コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

■サントリー美術館:酒呑童子ビギンズ

2025年4月~6月、サントリー美術館で「酒呑童子ビギンズ」が開催された。その時に、酒呑童子に関する情報の整理をしながら途中で下書き状態になっていた。東博『平安武士鬼退治-童子ものたり-』に連動して公開。

 

『酒伝童子絵巻』はこれまで何度となく見てきた。しかしどうもよくわからない。2025年、サントリ美術館で「酒呑童子ビギンズ」が開催。これを機に、これまでの不明点を明らかにしようと思い鑑賞履歴を紐解きながら、理解へのプロセスを記録。

 

 

 

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■平安武士の鬼退治―酒呑童子のものがたり―

室町時代後期、酒呑童子絵巻を狩野元信が描いた。その物語は多くの絵師が描き伝わってきた。どんな絵師がどのように「酒呑童子のものがたり」を描いたかを紹介する企画が東博にて行われていた。(現在終了 会期:2025年9月30日(火)~11月9日(日))

 

 

酒呑童子はいろいろな形で描かれ、様々な美術館で所蔵されている。2025年、サントリー美術館では海外の美術館所蔵品も含む様々な酒呑童子が展示された。それらの全体像を把握したいと思っていた。サントリー美術館では東博の酒伝童子絵巻3巻が展示されており、そのうちお目見えするかもと期待していたら、年内に一挙、公開となった。「平安武士の鬼退治―酒呑童子のものがたり―」を基にして酒呑童子について企画にそってまとめた。

 

酒呑童子概要と作品】

源頼光(らいこう)と配下の武将たちが酒呑童子(鬼)を退治する物語。残酷で血なまぐさい場面も多いが長く愛され、絵巻、扇面、浮世絵など多様な形で描かれた。鬼退治という悪に立ち向かう人間側の論理に対して、討伐される酒呑童子側のいい分も描く。そんな両義的な面が、人の心を魅了してきたよう。

 

【構成】

〇狩野孝信筆が描いた「酒呑童子のものがたり」を追う。
〇扇に描かれた酒呑童子絵のストーリーの全貌を紹介。
〇物語で活躍する武士や鬼たちを題材にしたスピンオフ作品から酒呑童子絵を深掘り。
酒呑童子をめぐる造形の世界

 展示期間:2025年9月30日(火)~11月9日(日)
    前期:[~10月19日(日)] 後期[10月21日(火)~」

 

 

  • ■第一会場
    • 酒呑童子絵巻(孝信本) 
      • 【巻上】いざ、鬼退治に出発(あらすじ その1)
      • 【巻中】鬼の館に潜入(あらすじ その2)
      • 【巻下】鬼の首をとる(あらすじ その3)
    • 酒呑童子絵巻(探幽)
    • 〇酒伝童子絵巻 (元信本) 【巻下】 (模本)
    • 酒呑童子の身の上ばなし
  • ■第2会場
    • 〇扇に描かれた鬼退治
    • 〇鬼退治のヒーローたち
    • 〇愛され続ける物語
      • ◇武者絵として
      • ◇浮世絵のひろがり
  • ■感想
  • ■参考

 

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■日本民藝館:棟方志功展Ⅰ~Ⅲ 「所蔵作品一挙公開」

民藝運動100年の節目、所蔵する棟方志功作を一挙公開という展覧会が開催された。Ⅰ~Ⅲ期を総覧し3回の講演会に参加。福光、善徳寺も訪れ、それぞれの場で耳にする「民藝」や柳宗悦について感じたことを紹介。

 

  • 柳宗悦の知識を手放すという直観と私の直観
  • 脊髄反射のいろいろ
  • ■善徳寺で感じたこと
    • 柳宗悦の空間「大広敷」に浸る
    • 〇説法から得たこと   知識は驕り
    • 〇知識を捨てる実践
    • 〇柳研究からの視点
    • 〇富山での民藝活動
  • ■神仏の存在
    • 〇富山で見えた神仏のかたち
    • 〇「棟方志功展Ⅱ 敬愛のしるし」へ
    • 〇民藝館、作品に宿る神仏
    • 〇仏とキリスト
  • 日本民藝館に宿る神仏
    • 〇民藝館に注ぐ光
    • 〇蓮の甕の変化
    • 〇作品が伝えるものの変化
    • 〇時間を変えて、外からも
  • ■民藝への歩み
  • □参考関連:城端別院:善徳寺と民藝

 

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■「藤本壮介の建築」展 トークセッション「未来の都市像とは?」より 

表題のトークセッションが行われた(2025年10月19日) 展覧会の最後のブースは「未来の森 原初の森—共鳴都市 2025」 トークセッションを通して個人的に様々な示唆を受けたので覚書としてここに記録。

 

  • ■思考の原初探し
  • ■私の思考の構造と重なる
  • ■都市構造は、人体構造の理解と同じプロセス
  • ■万博の大屋根リングの水平と垂直
  • ■球を組み合わせのた世界の構造
  • ■未来の都市は宇宙や脳の構造と同じ
  • ■思考の原初は構造への探究

 

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■日本民藝館:「棟方志功展Ⅱ期 敬愛のしるし」心偈頌

日本民藝館で行われていた「棟方志功Ⅱ 敬愛のしるし」 すでに会期は終え、パートⅢも始まった。思い出しの記録となるがどうしても書き残したいという衝動にかられた。パートⅡは3回訪れ、最後は西館の公開に合わせて《心偈頌》を中心の鑑賞だった、今回は作品に添えられた文字を追った。

写真は西館。

  • ■行かなくちゃの衝動で3回目
  • ■柳の直観と、私の違和感
  • ■直観から哲学の扉へ
  • ■構造を読み解く私の直観
  • ■自分だけの哲学、そして美
  • ■物語は続く
  • ■AIと歩むこれからの道
  • ■後日談(企画担当者との会話より)(20251116)
    • 〇柳の提唱した鑑賞法の実践
    • 〇音楽室と運命頌は意図的な展示?
    • 〇《心偈頌》の展示場所の意図は?

 

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