三国志 『綾 長安人中伝(ちょうあん じんちゅうでん)』 第1話 (COVER) Shyrock作
遥か昔、中国は漢王朝の終わりごろ。
やがてはかの有名な三国志へと舞台は移っていくことになるが、その発端となったのが、黄巾賊(こうきんぞく)の存在であった。
当時の王朝はすでに衰退一途で、黄巾賊(こうきんぞく)が都を暴れまわっても、それを抑える力が無かったため、彼らの反乱はとどまるところを知らなかった。
黄巾賊は頭に黄色い頭巾を締めていたので、民からそのように呼ばれ恐れられていた。
彼らの合い言葉は「蒼天すでに死す。黄夫まさに立つべし」。
「蒼い天(=漢王朝)はもう終わった。これからはまさに黄色い人(黄巾族)の王朝が立つのだ!」という意味で、五行説に基づいていると言われてる。
五行説では、青色の次は黄色である。
他に赤と白と黒があるが、この小説と直接関係が無いので説明は省略する。
首領は張角(ちょうかく)という男で自分のことを大賢良師などと名乗っていた。
また張角の片腕とも言うべき弟の張宝(ちょうほう)は、自らを地公(ちこう)将軍と名乗っていた。
彼らは超能力が使えると自慢したり、人々の病気を治したりして人望を集めておいてから、反乱開始したものだから、人々も次第に彼らを正義の集団と見誤る者もいた。
三国志 『綾 長安人中伝(ちょうあん じんちゅうでん)』 第2話 (COVER) Shyrock作
呂布(24才)に関する記録を紐解くと、身の丈は六尺五寸あったと記されているところから、身長195cmは優にある大男だったようだ。しかもうどの大木などではなく、筋骨隆々とした体格でしかも機敏であったと言うから、まさに武将の鑑(かがみ)のような男だったと言えよう。
その強さはまるで鬼神とも言うべきもので、後日、三国志では有名な関羽、張飛、劉備、の武将3人掛かりでも歯が立たなかったほどだ。
さらにかなりのイケメンであったことから、密かに彼を慕う女性もかなりいたようだ。
ところがそんなもてもての呂布ではあったが、こと女性に関しては実に純粋で一本気なところがあった。
彼が脇目も振らず愛し続けた女性、その名を【綾蝉】と言ったがここでは分かりやすく【綾】と呼ぶことにしたい。
綾は後世に名を残すほどの絶世の美女であり、呂布が他の女性に目もくれなかったのも充分に肯けた。
綾はその卓越した美貌だけではなく、若干18才にして歌・楽器・踊り等の芸にも秀でており、帝の宴に招かれることも少なくなかった。
今夜も1日の勤めから戻った呂布は愛する綾と心行くまで愛し合っていた。
「ねえ、綾~、もう1回やろうよ~。お願い!もう1回だけ!」
三国志 『綾 長安人中伝(ちょうあん じんちゅうでん)』 第3話 (COVER) Shyrock作
ご機嫌斜めだった綾も、少々強引だったが呂布に甘い接吻をされて、急に大人しくなってしまった。「綾、この大陸でお前が一番好きだよ~。(チュッ)」
「大陸で?じゃあ、大陸以外でもっと好きな人がいるの?」
「バカ、俺が大陸以外に行ったことあると思ってるのか?毎日、董卓閣下にこき使われてそんな暇はないよ~」
「それもそうね。董卓のおじさん人使い荒いものね~。可哀想な呂布。よしよし・・・」
「うん、そういってくれると癒されるよ」
剛勇で鳴り響く呂布であったが、綾の前でだけは、人前で滅多に見せたことのない意外な一面を包み隠さずさらけ出していた。
綾も自分だけに少年のような素顔を見せてくれる呂布をいとおしく思っていた。
衣服をまとう暇もなく、瓶の水を勺ですくってゴクゴクと飲み干した2人は、まもなく寝所で絡み合いはじめた。
195cmの呂布と155cmの綾。
ふたりの愛の姿はまるで『仁王と天女の契り』を見るかのようであった。
怪力無双で鳴らす呂布は立位のまま軽々と綾を抱き上げて交わった。
しかも呂布の股間でそそり立つものは、まるで馬並みと言って良いほど巨大な持ち物であった。
通常、男性がいくら立派な体格をしているからと言ってイチブツまでが立派とは限らない。
