はじめに:みなさん、「パスタ」は好きですか?
私は「パスタ」が「大好き」です。みなさんは、どうですか?
ミートソースも好きですし、サラダで食べるのもいいですね。マカロニグラタン、ラザニアも美味しいですよね。
実は、パスタって、ただのイタリア料理じゃなく「科学と歴史のかたまり」なんです。それを紐解いてみましょう。
今回は、みんな大好き「パスタ」のお話です。
1.「パスタ」ってなあに?
パスタとは、小麦粉と水を練り合わせて作られた食品のこと。
スパゲッティやマカロニなどの麺の総称です。
広い!広すぎます!
この定義ですと、「うどん」も「餃子」も「パスタ料理」になります。
本場イタリアの「パスタ」は、多種多様です。なぜこんなに形が異なるのでしょうか。表にまとめてみました。
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名称
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定義
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特徴
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スパゲッティ
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ロングパスタ。 直径2.1~2.2mm。
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最も有名なロングパスタ。 万能選手。
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カッペリーニ
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ロングパスタ。 直径1mm前後。
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冷製パスタに使われることが多い。
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フィットチーネ
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ロングパスタ。 幅4~8mm。
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カルボナーラに最適。
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リングイネ
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ロングパスタ。 断面が楕円形。
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ジェノベーゼや ボロネーゼに使われる。
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マカロニ
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ショートパスタ。 2.5mm以上の太さの管状が特徴。
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ショートパスタの代表格。
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ペンネ
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ショートパスタ。
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ゴルゴンゾーラや アラビアータに使われる。
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フジッリ
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ショートパスタ。 グルグルな形状が特徴。
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プッタネスカに使われる。
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ニョッキ
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ショートパスタ。
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ジャガイモと 小麦粉で作られる。
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リピエーナ
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小麦粉と卵入りの 平たいパスタ。
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ラビオリの生地として使われる。
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ラザニアシート
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平たいシート状のパスタ。
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ラザニアに使われる。
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クスクス
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粒状のパスタ
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蒸して食べることが多い。 アフリカでよく食べられている。
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イタリア人、細かすぎ!パスタの種類多すぎ!意外と「繊細」なんですね。
・細いロングパスタ:ソースが良く絡まるので、オイルソースや冷製ソースなどあっさりとしたソースに向いています。
・太いロングパスタ:ボロネーゼやクリームソースなど、コクのあるソースがよく合います。
・ショートパスタ:ソースと合わせるほかにもサラダやスープなど、レシピのバリエーションが豊富です。
そういえば「ラビオリ」って、まんま「餃子」ですよね。パスタは、いろんな応用が効くみたいです。
2.「パスタ」の歴史。
「パスタ」の原料である「小麦」は、DNA分析によると、
原産地は中央アジアの高原地帯と考えられてます。野生種と栽培種の遺伝子比較から、この地域で「小麦の栽培化」が始まったことがわかっています。今から約1万年前の
新石器時代に小麦の栽培は始まったと言われています。
ここから長い時間をかけて、小麦は、世界各地へと広まっていきました。
では、「パスタ」は、「いつ」「だれが」「どこで」作り始めたのでしょうか。
どうやら、「パスタ」そのものは「イタリアで発達」し、その後世界に広まった、「
イタリア起源説」が有力なようです。世界各地に「小麦の練り物」を使った料理があることから、「パスタ=小麦の練り物」とした場合は「各地域での独自発達」とも言えますが。
3.日本での「パスタ」の話。
日本では当初、「パスタ」ではなく「マカロニ」「スパゲッティ」と個別の名称で呼ばれていました。
いつから「パスタ」と呼ばれるようになったのでしょう。
どうやら、
バブル期のイタリアンブームをきっかけに、スパゲッティではなくパスタという呼び方に変わっていったようです。「
ジーパン」を「デニム」と呼ぶようになったのもこの頃でしょうか。呼び方を変えるのが「おしゃれ」だったのかもしれません。
日本も、意外と「パスタの国」なんでしょうか。「うどん」も「そうめん」もありますし。
4.パスタの美味しい茹で方。
「アルデンテ」とは、以下の状態のことを言います。
アルデンテとは?アルデンテの目安も解説
アルデンテとは「茹でたときの状態」であって、「食べる時の状態」ではありません。パスタは茹でたあとソースと和えたり、炒めたりすることでさらに熱が入っていきます。食べるときに、麺がちょうど良い硬さになっているには、アルデンテの状態、すなわち少し芯が残る程度に茹でる必要があるというわけです。
「少し芯が残る程度に茹でる」と、食べる時に「ちょうど良く」なるのだそうです。
また、「パスタを茹でる時」、塩を入れますが、なぜ「塩を入れて茹でる」のでしょう。
このように、さまざまな要素によって、「パスタ」の美味しさが決まるようです。プロのシェフは大変ですね。
5.いろんなパスタ。世界のパスタ。美味しいパスタ。
これが「世界(主にイタリア)のパスタ料理」です!
