蒲田耕二の発言

noteで音楽と映画の雑文書いてます https://note.com/pirata2020

フィッシング詐欺

あーやっちまった。地雷を踏んじまった。寝起きの寝ぼけ眼でスマホをいじったりするもんじゃないね。

 

Androidスマホのロック画面に、Googleウォレットの仮想クレジット・カードは一時的な代替番号でカード情報を保護、カンペキに安全な決済ができる、云々の謳い文句。こりゃ登録しない手はないと、Googleウォレットそっくりの画面に遷移してセキュリティコードを入力してしまった。

 

しかし待てよ、考えたらGoogleがロック画面でこういう案内というか、宣伝やったりするだろうか。

 

にわかに目が覚め、むくむく湧き上がる黒雲のような不安に追い立てられてChatGPTにおそるおそる質問してみる。案の定、「フィッシング詐欺の可能性が極めて高いです」

 

で、あわててカード使用停止と再発行の手続き。まあ、すぐに気がついたから実害は今のところ受けてないが、胸を撫で下ろすところまではいかない。この、鉛を呑んだような不快さは何なんだろうね。

 

悪いヤツに、じゃない。騙された自分に、フィッシングなんぞに引っ掛かるかと慢心していた自分に腹が立っている。再発行手続きと各サイトでの登録変更のメンドくささはその罰だ。

 

これだからAndroidWindowsは嫌なんだよ。まるで気が抜けない。

 

とはいえiPhoneも、スマホ新法とやらの施行でAppストアで一元管理というわけにはいかなくなった。これまでのモノポリー的やり方がいいとはいわないが、いくぶんか安全性の低下は避けられないだろうなあ。フンドシを締め直さなきゃ。

メール・トラブル

無料のメール・サービスを提供しているプロバイダーから、うちのメールアプリを使うかパスワードを変更するかせよ、と言ってきた。何もしないと送受信ともできなくなるぞ、との脅しつき。

 

アプリを増やしてメモリーを圧迫するのは困るから、嫌な予感を抑えつつ、しぶしぶPW更新。

 

案の定だ。アップルの純正メールソフトに新しいPWをインプットした途端、「アカウント名またはパスワードが間違っています」と来ましたよ。メール・トラブルって、バソコン関係の種々の難問の中でも特に意味わかんない、対策困難なことが多い。

 

PW変更の手順も文字列の入力も間違いなくやったよなと思いつつ、どこかでミスを犯したんじゃないかと不安に苛まれる。自信喪失から自虐へと、とめどなく妄想かふくらむ。

 

CDプレーヤーが歌わなくなった、炊飯器がメシを炊かなくなった、ルンバが掃除をサボり出した等々とは次元が違うんだな。頭にカッと血がのぼって胃がもたれだし、食欲が急減する。

 

白物家電と違って、パソコン関係はなんでこうなのかね。

 

で、プロバイダー、ってYahooのことですが、のサイトへ行ってAIチャットで相談。すると、初めからやり直してみてそれでもダメなら「当社のメールアプリ、Yahooメールを試されてはいかがでしょうか」。いえ、それはいいんです。

 

ラチがあかないから、今度はチャットGPTに相談。「Yahooは仕様を変えたようで。同社のメールアプリを使えばトラブルを避けられるかも知れません」イエだから、それはいいんです。

 

というふうに頭を悩ませつつ、胃を痛めつつグタグタ迷うこと数時間、ふと気づくと、おや、アップルのメールソフトでYahooアカウントがいつの間にかオンラインになっているではないか。そこで、新しいPWを入力してみたら、あれだけ何度も弾かれていたのがウソみたいに、すんなり完了。堰き止められていたメールがするするダウンロードされ出す。

 

MacだけではなくiPhoneiPadでもすんなり完了。

 

そういや、前にも似たようなことがありましたよ。確か、楽天スマホ契約で。コンピューターって人間の頭より計算が速いイメージがあるから、なんでもすぐに終わると思ってしまう。ところが完了まで意外に時間がかかることってあるんだよね。

 

今度のトラブルも、変更後のPWがYahooのサーバーに登録されるまで時間がかかったということなんでしょう、おおかた。登録完了までは、新しいPWが間違いと認識されたわけだ。

 

それにしても、PW更新が14時ごろ。開通したのが22時。その間、実に8時間だよ。いくらなんでも遅すぎだろ。起きてる時間の半分ではないか。疲れた頭と痛めたハラをどうしてくれる。

 

これって、自社ソフトを使わせようとするYahooの陰謀と違うか、ってのはゲスの勘繰り?

