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社員旅行

忘年会を兼ねた社員旅行ということで、
これを乗り切れば年末が楽である。

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豊洲場外市場
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横須賀。
八角形の蓋がイージス艦の目印だと。
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でも日本を守るのではなく米軍の空母を守っているのだそうだ。
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ホテルで初めてマルコ・ポーロの冒険を見る。
マルコ役富山敬。
マルコの父が息子に教えられることは「旅」しかなかった、
でもおまえはわしよりも優れた旅人になったと語る。
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中華街。北京ダック8100円。見るだけ。
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ミリタリー色の強いコースだった。


散財

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山から帰ったばかりで旅に出るのは本意ではなかったが、歯の治療があった。
天竜二俣の駅名がまた第3村に変わっている。
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貨物列車が通過しますご注意ください。
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指だかなにかが写り込んだ。
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予約時間まで間がある。
過去ばかり追うのはやめて銀座方面に向かった。
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銀座でせんとくんに会う。
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銀座5の2Fに骨董品街がありそうだったが、
ほとんどが臨時休業。
ああ、そうか。
翌日に骨董市が開催される情報を事前キャッチしていた。
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銀座から新橋に戻る途中、むかし烏森口にあったラーメン屋が
日比谷側に移っているのを見た。
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なくなったと思った新橋書店も移転していた。
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横浜に移動
ここは確かゲーセンだった。
ボークスとか海洋堂の店もビルがなくなっていた。
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翌日、東京国際フォーラムで骨董市
招き猫と墨壺を買った。散財した。

奈良井宿ー伊那

徳本小屋の宿泊客の目当ては霞沢岳で、
ひと組はその日に往復済み、
あとふた組は翌日に登頂予定で
私も行くものとして話しかけてこられたが、
実際、余り興味がなかった。
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予報は曇りで、明け方山は見えたが
視界が効くのは3000mより低いところみたいで
わざわざ行っても最高の景観ではなさそうだし、
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そこに山があるからと言う理由で登る人ではなかった。
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穂高ビューベンチから。
この穂高を撮るために霞沢に登ることもないだろう。
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山小屋の管理人さんのご苦労が伺い知れる書き置き。
徳本小屋は歴史的建造物として復元整備されたとは言え、
嘉門次小屋や明神館ほど繁盛して見えない。
外観もベニヤのハリボテに変容してしまいそう。
宿泊客の宿代だけで小屋が維持していけるのか。
かといって回転寿司並に客を回転させる店ではつまらない。
繁盛していないところに泊まりたい人もひとりいる。
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ノリウツギ
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カツラの落ち葉が香る。
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まっすぐなみちでさみしい
山頭火の句は逆説的かなと思う。
険しい道は寂しさに気づく余裕がない。
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サブカメラダウン。
わずかに電池残っているメインのカメラに戻る。
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それは、あれだけの訪問客だもの、
し尿回収車も走り回るわな。
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うちの山でもありそうな切り株
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カラマツ、若年時に曲がってしまっても
そのまま真っすぐ伸びてしまうものなんだ。
うちの山のカラマツも。
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ちょうど目の前で9:25のバスが出ていってしまう。
ベンチでゆっくりしているとあっという間に
45発を待つ列の最後尾。
昔、下山する時、
これでまた都会に帰らなくてはならないかと思うと
名残は尽きなかったが、いまはあっさり立ち去れる。
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奈川渡ダムで木祖に抜ける道に入る。
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痛みかけの梨とりんご2袋買う。
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奈良井宿着。
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徳本小屋と同じ作りの鼻隠しと破風。
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お清め場
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一軒だけ石が残る板葺きの家。
あの鼻隠しは板瓦が落ちないためのものだった。
かつては他の家々もみな板葺きだった証拠。
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板葺きの家と瓦葺きの家
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背板のベンチ。
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たくさんのある漆器店のなかで
波長が合う店に立ち寄る。
お椀が欲しくて、でも100均ではものたりず、
かと言って高すぎない、1000円のものがあった。
「すいませーん」と呼ぶと出てきたお父さん、
店頭のではあれだから、と奥から在庫を出してくる
待つこと数分。
スタンド風の店先から手招きされて
座敷の敷居のところで好きなのを選ばせてくれる。
「欅ですか?」
「さあ、どうなんですか。」
頼りなく思えたので
「中は漆なんですよね。」
「ああ、うるしです!」

「うるしも面白くてね、・・・」
話すうちにすべてお父さんの手塗りだとわかる。
はじめはかぶれて大変だったが今は大丈夫、
「免疫ができるのですか?」
免疫ができる。13の頃からはじめていま86(聞いた年齢は不確か)
昔はプラスチックがなかったからみな漆だった。
もともとは蕎麦屋に出すこねばちなどを塗っていた。

