なげざっき

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MX518難民の希望の星を探して ~Turtle Beach Kone II

全世界の Logicool MX510 / MX518 / G-3 / G400 / G400s / G-5 / G-5T / G500 / G500s 難民の皆様!
そろそろ安住の地となるマウスを見つけて安心したいですよね。
今回はそんなMX518難民たちを救うべく、Turtle Beach Kone II を買ってきました!

実は僕もG-5Tを購入して以来、今の今までMX518系のマウスを使い続けており、
現時点で2014年購入のG400sと、2019年購入のMX518 Legendaryが現役で稼働している筋金入りのMX518難民。

果たしてTurtle Beach Kone II は、そんな難民たちの希望の星になれるのでしょうか?
(なぜかレビューをあまり見かけないのが少々気になりますね……)

Turtle Beach Kone II

Turtle Beachは、ゲーミングヘッドセットで有名なアメリカの老舗メーカーです。
ヘッドセットの印象が強いですが、2019年にドイツのROCCATを買収してからはPC向けのゲーミングデバイスも数多くリリースしています。
この「Kone II」もそのひとつで、旧ROCCATがリリースしていた「Kone Pro」や「Kone XP」をルーツに持つ伝統的な形状のマウスです。

本体はマット仕上げのプラスチックで、手触りはG400sに近いサラサラ系
クリックスイッチは光学式で、クリック音と重さはG400sと似た感じがします。
ホイールはラバー素材で指掛かりの良いサイズですが、操作感はやや粘りのある回転感っていうんですかね?軽いホイールではありません。

最大26KDPIと650IPSの光学式センサーで、リフトオフディスタンスも調整可能。
センサーの位置はほぼ中央で、これはG400sとほとんど同じ位置です。
ソールは大きめで、滑りに関してはそのままでも特に問題ありません。
エアーパッドソールに張り替えたG400sと比べても遜色ない滑りです。
青い保護フィルムは使用前に必ず剥がしましょう。

操作系は合計7個のボタンと、左右チルト対応のホイールを装備。
大きくえぐられたサムレストの下には、Easy-Shift [+] ボタンが置かれています。
これはいわゆるFnボタンで、押している間だけマウスの各ボタンを別の役割に切り替えることができます。
これにより、合計23種類のカスタム操作が可能とのこと。

やや大柄なボディは右手操作前提のエルゴノミックデザインで、こちらの側面はサイドボタンなどもなくシンプル。
重量は約90g、1.8mのUSB-Aケーブルは絡まりにくい布巻き仕上げです。

ゲーミングマウスらしく、RGB LEDライティングも標準装備。
僕はマウスに光ってほしくないので、一通り鑑賞したのちOFFにしました。

付属品はこれだけ。
グリップテープが同梱されているのが嬉しいですね。

Logicool G400s と比較してみる

かなりボロボロで恐縮ですが、歴戦のG400sと並べて比較してみます。

購入前にはわからなかったポイントとして、Kone IIは思ったより平べったいです。
左右ボタン・中央のくびれ・手首側の形状はG400sとはかなり異なり、それぞれ「丸みと傾きが弱い」「くびれてない」「どっしりめの末広がり」となります。
サイズはKone IIのほうが一回り大きいですが、意外にも重量はKone IIのほうが19グラム軽いです。

前から左右ボタンを見ると、丸みの強いG400sに対して、Kone IIは比較的フラットであることがよくわかります。
上面の曲率がKone IIはだいぶ緩やかなので、手を置いた瞬間に「クリックボタンが広い」という感想が出ます。
大げさに言うと、マウスを握るのがG400s、マウスに手を置くのがKone IIという感じ。

後方から見ても同じ傾向で、中央のくびれがなく上面の曲率が緩やかな関係で、Kone IIは実際のサイズ以上に大柄に感じます。
G400sでは人差し指と中指の付け根あたりにマウスの背がいい感じにフィットしていましたが、Kone IIではあくまで手のひらを乗せている感じになります。

Kone IIのサイドボタンはかなり押しやすい大型のもので、G400sの「戻る」ボタンの位置を中心に前後に設置されています。
これにより、親指の末節部で「進む」を、基節部で「戻る」を無理なく押すことができます。
サムレストはどちらも大きくえぐられており、握り心地は○

Kone IIで最も違和感を覚えるのはこちらの側面です。
小指と薬指の位置がG400sとは異なるので、いい感じのポジションを見つけたいところ。

統合ソフトウェア「Swarm II」を使う

Kone IIはWindowsの標準ドライバーでもデフォルトのプリセットで動作し、ドライバーレスセットアップも可能ですが、やはりマウスの設定やマクロの作成を行うには統合ソフトウェアの使用がマストです。
Turtle Beachのものは「Swarm II」という名称で、旧ROCCATの「Swarm」とは名称こそ似ていますが互換性はありません。
早速インストールしてみましょう。

設定タブでは、基本的なDPIやポーリングレートの設定ができます。
DCUキャリブレーションはリフトオフディスタンスの設定、デバウンスタイムはチャタリング防止機能、アングルスナップは直線補正ですね。
スタンバイモードは無線マウス向けの機能なので、Noneで大丈夫かな?
ところどころ翻訳が怪しいのはご愛嬌。

