七福神を祀っている寺社を巡って参拝する「七福神巡り」が各地にあります。七福神は福をもたらす神様で、巡ると7つの福が頂けると云われます。
新宿区でも「新宿山ノ手七福神巡り」があり、今まで二つの寺社を参拝しましたが、残りも巡って見ようと思います。
以下の7寺社ですが、「太宗寺」と「稲荷鬼王神社」は既に参拝しましたので、永福寺以下を巡ります。
太宗寺: (布袋尊)
稲荷鬼王神社:(恵比寿神)
永福寺: (福禄寿)
厳嶋神社: (弁財天)
法善寺: (寿老人)
経王寺: (大黒天)
善國寺: (毘沙門天)
都営大江戸線の東新宿駅の周辺に永福寺、厳嶋神社、法善寺があります。駅より徒歩数分の所に福禄寿を祀っている「永福寺」から始まります。

永福寺の縁起
曹洞宗寺院の永福寺は、大久保山と号し、僧尊悦(慶長15年寂)が開基となり慶安元年(1648)に創建したといいます。
山号:大久保山(おおくぼさん)
寺号:永福寺
宗派:曹同宗
開基:尊悦
御本尊:釈迦如来
札所:新宿山ノ手七福神「福禄寿」
永福寺の前の通りは、久左衛門坂(きゅうざえもんざか)と云い、説明碑があります。

永福寺の山門です。前に「山之手七福神 福禄寿尊」の石柱、左側に「慈覚大師作 薬師如来安置」の石碑です。


参道から境内へ
小さな寺院ですが、真っ直ぐ進むと本堂です。


本堂前の大木です。何の木でしょうか。

本堂
本堂正面。扁額の文字は山号の「大久保山」です。



本堂周辺


大日如来坐像。宝永六年(1709)に仏具師・長谷川伊勢大掾藤原國保により鋳造されたもの。厳島神社の別当寺の二尊院に安置されていたが、明治初めに廃絶したため、永福寺に移されたと伝えられます。

地蔵菩薩半跏像。嘉永六年(1853)に粉河市正藤原國信により鋳造されたもの。

その説明掲示板です。

銅像の左側に石仏が並んでいます。

珍しいのは、右端の「石幢(せきどう)六面六地蔵」です。六角柱のそれぞれの面に六体の地蔵が彫られています。


直ぐ左側は、墓地となっています。

福禄寿
道教で希求される3種の願い、幸福、封禄(財産)、長寿(健康を伴う長寿)の三徳を具現化したものです。
橘守国(狩野派の町絵師)画の福禄寿。

本堂の向かい側の福禄寿が祀ってある方へ行ってみます。

高層マンションを背景に「新宿山之手七福神福禄寿」の看板と福禄寿を祀った祠です。


祠の中に福禄寿像と、福禄寿に似た形の石が祀られているようです。
祠手前左の古そうな水鉢。

祠右に三猿の「庚申塔」。

御朱印は、庫裡で頂きました。本堂に続く庫裡とその内部です。




おわりに
永福寺は、周辺が高層マンション、江戸時代の久左衛門坂など新旧混じった都会の小さな寺院でした。都会にこのような所があると心が和むそんな寺院です。
残念ながら、福禄寿の祠は開いていなく、福禄寿像と、福禄寿に似た形の石を拝見することは出来ませんでした。
しかし、本堂横の大日如来坐像、地蔵菩薩半跏像は、素晴らしい銅像でした。緑青も目立ち、野外では惜しい気がします。

今度は、正月に来て福禄寿、御本尊の釈迦如来、そして山門の石碑に書かれていた慈覚大師作の薬師如来をぜひ拝観したいものです。
以上