再び昭島市の寺社散策が続きます。今回は阿弥陀寺の山門前の通りを挟んで向いにある「諏訪神社」です。

諏訪神社の由緒
口碑伝承によれば宮沢の地域は、一条天皇の時代(10世紀末)に刀匠として有名を馳せていた三条小鍛冶宗近が陸奥へ下向の際、一男を宮沢に駐めて刀工を継がせたことにより開拓されたと伝えられている。これが小町家の遠祖であり、累代この地に居住するようになったとされている。
宗近は信濃国の諏訪大社を信奉していたことから、小町家の遠祖が諏訪神社の分霊を勧請して、同族一門の氏神としたという伝承があるが、創建の年代については不詳である。
境内には大山咋命を奉斉する末社の日枝神社があり、「山王様」と呼ばれ、池には市杵島姫を祀る厳島神社があり、「弁天様」と呼ばれている。この神社は阿弥陀寺の境内に弁天社として鎮座していたが、明治初年頃にこの地に遷座したものである。
(「昭島市史」より)
御祭神;建御名方命(たけみなかたのみこと)
参道から境内へ
諏訪神社の入口の鳥居です。扁額は「諏訪宮」。諏訪神社由緒記の看板もあります。



鳥居を一揖して潜ると左側に鬱金(うこん)の記念樹。参道は一直線に続き、一段高い所に社殿が見えます。


東京の名湧水57選の湧き水
社殿に行く前に参道の左側の境内社「厳島神社」に立ち寄ります。厳島神社の説明書きもあります。御祭神は水の神、「市杵島姫命」です。


この辺りが「東京の名湧水57選」の様子が顕著に見られます。厳島神社の祠の左は水路になっており、湧き水が流れています。奥に小さい滝も見られます。


もっと上流も見てみます。手水場とあります。


祠の裏側の水路。

水路は他にもあります。

諏訪神社の社殿の石垣の左端から湧水が湧きだしているようです。

諏訪神社の湧水は、東京の名湧水57選に選ばれており、境内から湧く清水は、一年を通して枯れることはなく、水量もきわめて豊富のようです。
社殿
中央の参道に戻って社殿へ向かいます。結構社殿前の階段は急勾配です。


拝殿前にやって来ました。

拝殿と拝殿前の阿吽の狛犬です。



拝殿の立派な、しめ縄と扁額です。


社殿の右側面です。左から拝殿、中央が幣殿(へいでん)、右が覆殿(おおいでん)(本殿)です。


白山神社は、昭和34年に合祀(ごうし)されて現在地に遷座しました。


社殿の左側にも境内社が二社あります。





日枝神社。




社殿の前には巨大なケヤキの木が何本かあります。


社殿から参道を撮ると、右奥に厳島神社と湧水の場所、左側に「神楽殿」が見えま。

そして、もと来た参道から神社を後にしました。

おわりに
今回の諏訪神社の散策は、湧水、石垣、ケヤキの巨木に囲まれた社殿、境内社と自然がいっぱいで癒されました。下の写真が、全て収まっている一枚です。

諏訪神社には社殿、湧水周りなど石垣が随所に使われていますが、神社の西側には多摩川が流れています。この石はこの川から運び造られたことが伺えます。
最近散策している寺社には湧水が豊富でした。立川市の矢沢弁財天、調布市の深大寺、そして今回の昭島市の阿弥陀寺、諏訪神社と続きました。本当に日本という国は、水が豊富で有難いことです。湧水の流れる音は心地良かったです。有難う御座いました。
以上