tag : 仁王と天女の契り甘い接吻急に大人しくなって馬並み実に立派なイチブツ先端のエラがしっかりと張って剛勇で鳴り響く女性を狂わせるには充分過ぎるいとおしく思って寝所で絡み合い
三国志 『綾 長安人中伝(ちょうあん じんちゅうでん)』 第4話 (COVER) Shyrock作
呂布はまさに仁王立ちの姿で、綾の臀部をしっかりと握りしめ、己の怒張するいかずちに突き刺した。今風に呼ぶならば【駅弁】とでも言うのだろう。
「りょ、呂布~、大好きよ~、愛してるわぁ~」
「はぁはぁはぁ、俺だって綾が大好きだ~。綾が俺を愛してるよりも、俺のほうが綾を愛してるよ~。はぁはぁはぁ~」
「あぁ~ん、そ、そんな事ないわ!呂布が私を愛してくれてるよりも、私のほうがずっとずっと呂布を愛してるわ~」
「はぁはぁはぁ~、そ、そんな事ないって!」
「どうでもいいけど~、あぁん、今、いいところなんだからぁ、こんな議論やめておかない?あぁ、あぁ、あぁ~」
「うん、確かに。さあ、もっと奥までねじ込むぞ~~~!」
「いやぁ~ん、これ以上ねじ込むと、私、壊れちゃうわ~!やめて~」
「ん?やめていいの?すごくいいとこなんだけどさぁ(・・;)」
「それは言葉のあやというものよ。やめなくていいのに~」
「言葉のあや?うひゃひゃ~!綾が言葉の綾だってさ~。うひゃひゃ~!で、昨夜、お前が1人でやってたのが『あやとり』か~?うひゃひゃ~!」
「あのねぇ・・・」
「はい、何か?」
「もっと真面目にやれ~~~!」
(ピシャッ!)
「いててっ!何もぶたなくったって~」
「フン!」
tag : 呂布仁王立ち臀部をしっかりと握りしめ怒張するいかずち駅弁突き刺しもっと奥までねじ込む壊れちゃう言葉のあや嫌というほど挿し込んで
三国志 『綾 長安人中伝(ちょうあん じんちゅうでん)』 第5話 (COVER) Shyrock作
「りょ、呂布、すごくいいよ~、あ、でも、この格好のままイクのいや~!私を寝所に連れてって~!」「もしかして『私をスキーに連れてって』をパロったのか~?」
「そんな古い映画のタイトル言われたって、私知らないわ~」
「古いということを知ってるじゃないか(ーー;)」
「何となく・・・(^^;)」
「というか、今の時代に映画なんかあるか~!」
「主演の知世ちゃん、三上さんカッコ良かったわ~」
「綾、お前、本当に18才か?」
「モチ、そうだよ~ん、ピチピチ18才だもん~♪このボディ見れば分かるでしょ?」
「(ニタリ)うん、まあ(^^;」
「あぁん、それより早く寝所に行って正常位で突きまくって~」
「何と、エロい18才だな~。まっ、いっか~。俺もエロいのは嫌いじゃないし~」
「行こ、行こ~」
「うんうん~(デレデレ~)」
呂布はニヤニヤと鼻の下を伸ばしながら綾を寝所へと運んでいった。
もちろん、綾の股間には呂布の肉槍がグサリと突き刺さったままであった。
寝所に仰向けに寝かされた綾の上に、巨体は覆い被さった。
しかし女性には優しい呂布のこと、全体重を綾に預けることは無かった。
綾の2倍以上の体重が華奢なあやのに圧し掛かると相当な負担になる。
三国志 『綾 長安人中伝(ちょうあん じんちゅうでん)』 第6話 (COVER) Shyrock作
肉槍は綾の中でやんちゃ坊主のように暴れ廻る。呂布の身分は将軍だから、これが本当の『暴れん坊将軍』というのかも知れない。
綾は敷布をひっぱり、歓喜に顔をゆがめる。
女が感極まると苦しげな表情に見えることがある。
だが明らかに違うのは声だ。
歓喜に咽ぶ女の声には艶がある。
綾はあまりにも快感すさまじく、ついには瞼に涙を滲ませた。
まもなく女の絶頂を示す悩ましげな嬌声が轟いた。
「あっ、あっ、あっ、ああっ、りょ、呂布!あら、どうしよう~、私、イキそう~、あぁん、イキそう~、ああん、あん、あん、ああ、あああああ~~~~~!イクぅぅぅぅぅ~~~~~!!」
「おお、おお、俺ももう出そうだ!!おお、おおっ、おお、おお、おおおおお~~~!」
(ドピュ~~~ン!)
