最後に「あぁ、面白かった」って言いたいから

何回かの人生のステージを経て、いよいよ最後のステージがやってきました。 人生100年時代、どんなふうに最後の物語を作っていこうか。 このブログでは、最後に「あぁ、面白かった、ありがとう」と言えることを目指してシニア女性シングルライフを送る日々を記していきます。

🪷マレーシア子育て支援滞在記 2025㉜

Day31(9月22日 月曜日)「さようなら、マレーシア」そして「ただいま」日本、私の街。

 

昨夜は「眠れないかも」と心配していたのに、意外にもすぐに眠りにつくことができました。
前日のうちに準備はほとんど済ませていたので、朝もスムーズ。

あとは、Grabがちゃんと来てくれるかどうか――それだけが心配でしたが、息子の言葉どおり、すぐに見つかりました。
昼間より多少時間はかかりましたが、無事に乗車。


■早朝の出発

マレーシアは夜明けが遅いし、4時前ですからまだ真っ暗。
運転手は中国系の方(たぶん、名前から)。
少し会話を試みたものの、私の英語がたどたどしく、
相手もあまり得意ではなさそうで、会話は続きませんでした。

車窓から見える夜のマレーシア。
ライトの滲む高速道路の風景を眺めながら、心の中でつぶやきました。

「さようなら。お世話になりました。ありがとう、マレーシア。」

少しセンチメンタルになりましたが、まだ長い旅路の途中です。


■空港にて

たつきながらも、なんとか搭乗ゲートまで到着。
残った現金でコーヒーショップに入り、朝の一杯を。
息子からLINEが届きました。
「無事Grabに乗れたようだね。」
「は~い。今、コーヒーをゆっくりいただいてます。」
そんな他愛もないやりとりが、心をほっとさせてくれました。

搭乗ゲートが開いたと思ったら、そこで再び荷物チェック。
少し驚きながらも、中待合で静かに搭乗を待ちました。

ANAの成田行き。
もっと日本人が多いかと思いましたが、意外にそうでもなく、それでもどこか「日本に帰る」という安心感がありました。


■帰りの空の上

行きは羽田、帰りは成田。
本当は羽田が良かったのですが、夜着だと新幹線の最終に間に合わない。
1泊すると手荷物も多くなるので、その日のうちに自分の家に戻れる成田便を選びました。

座席は窓際。
6時間半のフライト、トイレに立つのは一度で十分。
そしてまたしてもラッキーなことに、隣は空席でした。
この“ゆとり”がどれほどありがたいことか。

行きの飛行機はわくわく。帰りの飛行機は、たいてい爆睡。
でも今回は、窓の外の景色をしっかり楽しみました。
お嫁さんや子どもたちからもらったお手紙を読みながら、胸の奥がじんわりと温かくなり、孫の「ばぁばは外を見るのが好きだね~」という言葉を思い出しました。

↑さようなら、マレーシア。ヤシの木いっぱいです。

↑窓際席サイコー!

↑ただいま、日本!田園風景が美しい。癒される!

 


■帰国、そして「私の街」へ

日本に到着してからも、まだ道のりは長く――
成田エクスプレス、新幹線、普通電車。
長い一日でしたが、無事に帰宅。

 

驚いたのは、日本がすっかり涼しくなっていたこと。
最寄り駅や飲食店の工事の風景に、
「たった1か月なのに、こんなに変わるんだ」と浦島太郎の気分に。

 

それでも、自分の街に戻ってきたという安心感で胸がいっぱいになりました。
この町は私の町。
そして――自分のベッド。自分の布団。
こんなに気持ちのいいものだったなんて。

 


夜、布団に身を沈めながら思いました。

「この一か月、私の人生を楽しく、豊かにしてくれてありがとう。」

静かに、穏やかに、マレーシアの夢を見ながら眠りにつきました。

 

