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ナポリ対インテル


セリエAの好カード、ナポリインテルのビデオを見ていました。ナポリアンチェロッティ前監督が去り、後任に元ミランMFのガットゥーゾが就任しています。ナポリはサッリ元監督時代に大きな躍進を見せ、欧州CLでも8強に残るほどのチームでした。当時から、ウルグアイ代表FWカバーニ、アルゼンチン代表FWイグアインセリエA得点王になるFWを輩出し、彼らの移籍金をうまく利用してチームを作ってきました。

もっとも、今のナポリはサッリ元監督時代の主力選手が多く残りながら、下位に沈み結果が出ていません。その要因がわかればというのがこの試合の映像を見た動機の一つです。FWの中央で出ることの多い、ベルギー代表FWメルテンスの故障による不在という、一つの不利な要因はありました。もっとも、この映像を見る限りではそれだけが原因ではなさそうです。

理由は、ナポリがサッリ時代に完成させたウイングサッカーの微妙な狂いでした。布陣的にはサッリ時代の4-3-3をそのまま継承しており、両ウイングもカジェホンとインシーニェとサッリ時代のままです。しかし、この日は特に左FWのインシーニェがボールを持つ場面があったので目立ちましたが、インシーニェが持ったときの逆サイドのカジェホンの動きに問題がありました。

サッリ時代、インシーニェが持ったときにはカジェホンは内に絞って、シュートを狙える位置にいることが多かったです。それで3トップが皆ゴールを決められたのですが、この日はカジェホンの位置がサイドに開きっぱなしで、インシーニェから展開が狙えないことが目立ちました。カジェホンが今季、わずか1ゴールに終わっているのはそれも理由の一つと思われます。

インテルについては、逆にやりたいサッカーが徹底している印象を持ちました。監督のコンテが、堅守速攻でユベントスを強くしたノウハウをそのままインテルに持ち込んでいます。自陣に5-3-2とブロックを作って守り、攻撃はシンプルに縦パスという、2トップがルカクラウタロ・マルティネスというスピードのある二人でなければ機能させられないサッカーです。

その縦へのスピードで、ナポリのミスを誘って前半で2点取ったことで勝負を決めました。ナポリはGKメレトにキャッチミスが出るなど流れも悪く、パスこそ回っていましたが結果を出すには至りませんでした。当時首位だったインテルの完成度とは差があると感じた、この日のビデオ観戦でした。