(ドボドボドボド~)
「あああああ~~~・・・あああ~・・・ああ~~~・・・」
「はぁはぁはぁはぁはぁ~、はぁはぁはぁはぁはぁ~・・・」
綾が呂布に抱かれて、絶頂の後の余韻を楽しんでいると、部屋の外から突然、けたたましい男の声がした。
「将軍!呂布将軍はいらっしゃいますか!い、一大事です!」
「なんだ!?慌しい!」
呂布の眉が急にキリリと吊り上った。
tag : 肉槍暴れ廻る暴れん坊将軍歓喜に顔をゆがめ感極まる女の声には艶がある瞼に涙を滲ませ悩ましげな嬌声絶頂の後の余韻乳繰り合って
三国志 『綾 長安人中伝(ちょうあん じんちゅうでん)』 第7話 (COVER) Shyrock作
「どうしたのだ?」「実は黄巾賊の者どもがまたもや村を襲って、略奪など好き放題を行なっているとのこと!いかがいたしましょうか!?」
「いかがするかだと!?馬鹿者!決まっているだろう!今すぐ出陣だ!準備をしろ!」
「はい、準備はもうできております!」
「ん?できておるのか?(・・;)それを早く言え。すぐに支度をするから整列して待っていろ!」
「はい、将軍閣下!承知しました!隊列を整えてお待ちしております!」
「ちぇっ、綾とせっかくいいところだったのになあ~。まあ、見てのとおりだ~。今から黄巾賊退治に行って来るから、綾、大人しく待ってろよ~」
「呂布、気をつけてね、私、心配・・・」
「心配するな。俺が簡単にやられると思ってるのか?」
「呂布がめっぽう強いのは分かってるんだけど、やっぱり心配だわ」
「大丈夫だって。それより、綾の方が心配だ。この館も一部の兵士しか残さないから少し不安だ。念のためお父さんのところに戻っておれ」
「うん、分かったわ。ねえ、呂布?」
「なんだ」
「帰ってきたらまたいっぱいしてね?いいこと」
「むふむふむふ~♪もちろんだよ~。嫌と言うほど、ほじってあげるからね~」
「その言い方、なんか、嫌らしい・・・(--;)」
三国志 『綾 長安人中伝(ちょうあん じんちゅうでん)』 第8話 (COVER) Shyrock作
呂布が軍勢を引き連れて駆けつけた時、黄巾賊の黄色い旗がなびき、村はすでに阿鼻叫喚(あびきょうかん)の巷と化していた。ある者は家を焼かれ逃げ惑い、抵抗する者は刃の餌食となり、若い娘達は衣服を引き裂かれ男達の慰みものになっていた。
「おのれ~!黄巾の下衆どもめが!1人残らず切って捨てい~!」
「わぁぁぁ!」
呂布の号令一過、兵士たちは黄巾の旗を目指して一気に攻め込んだ。
殺戮、窃盗、陵 辱に没頭していた男たちは、呂布の急襲に慌てふためいた。
それもそのはず、呂布軍が村に近づいてからは、下馬し、蹄の音を響かせないで進軍したのであった。
「うわ~~~!呂布だ~~~!逃げろ~~~!!」
「なに!?呂布が現れただと!?おい、そんなもの放っておいて逃げようぜ!」
黄巾の男達はまるで蜘蛛の子を散らしたように四方八方に逃げ惑った。
賊はせいぜい50人足らずであろうか。
つわもの揃いの一千の呂布軍に追われては全く歯が立たなかった。
呂布軍の刃の前に次々倒れていく黄巾賊。
たちまち屍(しかばね)の山を築き上げた。
「おかしい・・・」
呂布の知恵袋ともいえる参謀の陳宮がふとつぶやいた。
「何がおかしいのだ?」
三国志 『綾 長安人中伝(ちょうあん じんちゅうでん)』 第9話 (COVER) Shyrock作