🌾気づき・まとめ

・「帰る場所がある」という幸せを、久しぶりに実感した。
・旅の終わりは、別れではなく“自分へのただいま”。
・人生のどの季節も、丁寧に味わえば宝物になる。
・そして――「行ってよかった」と心から言えることが、何よりの報酬。

 

 

🌺【目次】作りました。⇩ 

kingyonome08.hatenablog.com

 

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Day30(9月21日 日曜日)旅立ちの前の夜

22日の朝7時半の飛行機に乗るためには、
2〜3時間前には空港に着いていなければなりません。
ここから空港までは約1時間。
つまり、朝3時半から4時の間には出発――そういう計算になります。

「7時半発」というのは、こういうことなのですね。
今回、初めて自分でチケットを取ったのですが、まさかこんなに早い時間になるとは。
初めての経験には、こういう“想定外”がつきものです。

 


■出発準備

空港へはGrabで行くことにしました。
息子に頼むにはあまりにも早朝すぎます。
仕事に育児にと、疲れも溜まっているでしょう。

アプリを見てみると、予約もできるようでした。
ただ息子曰く、「むしろ予約の方が危険。
その時間に直接呼んだ方が確実」とのこと。

朝の時間帯でも少し余裕をもって呼べば大丈夫、とのアドバイスに従うことにしました。
あとは私が、部屋をきちんと片づけ、空っぽにして出られるように整えるだけです。

 


■片づけの日

朝から片づけに取りかかりました。
1か月の滞在とはいえ、部屋のあちこちに物が広がっています。

「息子たちに託すもの」「捨てるもの」「持ち帰るもの」に分け、
さらに「預け入れ荷物」「手荷物」に仕分け。
最後に軽く掃除をして、部屋の空気を整えました。

マレーシアでは日本のような複雑なゴミ出しルールがなく、
いつでも各階のゴミ置き場に出せるのが便利。
ペットボトルの水も、うまく計算してほとんど使い切れました。
出発前に食べるつもりで残していたパンも、予定どおり一つだけ。
自分でも感心するほど計画的に進められました。

 

↓こちらにいる間、ハマったAstroドラマもう一度見ながら。名残惜しい。

↑"His Treasure"、最初は愛の不時着マレーシア版かと思った。

 

↑"MANDUL BUKAN PILIHAN"「不妊は選択ではない」

考えさせられる内容だった。(上の写真はネットからいただきました。)

途中で日本のチョコレート「アルフォート」に喜ぶ場面もありました。

 

どちらのドラマも凄くアジアっぽいと思った。ストーリーもだけれど仕草や表情、感性など。文化の違いは多少あるものの同じアジア人なんだという想いを強くしました。

 


■お嫁さんの食卓へ

夜は、お嫁さんが「うちで一緒にどうぞ」と誘ってくれました。
ホットクックで作ったトマトベースの煮込み料理。
野菜もお肉もとろとろで、子どもたちにも食べやすい。

なるほどなぁ、と感心しながらいただきました。
家庭ごとに使う道具や調理法が違うと、同じ料理でも味わいが変わる――まさに“暮らしの文化”だと感じました。

 


■子どもたちとの時間

食後は、子どもたちと遊びました。
紙粘土の作品を見せてもらい、おもちゃ部屋でお気に入りをひとつずつ説明してもらう時間。

プラレールのようなおもちゃは今も健在ですが、タッチすると画面が変わったり、音声が出たり。
おもちゃもどんどんIT化しています。

小さい頃からこうした世界に触れる子どもたちは、大人になったらどんな未来に生きるのだろう――
そんなことを思いながら、笑顔で遊びました。

「どんな時代になっても、幸せに生きていける力を持ってほしい。」
それが、この夜の一番の願いです。

最後に子どもたちを抱きしめてハグ。
翌朝は早いので、ここでお別れしました。

さあ、日本に帰って自宅に着いたとき、
この長い滞在が本当に終わります。
最後まで気を抜かず、頑張ります。


🌾気づき・まとめ

・旅の終わりは、心の整理の時間でもある。
・“きちんと終わらせる”ことが、次を気持ちよく始める力になる。
・家族の違いも文化の違いも、暮らしの中で感じることが一番深い学び。
・別れの瞬間にこそ、感謝と祈りが自然に生まれる。

