読んで観て感じて byこよる

本・映画の感想を綴るブログ

『蒼海館の殺人』感想・レビュー|水害×クローズドサークルで描かれる極限の本格ミステリー【阿津川辰海】

 

阿津川辰海による〈館四重奏〉シリーズ第2作『蒼海館の殺人』は、前作『紅蓮館の殺人』からわずか二ヶ月後を描く、本格ミステリです。

水害という逃げ場のない状況を大胆に取り込み、閉ざされた館と極限状態の緊張感を600ページ超えのボリュームで描き切ります。

結論から言えば、本作はシリーズ第1作を読んでから手に取るのがおすすめ。
葛城と田所、二人の関係性や心情の揺らぎまで含めて、より深く物語を味わえる一冊です。

 

  • 『蒼海館の殺人』あらすじ・書籍情報
  • 『紅蓮館の殺人』のその後を描く物語
  • 『蒼海館の殺人』水害×クローズドサークルが生む緊張感
  • 『蒼海館の殺人』推理と動機について思ったこと
  • まとめ

 

 


蒼海館の殺人 〈館四重奏〉 (講談社タイガ)

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年末年始に読みたい本 3選+1|こよるのおすすめ読書ガイド【2025年版】

 

 

気がつけば、もう年末。

ゆっくり過ごしたい方も、
読書で非日常に浸りたい方も、
忙しい毎日にちょっと疲れている方も。

そんな “いま” の気分にぴったり寄り添える本を、
年末年始に読みたい「3選+1」 としてまとめました。

2025年の終わりに、やさしい読書時間を。
そして 2026年のはじまりに、心に残る一冊を。

 

  • ① 年末年始にぴったりの物語
  • ② 心温まる癒やしの物語
  • ③ 脳を刺激するミステリー
  • ④ 時間がない人も楽しめる“聴く読書”
  • まとめ

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『竜泉家の一族』シリーズまとめ|SF×本格ミステリーが融合する壮大な三部作を読む順番・魅力・おすすめポイント解説

SF的な大胆さと、本格ミステリーの厳密な論理性
一見すると相反する要素を、真正面から融合させたシリーズが
〈竜泉家の一族〉です。

タイムトラベル、正体不明の存在、VR仮想空間──
奇抜な設定が次々に提示されながらも、物語の核にあるのは常に
「論理」と「推理」

その姿勢を一切崩さない点にこそ、
本シリーズ最大の魅力があります。


本記事では、以下のポイントを中心に紹介します。

  • 各作品の特徴
  • シリーズ全体の魅力
  • おすすめの読み順

 

方丈貴恵〈竜泉家の一族シリーズ〉まとめ・読む順番




  • 方丈貴恵〈竜泉家の一族〉シリーズとは?
  • シリーズ一覧
    • 🕰️ 第1作『時空旅行者の砂時計』
    • 🌊 第2作『孤島の来訪者』
    • 🎮 第3作『名探偵に甘美なる死を』
  • シリーズを読む順番
  • 📚〈竜泉家の一族〉シリーズはこんな人におすすめ
  • まとめ|SFと本格ミステリー、その幸福な融合
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Audile(オーディル)とは?|読む派の私が感じた“聴く読書”との付き合い方とAudibleの便利さ

 

私はもともと、どちらかと言えば「読む派」です。
ページをめくる時間や文字を追いながら静かに物語を組み立てていく感覚が好きで、読書はずっと“読むもの”だと思ってきました。

そんな私でも、最近は Audible の「聴く読書」 に助けられることが増えました。
掃除をしながら、料理をしながら、通勤や移動のスキマ時間など──
本を読む時間が取れない日でも物語に触れられる便利さは、想像以上に大きいものです。

調べてみると、Audile(オーディル/聴覚型の読み手) というタイプの人は、
読むより “声で聴くほうが理解しやすい” 特徴を持つのだそう。

私は典型的な Audile ではありませんが、
Audile の特徴を知ることで “聴く読書” をどのように活かせるか が前よりわかるようになりました。
今回はその気づきをまとめています。

 

  • Audile(オーディル)とは?
  • Audible の良さ
  • Audile に合う・読む派でも使える “聴く読書” の活用法
  • 月額1,500円は高い?安い?
  • Audible の解約方法(こよる備忘録)
  • まとめ



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『名探偵のいけにえ‐人民教会殺人事件』感想・レビュー|怒涛の畳み掛けが凄すぎる!実在カルト事件モチーフの衝撃ミステリー【白井智之】

 

実在のカルト事件を下敷きに、奇蹟とロジックが激しくぶつかり合う——。
白井智之『名探偵のいけにえ ‐人民教会殺人事件』は、読者の「認識」すら揺さぶる“特殊設定×多重解決”ミステリーの最前線ともいえる一冊です。