「綾様、この季節は緑も生き生きとして、草花もたいそう美しいですなあ」「そうね。本当にきれいだわ」
「しかし三国一の美女との呼び声高い綾様の美貌に比べたら、一面に咲く花々もかすんで見えますなあ」
「まあ、そんな。お上手を言って」
「いえいえ、お世辞などではございませぬ。まことそのように思っておりますゆえ」
「そうなの?嬉しいわ。おほほほほほ~」
綾たちが和やかに談じていた時、木立の間から何かがきらりと光った。
その数は1つではなく、10,20と増えて行った。
(ガサガサ・・・)
その時、異様な空気を肌に感じたのか、綾の前を行く林寧(りんねい)という武将がふと立ち止まった。
(ん・・・?)
「林寧、どうしたのじゃ?」
林寧の横を歩いていた武将が尋ねた。
「うん・・・何か気配を感じる・・・」
「なんだと?」
「何者かが我々を狙っている。それも1人や2人ではなく、おびただしい数だ。皆の者、用心せよ」
「な、何?」
「我々を狙っているやつがいると言うのか!?」
「何者であろうが返り討ちにしてくれるわ」
殺気だった空気が綾とその周囲を包み込んだ。
綾の表情が突然険しくなった。
「どうしたの?」
「綾様、何者かが我々を付けねらっているようです。しかしご心配はご無用です。我々がお守りしますゆえ」
三国志 『綾 長安人中伝(ちょうあん じんちゅうでん)』 第10話 (COVER) Shyrock作
綾の左翼には林寧ともう1人が、右翼には雁建(がんけん)ともう1人が綾を乗せた牛車を背に防御体制を敷いた。牛車を操る御者も槍を取り出し構えた。
「とりゃあ~~~!」
先ず1人、大きな掛け声とともに髭面の男が林寧目掛けて長槍で突いてきた。
「何の!」
林寧は軽く槍先をかわし、態勢の崩れた男に長剣が見舞った。
「うぎゃあ~~~!」
赤い血しぶきが飛び、男がもんどりうって地面に倒れた。
それにしても恐ろしい強さだ。
豪傑呂布が指名だけのことはある。
一瞬、襲撃した側の男たちがたじろいでしまった。
頭領と思われる男が号令を掛けた。
「怯むな!やつらは少数だ!掛かれ~!掛かれ~~~!」
牛車を挟んで左右からおびただしい人数の野党たちが躍り出た。
「お~~~!」
「行け~~~!」
「倒せ~~~!」
「くそ!何という数!」
「我らを呂布将軍の配下と知っての狼藉か!?」
「おのれ!」
「返り討ちにあわせてやる~~~!」
あまりにも牛車のそばでの戦闘だと、綾にまで被害が及ぶと考えた林寧たちは数歩前に出て戦いに臨んだ。
ところが結果的にはそれが彼らの命取りになってしまった。
少数で多勢を相手にしなければならない時は背中を壁に向けるのが最も安全だ。
三国志 『綾 長安人中伝(ちょうあん じんちゅうでん)』 第11話 (COVER) Shyrock作
綾は牛車の中で、瞳を鋭く吊り上げ短刀を構えた。まさか帰宅の途上で素性も知らない暴漢に襲われ、全員壊滅の危機に瀕することになるとは・・・。
無念ではあるが、これもまた天が与え給うた運命なのかも知れない。
それならばせめて散り際だけでも豪傑呂布の恋人らしく、取り乱すことなく立派な最後を遂げようと思った。
その矢先、どこからか命令を下す甲高い声が綾の耳に入った。
ふと見ると黄色い戦旗のなびく下で、吊り目でどじょう髭の男が戦扇を振っていた。
どうも一味の大将格のようだ。
「残る敵はたった1人だ!向こう側の兵は牛車に乗っている女をさらうのだ!いいか!決して傷はつけるな!」