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Day29(9月20日 土曜日)冷蔵庫一掃メニューと、昭和の感覚

22日は早朝にここを発つ予定。
明日21日は朝から片づけに入り、早めの夕食をとって早く寝ることになります。
ということで、夕食作りは今日が最後
冷蔵庫の中身をきれいに使い切る日です。

 


■冷蔵庫一掃メニュー

冷凍庫に残っていた鶏肉と鮭、ジャガイモ、人参、キャベツ、きゅうりを使って、
焼き鮭・鶏の肉じゃが・浅漬け、というシンプルな献立にしました。

↑鶏の肉じゃが、作っております!蓋がないので、その代わりにアルミホイルをかぶせます。

 

私は三世代同居で育った昭和の人間のせいか、「買えばいい」「残っても仕方ない」「いらなければ捨てる」
――そういう考え方がなかなかできません。

どうしても「もったいない」が先に立ってしまいます。
今回の滞在でもその性分を再確認しました。

あれがあれば、これがあれば……と思うこともあるけれど、それよりも「あるものをきちんと使い切る」が大事。
道具も同じで、多少不自由でも工夫して使えばいい。

何かを買えばお金もエネルギーもかかるし、日本に持ち帰っても荷物が増えてストレスになります。
もちろん息子夫婦に置いていけばいいものもありますが、
中途半端に渡しても困らせてしまうこともある――それも経験から学んでいます。

 


■“誰かのために”の食卓

ここ数日は、自分の朝昼ごはんも考えながら、冷蔵庫の中を見て献立を組み立ててきました。

久しぶりに「誰かのために」食事を作る時間。
短い期間でしたが、いろいろ感じることがありました。

ほんの数日だけの“お手伝い”でしたが、
この経験で自分の器が少し広がったように思います。(ちょっと大げさですが)
頭もそこそこ使ったので、還暦過ぎの脳も少しは活性化したかもしれません。

正直言うと、1か月の滞在で疲れも溜まってきました。
このあたりがちょうど潮時なのかもしれません。

 


🌾気づき・まとめ

・「もったいない」は、ただの習慣ではなく、“感謝の形”でもある。
・あるもので工夫する知恵は、どこに行っても通用する。
・“誰かのために”手を動かすことが、心と頭のエネルギーになる。
・そして、自分で決めた終わりに納得できるのも、成熟した大人の強さ。

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Day28(9月19日 金曜日)異国の“いつもの午後”

昼ごろ、お嫁さんと孫たちと一緒に、デリバリーの受け取りへ。
ぶらぶら歩きながら行くのはとても楽しくて、
散歩そのものが小さなご褒美のように感じられました。

食品を冷蔵庫へ入れてから、コンドミニアム内の公園へ。
大きなシャボン玉を作ったり、ボールを投げたり蹴ったり、
小さな雑草の花を集めてミニ花束を作ったり。

途中で他のお母さんとお友達が来て、砂場でアリのおうちを作りました。
パパが新生児を見ていてくれるので、ママにとっても久しぶりの公園時間。
ママが一緒だと、子どもたちも少し甘えん坊になります。
わがまま言って怒られ、ちょっとふくれて見せるのも、うれしいサインです。




■ママたちの話に耳を傾けて

私はママ同士の会話をそっと聞きながら、とても興味深く感じました。
どうやらここの暮らしで一番の悩みは“虫問題”。
その中でも特にG。

「部屋の小さなすき間を全部塞いだ」とか、
「管理事務所も薬を撒いているけれど、配管で繋がっているから難しい」とか、
リアルな対策が飛び交います。

中には「クーラーの吹き出し口から顔を出してた!」なんて話も。
小さい個体が床でよく死んでいるとか……。
聞きながら、思わず肩がすくみました。

ヤモリは夜になると玄関の壁などにくっついていて、
「家を守る」と言われているらしく、むしろ縁起がいい存在。
けれど、壁に付いたフンを子どもが見つけて触ってしまうのが困るのだとか。
(子どもって、そういう細かいところによく気づくんですよね。)