漆塗りを使いたいのだけれど手入れが不安で高いのは買えない、
でも100均じゃ味気なくてと言うと、
使い終わったらよく水気を拭き取るように教えてくれる。
「まつたけ、なまでたべられるで、ちょっとまってて。」
1000円のお椀2つ買っておまけに松茸をいただく。!?
「松茸も面白くってね、・・・」
松茸の出る場所、シロがあって、地表の膨らみから
松茸のある場所がわかるまでだいぶかかる。
はじめてお父さんをまじまじと見る。
少年のようなやさしいかお。

あとでお椀を眺めながら
欅じゃないかも、
欅に似た模様のセンが代替えに使われることがある。
だから欅と言い切らなかったのかもと思う。

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そういえば、
山から降りる頃には、下界の飯が恋しくて
カレーが食べたい、おれはとんかつが食べたいなんて
喋りながら降りたことがあった。
奈良井から権兵衛トンネルを抜けて伊那に入る。
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通町のソースカツ丼の店は準備中。(14時を回っていた)
幾度となくうそモンのソーズカツ丼を食べさされてきたから
伊那のカツ丼の味を確かめたかったが、
大萱の蕎麦屋にソースカツ丼ののぼりが出ていた。
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醤油ベースのソースか。
でも、これでいいのだ。おいしかった。
あきらめて自分オリジナルのソースカツ丼を作ろうと思っていた矢先、
これもありだと。
自分でおいしいソースカツ丼を作って
こんどまた通町に来てみよう。
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上高地では大雪渓だけど
やっぱりこのあたりは高遠の酒黒松仙醸か。
大松屋酒店が閉まっていて買えなかったけれど
多分、今ではスーパーで買えるはず。
そう思ってニシザワに入ると買えた。
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やり尽くした感あり。天竜に帰る。
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締めは130円のアイスクリン。

徳本小屋

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今回の旅の目的は徳本小屋に泊まること。
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シンボリックなアウトリガーは出入り口の雨よけに転用。
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鼻隠しと破風板はホゾで接合されている。
アウトリガーというよりは屋外筋交いだな。
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柱の根腐れを修復した痕跡。
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外壁の一部に背板が使われている。
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垂木兼屋根下地だろうか、これも背板。
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その筋交いも単なるつっかえ。
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床板。
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鴨居。
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土台が敷居でレール。束はないというか、石束か。
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裏手に回る。合板が多用されている。
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板葺き屋根。修復歴はあるが現在雨漏りなし。
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予約の電話で
「本館になるかもしれませんが構いませんか?」
「本館て古いほうですね、ぜひそちらに泊まりたいんです。」
とお願いして、用意してもらった寝床。そして貸切状態。
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棟木と修復された垂木と屋根下地。
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外に張り立した母屋。
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小屋組の梁や母屋は腰掛けのある部材を組んであるが、
中二階にはカスガイや羽子板ボルトが使われ、
煤け方も柱のほうが古そうだ。
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寝室は飲食禁止。
昼ご飯食べてないのでお腹が空きすぎ。
17:30の夕食を待てず、
持ってたカマンベールで一杯やる。
大雪渓はじめて。意外とおいしい。
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新館火打ち梁。
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夕食
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朝食5:30
出発6:00

明神ー徳本峠

ここまでの行程
大正池6:40頃
田代池7:30頃
帝国ホテル:8:00頃
河童橋8:30頃
明神発10:00頃
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おなじような写真を撮りまくり
ハイカーに追い越され、
すんごくチンタラしていたが時間が余って
徳本峠に昼頃着きそうなので
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この分岐で都会の喧騒と別れる。
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バッテリー切れでサブのカメラに切り替える。
月を撮る用で普段使っていない。
色調の設定をフラットだかにする。
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時々視界に入る明神岳
自分には登るのが無理で、見るだけしかできない。
登ることで触れる山と
見るだけで接する山はちがう。
見るだけでは、自分の精神とか経験上のプラスになるのだろうか。
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普段の移動は車ばかりで足弱になっている。
約3kmの行程
あと2kmのとき11時
あと0.8kmのとき12時
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大天井岳らしき山が見える。
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山小屋到着直前の雰囲気が好きで写す。
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12:20頃。ほぼコースタイム通り。
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山小屋で昼食の営業はなかった。
売店のメニューもさみしい。
チェックインには早すぎ、
山小屋組合の来客の対応で管理人さんは忙そうだった。
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霞沢岳の方向に歩いて時間を潰す。
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台風の影響か風が強く
お昼も食べていない、
足も疲れたし引き返す。
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小屋に戻ると15時。
山小屋到着時間としては問題ない頃合い。

