになりたい、キレイで若い奥さんが欲しい、優しくてカッコいい旦那さんが欲しい、FIREしたい、等々、色々な夢や願望があるかもしれません。でも、ひょっとしたらそういうのって、叶っても幸せになれないかもしれませんよね。自分の「身の程」もよくよく考えないといけないかもな、と思わせる作品。
きちんと文意把握がしたいので早く翻訳が出てほしいところです。
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おわりに
ということで2025年の読書、5つの切り口で振り返りました。
2026年は読書よりも勉強に時間を使いたいと考えています。またエンタメよりも古典を読みたいと考えています。
とは言え、親のこと、子どものこと、妻のこと、全てが変化し流動的ですね。これらのことが第一優先で、本は二の次、三の次。ゆっくりやってゆきたいと思います。
では皆様、良いお年をお迎えください。
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