新春の喧騒に沸く商業施設。 人混みを縫うようにして爆走する影があった。 Lだ。 右手に、直径10cmはあろうかという、巨大な「 イベリコ豚の肉串」。 左手に、顔の3倍はある、パステルカラーの三層「ジャンボわたあめ」。 「どいて! そこをどいてください………
【年末年始・マリカ斬記】 年末年始。 黒い死神が今年も我が家に降臨した。 つくしのように細い体。 全身を覆う漆黒の装備。 キャリーバッグまで黒。 --だが、 いつも外さなかった黒マスクだけは、 何故か今日はなかった。 あれほど素顔を隠していたのに。…
ニュースで「今年の漢字」が発表された。 ふーん。なるほど。 で、私は? と、考えてみた。 世間が決めた一文字より、 自分が一年かけて踏み抜いた地雷の数の方が気になる。 というわけで、今年の思考の軌跡を、 遺書ではなく記録として残しておく。 再発防…
【飾られなかった贈り物】 シュトーレンの最後の切れ端を食べ終えた。 カレンダーを見なくてもわかる。 Lの表情が、どこか「落ち着きすぎている」からだ。 「今年のはチャイ風の変わり種だったね。 カルダモンとクローブが、これでもかってくらい効いてた」…
「豆50円、圧は無制限」 【久しぶりの四柱神社】 寒くなった松本市内。 年末も近づいて、インバウンドの旅行者も多く、町はほどよく賑やかだ。 鳩も多い。 いや、鳩が多すぎる。 四柱神社の入口で、豆が売られている。 ーー50円。 鳩と遊ぶ権利というより、…
『運の上限は三回、報いの上限はない』 またあれが始まる。 青りんごさん、一番くじ――戦争の合図だ。 平日の朝、どれだけの混乱になるのか。 頭の良い人は戦況を予想し、対抗策を講じる。 Jさんは、いち早く店長に相談していた。 ・レジの片方は「くじ専用…
ブログの引っ越し作業が、ついに完遂。 3300記事を、ひとつずつ下書きに突き落とし、 非公開の闇へ封印した。 10月から公開の記事は「普通の日記」から 「エンタメ風エッセイ」へと進化。 もはや私は“もの書き”というより“日常で遊ぶ偏執的な探求者”である。…
雪は優しく積もり、私は盛大にむせ、蜘蛛は静かに終わった。 雪が降ればすぐにわかる。 窓の外が、異様に白く発光するからだ。 初雪だった。 ついに来たな――私の季節が。 布団の中で、勝利を確信した瞬間、 いきなり足が攣った。 こむら返りはもはや、モーニ…
1.はじまりは小さな警告だった。 夕暮れのキッチン。 Lは今日も、ご飯前にお菓子をつまんでいた。 最近ハマっているらしい、パイナップルのグミ。 口にグミを放りこんだ瞬間、体の力が一気に抜ける。 その至福の粘り気を全身で受け止めていた。 その様子を…
年内にあと三冊出版。 ええ、そうです。 私は正気ではありません。 「追い詰められると人は考えを改めるもの」 という一般論を無視し、 自ら崖に向かってダッシュする人間を、愚者と呼びます。 負けず嫌いなのか、意地なのか、 あるいは「引き返す」というス…
最近、ちぃちゃんが、かわいくて仕方がない。 ちいかわの話だ。あれは“かわいい”に擬態した“混沌”。ジワジワ忍び寄る中毒性は、もはや毒にも似ている(当社比)。 キャラ的には、性格に難ありのモモンガが好き。あの「全力自分の欲望だけで生きてる感」が、…
過去の日記を紐解くたび、 浮かび上がるのは、我が娘の「天然」という名の神秘である。 今では沈着冷静、判断は的確、人格は練りあげたように温厚。 明鏡止水、脚下照顧、もはや禅僧の境地。 無論、合法である。 だが、その昔ーー彼女は重力を無視して生きて…
11月11日、ポッキー&プリッツの日。 少年Lは、その日、ポッキーの箱を抱きしめ、 世界で唯一のポッキー哲学を編みだした。 チョコと哲学と少しの孤独でできた、 甘くて哀しい午後の物語をお届けします。 – – – – – – – – – – – – – – – – ✄ 午後三時のキッ…
歯医者、定期健診。 受付を済ませた瞬間、漂うのは消毒と恐怖の入り混じった匂い。 今日も奴らが待っている。 あの、白衣の民――“歯科医”+“歯科衛生士”。 第一関門:歯周ポケット検査 チクチクチクチク。 歯と歯茎の境界線に、細長い銀の槍(プローブ)が突…