上高地散策

Iは多分、俺がもう岩場はやらないと思ったのに気づいたのだろう。
責めるわけでもなく真剣に問題点を確認、指導してくれた。
男としてそこは彼の良いところなんだけど、

ビレーの仕方の基本、勘違いしてたところがある。
ブランクもある8還でなくatcにも慣れていなかった。
自分がだめだったんだけど、
気持ち的に「岩場」ではなくなってきている。
冒険には興味がなくなってきている

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5時始発のバスに乗れず1時間並ぶ、
列の前後の人たちよくしゃべっている。
補助席に座って大正池で降りる。
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少しずつの晴れ間に期待をふくらませる。
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普通によもぎ。
里では雑草扱いされているが、
自然公園内ではDO NOT TOUCH.
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帝国ホテルの裏手から。
正面に回ると格式が高すぎて玄関に近づけない。
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明神の雲が切れてゆく。
今回は明神を見る旅。
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明神と河童橋。
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奥穂は雲が切れない。
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自然公園内では一切手を触れられない?
しても良いことはお金を使うことだけ?
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河童橋スルー。
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小梨平。
キャンプブームでテント場拡張。
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明神は穂高連峰のおまけかと思っていた。
安曇野の穂高神社の奥の院がここだったのか。
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明神橋
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嘉門次小屋。
これだけの人の食事を賄えるのか。
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明神池スルー。
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これから向かう徳本峠の方角。
嘉門次小屋で岩魚を食べて時間を潰すつもりだったが
またの機会に取っておく。
山道に自信がないからゆっくり時間をかけてのぼり始める。

クライミングジム

Iの誘いで小川山にゆく予定。
それが終われば翌日曜日に徳本小屋に行くつもりをしていた。
天気予報が良くない。
現地で雨なら甲府のジムに行くと言い出す。
二股はいやだ。どちらかに決めてくれ
どうせ甲府に戻るならはじめから甲府集合にしよう、というが
現地が確認できないとだめだといいはる。
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(自分の都合でクライミングに熱が入らないが)Iに悪いし、折れる。
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シャワーのあるSAを調べるも10分300円がほとんど。
家でお風呂に入ってから出かける。
夕食もしっかり作って食べた。
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仮眠と運転を繰り返し、
お腹が空いたので立ち寄った牛丼店。
明かりが点いているのに2:45のラストオーダーを過ぎていた。
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途中コンビニでカップ麺を買おうとするが
あまりに高いので袋麺にした。
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車内やテントなど狭い場所では絶対やってはいけない、と
警告が書かれているが、窓全開、側面ドアも開放ならいいでしょ?
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Iと合流。
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案の定、岩場で雨降る。
登らずに甲府に向かう。
Iが信州峠越えの道を知っていたので
高速代はかからなかった。
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I落ちる。確保しきれずロープで手を擦り切る。
I多少の衝撃はあるものの無事軟着陸。
俺が悪いということになる。
怖くて次は断ろうと思うも
反省会ということでリンガーハットに入る。
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せっかく甲府に来たのでほうとうが食べたいと言ったが
聞いてくれない。一人になって双葉のSAで注文する。
これなら自分でもうちょっとおいしく作れたと思う。
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Iと別れて沢渡の駐車場で朝を待つ。
午前1時ですでに第一駐車場は満車。
第二を発見。随分様相が変わっている。

トイレなどを済まして始発の5時前に
バスターミナルに来るとすでに長蛇の列。
上高地は乗鞍よりもハードルが高い。

筑波山麓男声合唱団

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その日、かつての同僚と入った居酒屋
奥のブースに貸し切り風の一団が居て
学生歌みたいな合唱が聴こえた。

なにかのOB会だろうか、
仲の良いメンバーらしかった。
そのひとりが
団員募集のビラをもって挨拶に見えられた。

居酒屋「一ノ蔵」を拠点にする男声合唱団。

「男声合唱団」といえば思い浮かぶのはただひとつ。

ならば歌ってくれるか頼んできなよ、
連れの勧めに背中を押されて、ダメ元で
宴たけなわの酔っぱらい集団のなかに入っていった。

あの、筑波山麓男声合唱団ってできますか?