「おお~!」
「承知~!」
「女をひっ捕らえろ~!」
「あ、綾様っ!!」
林寧は焦った。
だが自分に切り掛かってくる敵を倒すことで精一杯だ。
一団は牛車の扉をこじ開け、綾を引きずり出そうとした。
綾は持っていた短剣で侵入してきた男の胸板をグサリと突き刺した。
「ぎゃあ~~~!」
不用意に綾に近づいた男が仰向けに倒れた。
「おのれ~!この女が!」
「おい!女に傷をつけるなよ!」
「分かっておるわ!ひっ捕らえてくれるわ~!」
tag : 牛車帰宅の途上暴漢壊滅の危機天が与え給うた運命豪傑呂布の恋人立派な最後を遂げ命令を下す甲高い声髭の男敵に背を見せ
三国志 『綾 長安人中伝(ちょうあん じんちゅうでん)』 第12話 (COVER) Shyrock作
綾が持っていた短剣はいつのまにか払い落とされ、四方から屈強な男たちに取り押さえられていた。「いやあ~~~~~!!は、離して~~~~~!!」
「もう観念しな。もうお前を守ってくれる奴なんて誰もいないんだぜ」
「そうそう、皆、あの世におさらばしたんだ。諦めるんだ」
「いや~~~~~!!助けて~~~~~!!」
「大人しくしねえと痛い目を見るぜ」
男たちはなおも暴れる綾を荒縄で後手に縛り上げ、綾が乗っていた牛車に押し込んだ。
綾は横倒しにされ、両脚首もしっかりと縛り上げられ、さらには口に猿ぐつわまで噛まされてしまった。
1人の男が御者を務め、まもなく牛車はゴトリと動き始めた。
綾たちが去った後には、生々しい戦の痕跡が残っていた。
奮闘空しく露と散っていった林寧たちの遺体と、その数倍にも及ぶ敵方の骸(むくろ)が葬られることもなく、藪を通り抜ける風に晒されていた。
綾を乗せた牛車を中心に男たちは速足で南の方角に歩を進めた。
隊列の先頭には先程戦扇を振っていた男が馬に跨っている。
その横を歩く男がニコニコ顔で馬の男に語りかけた。
「地公(ちこう)将軍、作戦は見事に成功しましたなあ」
「全くだ」
三国志 『綾 長安人中伝(ちょうあん じんちゅうでん)』 第13話 (COVER) Shyrock作
「女好きと言うのは、特定の女だけではなくて、女全般に興味を示す男の事を言う」「ふむ、なるほど。左様ですか」
「呂布は違う。奴は豪傑である上に美男子でもあることから、多くの女にたいそう評判が良いが、自身は一本気な男のようだ。惚れた女以外に興味を示さない」
「つまりなんですな。ここに捕らえた綾以外には手を出さないということですなあ?」
「そういうことだ。宮中の美女からも言い寄られたが、まったく動じなかったと聞く。それほどにこの綾に執心しているというわけだ」
「相当ですなあ」
「うん、おそらく女と言えば、この綾以外眼中にないと思われる」
「なるほど、読めましたぞ。だからこそ、この綾をひっ捕らえ、呂布を誘(おび)き寄せる算段ですな?」
「ふふふ、まあ、簡単に言えばそういうことだ」
「だがそうやすやすと来ますかな?」
「来る。奴は必ずやって来る」
地公将軍こと張宝は、不敵な笑みを浮かべた。
「楽しみですなあ~」
「全くだ。わっはっはっはっは~~~!」
「はっはっはっ~~~。呂布の慌てた顔が早く見たいものですなあ~」
「必ず見れるさ。わっはっはっはっは~~~!」
三国志 『綾 長安人中伝(ちょうあん じんちゅうでん)』 第14話 (COVER) Shyrock作