■南国ならではの光景

お友達とそのママは管理の人がコンドミニアム内のヤシの実を切って、
その場で飲もうとしていた場面にも遭遇したのだそうです。

水分補給にとても優れた飲み物だということで、
「飲む?」とすすめられて一口飲んでみたら意外とさっぱりしていて悪くなかったと話していました。
あまりにも自然体で、思わず笑ってしまいました。

そういえば以前、長女に「黒いカタツムリを見つけた」と言ったら、
「それ、ドクマイマイだから触っちゃダメ!」と注意されたことも。
外国で小さな子どもと暮らすというのは、
こうした“身近な危険”とのつきあい方にも気をつかうということなんですね。

↑ドクマイマイアフリカマイマイとも言うらしい。画像はネットからいただきました。私の見たのは小さいものでしたが、巨大になるのだそうです。





■今日の夕食

今日のメニューは、デリバリーで購入した鮭のみりん漬け焼き、
茄子の煮物、小松菜(のような青菜)ときのこの昆布茶炒め。
さらに冷蔵庫に残っていたサツマイモもソテーして持って行きました。

↑部屋には大きめのフライパンが備えられていたので鮭は一度に焼くことごできました。

 

茄子の煮物は息子の好物でとても喜んでいたようです。良かった。

夕食を用意できるのは、明日が最後になりそうです。
“残り物メニュー”を工夫しています。

 


🌾気づき・まとめ

・「異国の暮らし」は特別ではなく、“日常の延長線”にある。
・小さな生き物たちも、この土地の暮らしの一部。
・どんな国でも、ママたちの話題は“生活”そのもの。そこに温かさがある。

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Day27(9月18日 木曜日)何もしない時間の贅沢

 

マレーシアを発つのは22日早朝。
出国まで、あとわずかになりました。

幼稚園は一週間お休み。


朝は、ここで過ごせる時間を惜しむように、コンドミニアムの敷地内をゆっくり散歩しました。


 ↑コンドミニアム内のプール


部屋に戻ってからは、広いダブルベッドの上で瞑想とストレッチ。
音楽を聴きながら窓の外の景色を眺めて、静かに呼吸を整えました。

マレーシアの朝は日本よりずっと涼しくてとても気持ちがいいのです。

 

寝室の窓からは道を走っている人たちが見えます。

毎朝起きてカーテンを開けると、彼らはまだ暗い時間から(日の出が遅いので)身体にぴかぴか光るものを身に着けて走っていました。それを見ると私も今日一日頑張ろうと思えたものです。

 

休日はランナー仲間?たちが集まって楽しんでいるようです。木の陰になっていますが、分かりますか?
ヒジャブは走る時でも外さないようです。

 ↓

 

…特別なことをしない――そのこと自体が、いまはとても貴重で、心から味わいたい時間です。
子育て支援に来ているのに呑気ね」と言われそうですが、
この穏やかな時間こそが、私にとってのエネルギーの充電なのかもしれません。


■日常の家事、食事作り

明日のデリバリーを最後に申し込み、今日の家族のための夕食を準備しました。

メニューは、卵焼き・肉野菜炒め(バター醤油味)・トマトと玉ねぎのサラダ。

玉ねぎの辛味が少し残ってしまったかな、と反省。
小さな子ども向けの食事を作るのはもう何十年ぶりなので、細やかさに欠けるところもあります。

調味料も十分に揃わず、味がいまひとつ決まらないのが少しストレス。
でも、「できることを、できる範囲で」――そう思えば、気持ちも軽くなります。


■家族の時間の中で

息子の会社は今週お休み。
子どもたちは部屋にいても、家にもう一つ大人の手があるというだけで、
きっとあちらも少しはラクになっているのでしょう。

離れていても、周りの空気が穏やかに流れていると感じられるだけで、
こちらの心までゆるんでいくようです。


🌾気づき・まとめ

・「何もしない時間」にこそ、旅の終盤の静かな豊かさが宿る。
・完璧でなくても、誰かの暮らしを少し支えられることが嬉しい。
・穏やかさは“自分の内側”からも、そして“周りが穏やかである”という安心からも生まれる。