そうしたら、
にこやかに応じて頂いた古参らしきひとが
「リクエストをもらいましたよ。」と
メンバーに伝えるやいなや、発声の音合わせが始まり
ちょっとお待ちくださいね、と
お店の主人が冷酒を一杯振る舞ってくださった。
「どこから来たのですか?」
ー浜松です、たまたまこの店に入りました。
「どうして、この歌知ってるんですか?」
ー昔うちにあったシングルのB面にあったんです。

やがて始まった
ずばらしいハーモニーの筑波山麓男声合唱団
感激した。やっぱり生で聴けるのはいい。
まったく省略なしのフルコーラス。

この日、芭蕉庵跡から出土した石の蛙をみたばかりで
蛙にちなんだいい日だった。

こんなすばらしいものを聴かせてもらえて幸せです。
団員の皆さんにお礼を言って席に戻った。

その曲を最後に合唱団は静かに解散された。
ちょうどアンコールのような一曲になったのかも。
楽しかった。

芭蕉庵跡

下調べした芭蕉庵へは
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汐留から都営大江戸線で清澄白河まで行き、
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徒歩で小名木川に沿って歩いた、ら行き止まりで、
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まわり道して万年橋を渡り
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すでに16時だったので
閉館になる前に芭蕉記念館に入った。
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これが芭蕉庵。
いまとなっては模型でしか知ることはできないが、
あまりの簡素さに言葉を失う。
昭和61年の旅で賢治の羅須地人協会の建物も見た。
ストリートビューでソーローのウォールデン池畔の小屋を見た。
簡素を旨としたソーローの小屋よりもまだ簡素。
自分の山の帯鋸小屋のほうがまだ広い。

芭蕉にはたくさんのパトロンがいたけれど、
そして、これが、
草の戸も住替る代ぞひなの家なのだが、
はたして家と呼べるものか。
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遠州七不思議、小夜の中山でも詠まれた句がある。
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かつて自分は平泉から更に北上、
宮沢賢治ルートに入ったが、
月山、湯殿山、象潟は踏まなかった。
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後世の地図で
松平遠江守の大名屋敷内に所在が記されているも
現在地不明。
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ただ、芭蕉が愛蔵したとされる石のカエルが見つかった場所が
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芭蕉庵跡としてお祭りされている。
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隅田川にかかる清洲橋。
ちょうちんで飾られた船がゆく。
このあたりを原付で行ったり来たりしてたのだろうか。
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ライトアップされた万年橋。
訪ね歩くには時間がなさすぎた。
またくる。

起点に帰りたい

昭和61年8月某日、
気象庁のデータによると台風10号だったか、
その北上を追いかけるように
深川は芭蕉庵あとを目指していた。
バイトして買ったばかりの原付き、
ホンダDJ1-Rに乗って。
台風一過の道を富士山を見ながら
どうにか東京に着いた。

親から男女交際禁止を言い渡されていた
高校時代に気になっていた女の子から、
突然、京都から遊びに来る、と電話をもらい、
ずっと駅で待ちぼうけを喰らわされて、
寮に帰ると「原付きで転んで」との連絡。
大慌てで見舞いに帰省すると、
ピンピンしていて、
あとでその子は有名なドタキャン魔だと
親が近所の評判を聞いてきた。
彼女の言葉によると
友達から無謀だと言われたらしいし、
自分が親だとしても止めたと思う。

くさくさしていても始まらない。
雨も上がったし、
かねてからの計画通り、
ぴっかぴかのDJ1-Rで
芭蕉のような旅に出ることにした。

東京では車線変更してはいけないところで
おまわりさんに停められたが
注意されただけで見逃してもらったりしながら
江東区に着いたのは深夜で、
全国道路地図を片手に隅田川を行ったり来たりしたが
どうしてもそれらしき場所を見つけることはできなかった。
やむなく芭蕉庵はあきらめて白河の関を越えんと北上した。

平成9年の1月から東京勤務になった。
借り上げ住宅と職場を往復するだけの毎日。
たまに神保町に行くぐらい。
東京観光なんてほとんどしていない。
とにかくお酒の席の多い職場で
休日は二日酔いに苦しんで、
父親のごとくなることを恐れつつ、
頭はぼーっとしていたから
奥の細道の旅で
深川芭蕉庵を踏んでいないことすら忘れていた。

いまネット検索すれば
芭蕉庵なんてすぐ出てくる。
この歳になって
自分探しの旅、
青春のやり直しは年寄りの冷水かもしれん。
でも、通院のための上京を有意義な旅に変えれるなら
行ってみるかと思った。

プロフィール

いちしんふたば

Author:いちしんふたば
Iターンで転職も成功!
を夢見たけれど
事は予定どおりに運ばなかった
いちしんふたばの
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