綾は窓がなく光の届かない暗い牢獄で、両手を後手に縛られうずくまっていた。連れ去られる途中、張宝達の会話を小耳に挟み、彼らが自分を誘拐した目的を凡そ察知することができた。
宿敵呂布をおびき寄せるために自分を捕えたのだと。
呂布の性格から考えて、恋人の綾を助けるために血眼になって探し、必ずこちらに向かって来ると・・・。
(きっと何か罠を仕掛けてるんだわ・・・大変だわ・・・どうしよう・・・)
(ガタン!)
綾が呂布への想いに耽っている時、突然、牢獄の扉が開き看守らしき男が遠慮なくズカズカと入って来た。
「おい、夕飯だ」
看守は粗末な皿に盛られた食事を綾の前に差し出した。
皿はよく見ると数箇所欠けている。
「・・・・・・」
綾は口を真一文字に結わえ、目を吊り上げて看守を睨みつけ、その後顔を背けてしまった。
「なんだ、その態度は。飯いらないのか?」
「・・・・・・」
「両手を縛られてて不自由だから、俺が食わせてやろうと思ってたのに、そうかい、そうかい、いいだろう。じゃあ、そのまま飢え死にしちまいな」
「・・・・・・」
綾は看守に視線を合わそうとしなかった。
床を見つめたまま、無言の抵抗を示した。
三国志 『綾 長安人中伝(ちょうあん じんちゅうでん)』 第15話 (COVER) Shyrock作
尿意は気になりだすと一層拍車が掛かるものだ。綾はこの際、やむを得ず用を足そうと考えた。
ところが両手を後手に縛られているため、手で蓋を外すことが出来ない。
綾は脚を使って蓋をどうにか外した。
不快な香りが漂ってきた。
綾は顔を顰めながらも目的を果たそうと考えた。
しかし下半身を包む衣類が邪魔をして簡単には用を足せない。
その時であった。
扉のある方向からカチャリと音がした。
誰かが牢獄の鍵を開けたようである。
まもなく3人の男達がズカズカと入って来た。
張宝とその手下であった。
「おお、これはこれは。用を足そうとしているところであったか」
張宝は綾を見据えニタリと笑った。
「両手を拘束されていて、何かと不便だろう?何なら手下どもに手伝わせようか?」
綾は張宝をキッと睨みつけ毅然と断った。
「結構です」
「ははははは、そう意地を張るものではないわ。我慢してもそう長くは持つまい。素直に従うほうが楽だぞ」
「いいえ、結構です」
「ははは、なかなか強情だなあ。それはそうと、お前にひとつ聞きたいことがある」
「・・・?」
「今や董卓の勢いは凄まじい」
三国志 『綾 長安人中伝(ちょうあん じんちゅうでん)』 第16話 (COVER) Shyrock作
綾は張宝の蛇のような視線から目を逸らしながらも、彼の言葉から黄巾賊の思惑を確かめようとしていた。「董卓がこうまで威張ってられるのは何故だか分かるか?綾」
「し、知りません。そんなこと私が知ってるはずが無いでしょう?」
「ふふふ、そうかな?衰退したと言っても王朝は王朝だ。その王朝が勅命を下す時には『玉印』というものが押される」
「・・・・・・」
「その玉印を今持っておるのは董卓だ。つまりヤツの命令は王朝の命令と同じなのだ。その董卓がついに我々黄巾討伐の命を出したのだ!知っているだろう?」
「知りません」
「ふふふ・・・まあ、いいだろう。そこでだ。綾、お前に聞くぞ。董卓は『玉印』をどこに隠しておるのだ?」
「『玉印』なんて知りません!本当です!私はまつりごとに関しては一切聞かされてません」