物語を読み進めるほど、表紙の意味すら変わって見える衝撃。
読みきった瞬間の満足感は格別でした。

 

  •  あらすじ&書籍情報
  • 名探偵のいけにえ‐人民教会殺人事件』感想・レビュー
    • シリーズ2作目『名探偵のいけにえ』は続き物?未読でも楽しめる理由
    • モチーフは人民寺院事件(Jonestown)|実在事件ベースのリアリティが圧巻
    • 癖の強いキャラたち|魅力か?読みづらさか?感じたこと
    • 前半の読みにくさ→後半の超回収へ!“150ページの解決編”が圧巻
  • まとめ

 


名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

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『紅蓮館の殺人』感想・レビュー|館もの×山火事のクローズドサークル!盛り沢山な本格ミステリー【阿津川辰海】

燃え盛る森、密室の館、そして連続殺人──。

阿津川辰海『紅蓮館の殺人』は、現代では珍しいほど王道にしてスリリングな「館もの」クローズドサークルミステリーです。

高校生探偵コンビが挑む“生き残りを懸けた推理”は、まさに一気読み必至の熱量!

〈館四重奏〉シリーズ第一作!

 

  • あらすじ・書籍情報
  • 〈館四重奏〉シリーズについて
  • 『紅蓮館の殺人』感想・レビュー
    • “王道館ミステリー”の醍醐味
    • 詰め込みすぎ? でも読ませる熱量がすごい
    • 「探偵とは何か」を問う哲学的テーマ
  • まとめ

 


紅蓮館の殺人 〈館四重奏〉 (講談社タイガ)

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映画『KRISTY クリスティ』感想|感謝祭のキャンパスで大ピンチ!逃げる系ホラー

 

広大なキャンパスで繰り広げられる緊迫の逃亡劇!

 

アメリカの広い大学キャンパスを舞台に、カルト集団に狙われた女子学生が命をかけて逃げ回るホラー映画『KRISTY クリスティ』。主人公ジャスティンの賢さや戦う姿勢が光る作品で、ハラハラ逃げる系ホラーが好きな方に特におすすめしたい一本です。

 

  • あらすじと映画情報
  • ネタバレなし感想
  • ネタバレあり感想
    • カルト集団の意味と襲撃理由
    • 賢い主人公ジャスティンの魅力
    • ラストと謎
  • まとめ

 

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『廃遊園地の殺人』感想・レビュー|映像化向きな廃墟×本格ミステリ【斜線堂有紀】

 

静かな筆致で描かれる不気味な廃遊園地。そこに集められた招待客と“振り回される系探偵”が織りなす、閉ざされた世界のミステリー。

斜線堂有紀さんの『廃遊園地の殺人』は、銃乱射事件により閉園したテーマパークを舞台にしたクローズドサークル・ミステリです。

淡々とした文体の中に漂う狂気と孤独、そして“映像で見てみたい”と思わせる舞台設定が光る一冊でした。

 

  • あらすじ・書籍情報
  • 『廃遊園地の殺人』感想
    • “振り回される系名探偵”という新しい魅力
    • 廃遊園地という“物理と心理の閉鎖空間”
    • 映像化でこそ真価を発揮する作品
  • まとめ

 

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『名探偵に甘美なる死を』感想・レビュー|VR仮想空間で繰り広げられる“館”ミステリーの極致【方丈貴恵】

〈竜泉家の一族〉シリーズ第三弾『名探偵に甘美なる死を』は──VR空間を舞台にした究極の館ミステリー。

 

VR空間で本格“館もの”ミステリ──そんな夢のような世界を実現してしまったのが、方丈貴恵さんの『名探偵に甘美なる死を』です。

〈竜泉家の一族〉シリーズ三作目となる本作は、シリーズの集大成ともいえる重厚な構成と、仮想空間と現実が交錯するスリリングな展開で、読者を一瞬たりとも離しません。

しかし本作は単独では理解が難しい部分も多く、必ず一作目『時空旅行者の砂時計』、二作目『孤島の来訪者』を読んでから臨むのがおすすめです。

 

  • あらすじ・書籍情報
  • 『名探偵に甘美なる死を』感想
    • VR仮想空間で繰り広げられる“館”ミステリーにわくわく!
    • 複雑すぎる設定に頭を抱える、それでも引き込まれる構成力
    • シリーズの集大成としての“締め”の印象
  • まとめ

 



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『硝子の塔の殺人』感想・レビュー|どんでん返しの極致!ミステリー好きに捧ぐ究極の館ミステリー【知念実希人】

\帯が期待値あげていくー!/

当作の完成度は、一斉を風靡したわが「新本格」時代のクライマックスであり、フィナーレを感じさせる。 今後このフィールドから、これを超える作が現れることはないだろう。
──島田荘司

ああびっくりした、としか云いようがない。
これは僕の、多分に特権的な驚きでもあって、そのぶん戸惑いも禁じえないのだが──。
ともあれ皆様、怪しい「館」にはご用心!
──綾辻行人

 

 

これはまさに、ミステリー好きのためのミステリー!