🪷マレーシア子育て支援滞在記 2025㉗

Day26(9月17日 水曜日)小さな回復と、優しい言葉

朝、お嫁さんからLINEが届きました。
「インフルエンザが流行っているので、今週いっぱいは幼稚園を休ませる」とのこと。

昨夜はいろいろありましたが、ここは大人の対応で、深呼吸をひとつ。

「今日は買い物に行く日なので、もし必要なものがあれば買ってきますね。
夕食は、あと数日だけですが私の方で簡単なものを用意します。
ただ、22日の早朝にこちらを出発しますので、21日の夜は難しいかもしれません。よろしくね。」

そんな風に返しました。


■スーパーでのひとこま

頼まれたものも含め、今回もまた大量の買い物。
スーパーのレジで初めて日本語で「ありがとうございました」と言われました。

数回顔を合わせたせいか、「又あの沢山買う日本人のおばさんだ」と、思い切って言ってくれたのかもしれません。
ふっと心があたたかくなりました。

↑ マーレシアで人気の炭酸飲料。

 スポーツドリンクです。水とこの100PLUSはどこへ行っても売ってます。
 暑いところなので水分補給にぴったり。

 


■いつものおばさんのお店へ

最後に卵を買いに、いつもの卵のおばさんの店へ立ち寄りました。

「今日がここへ来る最後の日なの。もう日本に帰るのよ。」
「そうなのね……で、日本でも日本の食事作るのね。やっぱり高いの?」
「日本ではそうでもないわよ。」

そんな、何でもないようなやりとり。
でもこの場所は、マレーシア生活の中で唯一ほっとできる空間でした。

異国で、ヒジャブをかぶった現地の人と、こんなふうに肩の力を抜いて話せたことが嬉しかった。
買う人と売る人という境界を越えて、“生活する者同士”として言葉を交わせた気がします。

I will miss you.
おばさん、ありがとう。


■この日の夕食

この日のメニューは、ウインナーと鶏肉入りのポトフ、そしてサバ焼き、きゅうりの甘酢漬け。
子どもが食べやすいように具材を小さく切りました。

↑ポトフには以前購入したコンソメキューブを使いました。マレーシアはみんな英語を話せるのに、こういう説明はほぼマレー語です。

 

冷凍サバを“塩サバ”だと思って買ったら普通の鯖でしたが、魚好きの息子家族には好評。
それだけで心が軽くなりました。

 


🌾気づき・まとめ

・「ありがとう」と言われることの温かさは、言葉の意味を超えて心に届く。
・“日常の中の小さな優しさ”が、傷んだ心をそっと修復してくれる。
・別れの予感の中にも、穏やかさを見いだせる――それも旅の終わりの一部。

🪷マレーシア子育て支援滞在記 2025㉖

Day25(9月16日 火曜日)すれ違いと、ひとつの修復

昨日の月曜日は土曜参観の代休、そして今日はマレーシアデーで再びお休み。
幼稚園の送り迎えもなく、昨日のマスジッド・ジャメの余韻がまだ残る静かな朝。
そんな中、お嫁さんからLINEが届きました。

昨日お土産に渡した「なまこ石鹸」へのお礼と、今日のお出かけのお誘い。

↑なまこ石鹸にはこんなにかわいいカードがついてました。

 

