言の葉花壇

美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#若菜摘來る人も逢ふやと……★☆ 続千載和歌集の七草 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#若菜摘來る人も逢ふやと……★☆ 押並べて いざ春の野に 交りなむ若菜摘來る 人も逢ふや:清原深養父歌意:さあ皆で春の野に出て若菜を摘みに行こう。若菜を摘みに来る人にも会えるかもしれない。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #続千載和歌集 第一巻より ■□■ みんなぁ、…

春の光は世に滿ちにけり……★☆ 風雅集の新春 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#春の光は世に滿ちにけり……★☆ 山の端を 出づる朝日の 霞むより 春の光は 世に滿ちにけり: 西園寺 実兼 : 歌意:山の端から昇ってくる朝日が、かすむように広がりはじめると、その光とともに春の気配が、世の中いっぱいに満ちていく━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #風…

年の始めの初春の……★☆ 万葉集の新年 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#年の始めの初春の……★☆ 新しき 年の始めの 初春の 今日降る雪の いや重け吉事:大友家持 : 歌意:新春の今日降り積もる雪のように、良い事が積もり重なれよ。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第二十巻より■□■ みんなぁ、あけましておめでとうございます。読み…

かぞふればとしのゝこりも……★☆ 新古今和歌集の大晦日 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#かぞふればとしのゝこりも……★☆ かぞふれば としのゝこりも なかりけり おいぬるばかり かなしきはなし: 和泉式部 : 歌意: 数えてみれば今年も残り少なくなった。1年が終わりこうして 年ばかり取ってしまうほど悲しい話はない。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #新古…

寝よとの鐘は打つなれど……★☆ 万葉集の恋心 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#寝よとの鐘は打つなれど……★☆ 皆人を 寝よとの鐘は 打つなれど 君をし思へば 寐ねかてぬかも: 笠女郎 : 歌意:人々に寝る時間だと合図の鐘は打っているが私は貴方のことを思って眠れない。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第四巻より■□■ みんなぁ、元気ぃ~?…

恋ひつつも今日はあらめど……★☆ 万葉集の恋心 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#恋ひつつも今日はあらめど……★☆ 恋ひつつも 今日はあらめど 玉櫛笥 明けなむ明日を いかに暮らさむ: 詠み人知らず : 歌意:恋しさに、今日は辛抱して過ごしたけれど、また、夜が明けたら明日は一体どのように暮らせばいいのだろう。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #…

金蓉和歌集の師走 待つとはなしに明暮れて……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#待つとはなしに明暮れて……★☆ 何事を 待つとはなしに 明暮れて 今年もけふに 成にける哉: 源国信 : 歌意:特に何かを待つでもなく、ただ何となく日々を過ごしているうちに、今年も今日になってしまった━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #金葉和歌集 第四巻より■□■ みん…

新古今和歌集の木枯らし はげしきけさのこがらしの風……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#はげしきけさのこがらしの風……★☆ いつのまに そらのけしきの かはるらん はげしきけさの こがらしの風: 津守国基 : 歌意:いつの間に空模様が変わったのだろうか。今朝は木枯らしの風が激しく吹いている。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #新古今和歌集 第六巻より■□…

続古今和歌集の恋 人はこれをや恋といふらん……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#人はこれをや恋といふらん……★☆ 君により 思ひならひぬ 世中の 人はこれをや 恋といふらん: 在原業平 : 歌意:あなたによって思いというものを学びました。世の中の人はこれを恋と言ってるのだろう。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #続古今和歌集 第十一巻より■□■ …

万葉集の相聞 ありつつも君をば待たむ……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#ありつつも君をば待たむ……★☆ ありつつも 君をば待たむ うち靡く 我が黒髪に 霜の置くまでに: 磐姫皇后 : 歌意:このまま変わらずにずっとあなたを待ち続けましょう。 今はこのたっぷりと多い私の黒髪に霜が降りて白くなるまでも。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万…

万葉集の恋 ますらをの現し心も……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#ますらをの現し心も……★☆ ますらをの 現し心も 我れはなし 夜昼といはず 恋ひしわたれば: 詠み人知らず : 歌意:立派な一人前の男らしい正気を自分はなくしてしまった。夜昼という区別もなくあなたに恋し思い続けているので。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集…

古今和歌集の紅葉 錦おりかく神な月……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#錦おりかく神な月……★☆ 竜田河 錦おりかく 神な月 しぐれの雨を たてぬきにして: 詠み人知らず : 歌意:竜田川に紅葉が錦のように重なり、神無月の時雨がその縦糸と横糸となって織りかけている。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #古今和歌集 第六巻より■□■ みんなぁ…

秋の夜を長しと言へど……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#秋の夜を……★☆ 秋の夜を 長しと言へど 積もりにし 恋を尽せば 短くありけり: 詠み人知らず : 歌意:秋の夜は長いと言うけれど、あなたと一緒に過ごして積もりに積もった恋を全部言おうとしたらそれが短く感じられる。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第十巻よ…

酒壷になりにてしかも……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#酒壷になりにてしかも……★☆ なかなかに 人とあらずは 酒壷に なりにてしかも 酒に染みなむ: 大伴旅人 : 歌意:いっそ人として生きているよりは、酒壺になりたいもんだ。そうしたら思う存分酒につかっていられるだろう。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第三巻…