割当タブでは、カスタムキーやEasy Shiftの設定ができます。
マウスのイラストで設定したいボタンを選んで機能を割り当てるだけなので、直感的に操作できていいですね。
これがかなり面白くて、ホットキーやマクロだけでなく、ブラウザの操作をしたり、エクスプローラーやレジストリエディタを開いたり、Windowsの再起動なんかも割り当てられるんですよね。
一体いつ使うんだそれ……

イルミネーションタブでは、RGB LEDライティングの設定ができます。
点灯パターンやカラーなどをいろいろいじれるみたいなんですが、真っ先に消灯してしまったので全然使っていません……

マクロマネージャでは、割当タブで使えるマクロの検索と新規作成ができます。
有名なゲームのマクロは最初からあらかた作成済みですね。これは助かる。
肝心のマクロの作成にはちょっとクセがありますが、ガチャガチャやっていれば慣れるレベルだと思います。
(このあたり、日本語の解説が不足気味なのが不親切ですね)

設定では、Swarm IIのバージョン確認やアップデートができます。
更新履歴を見た感じでは結構頻繁にバグ修正や動作安定化を含む更新が入っているので、なるべく最新版を使用したほうが良いでしょう。

バイスマネージャでは、接続されているデバイスの一覧からファームウェアのアップデートができます。
今回購入したKone IIもファームウェアが最新ではなかったので、使用前にアップデートしておくことを推奨します。

ヘルプでは、FAQやサポートの依頼ができる……みたいなのですが、
正直お察しな感じです。おそらくこの画面で問題は解決しないと思います。

Swarm IIのような統合ソフトウェアは作りが悪く評判も悪くなりがちですが、Swarm IIもだいぶその傾向にあります。
いまいち伝わらない怪しい翻訳と、設定が反映されているか分かりづらいUIあたりが足を引っ張っていると感じました。
動作は安定しており、リソース消費もあまりなく、クラッシュもしなかったのでそこは及第点。今後の改善に期待したいところです。

Easy ShiftはSwarm IIなしでどこまで使える?

Kone IIの特徴のひとつであるEasy Shift機能ですが、公式のFAQにはこう書かれています。

5. Easy Shift機能が動作しなくなりました
Easy ShiftはSwarm IIが動作していない場合でもアクティブなままですが、Easy Shiftで利用できるオプションは大幅に制限されています。たとえば、メディアコントロールは引き続き機能しますが、特定のプログラムを開くなどの高度な機能は機能しません。機能が動作しない場合は、Swarm IIが動作していることを確認してください。

Easy Shift機能はSwarm IIが立ち上がっていることが大前提で、Swarm IIを終了させたり、Swarm IIが入っていないPCに接続した場合はデフォルトプリセットで動作すると読み取れます。
ということは、Swarm IIをインストールできない環境ではKone IIがただの使い勝手の悪い多ボタンマウスになってしまうということ…?

まー流石にそんなことはないだろうと思ったので、割り当て可能な機能カテゴリーごとに「Swarm IIを終了させた状態でEasy Shiftが動作するか」を検証してみました。

機能カテゴリー  
標準
ホットキー
マクロ
DPI
イルミネーション ×
SYSTEM&OS ×
WINDOWS 機能 ×
ブラウザ ×
マルチメディア
開く ×

結果はこんな感じ。
Swarm IIが入力をフックしていそうなOS関連の操作やブラウザ操作は無理でしたが、それ以外のホットキーやキーマクロはSwarm IIなしでも普通に動作しました。
これならSwarm IIをインストールできない環境でも安心ですね。よかったよかった。

Kone IIはMX518難民の希望の星か?

長々と書いてしまいましたが、いよいよ結論です。
いち難民の評価にはなりますが、Kone IIは「比較的違和感なくMX518系から乗り換えられるマウス」だと思います。

確かに形状の違いから最初は戸惑うこともありますが、全体的なサイズ感やセンサー位置が似ているのは大きなアドバンテージです。
それに加えて、サイドボタンの位置やEasy Shift機能などMX518系より改善されているポイントもあります。
価格面でもセールで頻繁に6000円前後になるなど安価で入手性もよく、耐久性は未知数ですが2年保証もついています。
低価格帯の製品ゆえに品質のばらつきなどの個体差はどうしてもありますが、その点を踏まえても避けるべき理由が特に見つかりません。
総合的に見て、メリットが違和感を凌駕しています。

というわけで、MX518難民諸氏にはぜひ一度Kone IIを握ってもらい、安住の地としてふさわしいか判断してもらいたい。
そんなマウスでした。

え?僕はどうするのかって?

仕 事 用 に 2 個 目 を ぽ ち り ま し た が

うん、白もなかなか良いですね!
同梱のグリップテープも本体に合わせて白になっています。
なお、手元の個体ではほんの僅かにホイールとクリックの感触が異なっており、白のほうがホイールは軽め、クリックは重めでした。
並べて比較しないと分からない程度の差なので、個体差の範囲内だと思います。