<世界のパスタ料理>
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名称
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発祥国
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パスタの種類
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特徴
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ペペロンチーノ
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イタリア
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スパゲッティ
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にんにくの風味と唐辛子のピリッとした 辛味が人気のパスタ。
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ボンゴレビアンコ
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イタリア
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スパゲッティ
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白ワインで蒸し上げたあさりと ダシのパスタソースが美味しい。
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カルボナーラ
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イタリア
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フィットチーネ
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卵黄とチーズの濃厚でクリーミーな ソースが美味しい。
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ボロネーゼ
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イタリア
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リングイネ
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ひき肉がたっぷりと入った 食べ応えのあるパスタ。
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ジェノベーゼ
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イタリア
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リングイネ
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新鮮なバジルとコク深いチーズの ソースが美味しいパスタ。
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アマトリチャーナ
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イタリア
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スパゲッティ
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玉ねぎとチーズ、豚の加工肉が具材の トマトソースがベースのパスタ。
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ペンネアラビアータ
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イタリア
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ペンネ
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辛さに加え、ニンニクとトマトの 旨味を楽しめるパスタ。
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ラザニア
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イタリア
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ラザニアシート
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ミートソースとホワイトソース、ラザニアシートを ミルフィーユ状に交互に重ねて焼く伝統的パスタ。
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ラビオリ
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イタリア
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リピエーナ
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パスタ生地でタネを包んだ料理。 餃子に似ているかも。
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マカロニグラタン
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フランス
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マカロニ
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ベシャメルソースに鶏肉、キノコを白ワインで煮込んだものと 茹でたマカロニを加えてオーブンで焼いたパスタ料理。
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マッケンチーズ
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イギリス
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マカロニ
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マカロニをクリーミーなチーズソースで和えたパスタ料理。 アメリカで人気。
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クスクス
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北アフリカ
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クスクス
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エジプト等北アフリカを中心に食されている。 煮込み料理に添えて食べることが多い。
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ナポリタン
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日本
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スパゲッティ
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茹でたスパゲッティをタマネギ、ピーマン、ベーコンなどの 具材と共に炒めトマトケチャップで調味したパスタ料理。
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たらこスパゲティ
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日本
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スパゲッティ
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たらこを主要な具材として用いたパスタ料理。 「和風スパゲッティ」の代表。
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冷製パスタ
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日本
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カッペリーニ
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トマトやバジル、レモン、魚介などを使った 爽やかな味わいが特徴の「冷たい」パスタ料理。
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どれも「美味しそう」です。この中から「一つだけ」なんて、決められませんね。どれも食べてみたいですね。
「好きなパスタ料理が入ってない」?すいません。これは、絞りに絞った結果なのです。ごめんなさい。
<まとめ>
さて、「パスタ」をいろんな角度から見てみました。調べるほどに「奥が深い」料理でした。
パスタは小麦の科学、歴史、文化の結晶。だからこそ世界中で愛され続けるのかもしれません。
私は「ナスとトマトのアラビアータスパゲッティ」が一番好きです。
さて、あなたはどのパスタが一番好きですか?
今回は、ここでおしまい。