ヒトデ

ヒトデは嫌われ者だ。人間の食用にはまったく役立たず、それどころか種類によっては毒がある。

 

旺盛な食欲でサンゴや貝やウニを食い荒らし、漁業に壊滅的被害を与える。コンチクショーと捕まえて切り刻んで捨てたりすると、生命力が強いから、切り刻まれた切片からそれぞれ個体が再生して、さらに大きな被害をもたらす。

 

この厄介なヒトデが、意外なところで役に立っているそうだ。網に入れて干し、乾燥したヒトデを植林地や畑に置くと、カラスや鹿の食害を減らせる。

 

腐ったヒトデの死骸は酷い悪臭を放つが、乾燥ヒトデはかすかな潮の香りがする程度だという。それでも嗅覚の敏感な野生動物は、臭いを嫌って近寄らない。

 

ヒトデの死骸は化学物質ではないから、環境に悪影響を及ぼすこともない。万事、いいことずくめの話だね。

 

ただね、ヒトデもやっぱり生き物なんだよね。人間にとって悪さをするが、彼ら自身は人間に対して別に邪悪な意図を持っているわけではない。みずからの生存本能に従って行動しているに過ぎない。

 

なので、生体を天日に晒してじわじわ殺すことに、オレはちょっぴりモヤモヤする。甘っちょろい感傷だと分かってはいるが。

 

           朝焼小焼だ

           大漁だ

           大羽鰮の

           大漁だ。

           浜は祭りの

           ようだけど

           海のなかでは

           何万の

           鰮のとむらい

           するだろう。

                    ⎯⎯金子みすゞ

学歴詐称

ちょっと前のトピックだが、伊東市の田久保市長が大学除籍を中退と偽っていたというんで失職した。記者団に「市政から中退ですか」と振られた田久保さん、「議会に辞めさせられたんだから除籍じゃないでしょうか」と返したそうだ。話せる人じゃないですか。堅苦しい政治の場で、こういう人は貴重だと思うんだけど。どんな市政をやっていたのか知らないが。

 

知り合いに、高卒の男がいた。大学に入るには入ったのだが学資が続かず、半年で除籍になった。この男がむやみにハッタリをかますので閉口した。学歴コンプレックスを持つ人間は、とかくハッタリと知ったかぶりで虚勢を張る。

 

田久保市長の学歴詐称も高卒男のハッタリも、裏を返せば世間の学歴偏重がそれほど強い、ということだろう。かつて高等小学校卒業の学歴しかない田中角栄が政界の長に登り詰めたとき、日本じゅうが湧き立った。それは日本社会の学歴偏重の強さを、逆の意味で炙り出していた。

 

政治家は、政界での働きでなんぼ、じゃないかねえ。しかし、田久保市長の騒動が報道されたとき、論点は学歴ばかりで彼女の市政が論じられることはほとんどなかった。

 

いまに始まったことじゃないのかも知れないが、なんか、学歴とか日本人ファーストとか存立危機事態とか、本質よりもレッテルないしロゴで社会が押し流されている気がする。気味が悪い。

初の「女性」首相

日本の政治史にとって、画期的な瞬間」

戦前から100年の歴史がある女性参政権運動の上に実現したことは間違いありません。平塚らいてう市川房枝、女性初の閣僚となった中山マサ、土井たか子、国際的に活躍した緒方貞子――」

「市川は議会制民主主義を活用して、女性の地位を向上しようとしました。こうしたマグマのような動きが日本の政界の地中にはずっとあり、そこから生まれたいくつかの波の先に女性首相が誕生したのです」(村井良太、11月2日付朝日新聞デジタル

 

高市首相が市川房枝の衣鉢を継いでる? 本気かよ。

 

彼女はどう見ても、安倍路線をそっくりなぞり、日本社会の保守化・右傾化トレンドに乗ったから首相になれたとしか思えん。彼女の支持層は、その政策や政治的スタンスを無視して女だから支持しているわけではあるまい。

 