知念実希人による『硝子の塔の殺人』は、雪深い山奥にそびえる“硝子の塔”を舞台にした、圧倒的なトリックとどんでん返しが炸裂する本格推理小説です。

王道の「館ミステリー」を土台にしながら、読者の予想をことごとく裏切る展開は圧巻。

 

  • あらすじ・書籍情報
  • 『硝子の塔の殺人』感想・レビュー
    • ドンデンドンデン!どんでん返しの快感が止まらない
    • ミステリー好きの心をくすぐる“仕掛け”の数々
    • 賛否が分かれそうなラスト。私は“続編希望”派!
  • まとめ

 

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🎃ハロウィンに観たいホラー映画特集|ゾクッと怖くて最高なおすすめ作品まとめ【随時更新】

ハロウィンに観たい最恐ホラー映画4選

 

ハロウィンといえば、ホラー映画の季節。

恐怖とユーモアが混ざり合う“特別な夜”にぴったりな映画をまとめました。

 

定番のスラッシャーから、SNS時代の恐怖、そして実在のイベントをもとにした作品まで──。

この記事では、実際に観て感想を書いた

「ハロウィンがテーマのホラー映画」を紹介します。

 

今後も新作を観るたびに随時更新していきます👻

  • 🎃映画『テリファー 終わらない惨劇』(Terrifier 2 / 2022)
  • 🎃映画『ヘルウィン』(Helloween / 2024)
  • 🎃映画『ハロウィン 悪魔のウイルス』(Halloween Party / 2019)
  • 🎃映画『ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷』(Haunt / 2019)
  • 🕯️おわりに

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映画『テリファー』感想|ホラー耐性ある人でも気分が悪くなる狂気のスラッシャー

映画『テリファー』(原題:Terrifier)は、ピエロの狂気が暴れまわるスラッシャーホラー。

普段スプラッターやゴア描写に慣れているホラー好きでも、「これは気分が悪くなる」と話題になった一作です。

ピエロ恐怖症の方や、グロ耐性がない方は要注意⚠️

 

  • あらすじと映画情報
  • ネタバレ無し感想
  • ネタバレ有り感想
    • ピエロ恐怖症を刺激する恐怖
    • ピエロの正体
    • 生き残りの女性について
  • まとめ

 

 

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映画『ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷』感想|グロ少なめでホラー初心者も安心して観られる!

「ホラー映画は苦手だけど、ちょっとだけ怖さを味わいたい!」

そんな方におすすめなのが、映画『ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷』です。

 

この作品は、ホラー映画にありがちな過剰なスプラッターや内臓グロ描写がほとんどなく、むしろ“閉じ込められた若者たちが無事に脱出できるのか?”というドキドキ感が中心。怖すぎず、適度にハラハラさせてくれるバランス感覚のある一本でした。

 

ホラー初心者や、普段は避けているけれど気分転換に少しスリルを味わいたい方にもぴったり。今回はそんな『ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷』を、ネタバレなし&ありで感想を書いていきます。

 

  • 『ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷』作品情報
  • ネタバレ無し感想
  • ネタバレ有り感想
    • ホーンテッドハウスという舞台設定
    • 殺人鬼たちのキャラクター性
    • 一番の見どころは「お化け屋敷を楽しむ時間」
  • まとめ

 



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映画『ヘルウィン』感想|毎年ハロウィンに現れる都市伝説的殺人鬼“トリック”の恐怖

ホラー映画好きなら、「ハロウィン」という言葉だけで血が騒ぐことでしょう。

2019年公開のスラッシャーホラー映画『ヘルウィン』は、毎年ハロウィンの夜に現れる謎の殺人鬼“トリック”を巡る物語です。今回は、ネタバレ無し・有りの順で詳しくレビューしていきます。

 

  • あらすじと映画情報
  • ネタバレ無し感想
  • ネタバレ有り感想
    • 犯人“トリック”の謎と恐怖の連鎖
    • ホラー演出のバリエーションと突っ込みどころ
    • 真相と“トリック”の正体
  • まとめ

 

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アニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』シーズン1(全12話)まとめ|ムコーダの異世界旅を振り返る

異世界転移×料理×冒険!

アニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』シーズン1を、ムコーダの旅と従魔たちとの日々とともに振り返ります。

シーズン2を見る前に、旅の全貌をおさらいしましょう!

 

  • シーズン1振り返りまとめ
  • 放送情報
  • 登場人物紹介
  • 各話タイトル一覧(全12話)

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