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ヒンメリからはじまって・・・
590_ヒンメリからはじまって

時に多摩や八王子などに撮影に出かける。
そんな時、公園のコミュニティーセンターに飾られているヒンメリが目に入る。
スエーデンのオーナメントだと思っていたが、
どうやらフィンランド発祥のものらしい。
フィンランドはスエーデン領である時代があった。
当然のことながら二つの文化は溶け合い、お互いに影響しあったのだろう。
ヒンメリはもともと麦わらに糸を通して作る光のモビールと呼ばれるものだ。
幾何学的形の組み合わせで、ため息が出るほど美しい。
初めは豊作物への祈りとして作られたのが、
今ではクリスマスや室内の飾り物として使われているようだ。
昔は大きく作れば作るほど、豊かな農作物の実りが期待できたという。
ずいぶんと大きなものも作られたのではないか。
光のモビールと言われるように
光を受けて揺れる姿はひどく神々しいものだったのではないだろうか。


590_1.jpg


フィンランドやスエーデンの文化はいつのころからか、日本にも入ってきた。
フィンランドのマリメッコという花のデザイン、
大型量販店のイケア(ここは世界的事業を展開している)などが顕著だ。
イケアを通してスエーデンの文化を知る人は多いのではないか。
フィーカと呼ばれるお茶の時間に食べるお菓子、
ミートボールにサーモンの料理はイケアの学食型食堂で味わえる。
そういえば、数十年前の小学生の時に
手芸クラブでスエーデン刺繍なるものを知った。
生地の上に刺繍糸で幾何学模様のような形を作っていくものである。
糸の色の組み合わせによって、とても美しいものが生まれた。


590_2.jpg


スカンジナビア半島の文化、主にモノづくりのセンスであるが、
これは出会った当初は物珍しく新鮮であった。


590_3.jpg



「麦わら」というと
子供時代、農家の友達の家の納屋に入って
思い切り、わらの上で転がって遊びました。そうして
セーターやズボンが「わらだらけ」になったのを覚えています。
とても明るくて懐かしい思い出です。
ヒンメリというと、異国的な響きがありますが
その麦わらが幾何学的オーナメントに姿を変えた時
何かとても近しいものを感じます。
ヒンメリの語源は、スウェーデン語のヒンメル(himmel 天)だそうです。

ヒンメルと太陽 太陽とヒンメリ
みなつながって 明るい空に麦わらの家


community : 写真 : ひとりごとのようなもの
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