文京区「浄心寺」桜と布袋尊像の魅力

 文京区本駒込の吉祥寺を後にして、この界隈の散策が続きます。今回は本郷通り沿いの浄土宗のお寺「浄心寺」です。本当に大きな「布袋尊像」が桜をバックに迎えてくれます。

 

浄心寺の寺号標です。

 

浄心寺(じょうしんじ)

 山号:湯嶋山

 院号:常光院

 寺号:浄心寺

 宗派:浄土宗

 総本山:知恩院

 本尊:阿弥陀如来

 創建:元和2年(1612)

 開山:還蓮社到誉文喬和尚

 

浄心寺の縁起

 浄心寺は、元和2年(1612年、徳川2代将軍秀忠の頃)に畔柳助九郎氏が大旦那となり、還蓮社到誉文喬和尚を開山上人とし、湯島妻恋坂付近に創建されました。その後、天和2年(1682)に八百屋お七の「振り袖火事」として知られる江戸の大火により焼失し、現在の地に移転しました。

 第二次世界大戦でも空襲に遭い本堂等を焼失しました。現在の本堂は昭和48年に再建され、復興と発展を遂げました。

 

参道

 浄心寺の本堂へ真っ直ぐ向かう参道です、左右の桜の木が満開の時です。

 

参道の脇に中曽根元首相が寄進した梵鐘があります。

 

本堂への参道が尚も続きます。朱塗りの本堂が見えてきます

 

石段の途中に常香炉があります。

 

常香炉に大きい龍がいます。

 

本堂正面です。本堂の真ん中に常光の文字の大きい提灯が目立ちます。

 

内陣です。光の関係で肝心の三尊像の右脇侍が撮れませんでした。

 

 本堂の三尊像は、真中に御本尊の阿弥陀如来(写真の右)、右が十一面観世音菩薩、左が勢至菩薩(写真の右)です。右脇侍の十一面観世音菩薩像が「子育桜観音」と呼ばれているようです。

 

本堂は高台になっていますので、こちらからの桜の眺めも絶好です。

 

本堂の左側ですが、墓所となっています。

 

本堂の右側は、庫裡が棟続きとなっています。その壁に鬼瓦が飾ってあります。

 

この向い側に多数の石仏があります。無縁仏のようです。

 

三猿の庚申塔です。

 

梵鐘もおかれています。

 

「永代供養」のお墓、合掌の塔です。

 

御朱印

御朱印は、庫裡で御住職に対応頂きました。

受付の様子と御朱印

 

おわりに

 吉祥寺から本郷通りを数分歩くと「浄心寺」に着きますが、その間にも定泉寺など数軒のお寺が見受けられました。この辺も寺院の多い地域です。桜の季節で浄心寺もお寺全体が桜に包まれています。参道の始めから本堂まで続く桜並木、高台の本堂からの眺望、この時期で良かったと思います。やはり寺社巡りは季節に合わせて訪問するのが良いようです。

 この浄心寺の目印である「布袋尊蔵」、七福神でお馴染みです。七福神の中で唯一、中国の唐時代に実在した契此(かいし)と云われる僧です。常に袋を背負っていた事からついた俗称である布袋という名で呼ばれています。家庭円満、千客万来、商売繁盛、福徳をもたらす神で、このふくよかな顔に送られて、次の寺院に向かいます。

                     以上