とはいえお嫁さんは新生児がいるので留守番で、私と息子、そして孫たちで行ってはどうか、という内容でした。

お嫁さんを置いて行くのは少し心苦しかったけれど、「授乳もあるから」との言葉に背中を押され、「もちろん!」と返事。
こうしてまた、孫たちとの思い出がひとつ増えることになりました。


■モールでの一日

出かけたのは初めてのモール。
本当にマレーシアはモールが多い国です。まず向かったのはゲームセンター。

孫たちは今ポケモンに夢中で、そのゲームがある場所を選んだとのこと。
中には日本のSEGA任天堂タイトーなどのゲーム機がずらり。
中には硬貨のスロットが“円”表示のまま残っている機械もあり、思わず笑ってしまいました。

孫たちは家から持ってきたゲーム用カードを使い、慣れた手つきで楽しんでいました。
私もつい、ハンドルを握って冒険するタイプのゲームに挑戦。
子供心を取り戻すようなひとときでした。

昼食はイタリアンレストランで。
その後は子供の室内遊び場へ。ここでは手首に入場バンドを巻いてもらい、中に入るとまさに“子供の楽園”でした。

マレーシアは暑い国なのでこういう室内遊び場が充実しているのだとか。


トランポリン、チューブの中をくぐる障害物、無数のボールの海――さらにブロックでじっくり遊べるスペースもあり、子どもたちは目を輝かせていました。

 

私も一緒に飛んだり投げたりして、年を忘れてはしゃぎました。
が、しばらくして体が悲鳴を上げ、「ああ、やっぱり年には勝てない」と苦笑。
でも、この疲れは幸せな疲れです。


■夕方のすれ違い

帰宅後、ひと息ついていると息子からLINE。
「夕食、お願いできない?」

えっ、そうなの?と思いつつ、冷蔵庫には材料が揃っていたので、
「何でもいいならOKですよ」と返しました。

すると続けて、
「前に“いっぱいいっぱいだから食事をお願いしたい”と言って引き受けてもらったのに、そちらから“今日作ろうか?”と声をかけてほしかった」
「それくらい配慮してほしい」
という返信が。

思わず絶句。

実は私のほうも、長女が涙ぐんだあの日以来、食事の提案をしても断られたため、
「もう作らないほうがいいのか」と思っていたのです。
否定されたようで寂しかった。

それなのに、「タッパーで持ってきても良かったじゃないか。もう今日はいいです、こちらで用意し始めてしまったので」と追い打ちが。

ついに私も感情があふれてしまい、電話をかけてしまいました。

「こっちもがっかりした。断られてテストに落ちた気分だった。必要ならその時に言ってくれればいいのに。“察してほしい”なんて無理よ、私はエスパーじゃないんだから!」

言葉が少しきつくなってしまいましたが、もう止められませんでした。


■それでも「ごはん」はつなぐ

結局、すでに鶏肉を解凍してしまっていたので、鶏の照り焼きと付け合わせ野菜をささっと作って、タッパに詰めて持って行きました。

玄関で出てきたお嫁さんが、「すみません、私が話したのと違うことを送ってしまっていて……」と。

「もういいの。なかったことにしよう。明日からまた作るから、気にしないで。」
そう言って部屋に戻りました。

マレーシア滞在も残り1週間。
この日は、少し傷つきながらも「家族の中で起こるすれ違いもまた、共に生きることの一部なのだ」と感じた一日になりました。


🌾気づき・まとめ

・「察してほしい」と「伝える」は紙一重
 特に家族の間では、その一線を踏み越える勇気が大切。

・言葉のすれ違いの裏には、誰もが「自分の頑張りを分かってほしい」という願いがある。
 それを思えば、怒りも少しやわらぐ。

・そして、結局「ごはん」は関係をつなぐ。
 食べ物を介して心がほどけていく――マレーシアでも、日本でも同じ。

※この日のことは、少し時間がたってから書きました。
あの時はただ複雑な気持ちでいっぱいでしたが、今は少し落ち着いて振り返れています。