ついに来た。蕎麦の国の、新そば祭り。 待ちに待った日だ。 早朝の職務も、今日は妙に軽い。心が浮いている。 そして、ついに新そばとの対面の瞬間。 今年は、おろしそばにした。 大根おろしがとにかく辛い。 口内だけでなく、軟弱な胃まで刺してくる。 温ま…
早朝。 いつものように、儀式が始まる。 テーブルの上では、コーヒーがぬるくなり、指先だけが動いている。 ブログ記事編集。 延々……永遠…… 黒歴史の封印作業である。 どれだけ書いたの、私。 どれだけ黒いの、過去。 アレクサがまた歌っていた。 例の、崖っ…
毎日の観察対象、それは隣人でも猫でもなく、 庭木の主、女郎蜘蛛さんである。 最初はペアで仲良く暮らしていた。 「まあああ、夫婦かな」 なんて、朝の白湯を飲みながら見守っていたが、 ある日、小さい方(オス)が、消えた。 私は三日待った。 いや、五日…
定休日。 「今日は、休もう」 その一言に、どれほどの祈りをこめたことか。 私はまた、別所温泉♨へ向かった。 また、ですか? ええ、またです。 だって別所が呼んでるの。血が騒ぐの。 今日も別所線は完璧だった。 「このノスタルジーがたまんないぜ」 と癒…
雨の音は50dB。 癒しの周波数である。 つまり、世界が滅びても眠れる音量。 外は雨降り☔️。 よって私は、堂々と二度寝を決行した。 時刻は、午前9時過ぎ。 何世紀ぶりかの、罪なき朝寝坊。 だが、起きた瞬間、 現実が報復してきた。 洗濯、掃除、作り置き惣…
また来た。父の「面会日」。 眠い。寒い。魂がダルい。 信州には霜注意報。 いや、そんなヤワな言葉じゃ足りない。 魂が先に凍りそうなの。 それでも行かねばならない。 呼ばれている気がした。 いや、呪われている。 父は、 いつものように、何かを訴えてい…
朝から胃の調子が悪い。 昨日のゴボ天か? とり天の衣は外した。 清らかに、正義の素揚げである。 だから犯人はゴボ天しか考えられない。 たった3切れでこのダメージ。 なのに私は今、カボチャの天ぷらを夢見ている。 何故なら、知人が栗カボチャをくれたか…
――今日は、定休日。 予定通りマルシェへ行く……その前に、温泉♨だ。 そう、私の休日ルーティンは、 もはや湯けむり信仰と化している。 サウナを5セット。 汗をかくたび、腹が鳴る。 「これは私の腹ではありません」 という設定で過ごすが、通用しない。 何故…
昨日、温泉で事件を目撃した。 サウナで滝のように汗を流した女性が、水風呂の前でーー 申し訳程度に「ぴちゃ」と水をかけただけで、 そのまま、どぼん。 ど ぼ ん 。 ……入水(にゅうすい)である。 ( ゚д゚) その瞬間、理性が沸騰した。 おおおおおいいい!!…
とりあえず、3時間は寝た(たぶん)。 今日は軽井沢で「小任務」。 (CIAでも何でもない、ただの雑用である。) にもかかわらず、 私はまたしても夜明け前に立ち上がり、おにぎりを握った。 玄米に、やす◯るだし、 鰹節、チーズ、 そして醤油をほんのひとし…
実質1時間しか寝ていない。 目の焦点は合わず、思考は完全にバグ。 気を抜けば、眠気で足元が崩れそう。 そんな日に限って、厨房はバイト君。 頼れるようで、空気のようで、時々具現化する。 そんな状態で、地獄のカウンター戦が始まった。 七時。 「巨人VS…
日常、復旧。 午前4時、世界がまだ寝ぼけてる時間に、 ブログ編集を継続中。 公開→非公開→公開→やっぱり非公開→削除。 まるで過去の自分との心理戦だ。 クリック一発で人生を改ざんできる。 脳が脱力してくるけど、案外はかどる。 7年分、進んだ。 やった…
茄子一掃任務。 コードネーム「甘辛煮殲滅戦」。 鍋の中で決戦は行われ、 すべての茄子を駆逐した。 副菜は玄米との相性が爆発的で、 米をかきこむ衝動は、ほぼ暴動。 ……勝利の飯テロ。 「成し遂げた……!」 (`○▽○´) だが、 達成感と膨満感を携えて出勤する…
ポツポツと、ブログ記事を更新中。 もう数えない。 数えたら負けだ。 「3300記事地獄」の悪夢がフラバする。 フォ━━━ヽ(▼∀▼)ノ━━━!!!!! 青りんごさんの楽曲を聴きながら、 おやつを食べながら、 歌いながら。 作業BGMというより、詠唱。 30分を目安に進め…