SAPIXに通い始めてから、早いもので3年が経過しました。小学3年生から入塾していますが、新6年生になるこのタイミングで、ここまでの総括を一度しておこうと思います。
小学6年生が終わってから振り返ると、どうしても結果次第、みたいな話になりがちです。なので、段階的に総括した方が、より正しく整理できるのではないか、という考えからの振り返りです。
入塾した時期について
結論:小学3年生スタートでよかった
入塾した時期についてですが、結果的には小学3年生で子供をSAPIXに入れてよかったと感じています。
理由として一番大きいのは、やはり中学受験で要求される学習量の多さです。昔と比べて、現代の中学受験は学習量がかなり増えています。この状況で小学5年生からスタートしてどうこう、というのは、なかなか大変だなと感じました。慣れも含めると、小3ぐらいから始めるほうが、子どもにとっても楽かな、と。
もちろん、小学4年生スタートでも問題ないですし、実際に4年生から入塾して成績上位にいる子もたくさんいます。なので、それで十分、という考えも理解できます。
小学5年生スタートはきつそうだなぁ
一方で、小学5年生からスタートするのは、正直かなり優秀な子でないとしんどいと思います。小学5年生以降は学習量が一気に増えるうえに、小学校の学習内容との乖離も大きくなります。
小学4年生までの学校の勉強しかやっていない状態で、いきなりSAPIXの5年生レベルに入ると、事前知識が足りなかったり、計算スピードが追いつかなかったりで、かなり苦労しそうだなという印象です。
もちろん5年生からでも、きちんと時間をかければ追いつけるのかもしれません。ただ、そこに至るまでの努力の幅が大きく、かなりしんどい道のりになりそうです。
モチベーション的にも、小3,4ぐらいから入るのがよいのでは
よほど無理をしない限り、結果的には小学3年生あたりから少しずつ積み上げていった方が、子供にとっても楽ですし、楽しく勉強できるのではないかと思います。
学習量や、上位に入るための積み上げを考えると、小学5年生から頑張って上位に入るのは相当大変です。上位に入れない状態が続くと、勉強へのモチベーションを保つのも難しくなります。
そう考えると、小学3年生か4年生から段階的に慣らしていき、計算や考え方の基礎を積み上げながら進めていくのが、どこの学校を目指すにしても無理がなく良いのではないかと思います。
普通に考えて、ある程度真面目にスポーツをやるとしても、小学校高学年の2年間だけで仕上げよう、とはなりませんよね。結局は積み上げが一番効きますし。
子供の能力次第、という前提はあるにせよ、「子供の最低値を底上げする」というのが中学受験の目的の一つだとすると、他の習い事と同じように、早めから始めた方が良い、という面はあると思います。
(感覚的には、小学1,2年生から始める必要はあまりないかな…とは思います。まあ、そんなに負荷が高いわけではないので、別にやってもいいと思いますが)
金銭面や学校見学について
小学3・4年生はそこまで負担ではないかなぁ
次にお金の話です。
小学3年生・4年生のうちは、正直そこまでお金はかかりません。いや、かかるのはかかるのですが、頻度の多い習い事程度です。本当にお金がかかるのは、小学5年生・6年生になって授業数が増えてからですね。5年以降は高いです…。本当に高い…。
その点、5・6年生で支払う授業料をきちんと「回収」するためにも、3・4年生の段階から基礎的な訓練をしておいた方が、支払ったお金に対する効果は高いのではないか、という気がします。5年生で徒手空拳で入れてあの価格は払えないすね。
5・6年生になってから個別指導を併用して…となると、正直めちゃくちゃお金もかかりますし…。
学校見学は早めに動いた方がいい
学校見学については、サピックスの先生方がおっしゃる通り、早めにいろいろな学校を見ておくのが良い、という感覚を今は強く持っています。
正直なところ、以前は「上位校以外を見に行っても仕方ないやろ」という気持ちもなくはありませんでした。
ただ、実際に受験が近づいてくると、ある程度選択肢を持った上で学校を選んだ方が良い、という気持ちになります。子供が現実的に入る可能性のある学校は、一通り親が見に行っておいた方がいい、という印象です。
上位校であっても、先生の雰囲気や学校全体の空気感はそれぞれ違いますし、自分の子供に合う・合わないもあります。本人が行ってみて、どれくらい魅力を感じるかも千差万別です。
ホームページで見る雰囲気と、実際に足を運んで感じる雰囲気は結構違います。6年間通う学校なので、校舎の雰囲気や広さなども含めて、どんな環境で過ごすのかは、しっかり見ておいた方が良いと感じます。
本当に箸にも棒にもかからない学校まで行く必要はないと思いますが、少なくとも滑り止めとして受ける可能性があるレベルの学校までは、早めに見ておくと安心ですね。
SAPIXの家庭学習量について
教材の出来はやはり非常に良い
で、結局SAPIXってどうなの、という話ですが、個人的には教材の出来は非常に良いと感じています。
1単元あたりの量や反復させる内容がよく絞られていて、解説もかなり丁寧です。難しいですが、「読めば分かる」形にはなっています。まぁ、その「読めば分かる」のレベルが高いのが難点ではありますが。
コアプラスや言葉ナビといった副教材も非常に出来が良く、覚えるべきことをきちんと覚えられる仕組みになっています。
ただし、学習量はかなり多い、多すぎぐらい。
一方で、学習量が非常に多いのも事実です。1日あたり2〜3時間は使わないと、普通の子ではなかなか追いつけません。
平日だけでは足りず、5年生くらいになると土日に遊びに行くのも進捗に影響が出てきます。フルで遊べない、という悩みも出てきます。
ただ、ゲームやYouTubeを延々と見ているのに比べれば、生産的な活動なのは間違いありませんし、確実に子供の能力開発は進んでいきます。
他に明確にやりたいことがある、というのでなければ、「何かしら能力を伸ばして、生きる力をつけてほしい」という親の気持ちを形にする手段として、中学受験の勉強は一番手っ取り早いとも思います。それが子どもにとって楽しいかとか、は別として。
まとめ
ということで、SAPIXに通わせて新6年生になる現時点での感想ですが、親のサポートが必要だったり、難しい局面は多々あるものの、全体としてはやってよかったと感じています。
よほど子供自身が強くやりたいことがある、という場合でない限り、SAPIXで勉強して考える力の土台を作ってもらうのは、親にとっても安心ですし、子供にとっても将来の糧になるのではないかと思っています。
まぁ、子供本人はあまり楽しくないかもしれませんけどね。