秋の百夜を願ひつるかも……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#秋の百夜を願ひつるかも……★☆ 今夜の 早く明けなば すべをなみ 秋の百夜を 願ひつるかも: 笠金村 : 歌意:今夜が早く明けてしまったら、どうにもならない。だからこそ、秋の百夜のような長い夜を願ってしまう。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第四巻より■□■ …

見る菊はあまつほしとぞ……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#見る菊はあまつほしとぞ……★☆ 久方の 雲のうへにて 見る菊は あまつほしとぞ あやまたれける: 藤原敏行 : 歌意:宮中で見る菊の花は天上に輝く星かと見誤るほど素晴らしいものだ。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #古今和歌集 第五巻より■□■ みんなぁ、元気ぃ~?読み…

月読の光りに来ませ……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#月読の光りに来ませ……★☆ 月読の光りに 来ませ あしひきの 山きへなりて 遠からなくに: 湯原王 : 歌意:月の光をたよりにいらっしゃい。あなたと私は山を隔てているけれど、それほど遠くはないのだから。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第四巻より■□■ みんな…

里べには笛や太鼓の……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#里べには笛や太鼓の……★☆ 里べには 笛や太鼓の 音すなり 深山は澤に 松の音して: 良寛: 歌意:里には笛や鼓の音がしているのに、私の住んでいる山奥の沢には、風に吹かれる松の音しかない。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #良寛歌集 雜 より■□■ みんなぁ、元気ぃ~…

白真弓張りて懸けたり……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#白真弓張りて懸けたり……★☆ 天の原 振り放け見れば 白真弓 張りて懸けたり 夜道はよけむ: 間人大浦 : 歌意:天空を遙かに眺めて見ると、白木の弓に弦を張ったような月が出ている。これを眺めながら歩く夜道は良いものだろう。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 …

千たび嘆きて恋ひつつぞ居る……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#千たび嘆きて恋ひつつぞ居る……★☆ あかねさす 日の暮れゆけば すべをなみ 千たび嘆きて 恋ひつつぞ居る: 詠み人知らず : 歌意:日が暮れてゆくとどうしようもなくやるせなくなり、何度もため息をついて、あなたのことを恋しく思って嘆いている。 ━━━━━━━━━…

星離り行き月を離れて……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#星離り行き月を離れて……★☆ 北山に たなびく雲の 青雲の 星離り行き 月を離れて : 持統天皇 : 歌意:北山にたなびいている青雲が、遠くへ離れていってしまう。星たちからも離れ、月からも離れていくように。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第二巻より■□■ み…

恋ひつつも稲葉かき別け…… ★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#恋ひつつも稲葉かき別け…… ★☆

行くとやいはむ止るとやいはむ……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#行くとやいはむ止るとやいはむ……★☆ 秋の野の 花見る程の 心をば 行くとやいはむ 止るとやいはむ: 赤染衛門 : 歌意:秋の野の花を見れば見るほど心ゆくというか、それとも心にひきつけられて留まると言えばよいものか、どちらと言えばよいのだろう。 ━━━━━…

秋の日はさびし切なし……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#秋の日はさびし切なし……★☆ 秋の日は さびし切なし 部屋の棚 あらゆる花を もて飾れども: 与謝野晶子 : 歌意:部屋の棚にあらゆる花を飾ってみても、秋の日はどうしてこんなに寂しくて切ないのだろう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ # 夏より秋へより■□■ みんなぁ…

うらめづらしき秋の初風……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#うらめづらしき秋の初風……★☆ わがせこが 衣のすそを 吹き返し うらめづらしき 秋のはつ風 : 詠み人知らず :歌意:あなたの衣の裾を吹き返す、心ひかれる秋の初風━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #古今和歌集 第四巻より■□■ みんなぁ、元気ぃ~?読み方やでぇ~わがせ…

わが待ちし秋は来ぬらし……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#わが待ちし秋は来ぬらし……★☆ わが待ちし 秋は来ぬらし このゆふべ 草むらごとに 虫の声する: 良寛 : 歌意:待ち望んでいた秋が、ようやくやって来たようだ。 この夕暮れ時、草むらのあちこちから虫の鳴き声が聞こえてくる。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #良寛歌…

片糸をこなたかなたに……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#片糸をこなたかなたに……★☆ かたいとを こなたかなたに よりかけて あはずはなにを たまのをにせむ: 詠み人知らず : 歌意:まだ誰とも結ばれていない心の糸を、あちらこちらに向けて撚り合わせようとしている。 それでも逢わせることができないのなら、私…

あすもこむ野路の玉川……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#あすもこむ野路の玉川……★☆ あすもこむ 野路の玉川 萩こえて 色なる浪に 月やどりけり: 源俊頼 : 歌意:明日も来よう。野路の玉川に萩の花を越えて寄せてくる色とりどりの波に月の光が宿っている。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #千載和歌集 第四巻より■□■ みんな…

なでしこの花盛りなり……★☆ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#なでしこの花盛りなり……★☆ 我が宿の なでしこの花 盛りなり 手折りて一目 見せむ子もがも: 大伴家持 : 歌意:わが家の撫子が花盛りとなっている。花を手折って一目でも見せる可愛い子がいるといいのにな。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第八巻より■□■ みん…

誰ぞかれと我れをな問ひそ 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#誰ぞかれと我れをな問ひそ……★☆ 誰ぞかれと 我れをな問ひそ 九月の 露に濡れつつ 君待つ我れを: 詠み人知らず : 歌意:「いったいあの人は誰だろう」といって長月の夜露に濡れながら恋しい人を待っている私のことを聞かないで下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…