fc2ブログ

サスペンス


雨が降っていたのでグダグダ過ごした。
去年105円で買った積ん読。
人気作家の本は何かしら面白いはずだと
「代表作」と評される一冊を選んだもの。
サスペンスってTVで慣らされているので
もう伏線が読めてしまって、
あれ?と思っても一旦は捜査側の遠回りに
付き合う必要がある。

謎解きの部分は後々まで心に残らない。
残るのは結局、作者と登場人物の
人となりで、謎解きのために
簡単に死んだり殺させたりというのは
犯人が手をくだしたのではない、
事故死であっても「サスペンスを書く」
ことを動機に持つ作者の仕業と思えてしまう。

2冊とも犯人は幸せな結婚をするため
他人になりすまそうとする。
偶然にもどちらのヒロインにも
真相を語らせないまま話が終わる。

ルパンが自分だけの城を手にした喜びを
語るくだりは共感を禁じ得ない。
生身の人間が描かれていた。

宮部さんの本は
自分と同じ世代の人なんだと
ちりばめられた地名や人名から
下り坂に入る前の時代を思い出させた。

慎重で緻密な犯人が
簡単に殺人するというギャップが
埋まらないまま
犯人の素顔については読者の
想像にゆだねられ
推理の終わりが物語の終わりになっている。


関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

いちしんふたば

Author:いちしんふたば
Iターンで転職も成功!
を夢見たけれど
事は予定どおりに運ばなかった
いちしんふたばの
さて、これからどうする?

カテゴリ
窯 (7)
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
いつもありがとうございます