「ほう、そうなのか?お前は董卓第一の側近、呂布の恋人と聞いておる。さらに」
「・・・・・・」
「お前は歌や踊りに卓越した才があると聞く。そのため、董卓からも好かれヤツの宴席には度々呼ばれ舞っておるとも聞いておる」
「・・・・・・」
「本当は知っておるんだろう?正直に吐け。正直に吐けば、お前の命は助けてやるし、董卓打倒の暁には、私の兄者である大賢良師様の側女に抜擢してやっても良い。どうだ?」
三国志 『綾 長安人中伝(ちょうあん じんちゅうでん)』 第17話 (COVER) Shyrock作
「お前は確か用を足そうとしていたな?」「・・・・・・」
用を足すとか足さないとか、そんな女性の秘事などこんな野卑な男達には関係のないことではないか。
そのようなことを尋ねられることすら、綾としては屈辱であった。
綾は張宝の質問を無視した。
答える必要など一切無いからだ。
反抗的な態度に張宝の表情は少し険しくなった。
張宝は部下の兵士に命令した。
「おい、このお嬢さんは用を足したいらしい。両手が不自由だし、うまく衣服も脱げないだろう。用便を手伝ってやれ」
「はい、わかりました、地公将軍閣下」
瞬間、綾の表情が青ざめた。
会話だけの辱めだけでなく、まさか実行してこよとは。
2人の兵士が綾の両側に回りこんだ。
そして二の腕をむんずと掴んだ。
「きゃあ~~~!やめて~~~!な、何をしようと言うのですか!?嫌です!絶対に嫌です!」
「将軍閣下の命令だよ。さあ、大人しく俺達に任せるんだ」
「いや!いや!そんなこと嫌です~~~!」
そんな様子を張宝は舌なめずりをしながら見つめていた。
両側の男達は綾の下半身が露出するように衣服を脱がし始めた。
「きゃあ~~~~~~!いやいやいやあ~~~~~~!!」
三国志 『綾 長安人中伝(ちょうあん じんちゅうでん)』 第18話 (COVER) Shyrock作
兵士の1人が便器の蓋を開けた。顔をしかめたくなるような腐臭が鼻腔を突く。
「く、くさい!」
張宝は吐き捨てるように言った。
囚人用のそれは、張宝が普段使用しているものとは比べ物にならないほど、不衛生で管理も行き届いていなかった。
張宝はさらに顔を歪めながら部下に命令を下した。
「おい、綾を仕置き部屋に連れて行け」
「はい、承知しました」
仕置き部屋と聞いた瞬間、綾ははっとした。
董卓が持つ玉印の在り処を知るために、自分にどのような仕置きをしようというのだろうか。
綾は青ざめながらも、ほのかに死を決意し始めていた。
現実に綾は玉印の在り処を知らなかった。
しかし綾が知っていると思い込んでいる彼らは、綾が白状するまであらゆる加虐を行なってくるだろう。
綾は瞳を閉じて呂布を想った。
凛々しい表情の呂布が瞼の向こうに浮かんでは消えて行った。
仕置き部屋は明るい部屋とは言えなかったが、牢獄よりはかなり明るい。
しかしその明るさが反って綾を恐怖の渦へと導いていった。
部屋内部に配備されている見るからに恐ろしい拷問具が綾の目に飛び込んできた。
綾と両脇から綾を抱える兵士達に続いて張宝が入ってきた。
そして第一声、破廉恥な命令をくだした。
三国志 『綾 長安人中伝(ちょうあん じんちゅうでん)』 第19話 (COVER) Shyrock作
兵士は張宝に一礼をした後、綾とは反対方向に行き、机上の瓶と湯呑み茶碗を手にし綾の近くまで持ってきた。瓶を傾け茶碗に淡い緑色の液体がトクトクと注がれた。
