
大相撲初場所は、前頭3枚目の栃ノ心が14勝1敗で優勝を決めました。前日優勝を決めていた栃ノ心ですが、優勝祝賀会で二日酔い?の危惧もありましたが、今日の相撲は遠藤相手に厳しい寄りを見せて勝ち千秋楽を白星で締めました。春日野部屋の優勝は先代栃東以来46年ぶりという快挙で、いかに優勝力士を出すことが難しいかというデータです。
栃ノ心のことは昨日書いたので、他の力士に触れます。今回の栃ノ心の優勝は、白鵬の休場と鶴竜の突然の失速という、二つの要素が絡んだ結果です。栃ノ心は白鵬相手に24連敗しており、この天敵がいなかったことは有利な要素でした。鶴竜については、やはり5場所連続の休場明けということで終盤にスタミナ切れを起こしたのではと思います。
しかし、その鶴竜の失速は残念な結果です。玉鷲に押し出された11日目の黒星は尾を引くような内容には見えませんでしたが、翌日の遠藤戦を落としたことで深刻な状態とわかりました。鶴竜といえど、あれだけまともな引きを見せてしまったのは、本人が疲れから苦しかったという気持ちの現れでしょう。巡業で稽古して、体力を戻して来場所以降に備えて欲しいものです。
三役争いは、関脇玉鷲、小結貴景勝、小結阿武咲が負け越して3つ枠が空きます。優勝した栃ノ心の関脇昇進は間違いなく、前頭筆頭で10勝5敗の逸ノ城の小結昇進も間違いないでしょう。残り一つの枠は、5枚目9勝5敗の遠藤、2枚目7勝7敗の琴奨菊、3枚目7勝7敗の千代大龍が争っていましたが、遠藤と琴奨菊が敗れたことで、勝ち越した千代大龍に転がり込んできそうです。
下位では、新入幕の阿炎、竜電の10勝5敗の成績は見事でした。特に竜電はこれまで十両でも二桁勝利がなかったという力士で、初の二桁勝利が自己最高位という勢いがつく結果です。新入幕ということで印象が良かったので敢闘賞も受賞し、これから幕内に定着できるか、次の場所が大事になってきます。
今場所は十両の下位に、休場者や大きな負け越しの力士が多くいます。そのため、幕下上位からは普通ならありえない成績からの十両昇進が起こります。番付発表のときは、新十両の名前はチェックしておきたいです。意外な名前がある可能性が大きいです。






