地方局が、生活困窮者を支援する団体を取材し、その様子をSNSで配信していた。
光熱費は上がり続け、物価は跳ね、食材は値札を見ただけで心が折れる。
障害があって、思うように働けない人もいる。
家賃、光熱費、食費を払えば、財布の中はほぼ空白だ。
年末年始くらい、ほんの少しだけ「いつもより食べたい」と思う。
それは贅沢でも堕落でもなく、人間として自然な衝動だ。
だが、画面の向こう側から声が飛んでくる。
「生活保護を受けているなら節約しろ」
「金の使い道が分からない」
「スマホなんて持つな」
「税金で生きてるくせに」
「嗜好品に金を使うな」
よくもまあ、他人の冷蔵庫と人生を同時に覗けるものだと思う。
君たちは何を言っているんだ。
生活保護は、突然空から降ってくる施しではない。
多くの人は、それ以前に税を納め、社会に参加し、歯を食いしばって生きてきた。
制度は慈善ではなく、設計された安全装置だ。
しかも、誰でもいつでも受け取れるわけではない。
資産、収入、家族関係、就労状況。
要件は厳密で、線は冷酷なほど明確に引かれている。
その線を越えられなければ、生活保護は受けられない。
「楽している」という幻想は、想像力の欠如から生まれる。
そして忘れてはいけない。
制度を利用することは、国民の権利だ。
恥でも、甘えでも、裏技でもない。
もし君たちが言う通りなら、
事故に遭っても、病気になっても、仕事を失っても、
どんな状況でも一切制度に頼らないのだろう。
そうか。
では、そうするといい。
ただし約束しろ。
その時が来ても、絶対に利用するな。
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