同じ日付の朝日デジタルで、上野千鶴子社会学の理論によれば、少数派が多数派集団に食い込んでいこうとするとき、多数派よりも多数派らしくなる傾向があります。過剰同一化と呼びます」と言っている。つまり、政界という絶対的男社会に少数派の女が食い込もうとすると、過剰に男性化するということだ。

 

こういう女性政治家をかつて右翼のマンガ家、小林よしのりは准男性と呼んだ。高市早苗は、その典型的な一人であろう。

 

つまり、日本に初の女性首相が誕生したのではない。女性の皮を被った首相が誕生したに過ぎない。画期的瞬間どころか、細々ながら続いてきた女性の地位向上のマグマが、決定的に冷え込んでしまう契機なのではないか。

 

高市首相誕生」ではなく「女性首相誕生」と考える層は、万一彼女が失政した場合、高市ではなく女性が失政したと考える。やっぱ女はあかん、との偏見を裏書きするのでは、とオレは女性陣のために憂える。

 

日本はいまだにジェンダー指数が148か国中118位だよ。

 

冒頭に引用した村井良太なるセンセイ、よくまあこれで政治学者のカンバン出していられるね。

第4戦

こうなるんじゃないかと思ったんだよ。大谷、4点取られて敗戦投手に。

 

彼がいかに超人的な体力の持ち主であろうと、昨夜、6時間半という長丁場を戦ったばかりだ、疲労が残っていないわけがない。9打席ぜんぶ出塁だよ。

 

そのことは、ロバーツ監督も重々承知していただろう。しかし、行ける選手は起用しなくてはならない、いまウチに余裕はない、といった意味のことを監督は述べたそうだ。

 

やっぱり日本人のメンタリティはアメリカ人には理解できないんだな、と思う。行けるか、と尋ねられれば、選手はどんなに疲れていても、行けます、と答えるよ。自分自身に負けるのは、日本人アスリートにとって最大の屈辱だ。小さい頃からワガママは言うな、チームに迷惑をかけるなと叩き込まれているしね。

 

これが、ドジャース敗退の序曲にならなきゃいいが。ブルージェイズって、中継ぎが弱いドジャーズより投打のバランスが取れてるもんね。

 

というより、せっかく不調を脱して歴史的な活躍を始めた大谷が、ふたたび不振に陥ったりしなければいいが。

ノーベル平和賞

今年の受賞者がベネズエラの野党指導者、マリア・コリーナマチャード・パリスカに決まった。恥も外聞もなく欲しがったトランプじゃなくて、ああよかったと思ったが、マチャードの受賞はリベラル方面の猛烈な反発を呼んでいるという。

 

マチャードさんは、悪質な人権侵害で名高いマドゥーロ政権に抵抗する自由の女神、のイメージだったから、リンク先の記事を読んだときはええーっと思った。だが読後、こりゃアカンとの感想も湧く。彼女はトランプを熱烈に賛美し、イスラエルの極右与党と協定を結んでいるそうだ。つまり、ガザ紛争ではイスラエル寄りの立場。トランプがベネズエラの小型輸送船を根拠なく麻薬輸送船と決めつけ、米軍に爆撃させたことも支持した。

 

マチャードがマドゥーロという強大な権力者に対抗するには、あらゆる手段に頼らざるを得ない。左翼のマドゥーロをトランプが目のカタキにしているなら、それを利用しない手はない。第2次大戦中、ソ連憎しのフィンランド敵の敵は味方だってんでナチス・ドイツと手を組んだようなものだ。マチャードには、おそらくトランプの後ろ盾以外に頼るものがない。

 

それでもなおリンク先の記事によって、彼女がノーベル平和賞に相応しい人物かどうか疑問が湧くのをオレは否めなくなった。マチャードは行動から見ると、右と左の違いはあってもマドゥーロと同じ全体主義体質なのではないか。左翼政権を倒して権力の座に着いたとき、絶対にマドゥーロと同じ独裁を始めないと断定できるだろうか。たった一つの報道を読んだだけで決めつけるのも速断に過ぎるとは思うが。

 

この記事でもっとも説得力があったのは、ノーベル平和賞委員会がトランプには授与したくない、しかしトランプの機嫌をそこねるのは怖い。そこで、トランプも納得できるように次善の人選をした、という点だ。つまり委員会は、あえてマチャードの闇の部分に目をつむって彼女を選択した。政治的配慮で。

 

世界中で規範とモラルが崩壊していく。たった一人の男のために。