兵士は綾の口元に茶碗を近づけ飲むよう勧めた。
「おい、これを飲むんだ」
茶のようにも見えるがよく見ると茶碗の底に沈殿しているのは茶の葉ではなかった。
「これは何ですか」
「薬草がたっぷりと入った茶だ。さあ、飲め」
「薬草って・・・?」
「へへへ、これはなあ、小便が直ぐにしたくなる薬草が混じった茶だ。毒ではない。安心しろ」
安心しろと言われても安心などできるはずがない。
それに兵士のいうとおりもしも離尿剤だとしたら、飲めば大変な事になる。
今はそれでなくても男たちの目前ということもあって、尿意を懸命に堪えていると言うのに。
しかし兵士は容赦なく、両手を縛られ無抵抗な綾に薬液を飲せてきた。
「さあ、たっぷりと飲むんだ」
「ゲボッ!うぐっ・・・ゴホンゴホンゴホン!ううっ・・・(ゴクンゴクンゴクン)」
飲みきれなかった薬液は口から溢れだし、美しい衣装の胸元を濡らした。
「ひ、ひどい・・・」
綾はかなり苦しかったのだろう、涙目で兵士を睨みつけた。
兵士は綾から視線を逸らしヘラヘラと笑っていた。
tag : 張宝淡い緑色の液体薬草小便が直ぐにしたくなる離尿剤尿意を懸命に堪えて両手を縛られ無抵抗飲みきれなかった薬液お相伴に預かり囚われている女
三国志 『綾 長安人中伝(ちょうあん じんちゅうでん)』 第20話 (COVER) Shyrock作
天井鴨居に縄が掛けられ、垂れ下がった端は綾の両手に巻きつけられた。2人の兵士が腰を据えて縄尻を強く引いた。
「ううっ・・・」
天井から垂れ下がった縄がピンと張り詰め、綾の両手が真上に吊るし上げられた。
綾の口から苦しげな声が漏れた。
何人かの兵士が綾を取り囲み、乱暴に衣装を脱がせていく。
脱がすというよりは引き裂くといった方が適切かも知れない。
「いやっ!やめてっ!脱がさないで!」
見物している男たちは「早く脱がせろ!」とか「やっちまえ!」等とはやし立て、実に騒がしい。
瞬く間に衣装は剥ぎ取られ、綾は生まれたままの姿を晒してしまった。
量感のある乳房は動くたびにユッサユッサと揺れ、引締まった腰と下腹部の黒い繁りが実に悩ましく映る。
乳白色の餅肌がいっそう艶かしさを醸し出す。
「ふふふ、さすが思ったとおりに美しい肌をしておるわ。よし、脚を拡げろ!」
「はい!将軍!」
「承知しました!」
綾の両横にいた兵士はそれぞれ、綾の足首をしっかりと握り一気に持ち上げた。
「やめて~~~!」
綾は精一杯脚に力を込め抵抗を試みたが、鍛えられた兵士の腕力に敵うはずがなかった。
見物人の視線は黒い繁りの少し下に注がれた。
tag : 開脚によってパックリと口を開け激しい尿意内部の桃色の肉襞苦しげな声が漏れ乱暴に衣装を脱がせ引き裂く生まれたままの姿量感のある乳房下腹部の黒い繁り女の証である薄紅色の亀裂
その他連絡事項
- 官能小説『知佳の美貌録「お泊まりデート」 彼のマンションから朝帰りする久美の次女瑠美』
- 小説『残照 序章』
- 小説『残照』
- 官能小説『ひそかに心を寄せる茶店の女店主』
- 官能小説『父親の面影を追い求め』
- 掘割の畔に棲む女
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アップデート 2026/01/09 06:45
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