
今日、浦和GK岩舘直(いわだてなお)選手の契約満了による浦和退団が発表になっていました。先日の川崎戦で、もしかしたら彼の姿を見るのは最後かもしれないと撮ったこの写真が、浦和の選手としては最後の写真になるでしょう。彼はJ2の水戸から、第三GKが必要になった浦和に2014年6月に加入し、5年半の間試合には出られなかったものの浦和の一員としてプレーしました。
この記事を書くにあたって、浦和のオフィシャルサイトを調べましたが、彼は浦和ではもちろん、水戸時代も公式戦に出場していません。2010年、2011年とJFLのアルテ高崎に在籍し、天皇杯に4試合出たのが唯一のトップレベルの公式戦です。31歳とベテランの域にさしかかった彼が試合出場経験がないというのは痛く、今回の退団はやむを得ないところもあります。
それでも、第三GKという、他のGKに負傷者が出ない限り絶対に試合に出られないという苦しい位置を、5年半も守ってくれた彼の価値はあります。本人は「自分が第三GKでいいやと思うと他の二人に迷惑がかかるので、試合出場を目指してトレーニングしてゆく」と新加入の当時、コメントしていました。
彼が試合に出られなかった理由は、もちろん正GK西川が抜群の安定感を誇っていたからです。岩舘の在籍期間はほぼ西川の在籍期間とかぶり、西川がどんなときでもスタメンを譲らなかったことで、時折ベンチ入りするのが関の山でした。GKというポジションが、好調な限り入れ替えないのが鉄則のポジションだったのも彼には不運でした。
そんな岩舘を、最後に埼スタのピッチで見られたのは奇跡的でした。ちょうど、アウェイのアルヒラル戦に西川が出場停止だったので、サブGK福島を温存するために、川崎戦のベンチに入ったのが岩舘でした。試合に出ていないのでプレーを見たことがなく、どのくらいのカテゴリーならプレーできるかわからないのが残念ですが、J3やJFLで試合に出られる環境を得られるように願うばかりです。